ブログ記事4件
家紋を再現する場合は、まず作成するデザインを決めて作図する必要があります。今回手持ちの資料の中から昭和47年に作図した亀甲紋に関する作図が出てきました。トレーシングペーパーに鉛筆でデッサンしたものです。この紋は「丸に三つ盛亀甲に花角」紋ですが、花のところが菱形で「丸に三つ盛亀甲に花菱」紋と呼ばれているものもあるのです。両者の相違はあまり厳格で無い場合も見受けられ、同じように対応していることも多くあります。亀甲紋というのは、平安末期から鎌倉初期に流行した服飾の亀の文様から
こんにちは、城跡で日本を元気にする「城跡地域活性活用専門アドバイザー」であり「日本マイナー歴史研究専門家」の原一六四(ひろし)です。本日は「戦国大名の家紋」シリーズです。今回、紹介するのは「浅井長政(あさいながまさ)」さんです。余談ですが、自分、子供の頃ゲームの「信長の野望」で初めての日本統一した武将です。皆さんも良く知っているかと思いますが、この長政さん、織田信長の義理の弟になります。織田信長の妹・市さんと結婚しています。ただ、織田信長が浅井長政さんの家と仲良くしてい
三つ盛亀甲に花菱紋亀甲に花菱家紋のデザインを見ると基本的な文様を複数用いたものが少なくありません。単体の文様はシンプルで格調高く感じられますが、それをさらに複数用いることで一層美しさを増す場合もあります。亀甲紋は平安時代末期から鎌倉時代にかけて流行した服飾の文様から転化したものとされています。亀甲紋もたくさんの種類があるのですが、亀の甲羅に似た六角形はバランスもよく、どっしりとした重みを感じさせます。三つ盛亀甲に花菱紋は近江の国、湖北の雄