杉本家住宅は、京都市下京区の綾小路通に面する、京都を代表する大規模な町家です。杉本家は呉服商「奈良屋」を営み、現在の場所には江戸時代の明和元年(1764)に屋敷を構えました。元治元年(1864)の「どんどん焼け」で焼失しましたが、主屋は明治3年(1870)に再建されました。表通りに店舗、奥に居室を配置する「表屋造り」が特徴で、京格子や出格子、虫籠窓など、伝統的な京町家の意匠がよく残されています。江戸期の土蔵や茶室、庭園も保存され、2010年に国の重要文化財、2011年には庭園が国の名勝に指定され