ブログ記事76件
最近は、もっぱら懐かしい映画、大好きな映画を見直しています何度見ても面白く、楽しめる映画ってあるんですよね今日ご紹介する映画もそんな作品もう何度目の鑑賞になるんだろうミヤマホタルカズラ・・・インパクトの強い花だこと市川雷蔵の代表作のひとつ、眠狂四郎シリーズ全12作の中でも、とりわけ気に入ってるのがこの8作目1966年の大映映画「眠狂四郎無頼剣」監督は、三隅研次脚本は、伊藤大輔音楽は、伊福部昭
『大菩薩峠』映画トーキー106分カラー昭和三十五年(1960年)十月十八日公開製作国日本製作言語日本語製作大映京都製作永田雅一企画松山英夫南里金春原作中里介山脚本衣笠貞之助撮影今井ひろし音楽鈴木静一美術内藤昭出演市川雷蔵(机竜之助机龍之助)中村玉緒(お浜お豊)本郷功次郎(宇津木兵馬)菅原謙二(近藤勇)根上淳(芹沢鴨)見明凡太郎(裏宿の七兵衛)島田竜三千葉敏郎丹波又三郎阿井美千
このところの当ブログで、『柳生武芸帳』シリーズ(1961~1964)について書いています。ひとつ前の当ブログでも触れましたが、当たり役の柳生十兵衛に扮した近衛十四郎さんと息子の松方弘樹さんは全9作のうち、5作で共演しています。剣豪スター・近衛十四郎さんの息子である松方弘樹さんの時代劇に対する思いと拘りは、ドキュメンタリー映画『時代劇は死なずちゃんばら美学考』(2016中島貞夫監督)の中でもうかがえます。この作品は、中島監督自身が案内人となって、日本映画誕生の地・京都から、映画の歴史、と
御用牙/御用牙(牙のテーマ)/モップス東芝音工/リバティLTP-2783勝プロ制作/東宝配給の映画『御用牙』挿入歌。座頭市とは違うダーティーヒーロー、カミソリ半蔵を演じるカツシン。映画は3作。一作目は三隅研次、二作目が増村保造が監督です。見開きジャケで、表側はどっちも同じに見えるが微妙に違います。後期モップスのシングルでは、比較的手に入りにくい一枚。この辺がコンプリートの最難関かも。両面ともアルバム未収録。A面B面とも同名ですが、B面はサブタイトル(牙のテーマ)と付
本日12月11日は、山本富士子の生誕92周年です。それを記念して山本富士子の作品を紹介しています。『白子屋駒子』(1960)監督三隅研次撮影今井ひろし共演小林勝彦、近藤美恵子、中村雁治郎原作舟橋聖一【あらすじ】材木問屋白子屋の一人娘駒子は江戸一の美人といわれ降るように縁談話があったが、番頭忠八を深く慕い歯牙にもかけなかった。忠義一徹の忠八は主家の娘と使用人、不義はお家の法度と、駒子の愛情を拒み通していた。白子屋の主人庄三郎は養子旦那であり、店は一切女房のお常が切り
ShaneMacGowan25December1957–30November2023否応なく、毎日、人が死ぬものだし、お気に入りの有名人の訃報を目にすることは避けられないものだけど――シェイン・マガウアンが11月30日朝に亡くなったと知って動揺しました。悲しいというよりも「ああ…」という感じで、そうか、死んでしまったのか…というのが最初の印象です。なんだか車いすに乗ってたり、歩けないようで、確かにあんまり具合が良くないようでしたけど、シェインはも
ひとつ前の当ブログで、「四谷怪談」のお岩さんは実在の人物ですがストーリーは全くのフィクション、上演されるうちにヴァリエーションも増えていきました。映画でもいろいろ細かいところが違うものが生まれ、『新釈四谷怪談』(1949木下惠介監督)では、お岩さんの幽霊は出てこず、上原謙さん演じる田宮伊右衛門のノイローゼ状態から来る妄想という、まさに新解釈だったことを書きました。オーソドックスな筋立てで傑作となった、というか日本映画史上の名作になったのが『東海道四谷怪談』(1959中川信夫監督)です。撮
第一部お芝居は、かげろうの恋。盲目の武家の万太郎を助けたお勝は、江戸に連れて行ってくれと言わる。江戸に連れいくが行くところがないと言われ、弟の新吉のところに連れて行く。甲斐甲斐しく世話をするお勝に惚れていく万太郎。お勝も惚れていくが。元ネタは映画で三隅研次が長谷川一夫で撮ってる。男女入替えバージョン。劇団澤村系列で鶴姫物語という外題でやられてる。今日の出来はと言うときつかった。この芝居は男女入れ替えは設定がきつい。あと人数の少なさが響いた。尾張の殿様を助けるんやが、御三家やのにお家騒動
「婦系図(1962)」「婦系図(1962)」スナップ写真+セリフ原作:泉鏡花「婦系図」脚本:依田義賢監督:三隅研次キャスト:市川雷蔵:早瀬主税万里昌代:お蔦船越英二:めの惣三条魔子:妙子水戸光子:河野夫人木暮実千代:小芳千田是也:酒井俊蔵片山明彦:河野英吉あらすじ:帝大教授・酒井俊蔵(千田是也)の恩情で立派な教育を受けた早瀬主税(市川雷蔵)は、兄妹のようにして育った酒井の娘・妙子(三条魔子)が自分に想いをよせているのを知り、これ
DAIMAJIN大魔神1966年封切『大魔神』『大魔神怒る』『大魔神逆襲』三部作をBlu-ray2枚組にまとめて、特典映像まで付けたお得盤。日本盤は豪華解説とかついてるけど、コスパなら外盤。確か2000円弱。色はすごい綺麗。大映伝統の明暗はちゃんと再現されてる。国内盤よりいいかも。disc1は『大魔神』『大魔神怒る』disc2が『大魔神逆襲』と特典映像。昭和・平成ガメラシリーズも出てます。妖怪三部作は出てないのかな?
「座頭市物語」の三隅研次監督が柴田錬三郎の原作を映画化した1965年の作品です。斑平は中老の母と犬との人獣交婚の犬っ子と蔑まれる疎外者だった。花造りの名人でありながら、健脚と居合を見込まれた彼は、お家改易を狙う幕閣が放つ公儀隠密を斬るよう命じられるが…「眠狂四郎」シリーズの原作、脚本、監督、主演というとピカレスクでエロティックで奇天烈な時代劇を期待してしまいますが、この作品は差別されて育ち、人斬りに利用され、仇討ちだと命を狙われる救いのない青年の物語で、陰のある雷蔵にははまり役には違い
〜今度は子連れ座頭市!赤子の無垢さは罪を炙り出す!!〜体調を崩した赤子連れの女性と出会った座頭市は、自身が乗っていた籠を譲る。だが、市をつけ狙うやくざの一味が籠に市が乗っていると勘違いし襲撃。結果、女性は赤子を庇ったまま殺されてしまう。彼女は“宮木村の宇之助”という男の妻であり、出稼ぎによって夫の借金を完済して故郷に帰る途中だった。彼女の死に重い責任を感じた市は、遺された女性の赤子を“宮木村の宇之助”に届けるために宮木村に向かうことを固く決意する――。シリーズ8作目の本作は、個人的にシリ
〜“ありがとう”は尊い!!〜江の島までの船に乗ろうとして不親切にされた座頭市。渡し板から落ちそうになるすんでのところを大の将棋好きの浪人・十文字糺に助けられ、二人は意気投合する。そして無事に宿場に着いた市だったが、船の上で因縁をつけられたやくざ者たちとのいざこざが勃発。そこに偶然通りかかった門付け芸人のお種とその連れの幼子・ミキが巻き込まれ、ミキが大怪我を負ってしまう――。座頭市シリーズは、大体パターンは2種類。座頭市が訪れた町はやくざと悪代官とかが結託して悪事を働いていて、そんな悪徳
〜市とみなし子、涙を誘う血煙り街道ふたり旅!!〜後を追ってきたやくざ者達に襲撃され、それを斬り捨てた座頭市。そんな市は、旅先の宿で病気の女・おみねとその幼い息子の良太と相部屋となった。が、おみねの病状が急変。おみねを看病する市は、死に際の彼女から良太を良太の実父である「前原という宿場町に居る絵描きの庄吉」に会わせて欲しいと、庄吉の絵筆と共に良太を託され強く頼まれる。そして、おみねを弔った市と良太。良太を放っておけない市は、良太をその庄吉という男に会わせることを決意する。こうして、前原を
〜その征く道は修羅の道!眼の見えぬヤツの名は、人呼んで“座頭市”!!〜やくざの世界には、居合いの達人にして盲目の市――人呼んで“座頭市”という流浪の身のやくざが居た。そんな市は、下総の飯岡助五郎一家に草鞋を脱いだ。ある日、市が釣りに出掛けると、一人の労咳病みの浪人・平手造酒と出会う。平手は、助五郎一家と敵対する笹川繁蔵一家に用心棒として雇われていた。そんな身にも関わらず市と平手は互いに共鳴し、淡い友情で結ばれていった。だが、やくざの世界の非情な運命が二人には待ち受けていたのだった――
2023年-令和5年3月9日シネ・ヌーヴォ昭和37年作品大映映画祭、「剣鬼」(1960)に続けて観ると本作品は似ているなと思う。原作は、どちらも柴田錬三郎。高倉信吾を演ずるは市川雷蔵で、信吾も剣の達人。監督の三隅研次にとって<剣三部作>と呼ばれている作品群、今回の特集で全部観る事ができ、お気に入りは2作目と成った「剣」(1964)、原作は三島由紀夫。斬る4Kデジタル修復版[Blu-ray]Amazon(アマゾン)4,070〜5,280円
「大映4K映画祭」公式サイト大映創立80周年記念企画「大映4K映画祭」の上映が、名古屋で行われたのは今月映画の上映活動を休止する名演小劇場です。1942年の戦時下に設立された大映は、1971年に倒産しており、そこからすでに半世紀を経ているわけです。1972年に映画上映館として営業をスタートした名演小劇場の活動期間と奇妙に“符合”します。今回の名演小劇場での上映作は16作品。私はそのうちスクリーン未見だった4本の作品を予定通りに鑑賞しました。本日のブログ記事は市川雷蔵の主演作品『大菩薩
『狼よ落日を斬れ』『狼よ落日を斬れ風雲篇激情篇怒濤篇』映画トーキー159分カラー昭和四十九年(1974年)九月二十一日封切製作国日本製作言語日本語製作会社松竹大船撮影所配給松竹原作池波正太郎(『その男』『人斬り半次郎』)製作三嶋与四治猪俣堯小林久三脚本国弘威雄三隅研次音楽伊福部昭撮影小杉正雄音楽伊福部昭美術梅田千代夫録音小林英男調音小尾幸魚
「剣」三部作の三隅研次監督&市川雷蔵コンビで中里介山の原作を映画化1960年製作の第1部です。大菩薩峠で浪人・机竜之介は巡礼の老人を意味もなく切り捨て、その場から立ち去る。途方に暮れる老巡礼の孫娘お松を、通りすがりの盗賊裏宿の七兵衛は保護する。一方、机道場に帰った竜之助を持っていたのは、字津木文之丞の妹と偽るその妻お浜だった…ずっと気になっていた作品です。三部作の2作品を続けて観賞に来ましたが、1作目の序盤で早くも寝落ちし大ピンチ!2作目をすぐ観るのについていけるのか?1作目をほとん
「剣」三部作の三隅研次監督&市川雷蔵コンビで中里介山の原作を映画化、1960年12月公開の第2部です。京の島原で狂乱の机竜之助と宇津木兵馬との対決は、お互いを霧の中に見失ってしまう。裏宿の七兵衛はお松を身請けし、彼女を部屋に閉じこめた浪人者こそ、お松の爺さんを斬った机竜之助であると語る。兵馬は新選組を脱け、お松、七兵衛とともに竜之助の後を追うことに…1作目をほぼ寝てしまっていた直後の第2部でしたが、滅茶苦茶面白かった。前作の因縁あるものたちが竜之助を追うので、彼らが旅先で出会う人に事情を
今日観た歌舞伎座。二人道成寺で来て良かったと思う間もなく、次の幕の新之助の粂寺弾正で爆怒りになり帰宅。口直しに座頭市物語62監督三隅研次を観る。いやあ〜、天知茂の平手造酒、最高!いい口直しになり、気分良く入浴。
「眠狂四郎勝負」(1964)人気時代劇シリーズの第二弾をAmazonプライムビデオで観ました。監督は三隅研次。予告編はコチラ。神社で少年と老侍(加藤嘉)と知り合った眠狂四郎(市川雷蔵)。少年が道場破りをされて殺された武士の子供と聞いて、道場破りをやり返して、屋敷を乗っ取った武士を叩き斬ります。立会人となった老侍が勘定奉行の朝比奈であること、将軍家斉のワガママ娘高姫(久保菜穂子)が嫁いだ堀家と反目していること、彼らに命を狙われていることを知った狂四郎は、頼まれてもいないのに、
「桜の代紋」(1973)若山富三郎原作・製作・主演のポリスムービーを観ました。監督は三隅研次。マル暴担当刑事の奥村(若山富三郎)が主人公。古くからの仲間である滝本(小林昭二)とは"兄弟"と呼び合ったりして、自身もヤクザみたいなアウトロー刑事です。万年ヒラ刑事ですが、"桜の代紋(警察のバッジ)"を武器にヤクザとは対等にやり合っています。相棒の加藤(関口宏)は若手のヒヨッコ。ある日、150丁の拳銃が強奪されて2名の警察官が射殺される事件が勃発。主犯格は西神会若頭の杉山(石橋蓮司
1963年3月31日公開111分とても古い映画🎞だが室内から見える景色や場面ごとに室内からの庭の景色の妙女優さん達の昭和独特なる美しさと気品そんな中での鴈治郎さんの存在が映える✨女系家族だけあって『総領娘』と言う言葉が頻繁に飛び交う懐かしい…😄久々聴く言葉遺産分けになると多く聞かれる確かにこの映画…三姉妹を中心に展開されて行く様が時代背景が見え楽しめる三姉妹は生前無力に見えた父の強い意志をひしひしと感じ自分達の歩む道へと進んで行く姿に共感する
監督三隅研次またノミで魔人壊すの?ワンパターンだな!と思ったら、まさかの○○登場!立派な石垣だけどセット?弾正イケメンだなー。磔と自己犠牲と涙来たー!笑ちょっと知性がついたのかな?魔人「前回壊し過ぎちゃってメンゴ!」的な、丁寧な暴れ方。前作よりパワーダウンしている気はするのですが、それでも十分怪作でした!前作『大魔人(ネタバレ無しよ)』監督安田公義OP曲、ゴジラに似てる。笑魔人封じの神。あら大きくなって。白骨!?怖っ!今大型ライトみたいのあったぞ。笑「この罰当たり
「子連れ狼三途の川の乳母車」(1972)ヒットシリーズ第二弾をAmazonプライムビデオで観た。監督は三隅研次。予告編はコチラ。流浪の刺客として大五郎を連れて旅を続ける拝一刀(若山富三郎)。冒頭で柳生一族の刺客が襲ってきますが、難なく片付けます。前作での決闘を制した一刀との約束により、表立って手を出すことができない柳生一族は裏で一刀の命を狙ってます。お次は明石柳生一族女当主の鞘香(松尾嘉代)が公儀探索人で黒鍬衆の頭である小角(小林昭二)と共に一刀親子の暗殺を計画。鞘香は自
「子連れ狼子を貸し腕貸しつかまつる」(1972)スプラッター時代劇シリーズ第1作を初めて観ました。監督は三隅研次。予告編はコチラ。時は江戸時代。"子を貸し腕貸しつかまつる"という墨文字入りの旗を立てた箱車を手で押して街道を歩く浪人。箱車には幼い男の子を乗せています。『子連れ狼』の異名をとる男の名前は拝一刀(若山富三郎)。子供と腕前のレンタルサービスを行っています。彼には壮絶な過去がありました。代々、拝一族が勤める公儀介錯人(幕府認定の死刑執行人)の要職の座を狙った柳生一族
『座頭市物語』映画トーキー96分白黒昭和三十七年(1962年)四月十八日封切製作国日本製作言語日本語製作会社大映京都企画久保寺生郎原作子母澤寛脚本犬塚稔録音大谷巌音楽伊福部昭編集菅沼完二装置梶谷和男撮影牧浦地志擬斗宮内昌平助監督国原敏明照明加藤博也邦楽中本敏生スチール松浦康雄製作主任田辺満出演勝新太郎(座頭市)万里昌代(おたね)島田竜三(笹川繁造)三田村元(松岸の半次)南道郎(蓼吉)
『必殺仕掛人』第十二話「秋風二人旅」テレビトーキー60分カラー放映日昭和四十七年(1972年)十一月十八日製作国日本製作言語日本語放送局朝日放送系晴らせぬ恨みを晴らし許せぬ人でなしを消すいずれも人知れず仕掛けて仕損じなし人呼んで仕掛人ただしこの稼業江戸職業づくしには載っていない☆感想文では物語の核心に言及します。未見の方はご注意下さい。令和二年(2020年)十月五日発表記事