『塩狩峠』(三浦綾子)は、1968年に刊行された長編小説で、三浦綾子の代表作の一つです。明治末期の北海道を舞台に、実在の鉄道事故(1909年、塩狩峠での列車暴走事故で殉職した長野政雄氏)をモデルに、主人公の生涯を描いています。あらすじ主人公の永野信夫は、明治10年(1877年)に東京・本郷で生まれます。祖母の影響でキリスト教を嫌う家庭環境で育ち、幼少期に母の信仰が原因で家族が離散した経験から、キリスト教に対して強い反発を抱きます。小学校時代に吉川修と友情を結び、その妹であるふじ子(生まれつき足が