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天を突き刺す古びた高射砲、そして遠景には擂鉢山。この荒涼とした島はかつての日米の激戦地。書名からして読後感の悪い本であることが予想される。あえて想像するに、何年も島にこもって抵抗を続けた男たちのはなしか。冬子の本を読むのは久しぶり。冬子の著作の特徴としては、主人公がいるのだが。やっぱり主人公がいた。和智恒蔵、元海軍大佐(だいさ)。和智は敵来襲が確実だった硫黄島に派遣されていたが、陣地構築、訓練に励むなか上官と対立、米軍上陸寸前に解任され本土に送還されてしまった。(★)以前紹介したこの本
こんばんは(^_^)今日のわたしのすきなもの♪は、本です。上坂冬子著「ときめき老後術~ひとり暮らしの骨董ざんまい」。表表紙の返しの所には、「素人なのに、いっぱしの骨董通を気取って綴りましたが、書きあげたら人生論になっていて、我ながらユニークすぎる人生観に呆れました。」とあります(*^-^*)この本は、数年前に母の為に図書館で借りたのですが、私も読んですっかり魅了されてしまった本です。上坂冬子さんが若い頃から少しずつ、その情熱で集めた骨董一つ一つが、そのエピソードととも
■8月6日の産経電子版のスクラップ20220806【産経抄】台湾有事に尖閣も掠め取る.pdfdrive.google.com20220806【朝晴れエッセー】引揚第一歩の地.pdfdrive.google.com20220806【ソウルからヨボセヨ】韓国宗教事情と日本人・黒田勝弘.pdfdrive.google.com20220806【田村秀男の経済正解】成長できなくなった中国.pdfdrive.google.com20220806【教科書が教えない拉致問題13・中
おー、ようやく見つけたぞ。順序を無視して手に入るものから読んでいるさっささんの自伝的小説だが、本書が俺にとっては最後の一冊。80年代以降の‘後藤田さん’関連の時代こそがビジネス的に売り上げがよかったようで、純粋にさっささんの個人史についての初期時代作は、シリーズ中ではなかなか見かけづらい(100円棚しか探さないけど)。(★)少年時代の前作からの続きそのまま、冒頭は昭和20年8月15日。すさんでいた時代におけるハイソな少年の日常は興味深くもあるが、前半の主人公はお父さん。あとがきでは本書
八面山がみえてきました。耶馬溪出身の父が墓参りに帰った時、山頂に対戦中、B29が墜落して、捕虜が連行されるのを、子供の頃みたといってたのを、思い出しました。この話は、遠藤周作さんや上坂冬子さんの本に書いてあります。
今回紹介する記事は2021年8月17日付けの「毎日新聞」の記事です。【正論を踏み外す】というタイトルで、専門記者大治朋子氏が、五輪の負債があるとすれば、その一つは正論を踏み外したことへの後ろめたさかもしれないことに関して、紹介しております。いつもどおり、「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。(4つの視点についてはこちらをご覧ください)☆新聞記事の紹介について(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)★始めに読んでほしいブ
「私は貝になりたい」というドラマがありましたね。戦時中の収容所で捕虜を虐待したとして裁かれた実在の男性の言葉をもとに創られたドラマです。「貝になった男」は上坂冬子氏の著書で、新潟の直江津にあった捕虜収容所が舞台です。「ここで働いていた日本人の中から8人もの人たちが戦争犯罪人として絞首刑に処された」「8人の部下が絞首刑になったというのに収容所長は終身刑で、12年の獄中生活を送った後、無事に家族の元に戻っている。(責任者の)所長は・・・なぜ生き長らえることがで
おはようございます。2021年4月14日(水)今日は良い年の日、タイタニック号の日、オレンジデー、パートナーデー、柔道整復の日、フレンドリーデー、椅子の日です。http://isshokenmeihajimekun.at.webry.info/201501/article_105.html※良い年の日森下仁丹が制定。四(よい)十(と)四(し)で「よいとし」の語呂合せ。*今日の名言(1)国家の衰亡につながる一番厄介な要因は、自分で自分の事を決めることができなくなったときだ。アーノ
こんにちは。BeBRAVE.S代表の明正明美(みょうしょうあけみ)です。きょうは、コロナ禍で脅かされている女性の雇用についてお話します。労働政策研究・研修機構)(JILPT)の主任研究員:周燕飛(しゅうえんび)さんがNHKと共同でコロナ禍における女性の雇用状況を調査しています。NHKスペシャルで放送もされました。「コロナ危機女性にいま何が」というタイトルでした。新型コロナウイルスと雇用・暮らしに関するNHK・JILPT共同調査調査からわかったことは以下のとおりです。
既に亡くなられたが、ノンフィクション作家の上坂冬子さんの著作を読んだ。過去に週刊誌に連載したエッセイをまとめたものである。短いものの方が私にも読みやすい。いくつも気になる点があったが、とりあえず共産党と社会党(当時)の狂態について書かれていたので記憶代わりにメモすることにする。上坂氏は、1992年、新潟市から、「憲法記念日」によせての講演を依頼されていた。しかし、これが、公園の日の一週間前に突如キャンセルされた。理由は、地元の共産党市議、社会党市議団が、「上坂氏は護憲派ではない」
上坂冬子の本~「上坂冬子の上機嫌不機嫌」軽い面白いエッセイかと思って選んだが、、
今回は三冊全部女性作家😉北原亞以子「恋情の果て」柚月裕子「臨床真理」上坂冬子「上坂冬子の上機嫌不機嫌」
日本版‘鉄の女’の冬子さん。先日の安プー会談をヒヤヒヤ見守っていた俺は、(★)以前紹介したこの本での‘かつて百万円巻き上げられた相手から、六十年後に七万円なら返そうといわれて誰が応じられようか’という彼女の言葉に全面的に賛同するので、結局なにも‘進展’が無かったことに胸をなでおろしているところだ。今回も冬子は俺に喝采を叫ばせてくれるのか?(★)先日の南京事件もそうだが、いわゆる靖国問題というのもそのものの本質よりも、ただ日本を攻撃するための政争の具とされて久しい。ばかげたことだ。冬子の
とうとう鼻汁が止まった。「嬉しい!嬉しいぞぅ!!」飯の味も「温かい」という感覚だけで、旨いか不味いかさえも分からぬ状態であった。だが今は煙草の味もしっかりわかるように…。夜になると熱が出(上)る。。そんなに高熱ランクの発熱(当者比)ではないと認識している為、いつものように夜は飯を焚き、いつもの掃除と洗濯をこなした。ふらふらしたが己れへ「微熱であるぞ!」と言い聞かせ。ワタシの若い時分は「熱がある」とうたえるのは「39度以上」と相場が決まっていた。それ以下は微熱クラスであった。野蛮
「ハル・ライシャワー」上坂冬子(かみさかふゆこ)著講談社1994年12月出版ライシャワー駐日大使という方がいらっしゃいました。アメリカでジョン・F・ケネディさんが大統領だった時代に外交とは畑違いの学者さんが抜擢されて大使となられた方でした。その方の奥様は、日本人でらっしゃいました。ハルさんといいます。ご主人を支えて、日米の相互理解のためにご尽力された方という印象が私にはありました。また、一番印象に残っていたのは、ライシャワーさんが、亡くなられたときに、
書名からではさっぱり何についてだかわからない本。以前紹介したこの本やその他の上坂さんの随筆でこの本については触れられていたから、俺は興味を持たされていた。意外と見かけない本なので、店頭で見つけてすぐに購入を決断。副題を見れば、なんとなく取材対象がわかるだろう。つまりは朝鮮が日本の一部だった時代に朝鮮人と結婚して朝鮮に渡り、そのまま行き場がなくなった老日本人女性への聞き取りルポだ。行き場が無いなら日本に帰ってくればいいじゃん、などとすぐ言ってしまいそうだが、事情はそう簡単じゃない。本書に
‘かつて百万円巻き上げられた相手から、六十年後に七万円なら返そうといわれて誰が応じられようか’とは、二島返還論についての上坂さんの叫び。歯舞、色丹の二島は両方合わせても四島全体の面積の七%に過ぎないことを、これ以上にうまく表現しようはない。以前紹介したこの本を読んでも思うが、この人は強い。日本版‘鉄の女’といってよい。‘半世紀前にソ連がとった行動を糾弾したい思いを抱いているという点で、人後に落ちないつもりであった’彼女は、ビザなし交流での北方領土訪問を実現させる。時は2002年、世は‘
ホメオパスふみえのブログ我が家に犬がいなくなって1日目昨日の夜〜今日まではなんとなくのお通夜でしたなんとなくなので何回も代わる代わるみんなヨハンの顔を覗き見に行きました「よ・はーん!」とおねーちゃんは呼んでいるのでいつものように「よ・はーん!」と呼んでおりました息が切れる間際からの動画をみんなで何回も見ておりました自然に犬を飼い始めてから今日までの話を何度も話しました弟君は昨日に限って大学の講義が長引いてしまった日で講義の途中でラインを
このところ、パリの大気汚染の影響か喉の不調が続いていました。そういう時は「沈黙療法」が一番良いのです。とにかく声帯を休ませる。日頃酷使しているので休ませる、これしかないのです。身体の他の部分はそれ程辛い訳でもないので出掛けようと思えば出掛けられますが、外に行くとどうしても「喋る」羽目になるのでとにかく家に引き籠っているのが最良の方法です。家に引き籠っていると退屈なので自ずと向かう先はKindleです。それも堅苦しい哲学書や悲惨なお話とかは免疫力を下げるのでダメ。そこで、大好きな佐藤愛
このところ我がKindleで佐藤愛子さんや上坂冬子さんの痛快エッセイを読んでガハハ〜〜と笑っていた私ですが、ふと目にとまった米原万理さん著「終生ヒトのオスは飼わず」をダウンロードして読みました。題名から察して彼女独特のユーモアたっぷりの笑いを期待して………最初は面白おかしく読んでいたのですが、途中の犬猫含む大所帯での鎌倉へのお引越し辺りから段々と悲愴感が滲んで来て、本の最後の秘書の方による「万理さんの最期と彼女亡き後の犬猫の後日談」を読むに至ってはもう苦しすぎて結局ひと晩中一睡も出来ませんで
東京都内の某駅で見掛けたポスター日本のカタチ領海と経済的排他水域武田邦彦中部大学教授によると、世界をいろいろ見てきたが、日本人ほど自分の国を悪く云う国民はあまり無いという。特殊なのだと。自分の悪いところを直視して良くしていこうというのなら分かる、しかし単にこんな国は嫌いだ、"革命"で今の体制を転覆させたいだけというのでは幼稚な発想であろう。さて、とある"リベラル"なオジサンブロガーの記事をたまたま見掛けたのだが、違和感を感じざるを得ないものだった。このブロガーさんは、かなり前に拙ブロ
最近「俺は、ポツダム宣言とサンフランシスコ講和条約の正文を読んで独自に歴史の真実を発見した!!!」と豪語している奴が現れたらしい。何のことかと思ったら・・・(1)「日本は、『無条件降伏』したのではない。無条件で武装解除はしたが、降伏に関しては有条件である。だから、皇室が引き続き存続できた」っていうことと(2)「所謂『東京裁判』において、日本は『諸判決("judgments")』を受け入れたのであり、裁判そのもの受け入れたのではない。英語の正本は曖昧だが
[内容]雑誌『思想の科学』への投稿がきっかけで交流が始まった二人。半世紀ぶりに再会し、語り合った昭和の記憶とは?「戦時体制にも爽やかさがあった」と吐露する上坂氏に対して、「私もそう感じた」と応える鶴見氏。一方で、「米国から帰国したのは愛国心かしら?」と問う上坂氏に、「断じて違う!」と烈火のごとく否定する鶴見氏。やがて議論は、六〇年安保、べ平連、三島事件、靖国問題へ。護憲派、改憲派という立場の違いを超えて、今だからこそ訊ける、話せる逸話の数々。「あの時代」が鮮明によみがえ