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『三国志演義』の成立において、龐統[ホウ統]に着目して人物像の変遷を確認しています。前回は龐統[ホウ統]の登場と、登場すると早々に赤壁の戦いで「連環の計」を成功させ、智謀を披露した龐統[ホウ統]を確認しました。今回は旧知だった周瑜の死における龐統[ホウ統]の姿を比較します。3.周瑜の死『三国志演義』では周瑜の死後、諸葛亮の前に姿を現し、劉備へのつながりができます。周瑜の死の前後に登場する点は共通しますが、『正史三国志』『三国志平話』それぞれ違った話になっています。【正史】南郡の
『三国志平話』は『三国志演義』に先行して成立しており、『正史三国志』などの史書に始まり『三国志演義』が成立する過程を考えるには、欠かすことができない作品です。成立順は『正史三国志』と『三国志演義』の間に位置するとはいえ、正史に近い部分もあれば、『三国志演義』より虚構が強い部分もあります。本記事では龐統[ホウ統]に着目し、『三国志演義』が成立する過程において、龐統[ホウ統]の描き方の推移をたどり、どのような人物像が形成されたかを検討します。確認する場面は、龐統[ホウ統]が『三国志平話』と『三国
昨日は父の面会を済ませた後、宝塚に向かいました。月組大劇場公演三国志炎戯『RYOFU』脚本・演出/栗田優香AmazingFantasy『水晶宮殿(クリスタルパレス)』作・演出/齋藤吉正5月2日15時半公演B席2階14列下手公演のネタバレと、少々自分目線?の感想が書いてあります。気になる方はここでごめんなさい🙏お芝居の予習はせず、呂布や貂蝉の名前も聞いたことがあるレベル。それでも十分楽しめました、トップスターの鳳月杏(ちなつ)さん、乱世にのし上がろうと暗い野
前回(長坂橋で張飛が大喝すると落馬したのは誰(前))、三国志に関する「長坂橋で張飛が大喝した時に、驚きで落馬した曹操軍の武将は誰でしょうか」という問題に対して、4つの選択肢(夏侯傑/夏侯杰/夏侯覇/そのような人物はいない)のどれもが正解になり、誤りにもなることを記しました。これは過去に見た問題をわざと曖昧にしたのですが、実際に出題された時は、『三国志演義』に関する問題は「毛宗崗本」に基づくことが明示されていました。しかし、「毛宗崗本」で夏侯傑が落馬することを知っていたはずなのに、夏侯覇を選
最近、BS日テレで放送しているので観ています。以前もBSで放送されていて、全話録画して観たので今回は2回目。中国時代劇「三国志~司馬懿軍師連盟~」|BS日テレ2回見ることはないかなぁと思っていましたが、いろいろと新しい発見もあり、ついつい見始めてしまいました。三国志は本や漫画、映画、ドラマ、ゲーム等で取り上げられていて、それらをもとに自分の勝手なイメージを持ってしまっているため、作品そのもの自体の印象や細部の記憶が曖昧です。いろんな人による描き方の違いがまた、三
突然ですが、三国志のクイズを出させてください。問.長坂橋で張飛が大喝した時に、驚きで落馬した曹操軍の武将は誰でしょうか。(a)夏侯傑(b)夏侯杰(c)夏侯覇(d)そのような人物はいない三国志に詳しい方は「いい加減な問題だ」と感じられたかもしれません。確かに設問の前提があいまいで、答えはどれを選んでも正解になり得ますし、逆にどれを選んでも間違いになる問題になっています。それはどういうことか、まずは選択肢をそれぞれ確認します。(a)夏侯傑・・・『三国志演義』の通行本である「毛宗崗本」で
(前回「呂布の人物造形はこのまま最強を追求し続けるのか(前)」の概要)呂布の容姿は、中国で美形とされることに対し、日本では筋骨隆々で好戦的に表現されている場合が多く見られます。日本では呂布の容姿に「三国志演義最強の人物」であることを反映することで、近年多く見られる「武勇を強調した呂布像」が形成されたように感じます。しかし、最強の表現はいずれ限界がくるのではないかと考えています。なお本稿においては、中国での呂布を「端正な呂布像」、近年の日本で多く見られる筋骨隆々で好戦的な呂布を「武勇を強調した
前編のつづきですヾ(´▽`)ノ寺を移築したところが何の因果か民間伝承によれば元は周瑜の屋敷のある場所だったと・・・・言われています。はっ?周瑜だって?Σ(・ω・ノ)ノみんな大好き三国志演義w■蘇州と周瑜--------------------------------------------孫堅(孫権の父で、歴オタ別称堅パパ)が反董卓の合従軍に参加した折彼の息子の名声を聞いた周瑜は孫策(孫権の兄)に面会を申し出たことで孫一族と
1.中国における呂布のイメージご存知の方もおられるでしょうが、中国における呂布の容姿は、貂蝉への情愛を描くエピソード(連環の計)のイメージから、美形とされているそうです。確かに「連環画」をはじめとする、中国で描かれた呂布の絵(※1)を見ると、武器や衣装から武人であると認識できますが、他の人物、特に武将と比べて整った顔立ちをしており、数少ない「ひげがない人物」になっています。身につけている方天戟、小さい冠、翎子[リンズ、冠などにつける長い羽飾り]は、呂布の特徴になるアイコンでもあります。また
(写真はショーのもの)2026年4月17日13時公演歴史好きなのですが、三国志…ていうか中国古代史に弱い私。人物名前が覚えられないのかもしれませんし、地理とか、取ったり取られたりの勢力範囲がイメージできないのかも(ヨーロッパはわかるのにねーなんでだろう)。「三国志演義」は三国志とは違うみたいで、そんなことも知らない。トホホ。公演見るまでに少しは予習しておこうと思ったのに…💦と、焦ってましたが、大丈夫、予習なしで理解できました!友人と話していたのですが、・登場人物に共感…までいかずとも
2つの記事が並んでいる同じ夢のことを書いてあるが微妙に違う何故なら最初の記事を書いて送信ボタンを押した途端にスマフォが変なフリーズをしてしまい、再起動した時には送信されたかどうかワカラナイ状態だったので、記憶を頼りにもう一度同じ内容で書いたつもりが、微妙に変化してしまった。それでも送信したら、いつの間にか2つの記事が並んでる。それもまた一興だと感じて、そのままにしておく事にした。一瞬前のワタシと一瞬後のワタシ同じワタシですらない。そういえば三國志呂蒙関連で、「男子三日会わ
宝塚大劇場で上演中の、栗田優香脚本・演出・『RYOFU』の感想の続き、その2です。長文かつ、めちゃめちゃネタバレしていますので、未見の方はご注意の上、自己判断のもと、お読みください!感想その1はこちらに。『宝塚月組『RYOFU』感想その1』宝塚大劇場で上演中の、宝塚歌劇団月組・栗田優香脚本・演出『RYOFU』・齋藤吉正作・演出『水晶宮殿(クリスタルパレス)』を観てきました。超・ニワカの私が、本…ameblo.jp
横浜中華街の中華料理店「老北京(ろうぺきん)」で、坦々麺(たんたんめん)セットを食べ、その後、ここの名所である「関帝廟(かんていびょう)」に行くことにしました。これまでに数回、この関帝廟に訪れたことがあります。関帝廟というのは、三国志の登場人物である関羽雲長(かんううんちょう)を祀った霊廟であり、三国志ファンの僕としては、横浜中華街に立ち寄ると、どうしても足が向いてしまう場所です。横浜中華街の関帝廟は、この「関帝廟通り」にあります。世界各地の中華街に関帝
https://t.co/bougGSvJri1日1テーマ30日で分かる三国志、読み終えた。なかなか良かった。イラスト、資料が多彩で、文章も結構分かりやすい。一つのテーマが4ページごとの紹介なので、三国志入門として簡潔にまとまってる良い本だ。—yosi(@yosifumu)April4,2026三国志の正史、演義の違い、曹操孫一族劉備の項目ごとの紹介、また、物語を彩る女性という三国志としては異色なテーマの章もあったり、現代に残ってる故事成語、日本の三国志の広まり方など、雑学
2.関索の登場諸葛亮が南征に赴く際、関羽の息子として関索が登場します。『三国志演義』では関平を養子にする一方で、唐突に実の息子が出てきたことにも驚きですが、むしろここでの違和感は「鮑家荘で療養していた」という点です。当時知る限り「○家荘」のような名称は水滸伝には出てくるものの(祝家荘など)、三国志で見る表現ではなかったからです。後に関索は架空の人物と知り、この場面は創作されたことがわかりましたが、「○家荘」は引っ掛かったままです。最近になって、「○家荘」が何なのか調べたところ、・「○家荘」
物語としての三国志を読み始めて数年、ストーリーが大体頭に入った一方で、普段読んでいる三国志と本当の歴史は違うらしいと知った頃の話です。三国志を読んでいると、何となくすっきりしないものを感じる箇所が出始めていました。横山光輝『三国志』と、明らかに参照されている吉川英治『三国志』を題材に、当時の違和感を思い返してみます。なお、初めにお断りしておきますが、決して2作品を茶化すとか、揚げ足を取るつもりではありません。また、違和感を説明するため、それなりに潤色しています。この2点、ご了承ください。1.
普段三国志の人名は文字で読むことが多いのですが、テレビや講演、ゲームなどで誰かが人名を声に出したのを聞くと、複数のアクセントがあることに気付きます。アクセント違いの存在を初めて認識したのは、呂布の発音が自分と違う人たちに遭遇した時でした。その人たちは何かをゲームの呂布に例えて「呂布くらい強い」と話していたのですが、揃って呂布の「ふ」にアクセントがあり、「りょ」がアクセントだと思っていた身からすると、話の内容より「呂布をどう発音するのが正解なのか」が気になって仕方ありませんでした。それはさてお
11.結び歴史人物が投影された好漢は特権を得て生存する『水滸伝』の最後の戦いである方臘の討伐では、次々と好漢が命を落とし、その死因はほとんどが戦死という激戦でした。しかし拙稿でこれまで確認したように、三国志や歴史上の人物が投影された好漢は、かなり高い確率で生存する共通性を見出すことができます。これは物語の構成上、歴史人物を投影した好漢に配慮する必要に迫られ、いわば「英雄としての特権」を得て意図的に生存したと考えています。その背景には『水滸伝』の成立過程において、民衆に広まっていた講談の影響
心が広いなと思う人は?▼本日限定!ブログスタンプ心が広いのとは違うかもしれないが、「三国志」の曹操。元敵であっても使える人材は自分の陣営に取り入れようとする。だから魏はバランス型で三国の中で1番好きだ。曹操自身は特に好きなわけではないが、曹操が悪役に書かれてる「演義」は好きではない。
10.三国志および歴史上の人物が投影された好漢の生存率(前回の続き)ここで『大宋宣和遺事』という、『水滸伝』に先行して成立し、影響を与えたといわれる説話集に目を向けます。『大宋宣和遺事』に登場する盗賊は、名前に多少の違いはあるものの、ほとんどが『水滸伝』で天罡星[天コウ星]を宿星とする好漢と一致します。また、呉用の名前が「呉加亮」、朱仝(朱同)のあだ名が「美髯公」、花栄のあだ名が「小李広」であるなど、既に三国志や歴史上の人物の影響も見られます。『水滸伝』の好漢が『大宋宣和遺事』にも登場する
始皇帝が中華を統一した時代、将軍とは数万、数十万の軍勢を動かす「チェスプレイヤー」のような存在でした。しかし、それから約400年後の三国志時代になると、関羽や張飛のように自ら敵陣へ突撃する「一騎当千の猛者」が主役となります。同じ「将軍」という肩書きながら、なぜここまでイメージが激変したのでしょうか?その裏側には、時代のニーズと技術の進化がありました。1.統治の「システム」か、個人の「カリスマ」か始皇帝の時代の秦軍は、徹底した法家思想による組織力で動いていました。将軍の仕事は、巨大な
10.三国志および歴史上の人物が投影された好漢の生存率あらためて、ここまで確認した三国志や歴史上の人物が投影されている好漢を整理します(括弧内は該当する三国志や歴史上の人物です)。三国志の人物を投影した好漢四名呉用(諸葛亮)関勝(関羽)朱仝(関羽)林冲(張飛)三国志の人物を投影しているが、能力に限定される好漢一名楊雄(関索)三国志の人物を投影しているが、姿に限定される好漢一名呂方(呂布)三国志の人物の名前を拝借した好漢二名孔明(諸葛亮)孔亮(諸葛亮)反乱を起こ
映画レッドクリフ(原題赤壁)PartⅠ2008PartⅡ2009監督ジョン・ウー(呉宇森)(1946-)キャスト周瑜(175-210):梁朝偉(トニー・レオン)(1962-)諸葛亮孔明(181-234):金城武(1973-)曹操(155-220):張豊毅(チャン・フォンイー)(1956-)小喬(実在不明):林志玲(リン・チーリン)(1974-)原作三国志演義元末明初(元明の王朝交
皆様、ご機嫌YOです!三国志演義とそれをモチーフにした吉川英治版の三国志、さらにはそれをモチーフにした横山光輝氏の三国志においては、劉備や諸葛亮を善玉にする為に多くの武将が噛ませ犬にされています。そして今回の主人公であるこの人も演義被害者の会のひとりです。魯粛、字は子敬。呉の四都督の一人で演技でも一応優秀な人物と設定にはされているはずなのですが、その姿を見ているとどうもそうとは思えない感じのキャラ付けなのです。誠実で温厚ながら腹芸が苦手どころか全く出来ず、諸葛亮に丸め込まれて周瑜や孫権
9.三国時代以外の歴史人物が投影された好漢ここまで『水滸伝』に登場する好漢の中で、三国志に登場する人物と共通する要素が見られる事例を確認しました。さらに『水滸伝』の好漢には、三国時代以外の人物と共通する要素が見られる場合があります。簡単ではありますが、以下にまとめます。(宋江)・北宋時代に山東で反乱を起こした宋江がモデルとされる・モデルの宋江は名前だけでなく、反乱を起こした時代と場所が、水滸伝における梁山泊と一致している(呼延灼)・呼延灼は「河東の名将たりし呼延賛の嫡流の子孫」とされ
今朝、近所の和菓子店、菊家さんに行って買ってきたつぶあんおはぎ(時期としては牡丹餅だね)と桜もち🌸桜もち🌸とおはぎ1個が今日のおやつ💕(・∀・)残りは明日の分🎵😆昨年は昼ごろに行ったら、もう残ってなかったので、今年は開店15分後くらいに行き、それでも5人くらい前に並んでいて、その後に並んで買ってきた👍️味は…たぶん旨い。桜もち🌸もなかなかいい。しかし、なぜに開店前から並ぶかね❔️(笑)ホント、みんなものすごい量を買っていくのよ(*´・ω・)(・ω・`*)ネー私も人のことは言えない
8.三国志の人物を投影した好漢に関する小括ここまで三国志の登場人物と共通する要素が見られる好漢を確認してきました。共通する度合いは別にして、三国志の登場人物と共通する要素が見られる好漢は、以下の結果になりました(括弧内は該当する三国志の人物です)。三国志の人物を投影した好漢四名呉用(諸葛亮)関勝(関羽)朱仝(関羽)林冲(張飛)三国志の人物を投影しているが、能力に限定される好漢一名楊雄(関索)三国志の人物を投影しているが、姿に限定される好漢一名呂方(呂布)三国志の人物の
「中国の三大奇書なるものがあります」おっ、今日は期待できるぞ。「一般的には西遊記と水滸伝と三国志演義で、これに金瓶梅を加えたものが四大奇書と言われていますが、三国志演義の代わりに西遊記と水滸伝と金瓶梅で三大奇書とされることもあります」「なんだ、それ?さっぱりわからん」「今日は、水滸伝に話を絞りましょう」水滸伝って、宗末の話だよな。108人の英雄が出てくるんだ。「実は、水滸伝は実話ではありません」そうなんだ。三国志と同じで実話だと思ってた。「宗江を首領とする36人が梁山泊の
7.その他の人物の投影を確認する~番外編~ここまで諸葛亮、関羽、張飛、関索、呂布と共通する要素を持つ好漢を確認してきましたが、それとは別に『水滸伝』の好漢には、『正史三国志』や『三国志演義』の登場人物と、同じ名前やあだ名を持つ人物が散見されます。○同じ名前の人物秦明、李俊、張横、孟康、李立、楊林、張順探せばまだいるかもしれませんが、いずれも三国志ではあまり名前の知られた人物ではありません。知名度の1点だけで、他の検証をせずに判断するのは好ましくありませんが、それでもこれらの好漢は三国志
記事をお借りします。鳳月杏を中心とした月組が贈る古典・三国志演義を踏襲した新しい猛将・呂布の物語と月組の魅力を注ぎ込んだファンタジーショーを全国各地の映画館に生中継宝塚歌劇団月組が、2026年5月17日(日)宝塚大劇場(兵庫県)にて上演する三国志炎戯『RYOFU』、AmazingFantasy『水晶宮殿(クリスタルパレス)』千秋楽の模様が、article.yahoo.co.jp宝塚歌劇団月組で鳳月杏&天紫珠李の「NINE」上演、風間柚乃は「稲妻開化譚」で明治の新聞屋に(ステージナタリー)