ブログ記事264件
当代(九代目)春風亭柳枝さんのSNSから。今日は、圓窓師匠の最初の師匠だった、先代(八代目)春風亭柳枝師匠のご命日だそうです。亡くなったのは、昭和34年だったから64年前。古今亭志ん橋師匠の訃報もあり、時が流れ、時代がどんどん変わって行きます。でも、私の学生時代からの十八番「花色木綿」は、この先代の音源を参考にさせていただいたので、忘れられない噺家さんです。
快晴の秋空。薄手の長袖シャツを着て外出しました。今日(10月3日)は、故三遊亭圓窓師匠の誕生日。ご存命なら、満83歳。先月、一周忌法要を済まされたそうなので、思い立って、師匠の墓参に行きました。師匠は、寺町谷中の静かなお寺の墓地に眠っていらっしゃいます。三遊亭圓朝の墓所「全生庵」にもほど近い場所。真新しい墓石には、くっきりと「三つ組橘」の家紋と「六代目三遊亭圓窓之墓」と刻んでありました。暫し墓前で合掌し、師匠のご冥福を祈りました。師匠の墓参の後、「全生庵」に立ち寄りました。三
今日(10月3日)は、圓窓師匠の誕生日です。ご存命なら、満83歳です。亡くなられて1年が過ぎて。でも、今も高座には、それぞれ稽古をつけていただいた噺ですから、師匠に言われたことを反芻しながら上っています。師匠とのツーショットは、昨年5月の「演読亭落語会」で「浜野矩随」を演って、とても褒めていただいた時のものです。『師匠との対談』演読亭落語会で「浜野矩随」を演った後に、師匠が出て来られて「ちょっと話をしよう」と、高座の前に立って対談になりました。この写真は、落語っ子連に入って間もない頃…
今後、高座にかける噺の高座本を作っています。まずは「十徳」。園窓一門のお弟子さんの定番ではないのかな?アマチュアの各グループでも、「十徳」「ぞろぞろ」「平林」「つる」「たらちね」など、多くの人がやっていますが、全て私の持ちネタにありません。なんという、不肖の弟子ではありませんか。師匠の没後のこの期に及んで、窓門の教科書をやろうという不埒な。実は、次回11月26日(日)の「樂醉寄席」が、ちょうど10回目になるので、「十」のつく噺をという、実に極めて安易な発想で決めて。そして、もう1席
師匠の一周忌。あれから1年経ちました。お弟子さんの三遊亭窓里師匠も、SNSに投稿されていました。私も改めて、師匠を偲びました。
今日も暑い・・・。昨日は5時起きで帰省して来たので、一昨日の演読亭落語会の余韻に浸ることが出来ませんでした。一言で言えば、とても素晴らしい会だったと。1年前、師匠の訃報を、この同じ場所で開催する落語会前夜に聞いて、出演者が動揺して・・・、でもお互いに励まし合って、立派に高座を務めることが師匠への恩返しだと頑張った・・。『圓窓噺を味わう会』雨が強く降ったり止んだりで、台風の影響も出始めた中でも、お客さまは来てくださる。ありがたいことです。師匠の訃報が流れましたが、明るい雰囲気で開演。◇「留
圓窓師匠がお亡くなりになってちょうど1年。「第5回演読亭落語会」は、「圓窓噺を味わう」というテーマで開催しました。会場は、いつもの要町の「ダンスカレッジ古都」。地元の鎮守神の長崎神社の祭礼と重なり、ご近所はすっかりお祭り気分です。駅前や街角には、ピンクの提灯や幟が立てられ、遠くから笛や太鼓の音も聞こえて来ます。会場設営も予定通り終えて、開演を待つのみ。定刻の13時。開演に先立ち、出演者を代表して、私からご挨拶とお礼を申し上げました。今回のプログラムは、師匠への感謝や様々な思いを込
落語協会の若手の皆さんが頑張って刊行している、落語協会黙認誌「そろそろ」も、第4号が発刊されたようです。オジサンにはついて行かれない部分もない訳ではありませんが、早速WEB購入しました。昔、落語協会公認の「ぞろぞろ」が発刊されていて、その編集の中心の1人が圓窓師匠でした。「そろそろ」の創刊号で、インタビュー記事が載っていましたが、師匠は「そろそろ」の創刊をとても喜んでいらっしゃいました。当時の「ぞろぞろ」が、お手元に残っていないようで、「どこか、誰か、1冊でも持っていないかなぁ・・・」な
とにかく、暑くて暑くて暑い1ヶ月でした。毎日のように猛暑日が続き、雨は降らず、暑さを避けて引き籠った日も多くありました。月初に帰省した故郷の涼しさは最高でした。久しぶりに3泊しましたが、落雷による停電で、これまた久しぶりに"原始生活"を味わうことが出来ました。とにかく、挨拶は「暑いですねぇ」「大丈夫ですか?」。世の中は、こんな警報が頻繁に出され、この手の地図の日本列島は、常に真っ赤でした。前置きが長くなりましたが、今月は、高座が充実していました。8月9日は、艶羽楼文具さん主宰の「ま
豊島区での圓窓師匠の落語講座をベースにして、「千早亭」の次にスタートした「要亭」。「第25回要亭落語会」が、9月24日(日)午後1時30分から、豊島区千早地域創造館で開催だそうです。圓窓師匠亡き後は、孫弟子の三遊亭まんとさんからのアドバイスを受けているそうです。何度か聴きに行っていますが、今回は「樂醉寄席」と重なるので・・・。現在メンバー4人で頑張っているようです。
今日も暑いから、引き籠っています。◇「池田大助」三代目三遊亭金馬三代目三遊亭金馬師匠の十八番のひとつ。お忍びで町の様子を見回る大岡越前。利発な子供を見付け奉行所に呼び出して問答をする。この子が将来池田大助という越前の側近になる。三代目三遊亭金馬「池田大助」2/2三代目三遊亭金馬「池田大助」2/2[エンターテイメント]犬作先(ry金馬集(mylist/26127028)nico.ms元は「佐々木政談」という噺ですが、金馬師匠は三遊亭圓生師匠にこの噺を教わり、南町奉
昨日の池袋演芸場での「三遊亭圓窓一門会」。中入りの後に、お弟子さん4人が、師匠の思い出を語る座談。師匠が仰ったことで印象に残っている言葉というのががテーマ。主に、入門時や前座の頃のことを、語ってくださいました。萬窓師匠は、最初に稽古をつけてもらった「十徳」の思い出。窓輝師匠は、弟子入りの時に、師匠から渡された紙のこと。窓里師匠は、ご自身が川越市議選に立候補の時のこと。総領弟子の吉窓師匠は、師匠の甥弟子の六代目円楽師匠(当時楽太郎)に仰ったことをご披露されました。「落語は(なかなか
夕暮れの池袋も青空。池袋演芸場での「三遊亭圓窓一門会」。昨年の一門会は、当日、急に師匠が休演されることになりました。◇「つる」三遊亭まんと◇「明日ありと」三遊亭吉窓◇「王子の狐」三遊亭窓輝◆師匠を語る弟子一同◇「三年目」三遊亭萬窓◇「金魚の芸者」三遊亭窓里満席の客席は、師匠はじめ、一門の師匠方のご贔屓ばかりで、いつものように穏やかな雰囲気です。
楽しかった、「第22回深川三流亭」ご来場の皆さま、ありがとうございました。
「第22回深川三流亭」。予定通り12時30分に開場。前回(1月)公演が、コロナ禍で中止したので、リベンジの会。そして、昨年急逝された師匠を偲ぶ会。冒頭で、メンバーを代表して、私からご挨拶。お客さまへご来場のお礼と、お願いを・・。今回が、師匠を偲ぶのが趣旨だということで、僭越ながら、私が登場する際、師匠の出囃子「新曲浦島」を使わせていただきました。そして、お客さまにご協力をお願いして、師匠の写真とめくりを前に、黙祷を捧げました。その後、客席に師匠の写真を立てて、我々の高座を見
昨日の演読亭の稽古会では、9月の「演読亭落語会」でネタ出ししている、「五百羅漢」の演読をしました。何年振りかに演るので、初演に限りなく近い状態。7月は、「お江戸あおば亭」と「樂醉寄席」だったので、「江島屋怪談」「転失気」と「ねずみ」に"集チュウ(中)"していたので、これからスタートです。「五百羅漢」の構成-乱志&流三の落語徘徊例えば、落語と講談の大きな違いの一つに、語りの進め方があります。講談は、「地語り」で(説明して)進めて行きます。一方で、落語は、「地語り」でなく、「台詞(会話)」
8月12日(土)に、豊島区内で師匠が指導されていた落語グループ合同のイベントが開催されます。千早亭、要亭、千川亭、大塚亭、天祖亭のメンバーによる落語会で、師匠を偲ぶ会になるようです。私は以前、千早亭に参加していましたので、「千早亭永久」の名前で、合同の落語会には何度か出演したことがありますが、今は休会(≒退会)しているので、応援する立場です。当日は、各グループが開催するチラシなども配布出来るようなので、「深川三流亭」と「演読亭落語会」のチラシもお願いしようかと・・・。師匠に師
去年の7月31日は、千川亭落語会でした。会場は、豊島区千早地域文化創造館。『千川亭落語会』日曜日といえば、毎月第2・第4日曜日の朝に通っているのが、千早地域文化創造館。9時から落語っ子連の稽古ですから。しかし、今日は稽古ではなくて、午後に「千川亭落…ameblo.jp演読亭で一緒に稽古している、喜子母さんや小三九さんが出演するので、聴きに行きました。師匠も、いつもと変わらず、お元気な姿を見せてくださいました。お楽しみの演目は、意外にも「近日息子」でした。そして、この約1ヶ月半後に、突
6年前の2017年7月23日は、圓窓師匠にご指南いただいているアマチュアグループの共催で、師匠の喜寿をお祝いするパーティを、盛大に開催しました。あの頃は、師匠が指南されているグループ(連)は両手に余り、都内だけでなく、千葉県、茨城県、群馬県、神奈川県にもあって、メンバー数も常に100人以上になっていたと思います。その後は、師匠もご高齢になり、運転免許を返上されたり、最後にはコロナ禍などがあったので、この頃がピークでした。我が落語っ子連(三流亭)は、師匠が指導されているグループの中で、一番古
昔のブログの投稿を何気なく覗いていたら、師匠とのメールのやり取りの様子を投稿したものがありました。師匠に稽古をつけていただくようになって、まだそんなに時間が経っていない頃。師匠のブログ-乱志&流三の落語徘徊「大工調べ」のこと、師匠がブログでコメントされています。作業の途絶えていた、[大工調べ]の編集を再開。既成のこの噺を聞いていて、棟梁にこんなに啖呵を切らせていて、いいものなのだろうか...ranshi2.way-nifty.comちょうど10年前くらいの頃でした。師匠から-乱
SNSに投稿されていた、「目黒名人会」のポスター。「柳家小三治真打襲名披露」とありますから、恐らく1969(昭和44)年だと思います。今から54年前のこと。「目黒名人会」は、1960年代後半頃に開業したものの、経営不振で廃業予定だったが、1971年(昭和46年)12月に七代目立川談志が元の経営者から引き継いで、寄席の復活という選挙公約を実現し、出演者の顔付けの見直しや自身の独演会開催、若手による中入り前の中喜利の実施、トリの出演時間に1時間を割くなど、総合的にプロデュースしたが、経営状態は
28年前の、新宿末廣亭の香盤(仮)だそうです。平成7年(1995年)の6月上席です。三遊亭歌奴さんは、この芝居が初高座だったそうです。前座名は「歌きち」です。これを見ると、懐かしい師匠方の名前がずらり並んで・・・。この芝居の夜席の主任が、圓窓師匠だったんですね。そして、主任が上がるのが9時だというのが驚きです。最近の寄席は、ほとんどが、9時前には終わっているはずです。いずれにしても、貴重な史料ですね。圓窓師匠も、まだ55歳で若かったから、寄席でも大活躍でした。(写真は当時のも
8月の「深川三流亭」でネタ下ろしする予定の「二つの空き缶」。実は、今年1月に予定していた公演で演るつもりでしたが、コロナのために中止になったので、"幻の噺"になっていました。『「二つの空き缶」の稽古』昨日の落語っ子連・三流亭の稽古で、人前で初めて高座本を離れて演ってみました。何度も言い訳がましく言いますが、師匠の創作なので、参考になる音源や映像はなく、しか…ameblo.jpマクラも、いくつかパターンを考えました。図書館で考えたので、手書きでメモしておき、高座本に挟みました。『歩き(座
今月は、「道灌」のネタ下し、「おせつ徳三郎」の再演入会チャレンジしました。まだ、明日の「樂醉寄席」でも演りますが、次が控えています。7月9日(日)に神保町の学士会館で開催する「お江戸あおば亭」。今回は、今のところ5人が出演予定。7月だからまだ時間がある・・・と思いきや、上旬ですから、実質1ヶ月あまりしかありません「江島屋怪談」に挑戦しようと思います。高座本は、圓窓師匠でなく、桂歌丸師匠の口演筆記を参考に。コロナ直前の頃に、2回くらい圓窓師匠に演読は聴いていただいたことがあり、何ヶ
昨年の5月22日は、「演読亭落語会」でした。この回は、私がメインを務めさせていただき、「浜野矩随」を演りました。この回のテーマは「親と子」ということなので、迷わず、永年温めていた「浜野矩随」に決めました。『演読亭落語会』「第3回演読亭落語会」は定刻に開演です。まずは、原葉さんの開演のご挨拶。江戸検定1級の博識な原葉さんです。続いて、師匠からも一言ご挨拶を。今日は、朝から別の…ameblo.jp私の高座が終わった後、師匠が出て来てくださり、対談をさせていただきました。『乱志・流三の「浜
動画はありませんが、三遊亭圓生師匠の「おせつ徳三郎」も聴くことが出来ました。マクラの部分は、圓窓師匠の高座本と似ていました・・というより、圓窓師匠が、圓生師匠を参考にしているということです。落語「刀屋」三遊亭圓生落語「刀屋」三遊亭圓生[エンターテイメント]音声のみでお楽しみ下さい。コミュのリク対応です。www.nicovideo.jpこの噺は、約6年前の2017年9月「千早亭落語会」の高座にかけました。千早亭永久「おせつ徳三郎」-乱志&流三の落語徘徊2017年9月の「千早
YouTubeで、古今亭志ん朝師匠の「おせつ徳三郎・刀屋」を視聴。私の稽古の参考にさせていただこうという訳での視聴ですから、娯楽や鑑賞というのではありません。とても邪道な聴き方なんですが・・・。当然のことながら、私がベースにさせてもらっている圓窓師匠とは、大筋は共通ながら、ディテールは違っている部分が多くあります。噺の持って行き方、登場人物の台詞回しなど・・・。意外に、仕草は大きくなかったりして・・・。決定的に違うのは、オチの部分。一般的には、志ん朝師匠もそうですが、「鰍沢」と同じ
三遊亭圓窓一門の後援会の「窓門会」。15年前、圓窓師匠にご指南いただくことになった時に、「窓門会」に年会費を支払って会員になりました。が、2年間ぐらいで、更新をしなくなってしまっていました。正直なところ、不便も感じないし、師匠からも言われなかったので。師匠が亡くなって、我々(落語っ子連)は、プロの噺家さんから直接指導していただかなくなりましたが、個人的には、一門の師匠方との接点は保ちたいので、改めて入会させていただくことにしました。今日、入会の記念品として、落語協会のイベント「謝楽祭」
師匠の高座本で演読をやっています。「おせつ徳三郎」は数年前に高座にかけていて、今回再演を予定しているのですが、どうも、当時の高座本がしっくり来ない。元になっている師匠の高座本は、多くの蘊蓄やストーリーを包摂しているので、我々が高座で演るには、ボリュームが大き過ぎる。そこで、元の高座本をあちこちカットしてまとめ、それを演読して高座にかけているのですが・・・。どうやら、数年前と今で、私の了見が変わってしまっている?正直なところ、この噺は既に高座にかけているから・・と、軽く考えていた部分も否
5ヶ月先のことですが。「演読亭落語会」のチラシを作りました。9月10日(日)13時・ダンスカレッジ古都9月は、師匠が亡くなってちょうど1年になります。「圓窓噺を味わう」のテーマで、師匠の追善も兼ねて開催します。