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こんにちはいつもお読みくださりありがとうございます↑晴明・博雅と目があうようでドキリする素敵絵文春文庫妖異幻怪陰陽師・安倍晴明トリビュートイラスト:紗久楽さわデザイン:野中深雪読了しました新作映画【陰陽師0】を観に行く前に気持ちを盛り上げていこうと読みはじめた一冊夢枕獏の【陰陽師】シリーズをベースに陰陽師を題材にした時代小説アンソロジー参加作家たち↓夢枕獏、蜂谷めぐみ、谷津矢車、上田早夕里、武川佑解説:細谷正充🌸夢枕獏先生の【陰陽師】は好きなシリーズで文庫
―播磨国妖綺譚―また、「陰陽師」が注目されています。陰陽師?と言われると、思わず夢枕獏先生の『陰陽師』が想起されますが、わたしのおすすめの1冊は『播磨国妖綺譚』(上田早夕里著:文藝春秋)です。Amazon.co.jp:播磨国妖綺譚:上田早夕里:本まあ夢枕獏先生も含めた『妖異幻怪』という、陰陽師が出てくる小説群から見つけたのですが。表紙はおどろおどろしいですが、この鬼は、もとあの安倍晴明のライバルだった蘆屋道満の式神(家来のような存在)
日曜日は「上田早夕里×大矢博子トークショー(椙山文化フェスティバル)」にオンライン参加しました。これは愛知県にある椙山女学園大学さんの主催のものです。なんと無料でした。厚くお礼申し上げるとともに、ここに少し宣伝させていただきます。何度か開催されてあるのはチェックして、存じていても、今まで日にちが合わなくて参加できていませんでした。今回、Peatixからの情報をゲットして、無事に参加できました。上田早夕里さんは、兵庫県神戸市出身で、僕が大好きなSF作家系の小説家です。何冊も本を持
直木賞の候補作品になってますね。この本に関しては芥川賞の候補でも良いのでは?と思う両面にまたがるような作品でした。もともと宮内悠介さんの作品はこれまでも楽しんできて、むしろ直木賞をこれでというなら、過去のあの作品がいいのでは…と感じながら読んでました。けっして今回の作品が不足ということでは全然なくて、純粋に著者の作品ってSFだったりエンタメだったり、歴史小説だったり、縦横無尽かつ日本から離れた視座で書かれてるので、どれもガツンと作品のテーマや奥深さを読み取れる。だからどうしても自分の抱え
「殺人バチ」の忍び寄る恐怖。私たちに残された時間はあと僅かしか、ない。日本各地で猛威を振るう未知種のアゲート蜂。人間に寄生し、羽化する際に命を奪うことで人々に恐れられていた。瀬戸内海の小島でもアゲート蜂が発見され、病院で働く事務長の暁生は、娘・陽菜の体内にこの寄生蜂の幼虫が棲息していることを知る。幼虫を確実に殺す薬はない。未認可の新薬を扱っている本土の病院を教えられた暁生は、娘とともに新薬を求めて島を出ようとするが、目の前に大きな壁が立ちはだかる……。暁
2023年5月に読んだ本です。次回の部活で返却する本(★印)は持って行きます。その他の本は読みたいと思ったらLINEでリクエストください。予約も可能です!★菓子フェスの庭上田早夕里神戸にあるフランス菓子店“ロワゾ・ドール”に、西富百貨店の武藤という男性が訪れた。西宮ガーデンズで行う「お菓子のフェスティバル」に参加して欲しいという。中堅パティシエの夏織は、その新作づくりに抜擢され日々奮闘していた。そんな折、密かに想いをよせていた先輩パティシエの恭也が、東京からひょっこり帰ってきて…。「
この話は未来の地球の物語である。舞台は海上。地球規模ですったもんだがあって、あと何十年かしたらプルームの冬が始まり、海洋上はすべて凍結、海上で生活している人類はおよそ絶滅するしかないという世界だ。上田早夕里著の「獣たちの海」。シリーズとしては「魚舟・獣舟」「華竜の宮」「深紅の碑文」他と何冊も出ているらしい。人間は絶滅寸前である。何とか生き延びる為に科学や化学の力を借りて、新しい人類を産み出したらしい。いずれこのままでは滅びると承知している人類の、そりゃあもう見事なまでの悪あ
2023年3月に読んだ本です。次回の部活で返却する本(★印)は持って行きます。その他の本は読みたいと思ったらLINEでリクエストください。予約も可能です!神様の裏の顔藤崎翔神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。...のだが、参列者たちが「神様」を偲ぶ中、とんでもない疑惑が。実は坪井は、凶悪な犯罪者だったのではないか...。坪井の美しい娘、後輩教師、教え子のアラフォー男性と今時ギャル、ご近所の主婦とお笑い芸人。二転三転する彼らの推理は?
集まる#架空書店230303⑤💡上海灯蛾上田早夕里上海灯蛾[上田早夕里]楽天市場2,200円#予約受付中#新刊#読書好きな人と繋がりたい#本#予約#読書垢#架空書店の本棚#230323on#上海灯蛾#上田早夕里#双葉社【架空書店本店】https://kakuushoten.com/
週に何回洗濯する?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう今日は【衣類乾燥機の日】だそうです。週に何回洗濯する?4〜5回です。お仕事お休みでした。昨日受診につきあう予定だったので疲れるなーと思って2日続けてお休みいただいていました。が腰痛の療養日になってしまいました。とほー。動けないほどの痛みではないのが幸い。動くたびに「イテテ」「アテテ」と小さく言っております。はじめましての井上雅彦さん監修の本。岡田准一氏主演映画『来る』の原作本『ほぎわんが
管長さんがはじめられた第一、第三、第五日曜日の坐禅会で最初にとりあげられたのは、臨済禅師の師である黄檗禅師が残された語録「伝心法要」その中で以心伝心という言葉を実際に目にして、この言葉が唐代の中国から日本に伝わり今に残っているという事実にいたく感動したんだなぁ、、閑話休題歌詞にある"7つのボタン"とは軍服のこと、7つのボタンを外す、そんな時代が早くくればいい、、とこの曲を聴きながらウクライナ戦争のことを思うたとえその場で、どれほど乱暴な、
題名:獣たちの海ASIN:B09RZLZ9BV著者:上田早夕里出版社:ハヤカワ文庫JAメモ:オーシャン・クロニクル・シリーズと呼ばれる世界観の中で書かれた四つの短編を集めたもの最初に発表された「魚舟・戦舟」という短編が結構、インパクト強く、以来、このシリーズを読んでいるが、基本は、現在よりも、海面が200m以上上昇している世界で遺伝子改変された海上民と呼ばれる人類と改変されていない陸上民との確執のお話だが、「大異変」と呼ばれる、地球規模の異変が数年~数十年
上田早夕里さんのオーシャンクロニクル・シリーズの短編集の表題作『リリエンタールの末裔』📙めちゃくちゃ感動した!高地に住む背中に鳥の足のような第二の腕のような翼、鉤腕(こうわん)を持つ種族の少年のチャムのお話。子供の時はその翼を使って少しだけ飛べる能力を持つが、12歳になる頃にはその能力も失くなってしまう。チャムは翔ぶことを諦めたくなく、海上都市で超高額なハングライダーを手に入れるために必死で何年も働く。でも高地からの出稼ぎには酷い差別をする人間達がいて、チャムは死にそうな程ひどい目に合
※※この本を読んで一言※※高い科学的知見、美しい状況表現力、人間の心の表現のどれも素晴らしいと思えます。そして人間の科学技術が進歩して、宇宙に進出したり人工知能と人間が会話をするような時代が来ても、人間の本質というのは変わらないんだろうな~と思わせてくれる作品です。※※※※※※※※※※※※※※※上田早夕里さんの作品を読むのは初めてです。そもそもなぜこの本を購入したのか全く覚えていないです(汗)。多分、他の方のレビューを読んで読んでみたくなったか、インターネットで検索して面
上田早夕里さんの短編集『魚舟・獣舟』📕2つ目の短編『くさびらの道』を読み終わったんだけど、もう内容が衝撃的過ぎ💦13年前の本だけど、少し今のコロナを思わせる感染症の話。寄生茸に体を食い尽くされる奇病が日本全土を覆おうとしていて、寄生された生物はただ死ぬだけではなく、茸の毒素で見る者によっては幽霊となり、立入禁止区域に地縛霊のように出現し、区域に立ち入る者を誘って増殖しようとする戦慄のストーリー。もう読むのが苦しくて悲しくて泣いてしまうような物凄い内容でした😱そしてラストの200ページ近
「一度でもこの都市で飛べるならいい。後悔はしない」四編からなる中編集、「華竜の宮」のスピンオフ、近未来にはありえそうなテクノロジーと人間との関係、そして、王道のSF多分、文章の末尾の処理の仕方だと思うけど、それがリズムを感じさせる要因かな、僕にはそれが心地よい文章に感じられ✨末尾てにおはは大事リリエンタールの末裔/上田早夕里オーシャンクロニクルシリーズの次なる長編をはやく読みたいなぁ
舞台は25世紀―。スーパーコンピューターがはじき出したのは、地球表面のほぼ全てが凍結するレベルの大変動―。「華竜の宮下」上田早夕里著ハヤカワ文庫(446頁)(前回の続きです)この先100年くらいの間に、汎ア地域の陸地(現在の中国内陸部です)から大量のマグマが噴出する。その火山灰は、太陽光を遮断し、深刻な気温低下をもたらす。この”プルームの冬”と名付けられた厄災は、どの位続くのかもわかりません。確実なのは、海面上昇によって陸地の大を失っている人類は
地球規模の変動で海面が260㍍上昇した未来―。「華竜の宮上」上田早夕里著ハヤカワ文庫(398頁)地球を襲った大変動の様子を描いたプロローグの後―、(大変動については、前回のブログでやんわり書きました)25世紀の海上都市・エア01から物語はスタートします。※主人公・青澄誠司(アオズミ・セイジ)は、外交官をしています。ある晩、急報を受け、港湾ブロックで”獣舟(ケモノブネ)"という怪物と対峙しました。―獣舟とは、“魚舟(ウオブネ)”という巨大生物
ディストピア海洋SF小説シリーズ‥‥‥‥でした(笑)。「獣たちの海」上田早夕里著ハヤカワ文庫(250頁)たぶん、昨日7月12日より、3年目に入りました当ブログ―。第1回目は、上田早夕里先生の『薫香のカナピウム』でした。これが2年前でございます。そして1年前は、同じく上田早夕里先生の『夢見る葦笛』―。1日ずれましたが、3年目の今回はコチラでいこうと、ずっと決めておりました。‥‥‥よく中身も見ずに―。実は本作、上田早夕里先生が、最初に日本
上田さんの、オーシャンクロニクルシリーズ最新刊。4つの短編集。獣たちの海(ハヤカワ文庫JA)[上田早夕里]楽天市場880円内容紹介(「BOOK」データベースより)陸地の大半が水没した25世紀。生物船“魚舟”を駆る海上民と陸上政府は、海上都市への移住権をめぐり対立していた。一触即発の危機迫るなか海上都市の保安員と海上民の長の交歓を描く中篇「カレイドスコープ・キッス」、己の生まれた船団を探し続ける“魚舟”の心身の変容を追う表題作ほか、海に暮らすものたちの美しくも激しい生きざ
これで完結。妖怪探偵・百目(3)百鬼の楽師(光文社文庫)[上田早夕里]楽天市場704円内容紹介(「BOOK」データベースより)いまや真朱の街は、妖怪“濁”が持つ無数の腕によって完全に包囲されていた。人々の憎悪を糧に強大化し続ける“濁”。県警の忌島らの奮闘もむなしく、力の弱い妖怪や人間たちが次々とその餌食にされていった。拝み屋・播磨遼太郎と百目ら妖怪たちは、ついに手を結び、最強最悪の敵に立ち向かってゆくー。凄絶な最終決戦の結末は!?人気シリーズ待望の完結編!
思いのほかおもしろかったので、早々に2巻。妖怪探偵・百目(2)廃墟を満たす禍(光文社文庫)[上田早夕里]楽天市場748円内容紹介(「BOOK」データベースより)牛鬼と死闘を演じ、かまいたちの風鎌を土に還した男。拝み屋・播磨遼太郎は、真朱の街の妖改たちにとって最も警戒すべき敵だ。百目と助手の邦雄は、その謎に包まれた過去を探ってゆくのだが…。一方、県警妖怪対策課の忌島は、播磨から想像を絶する話を明かされる。人間のみでなく妖怪をも食う恐るべき妖怪“濁”を倒すための計画とは?人気
新作です。でもってシリーズものなのですけど、未読でも問題ありません。私もこの作品から入門です^^上田さんの作品は、圧倒的にSFの有名作家さんなのに、ショコラティエシリーズや、播磨国の室町幻想小説など、SF以外で楽しんできました。ほんと面白かった。ですが今回のこちらの発売された文庫本が面白いと聞いて、さらにはシリーズものだけど入門にもいいよと聞いて読み始めることに。中作4篇なので、飽きることなく読み終えられます。あと設定がいまいちわからない人用に後ろに用語集も!でも読んでいたらす
ずいぶん前からストックしてあったんだけど、やっと読んだ。上田さんの短編集に収録されてた、この1巻の前の話を読んだのはもうだいぶ前で、いろいろ忘れてるはず…と思ったけど、意外と覚えていてすんなり読めた。妖怪探偵・百目(1)朱塗の街(光文社文庫)[上田早夕里]楽天市場660円内容紹介(「BOOK」データベースより)絶世の美女にして全身に百の眼を持つ妖怪・百目。彼女の探偵事務所は、妖怪と人間が共存する“真朱の街”にある。請け負う事件は、すべて妖怪がらみ。依頼人は、報酬を自分の
上田早夕里さんの『獣たちの海』読了📕陸地の大半が水没した25世紀のSF、オーシャンクロニクル。3つの短編、1つの中編で構成されています。短編1つ目『迷舟(まよいぶね)』まず、ビックリするのが、海上民とは〈大異変〉がやってきても耐えられるようにと陸上民に作られた生物で、この世界では男でも女でも子供を産むことができ、人間と対になった〈魚舟(うおぶね)〉と人間を双子で産むことができると言う驚愕の設定💦〈魚舟〉は名のとおり、魚と舟の間のような生物なんだけど、人間が中に乗り込み、舟のように泳ぐ生
すっかり春めいてまいりまして、私の住む地域も、昨日の陽気で一気に桜の開花が進みました。(季節感ガン無視で桃がなっているのはご愛敬です)※※※※そんなこんなで、今回数えた本棚は以下の通りでございます。上橋菜穂子26冊、酒見賢一先生20冊、倉知淳先生7冊、それから星新一先生と他のショートショート作品が計38冊。やっぱり、この中で一番印象に残っているのは酒見賢一先生の『後宮小説』でございます。第一回ファンタジーノベル大賞受賞作!そのあまりの完成
待望のオーシャンクロニクルシリーズです。待ってたー!!しかも書き下ろし文庫本。文庫派のわたしは嬉しい。オーシャンクロニクルシリーズはいろんな版形で出版されていて、ばらっばらだけどどうしても我慢できなくて新刊がでたら買ってしまう。でも、ほんとは文庫本がいいの。軽いし、場所とらないし、読みやすいから。今回は短編と中編。巻末に作品リストと用語解説があってありがたいけど、シリーズ未読でいきなりこの本を読んでもわからないんじゃあないかな。用語解説だけでは魚舟とかルーシィとか
上田早夕里さんの看板シリーズ「オーシャンクロニクル」の最新作。4つの中短篇が収められています。設定の説明があまりないので、興味を持ったら、ぜひこれまでの作品も読むことをお勧めします。「迷舟」朋を得られなかった海上民と迷舟との短い交流を描く、美しい短篇。「獣たちの海」獣舟の側から見た世界を描いた、魅力ある短篇。「老人と人魚」これまでの作品に登場している、あの人の最期を描く。人魚はルーシィです。感動の短篇。「カレイドスコープ・キッス」本書の3
この小説良かった!著者の上田さんはSFの世界では有名な方、近年では『破滅の王』が直木賞候補になってました。私と著者の本の出会いはまさかのスイーツ小説のこちらのシリーズでした。むしろSF小説ファンの方が驚くのはこっちだわみたいな。でもすごく面白かったんですよね。なので、たまたま新刊で見つけた今回の小説も、文章や作者の癖などはきっと好きなんじゃないかと思って手にしました。これまでSF小説は私は得意不得意があってなかなか手にしずらかったので、この妖綺譚についてはついていけるかなって。時代は
崩れゆく世界たちある日現れたイソギンチャクのような頭を持つ奇妙な人間。それはみるみる増殖していき、不思議な歌を広げ続ける。日常が静かに壊れていく表題作ほか人間の本質を問いかけていく短編集。夢みる葦笛(光文社文庫)Amazon(アマゾン)715円各30ページ程度の短編集ですが、どれも素晴らしい作品でした。表題作からすごい。西宮や心斎橋など馴染みのある地名の中で現れるイソギンチャクの頭をして人の体を持つ異形。これが街中で歌い出すというシュールな光景から、ほんの20ペ