ブログ記事29件
「東映の友」1963年6月号に「八代万智子」の記事を発見!彼女の代表作「プレイガール」(1969~1974)に出演する6年前。さて、本題に戻ると、写真と共に「わたしの自慢」との言葉。そして「正道貫徹」といえる立派な名前八代万智子(姓名学)との見出し。「八代万智子というわたしの芸名は「姉妹」という小説をお書きになった畔柳二美先生が私をモデルにして「母親まさり」という短篇小説を書いてくださった時にその主人公の名前がそうだったんです。それを私が映画界に入るとき、そのままいただいたというわ
blogno.497タイトル:座頭市物語を観て観た日:250302日放映日:230822月放送局:BS12原作:子母澤寛。監督:三隈研次。出演:勝新太郎・天知茂・万里昌代・島田竜三。モノクロ。1962。上映時分96分評価:★★★★人気シリーズ「座頭市」(全27作品)の記念すべき第1作。勝が若く清涼感が漂う。モノクロゆえの計り知れない迫力がある。また、名場面・斬り合いでの効果音が無いのも新鮮である(2作目以降は斬る音に効果音が入る)。こ
しっかり跡目を継げと佐吉(成田純一郎)に街道で別れを言う忠治(名和宏)は茶店で休む市(勝新太郎)を見て、「笠間の市さんじゃねえか」と声を掛け、お互いに首にカネがかかった上州無宿だと言う。市といっしょにいたおのぶ(高田美和)に佐吉は争いは止めようと島蔵(松居茂美)に伝えてほしいと言うが、彼女は佐吉が縄張りを持っている限り島蔵は応じないと答える。かつて住んでいた荒れてしまった家に市を連れてきたおのぶは、島蔵が旅籠屋で満足する男ではないという噂が広まっていると話す。助けを申し出る市だが、おのぶは「あ
「飯岡助五郎」と「おたね」は第一作「座頭市物語」に、そして「国定忠治」は「千両首」に登場するのだ。この「兇状旅」で、市は忠治と再会したことになっているが、「千両首」は翌年の公開である。岩田正は小幡屋の板場でおにぎりを握っている。ちょっとだけ台詞あり。*****夏祭りの境内で行われていた相撲で勝ち抜いた市(勝新太郎)が川辺で賞品のお神酒を手桶からがぶ飲みしていると、背後から襲ってきた男を斬り捨てる。座頭市だと知って斬りかかった男は、市の首には十両がかかっており、自分は文殊の喜助(小林勝彦)だ
座頭市シリーズの第1作目、やくざのはしくれ座頭の市。子どもの頃にギリギリ映画館でみた記憶があるし、テレビでも見てたかな。「カチンッ」もよく真似して遊んだ。かたわ、つんぼ、めくらといった今じゃ差別用語のオンパレード。「悪名」とともに勝新太郎の代表作ではないかな。平手造酒(天知茂)との人間ドラマがいい、最後のじわっとくる立合がみもの。この時代の作品には無駄がない、いろいろと。ちんみに座頭市は実在の人をモデルにした子母沢寛の短編の主人公で、座頭とは、あんま・はり等を業とする者のこと。
1962年10月公開の映画「続・座頭市物語」を観た。監督は、森一生。全作のヒットを受けて急遽半年後に公開された完全な続編で全作と同じくモノクロ映像。同じ場所での1年後が描かれているので前作を観ていないと意味不明な物語になる。前作で殺してしまった平手造酒の一周忌に向かう座頭市。途中、逗留中の黒田家の殿様の療治に呼ばれるが、その殿様は気が狂っていて、それを口外されるのを防ぐため、市は、黒田家と、それに雇われた関の勘兵衛、前作で市に恨みのある飯岡の助五郎に命を狙われる。一方、市の周りに頻繁
1962年4月公開の映画「座頭市物語」を観た。監督は、三隅研次。座頭市シリーズの1作目で映像はモノクロだ。盲目で居合斬りの達人座頭市は、下総飯岡の貸元・助五郎の食客となる。市は、釣りに出かけて飯岡と敵対する笹川繁造の用心棒、平手御酒と知り合い友情を温める。労咳病みの平手が喀血し倒れたのをきっかけに助五郎は、笹川一家に喧嘩をしかける。座頭市を鉄砲で殺すと言い放つ笹川繁造を止めて、自分が市を倒すと平手が病をおして戦いに出向く。座頭市と平手御酒は、どうしても避けられぬ決闘をする事となる。
新東宝「恋愛ズバリ講座」のDVDが到着しました☆勿論、この映画も面白くて好きなんですけど、しかし本当の目当ては特別収録の「爆笑王座征服」の方です☆大新東宝劇場完成披露という設定で、新東宝俳優が総出演し、由利徹の司会で歌やダンスや寸劇を披露する舞台映像ですが、長年毎年VHSにダビングしたやつを、正月元旦におせちと御神酒で一杯やりながら観るのが定番の愉しみなのですが、ついにDVD化してくれたので今後は画像の良いこちらで観ます☆短編ですが、愛着あるのでつ
池袋新文芸坐新東宝千夜一夜銀幕の名花より製作:新東宝監督:山田達雄脚本:赤司宏三原作:小坂慶助撮影:山中普美術:黒沢治安音楽:小沢秀夫出演:沼田曜一万里昌代三田泰子細川俊夫江見俊太郎御木本伸介1960年6月22日公開昭和14年、憲兵本部は頻繁に起るスパイ事件を調査するため、特別捜査班をもうけて内偵を続けていました。ところが、井上少尉が軍の機密漏洩を内偵中に、キャバレー“山城”の女給と心中をとげる事件を起こし、手掛かりの糸口が切れます。小坂憲兵
ShaneMacGowan25December1957–30November2023否応なく、毎日、人が死ぬものだし、お気に入りの有名人の訃報を目にすることは避けられないものだけど――シェイン・マガウアンが11月30日朝に亡くなったと知って動揺しました。悲しいというよりも「ああ…」という感じで、そうか、死んでしまったのか…というのが最初の印象です。なんだか車いすに乗ってたり、歩けないようで、確かにあんまり具合が良くないようでしたけど、シェインはも
毎年恒例の新東宝の特集が今年もシネマヴェーラ渋谷で開催されました。今回は全て未見の作品が上映され、なるべく多く観ようと思ったのですが、なかなか都合がつかず、4本だけに留まりました。シネマヴェーラ渋谷復活!玉石混淆!?秘宝発掘!新東宝のディープな世界より製作:新東宝監督:下村堯二脚本:山内亮一下村堯二原作:森川哲郎撮影:吉田重業美術:朝生治男音楽:松村禎三出演:宇津井健松原緑郎藤田進万里昌代瀬戸麗子中野かほる大友純五月藤江高村洋三
「婦系図(1962)」「婦系図(1962)」スナップ写真+セリフ原作:泉鏡花「婦系図」脚本:依田義賢監督:三隅研次キャスト:市川雷蔵:早瀬主税万里昌代:お蔦船越英二:めの惣三条魔子:妙子水戸光子:河野夫人木暮実千代:小芳千田是也:酒井俊蔵片山明彦:河野英吉あらすじ:帝大教授・酒井俊蔵(千田是也)の恩情で立派な教育を受けた早瀬主税(市川雷蔵)は、兄妹のようにして育った酒井の娘・妙子(三条魔子)が自分に想いをよせているのを知り、これ
女優の万里昌代さんを、趣味の姓名判断で、占ってみました。万里さんには、功績を残す。社交性がある。家族縁や人との不和に注意だが、幸福。現状維持を心掛ければ、安泰。といった暗示があります。引き続き万里昌代さんの本名、英昌代さんを、趣味の姓名判断で、占ってみました。英さんには、功績を残すが、人生の中頃は、何事も注意。名誉、財産共に得る。才能や知恵がある。急変や病難に注意。といった暗示があります。常盤英文です。皆の幸せを願います。また、どこかで。
〜その征く道は修羅の道!眼の見えぬヤツの名は、人呼んで“座頭市”!!〜やくざの世界には、居合いの達人にして盲目の市――人呼んで“座頭市”という流浪の身のやくざが居た。そんな市は、下総の飯岡助五郎一家に草鞋を脱いだ。ある日、市が釣りに出掛けると、一人の労咳病みの浪人・平手造酒と出会う。平手は、助五郎一家と敵対する笹川繁蔵一家に用心棒として雇われていた。そんな身にも関わらず市と平手は互いに共鳴し、淡い友情で結ばれていった。だが、やくざの世界の非情な運命が二人には待ち受けていたのだった――
シネマヴェーラ渋谷吉田輝雄ハンサム・イヤーズより製作:新東宝監督:小野田嘉幹脚本:内田弘三小野田嘉幹撮影:山中普美術:黒沢治安音楽:小沢秀夫出演:三原葉子江見俊太郎万里昌代沢井三郎沖竜次吉田輝雄高宮敬二1960年10月1日公開九州の南にある港町のキャバレー“ブルー・ムーン”は麻薬組織・岩原組の根城でした。その店でルミ(三原葉子)とエミ(万里昌代)の姉妹はダンサーとして働いています。しかし、ルミは支配人の矢島(沢井三郎)に体を奪われ、彼の情婦となっ
ランクAの下古今東西、ニヒルな役者代表市川雷蔵と天地茂が共演し、私利私欲に判弄されながら儚い侍の生き様、悲劇を描いた作品です。原作:柴田錬三郎脚本:新藤兼人監督:三隈研次詳しくは知らないけれどギリシャ神話?のようなチャンバラ映画です。市川雷蔵演が、数々の悲劇、エピソードを経てどうしようもない運命に翻弄される侍を演じます。映画は、演劇的な演出で、虚無感、厭世観に満ち溢れています。三隈
『座頭市物語』映画トーキー96分白黒昭和三十七年(1962年)四月十八日封切製作国日本製作言語日本語製作会社大映京都企画久保寺生郎原作子母澤寛脚本犬塚稔録音大谷巌音楽伊福部昭編集菅沼完二装置梶谷和男撮影牧浦地志擬斗宮内昌平助監督国原敏明照明加藤博也邦楽中本敏生スチール松浦康雄製作主任田辺満出演勝新太郎(座頭市)万里昌代(おたね)島田竜三(笹川繁造)三田村元(松岸の半次)南道郎(蓼吉)
「斬る」(1962)市川雷蔵主演の孤独な剣豪の映画をAmazonプライムビデオで観た。監督は三隅研次。予告編はコチラ。出生の秘密があることを知らず、養父に育てられた飯田藩の武士、高倉信吾(市川雷蔵)。見聞を広めるべく、三年間の旅に出た後、ひと回り成長して戻ってきます。旅の成果はある武術会での剣客との立ち会いで発揮されます。“三絃の構え”という異様な構えだけで剣客の闘志を失わせた信吾。腕前を評価されて藩主の覚えが良くなるも、そんな信吾を快く思ってない隣家の池辺義一郎(稲葉義男
おおきに、ありがとうさんです(^-^)ノ3月27日、この映画を観ました・・・新・悪名あくみょう『悪名』シリーズの第3作です。満州事変からずっと戦争に行かされてた陸軍上等兵の朝吉はん、ようやく復員できることになりましたんでっけど、なんと日本では「戦死したこと」になってましたんや。私も2作目の『続・悪名』(1961年)を観た時にはすっかり朝吉はん、弟分のモートルの貞もあの世へいんでもうたし、本人の心にも覚悟が見て取れたし、これは戦死しやはる
河田病院の外科医、菅英一が手術を終えると院長の娘令子が、またしても英一の診察目当てで病院に現れた。密かに英一と交際してきた看護師の不二子は、令子の接近が気に喰わず彼を呼び出して不平不満を漏らした。院長は彼に娘を嫁にと頼み、次期院長の座も約束した。英一が縁談を受けたと知った不二子は英一の子を妊娠していると告げ、断らないと縁談をブチ壊すと宣言する。もはや不二子が邪魔でしかない英一は遂に彼女を殺害。数日後、病院の英一の部屋の廊下で不二子らしい足音が聞こえたり、
漁師町の有力者大場と木下が、幽霊に襲われて相次いで姿を消し、襲撃した相手を見て彼らは里村という名を口にしていた。海に潜る海女さん達を眺めながら、紀州屋の旦那と呼ばれた男は、大場と木下なら次は自分と長浜、まさかと渋い顔で呟いた。その夜、紀州屋には女の幽霊が現れ、応援に来た池田警部補が調べると、彼らに加えて長浜の4人は戦前に里村という親方の下で働いていたらしく、戦後彼らは揃って成金になったという。その長浜は、海女達の目の前で幽霊に襲撃されて姿を消した。新東宝映画傑
シネマヴェーラ渋谷秋の新東宝祭りより製作:新東宝監督:赤坂長義脚本:蓮池義雄葭原幸造原案:葭原幸造撮影:吉田重業美術:鳥居塚誠一音楽:渡辺宙明出演:天知茂万里昌代三原葉子江見渉(江見俊太郎)御木本伸介城実穂沼田曜一江川宇礼雄1958年5月3日公開第七映画のスター上原城二(天知茂)は、恩師の娘である真理(万里昌代)と結婚したい気持ちが昂じた挙句、彼女と一緒に働きたい願望が強くなります。その結果、城二は真理を強引に映画界に入れてしまいま
こうのすシネマ午前十時の映画祭より製作:大映監督:三隅研次脚本:犬塚稔原作:子母沢寛撮影:牧浦地志美術:内藤昭音楽:伊福部昭出演:勝新太郎天知茂万里昌代島田竜三三田村元柳永二郎1962年4月18日公開盲目で居合の達人である座頭市(勝新太郎)は、下総飯岡の貸元助五郎(柳永二郎)の一家へ草鞋を脱ぎます。助五郎は市の腕を見込んで客分扱いにし、乾分の蓼吉(南道郎)を世話係につけました。そんな折、市は釣りで病身の浪人平手造酒(天知茂)と知り合い、互いに心が触れ合い
「午前十時の映画祭」の「座頭市物語」。座頭市シリーズは映画もドラマも何作か観てるけど、この第1作である「座頭市物語」は初、しかも映画館で「座頭市」を観るのも初。俳優の養成所時代には、三船敏郎さんにも勝新太郎さんにもそんなに魅かれなかった。本格的に殺陣をやったのは40歳くらい、その頃かな、三船敏郎さんにゾッコンになり、勝新太郎さんにものめり込んでいった。三船さんの殺陣の魅力は力任せで前に出る迫力、野生動物のような怖さ力強さ。勝さんはああ見えてもっと繊細で、足捌きの美しさ、体の使い方の上手
「爆弾男といわれるあいつ」(1967)小林旭主演の「あいつ」シリーズ4作目で最終作をAmazonプライムビデオで観ました。(1960年代に活躍した)東京ぼん太が弟分で共演しているのがフォーマットのようです。冒頭、長岡の山奥で五人組ギャングが現金輸送車を襲撃、山奥を歩いていた一般市民が巻き込まれて殺害されるという事件が起きます。犠牲者が相棒の熊五郎(東京ぼん太)の学生時代の恩師だと聞いた浩介(小林旭)は長岡へ向かいます。最初は葬儀に顔を出すだけのつもりが、警察が解決困難だとボ
刑務所の凶悪犯4人が収監されている部屋にムショ慣れした土屋が加わり、さらに通称マイトという若い暴れん坊も入ってくるが、土屋と違い先輩を立てることもしない奴。腹に据えかねたリーダー格の太田は皆に命じてマイトを殺害しようとすると、通称海坊主が慌てて止めに入る。マイトは最近起きた宝石強奪事件の片割れで、どこかに大量のダイヤを隠したらしく土屋もニュースを知っていた。皆で脱獄を手伝うからダイヤを取りに行こうということで、知能犯松田を中心に脱獄成功、マイトの指す方へ出発する。
『斬る』1962年日本映画71分監督:三隅研次企画:宮田豊原作:柴田錬三郎脚本:新藤兼人撮影:本多省三録音:大角正夫照明:加藤博也美術:内藤昭音楽:斉藤一郎編集:菅沼完二装置:梶谷和男擬斗:宮内昌平音響効果:倉島暢助監督:辻光明製作主任:橋本正嗣現像:東洋現像所出演:市川雷蔵(高倉信吾)、藤村志保(信吾の母・山口藤子)、渚まゆみ(信吾の義妹・高倉芳尾)、万里昌代(田所佐代)、成田純一郎(佐代の弟・田所主水)、丹羽又三郎(道場主
「座頭市兇状旅」(1963)シリーズ4作目を動画サイトで観ました。初見。監督は3作目に引き続いて、田中徳三。舞台は上州。お祭りの素人相撲大会に飛び入り参加して圧勝した市が賞品のお酒を飲みながら川べりで休憩していると、いきなり何者かに襲われます。難なく返り討ちにする市ですが、市の首には十両の懸賞金がかかっていることと、故郷の母にヤクザになり下がった自分を許してほしいと死に際に聞かされた市はその男の故郷、下仁田を訪れます。夏祭りの準備中の下仁田。襲ってきた男の母おまき(
「座頭市兇状旅」(ざとういちきょうじょうたび)座頭市兇状旅全編1963年8月10日公開。座頭市シリーズ第4作。脚本:星川清司監督:田中徳三出演者:勝新太郎、高田美和、万里昌代、成田純一郎、北城寿太郎、村瀬幸子、小林勝彦、松居茂美、名和宏、安部徹あらすじ:夏の上州。市(勝新太郎)は突然襲いかかってきた男をやむなく斬る。斬られた男は喜助といい、市の首に十両の賞金がかかっていること、下仁田におまき(村瀬幸子)というお袋がいることを市に告げて息
親友の青山由美から亡霊に呪い殺されるとの手紙が来た恭子は、青磯海岸にある青山の実家を訪ねる。青山家は多くの海女を統率する網元だが、父は自殺、母は病死、兄は遭難、兄嫁は狂死と次々に死に続け、残った親族は兄嫁の妹で海女の加代との二人だった。青山家には海洋調査に来たという水木博士も滞在中で、加代の力を借りて近海の潜水調査をしているという。恭子は恋人の野々宮刑事に騒ぎの概要を知らせると、江戸川の水死体との関連性を感じた野々宮は青磯へ。兄嫁と水死体には、黒真珠という共通点があっ