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久しぶりにメチャクチャ楽しかった~🤣ご訪問頂きありがとうございますいいねやコメント嬉しいです凸凹家族のちょっと困ってるけど明るい毎日登場人物紹介肺気腫と上顎洞癌と絶賛戦い中頑固じじい(84歳)嫁以外にはとっても優しい旦那様(50歳/建築業)どこかぬけてるけど明るさだけは超一流おたまちゃん(50歳/調理員)超辛口高校生末っ子サブちゃん(17歳/高2)しっかりと社会人になったタロー(21歳)ジロー(19歳)中学からの親友一名と家族以外みんな敵!引きこもり兄(
…side剛典俺が彼女の家に行くなんてどれぐらい振りだろう臣さんの背中を押したくて結託した例の一件切っ掛けはそんな感じに過ぎなかったけど不思議と彼女とはすぐに仲良くなれて話しやすくて…いつの間にか仲良くなっていた事務所での臣さんの態度部屋に入ろうとした時みんなと話してる声が聞こえてきたみんなはどう思ったか分からないけどでも恐らく原因は莉央さんでは無いんだろうそもそも臣さんにあんな顔をさせる相手なんて一人しか居ないと思う直接聞いたってどうせ答えはしないだろ
せっかく楽しかったのに…最近の中で間違いなく一番笑って久しぶりに臣とゆっくり過ごせて敷居の高いお店ではあったけど美味しい食事に美味しいワイン…すごくすごく楽しかったし幸せだったこんな穏やかな時間がずっと続けばいいのに…とすら思ったでもそんな気持ちも一瞬で奪われていく…ちゃんと話したいと思っていたのに結局またケンカ考えれば考えるほど悲しくなったそれに莉央さんと別れたってどう言う事?お前には関係ないこれ以上踏み込んでくるなとそう言われてシャッターを降ろされた
…side広臣愛がいなくなるしかも2年間も…それはあまりにも突然過ぎる話だったやっと、、、やっと自分の気持ちに向き合えて素直になって気持ちを伝えようとした矢先だったのに…何でこんなことになるんだよ悪い夢でも見てるようでさっきまでの楽しい気持ちから一転、その落胆ぶりは半端なくて目の前が真っ暗になるまさにそんな感覚になった今まで夢も持てずにお母さんのために借金を返し続けて自分の人生をも犠牲にして生きてきたそんな愛が初めて自分から夢を話してくれたんだ嬉しくない
明らかに敷居の高い高級そうなオシャレなお店こんな格好で来て恥ずかしかったけどこうなるとこのお洋服もそう相場違いではなかったのかと小さく胸を撫で下ろす待ち合わせ自体も、改めてこんなところで二人で食事するのも初めてだったよね…どこか照れくさくて妙に落ち着かないだけど二人で顔を見合わせればそこがどこであろうとやっぱり楽しくて何も変わらないくだらない話をいくらでもしたお料理もお酒も美味しくて…お母さんが亡くなってから心から笑うこともなかったように思うけど今日は久し
…side広臣5大ドームツアーも東京公演を最後に無事、完走を迎えた…毎回いろんなテーマを掲げてファンのみんなに喜んでもらえるエンターテイメントを発信していくその都度新たな発見があり気付かされる事ばかり次へと生まれる課題、挑戦…何度も立ち止まり、生まれたものを吸収し、落とし込み新たな形として発信するこれの繰り返しそれがどんどん自分の成長へと繋がり一つ、また一つと自信に変わって一歩ずつ確実に前に進んできた数年間この7人ならそれが出来るどんな形であれ、
臣「もしもし?やっと出た!お前、今どこ?」愛「えっ?家だけど…」臣「はっ?帰ったの?!」愛「ちゃんと最後まで見てたよ!あっ、お疲れ様!!」臣「"お疲れ様"じゃねーよ!!普通楽屋くらい顔出すだろ?そのまま帰るとか無くね?」愛「えっ、そうなの?普通とか言われてもそういうのよく分かんなかったから、、、」臣「はぁーー、お前なぁ…だったら連絡くらい入れろよ!」電話口からも分かるほどの深いため息が聞こえた愛「
ドームの駅に着くなりたくさんのファンの子達で溢れかえっている三代目のロゴが入ったツアーTシャツタオルやフラッグ手作りで作ったのかそれぞれのメンバーの似顔絵キャラクターをぶらさげて歩く人達顔や腕にスポーツ観戦の時見かけるようなタトゥーシールを張り付けて歩いてる人までいる三代目どころか芸能に昔からなんの興味も持たなかった私からしたら既にこの感じすらどこか異世界な空気感に思えたまだまだ開演前なのにそこにはすでに熱気を感じるほどの賑わいがあってこの後、始まるライブ
…side広臣莉央と別れて数週間が過ぎためちゃくちゃ大切に思っていた相手だったからこそ最後はきちんと話せてよかったし幸せになってもらいたいと心の底から思えたんだそして俺はというと…気持ちを落ち着かせる間もないまま次へと急かされるまもなくやってくる全国ドームツアーそれに向けたリハーサルが連日のように行われていた合間にも容赦なく詰め込まれていたソロの仕事1日24時間なんてとてもじゃないけど足りない他のことなんて考えてる余裕もないくらい気持ち的にも時間的にも追
母が亡くなって一ヶ月がすぎ…徐々に生活も自分の感情も落ち着き始めていた心にポッカリと穴が空いたような喪失感にもっと襲われると思っていたが不思議とそうはならなかったのは最後にきちんと母と向き合えたから全部が臣のおかげだった少しずつだけど何もなかったかのように普通の生活へと戻っていく…何かが大きく変わることはなかったツアーが始まったばかりの臣は本当に忙しそうで合間で連絡はくれるもののゆっくり話す暇も家に来ることも暫くはなくなっていた私は母が最後に私に残した言
芸能人なのに全く気取ってなくて話しやすくて…とにかく面白い人それが直人さんの第一印象だった…この人は、本来ならわたしみたいな一般人が関わる事なんて出来ない人なんだよね職業柄、前の職場でも何度か俳優さんや、女優さんに会った事はあったデザイナーと言っても衣装さんやスタイリストさんとは違うから直接、話したりする事はなくて…遠目で見てるだけだとみんな芸能人オーラが強くて近寄り難い雰囲気があっただから、わたしの中の芸能人のイメージはそんな感じだったんだ…でも、
…side莉央「行ったら別れる…」なんて…わたしには一生無縁だと思っていたセリフを吐いたカッコ悪い…恥ずかしい…客観的にそう思う自分も居たはずなのに気付けばもうそんな感情はどこかに消えていて目の前にいる大切な人へと縋る思いで必死だっただけど無情にも言葉は空を切り呆気ないものとなって消えていった容赦なく閉まる扉はまるで広臣の心のようもうこれ以上追いかけても無駄なんだと重たいシャッターで塞がれたようで私の心を深く切り裂いた足元がふわふわして感覚が鈍い…
…side広臣「もしもし…」莉央に連絡したのは数日ぶり…切ろうとしたその時、電話口から小さな声が聞こえてきた普段の莉央は笑顔だけじゃなく話し声だって人一倍明るく華があるその声はまるで一瞬にして一面に花が咲いたかのようでどんなに疲れていたり落ち込んでいてもパッと明るい気持ちにさせてくれただけど久しぶりに聞く彼女の声には花どころかその色すらまるで感じない"会ってちゃんと話がしたい…"その事を伝えて電話を切った会うのも当然あの日の誕生日以来…"行くなら別
…side広臣危篤の知らせを受けてすぐに迎えに行ったそこには既に一人で泣いていたんであろう、不安で顔を歪めた愛がいてこんな時、もっと他の奴はうまい言葉を用意できるのだろうか…俺にはその引き出しもスペックも残念ながら備わってなくて…震える手を膝の上でギュッとしてなんとか隠しているそんな小さな手を黙って握りしめることしか出来なかったお母さんに会うことをあれだけ躊躇っていたはずなのにこれで最期という覚悟を一人で決め込んで…一歩、、また一歩と踏み出そうとしている
車から降りて向かった先…こんな時間だからか静寂という冷やかな薄暗闇が広がっている無駄に長い廊下を抜けエレベーターに乗れば後は勝手に連れて来られるもうすぐそこは病室の目の前だった手足は冷たくて何でか余り感覚がない全てが不安で怖くて泣きたい…そんな思いでいっぱいだっただけどもうきっとこれで最後…逃げたりなんて…もう絶対…しないちゃんと想いを伝えたい『一人で大丈夫だから…』臣に告げる『俺、ここで待ってるから…』きっと、今にも泣きそうな私の顔を見て精一杯
仕事がなかなか終わらなくて最近は残業する日も増えた今日ももうこんな時間…都内も外れの田舎道夜景なんて期待できない土手沿いを一人重たくなった身体を連れて駅まで歩く痛っ!!嘘でしょ…オシャレとは程遠い動きやすさ重視で長年履いていたスニーカー靴紐が不自然に切れていてそれに躓いて一人、派手に転んだ膝からは薄っすらと血が滲んでいた大人になって転ぶとか、恥ずかしすぎるけど幸い周りに人は居ない一人で起き上がって服の汚れを叩くと頬に一筋…温かいものを感じたえっ?
…side広臣莉央の誕生日思っていた以上に喜んでくれてずっとはしゃいでいた莉央を見て俺まで嬉しくなった最近色々と考え過ぎてたけどこうやって俺を求めてくれて無邪気に喜ぶ彼女の姿はシンプルに嬉しくて可愛くて俺を余計に混乱させただけどそんなタイミングで…まさか…突然鳴った電話相手は病院からだった愛に連絡が取れないから俺のところへ掛かってきたこの前、面会に行った時名前と番号を残していったからそれを見てかけてきたのだろう俺のとこまで掛かってくるって事は…つまり、
…side莉央今日は私の28回目の誕生日夕方まで仕事して夜からは広臣とお泊まりデートだった何ヶ所か訪れた現場ではその都度花束やケーキを用意してくれて沢山の人がお祝いしてくれたSNSですぐさま写真を載せて投稿する#マイバースデー#みんなありがとう#サプライズにビックリ💖SNSに寄せられるファンの子からの温かいコメント事務所に沢山のプレゼントも届いていて毎年周りの方々の愛を感じる瞬間だっただけど今年は特別それは広臣…彼の過ごせると初めての誕生日だったから
臣が母に会いに行っただなんて初め聞いた時は驚いた仕事も最近は特に本当に忙しくて大変な時期だって事は岩ちゃんから聞いていたそれなのにわざわざ私の為に時間を作って、動いてくれたんだ…確かにいつもの私なら絶対怒ってた勝手な事しないでって言ってるのは自分でも想像がつく…だけどそんな事…言えるわけないじゃん私の事をそこまで考えてくれた臣に怒ったりなんて…出来る訳ない"ありがとう"素直にそう思えたお母さんの話が聞けて良かった…私のこと…そんな風に思っていてくれた
…side広臣ふと、我に返ると病院でのことを思い出す愛に伝えなきゃ…少しでも早く話さないと…今は俺の気持ちなんてどうでもいい迷って立ち止まってる時間なんてもうないんだ…そう思い直すと再び電話を掛ける永遠と繰り返される無機質な電子音に痺れを切らし愛の家へと走ったチャイムを鳴らしても居る気配はなくてこんな時間に出掛けてるなんて珍しいよな…時計を見ては妙に落ちつかないまま部屋の前で待つことにした廊下からの足音…不意に顔を上げると愛が驚いた顔をして立って
目の前でにこっと笑って挨拶をする彼女に俺は思わず握ってたペンを落としたあまりにもその笑顔が…優しくて綺麗だったから…ーガタッ!!直「ーッ痛ッあ、ごめんなさい笑」ゆ「あ…あのっ大丈夫ですか?」動揺しながら立ち上がると膝をテーブルに強打しながら落としたペンを拾うヤバイ…ダサいぞ俺…直「ハハ笑大丈夫です笑すいません…//なんか笑ちょっと、そこ座って待ってて下さい」ゆ「えっ?!あ…はい…」慌てて部屋を出る
…side広臣たくさん考えて悩んだけどやっぱりここへ来れてよかった愛のお母さんともあの後たくさん話せた今日は何だか気分がいいと、臣君が来てくれたおかげねって笑顔を向けてくれる外の空気を吸いたいと言ったから車椅子で散歩にも行き愛の小さい頃の話を沢山聞かせてくれた長崎に行ってからの話離れていた空白の時間俺が必死で探していた時、あいつは一人でそんな辛い思いをしてたのかと思うと胸が締め付けられた俺はというと、代わりに最近の愛の話をしたお母さんはずっと嬉しそうに優
今年で31歳…気付けば31歳…デザイナーを夢見て上京したあの日から…夢を叶えるために必死に生きてきたステージ衣装に魅了されてミュージカルや演劇、歌舞伎アイドルのコンサート沢山のアーティストのライブいろんな衣装を見たくてその為に必死にバイトして…沢山のエンターテイメントに触れて色んな知識を学んだ結果…夢だったデザインの世界に無事に飛び込む事が出来た舞台を手掛ける会社の中では業界でも有名な企業そこの企画デザイン部本当に忙しくて毎日が戦場のようだったデザインを
母の話を聞いた直後はショックと混乱から訳がわからなくなって激しく心を乱した…あれから数週間…自分の中で何とか折り合いをつけてやはりもう会わないという決断をした時間だけは刻々と刻んでいく中普段と何も変わらない生活に少しずつ戻っていく平気と言ったら嘘になるかもしれないだけどこれが現実なんだと状況を理解する時間はそれなりにはあったから…気持ちに折り合いをつけて前に進もうと決めたんだ臣は気にかけてよく連絡くれてはいたが忙しさからかあれ以来アパートに来る事はなかっ
…side広臣数週間が経った頃ようやくスケジュールの合間で少しだけ時間が出来たマネージャーに頼み混んで向かった先…そこは愛のお母さんの入院している病院だった移動中の車から空を見上げると昨日までは数日ぐずついていた天気が今日は嘘のように晴れて雲一つない俺の心とは裏腹に久しぶりに気持ちいいくらいの青空で穏やか太陽が眩しかった愛のお母さんに会うのは高校の時以来…突然俺なんかがお見舞いに来てどう思うんだろう…愛は居ないのかと余計にガッカリさせてしまうかもしれない
…side広臣仲直りしたくて謝りたくて会いに行ったのに家の中はまるで泥棒が入ったような酷い有り様泣き腫らした酷い顔の愛がそこにはいて部屋の片隅で膝を抱えて泣いていた中学の時の記憶が不意に蘇った両親の喧嘩で傷ついた愛を放っておけなくて…ずっと一緒にいたあれから十年以上経ってすっかり大人になっただけど親のことになると昔と何も変わらない昔、抱えてしまった傷は今も癒えなくて時間だけいくら経過してもきっと変わらない余計にしこりのように心にこびりついて大きくな
直「おはようございまーす!」スタA「あっ!おはようございます!」直「今日だっけ?新人のデザイナーさん来るの…」スタA「はい!午後イチで来ます!」直「あれだっけ?もともと舞台関係とか言ってた子?」スタA「そうみたいですね〜自分も面接の時チラッと見ただけですけど…何かフワフワした感じの可愛い子でしたよ?笑」直「あー…なぁーるほど!おまえらー風紀乱すんじゃありませんよ?笑」スタA「そんな事はしません笑」スタB「同じく!笑
カーテンの隙間からうっすらと日の光が差し込む遠くから鳥の鳴き声…バイクの音…子供たちの笑い声…翌朝、ふと目を覚ますと時計の針は7時半をさしていたまだボーッとする頭のなか…ぼんやりと昨日の出来事を思い出す悪い夢でも見ていたのか…なんて思いたかったけど体の感覚と共に少しずつ蘇ってくる記憶夢だったらどれだけ幸せなんだろう…紛れもなく逃げることのできない現実であった疲れていたのか一度も起きずにこんな時間まで眠ってしまっていたようだ重たい体を起こしてリビングへ向か
家に帰ってきてどのくらいの時間が経ったのだろう…まるで海の奥深くに沈んでいくみたいな感覚身体が重くて…抵抗しようとしてもどんどん沈んでいく暗くて冷たくて静かな海底はまるで私の心の中その物だった周りの音がどこか遠く…籠って聞こえるなんだろう…水面から何か音がする何度も何度も繰り返される暖かくてどこか懐かしいその声に引っ張り上げられるみたいに現実にふと戻っていくと目には再び光りが戻った私の名前を呼ぶ声…この声…『お、、みっ、、、』小さく声を出すのが
…side広臣新曲リリースを控えて雑誌インタビューテレビの収録ラジオ出演と次から次へと仕事が続く並行してライブの打ち合わせも始まっていて時間だけは刻々と過ぎる…愛の事も莉央の事も中途半端になっていてそんな事すら考える余裕もない程のタイトなスケジュールとにかく必死に毎日こなして行くので精一杯だった合間、莉央からの連絡は度々来ていたけど彼女も超がつくほどの多忙を極める一流モデル国内に留まらず海外での仕事も多いお互いのスケジュールが合う事なんてしばらくなかっ