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ブルックナーの交響曲第6番は、大曲である第5番と人気曲である第7番にはさまれて、彼の交響曲の中では人気のない曲の一つです。私も3番以降の曲を聴こうとすると、スルーしてしまう傾向がある曲の一つで、それほどじっくりと聴いたはありません。それでも、中期の傑作であると熱烈なコメントも多くあり、今回改めてじっくり聴いてみました。まず感じるのは、伸びやかな大自然の風景。夏季休暇で訪れたスイスで感銘を受けた、アルプスの山脈を感じ取れるような、大自然の美しさが表現されています。そして、ブルックナーらしからぬ跳躍
舞台袖の扉がそっと開きひとりの老人が現れる背は曲がり痩せた肩からは上着がずり落ちそうだ細く長い指杖の代わりに差し出された手を頼りに一歩ずつ進む不機嫌そうな顔に目だけが鋭く眉間には深い皺が寄せられているわずかな距離を歩きようやく指揮台に辿り着くと介添えの手をやわらかく外し老人はただひとりで立つその姿は風に立つ枯木のよう客席が息を呑むなかタクトを持つ右手がゆっくりと上がるその瞬間、楽団員全員が操り人形のように演奏を始めるその音楽は
ブルックナーの中期の傑作第5番の交響曲はギュンター・ヴァントの指揮、ベルリンフィル盤が素晴らしいです。ブルックナーの交響曲の中ではとっつきにくい曲かもしれません。あまり印象に残るようなフレーズが少なく、覚えやすいメロディーもあまりありません。教会のオルガン奏者だったブルックナーがこの教会のような大伽藍を建設したような曲になっています。とても構造的な構成を重視したような曲です。最も硬派なブルックナーのこのような交響曲はブルックナーを得意にしていたヴァントの核心に満ちた指揮が最もふさわしいです。残響
出張していましたので、ブログお休みしていました。再開します。今日は、まるで番宣の形となりますが、藤岡幸夫マエストロがナビゲーターを務める、「エンター・ザ・ミュージック」(BSテレ東)で放送されたベートーヴェンの交響曲第8番における「不滅の恋人」のお話。「不滅の恋人」とは、ベートーヴェンの死後に発見された熱烈なラブレターの中で書いたお相手の呼び名。今だに特定はできていないようですが、夫のいる女性に対する愛だったのでずっと秘密な関係だったとか。その恋人と秘密にボヘミアに温泉旅行をした時の思い出がつ
JAZZに少しだけ興味を持ちながらも、これまで特に触れる機会がありませんでした。このほど、近所で渡辺貞夫さんのLIVEがあるというので、気になって行ってみました😙どうして気になったのかというと、よく行くホールで、かなり年配の方の公演があるようだと知り、それも相当に人気があるらしい感じだったので、何者なのかな?と思ったのです。渡辺貞夫、通称「ナベサダ」と呼ばれているようですが、聞いたことないナ🤔ナベツネじゃないんだろ?それよりもっと渋い、笑顔が素敵な人だなというのが第一印象。驚いたのが
指揮者ギュンター・ヴァントは、1995年カルロス・クライバーの代役としてベルリン・フィルに登場して絶賛され、以後亡くなるまで毎年客演しました。得意とするブルックナーの交響曲を携え、第4、5、7、8、9番を名器ベルリン・フィルで録音を残しています。下の盤は1998年の録音(RCA盤)ですから、マエストロ86歳!同じ年に第9番も演奏しており、その指揮のライヴをNHKで観た記憶があります。感動的な演奏でした。この第4番も、ひとつひとつ丹念に積み重ねた演奏で、迫力満点の金管群と分厚い弦楽セクションの活
美穂です。昔、こんなのを作ったんですよね↓クラシック作曲家の楽曲のざっくりとした一覧。Wikipediaからコピペして、ルーズリーフにプリントアウトして、無印良品のファイルに閉じたものです。これは、モーツァルトの一部です。作品がいっぱいあるでしょう。ワケわからなくなりそうでしょう。だから、こういうのを作って管理したんです。これは、ベートーヴェンの一部です↑クラシック音楽においては、交響曲や弦楽曲などの「番号」は、基本
みなさんこんにちは😃本日1月7日は指揮者ギュンター・ヴァントの誕生日です。今年で生誕113年となります。そんな本日ご紹介していくのは、数多くの録音を残した中からNHK交響楽団とライヴ録音されたシューベルトの交響曲第9番「ザ・グレイト」、ブルックナーの交響曲第8番です。2017年に発売されたシリーズの一部で、UHQCD仕様となっているのが特徴的であるとも言えるでしょう。「ギュンター・ヴァント指揮/NHK交響楽団」シューベルト作曲:交響曲第9番ハ長調「ザ・グレイト」ブルックナー作曲:交
ギュンター・ヴァントGünterWand(1912~2002)厳格なドイツの魔王20世紀後期を代表する、ドイツの大指揮者。ケルンでの長年の活躍から、北ドイツ放送交響楽団との名演の数々、晩年はベルリンフィルやミュンヘンフィル、そして世界中のオーケストラと共演した。カラヤンやバーンスタインといった表世界の超メジャーな名前と比べると知名度はやや劣りますが、裏の世界の魔王ともいうべきヴァントこそドイツ系の本流、真の大指揮者といえるでしょう。晩年の写真や映像を見ると感じ良さ
美穂です。1日21時47分、蠍座で太陽と月が重なり、新月を迎えます。2週間前に起こった牡羊座満月に引き続き、ダイナミックでヒジョーにインパクトの強いチャートです。蠍座期というのは通常運行で「インパクトがあるシーズン」です。「大変容、大逆転、復活、再生」といった「振り幅が大きい」ワードを管轄していますからね。新月チャートでもそれを示唆しているって、何をかいわんやですよ。先日の選挙でも、15年ぶりの与党過半数割れしましたね。あとは、同性
北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利豪)と、経営学者のコーキ(佐藤耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。*FMりべーる「クラシックにくびったけ」https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/https://clatake837.amebaownd.com/*経営学者佐藤耕紀のブログhttps://management-study.hatenablog.co
ダメです、もう少しも身体が動きません。きっと、この気候のせいだと思うんですが、昼から銀行に行こうと思っても足が一歩も前に出ません。それでも、やっとのことで用事を済ませてましたので、なぜかおらが町では銀行の横に鎮座されますなんちゃらユニオンとかっていうセコハンショップで不本意ながら少々休ませていただきまして、汗が引くのを待つついでにいくばくか散策させていただきました。そうこうしているうちに、手ぶらでは退店するのはさすがに良心が呵責してしまいそうでしたので、ふと聞こえてきた「ジュリ
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、「ギュンター・ヴァント不滅の名盤」シリーズより、第13弾として発売された北ドイツ放送交響楽団とのブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」と交響曲第5番です。ヴァントによるブルックナーを聴くのは大分久しぶりのこととなりますが、「ロマンティック」はブルックナー歿後100周年記念演奏会、第5番は北ドイツ放送交響楽団創設50周年記念演奏会でのライヴ演奏となっています。「ギュンター・ヴァント指揮/北ドイツ放送交響楽団」ブルックナー作曲:交響曲第4番変
カラヤンとベルリン・フィルのベートーヴェンの序曲ばかり集めたCDを聴いていて、”カラヤンが指揮するベルリン・フィルの音、これはカラヤンでしか聴けないなあ”と思った時、”他の指揮者が振ったベルリン・フィルはどんな響きがするのだろう”と思って、引っ張り出してきたCDがあります。ギュンター・ヴァントがシューベルトの「未完成」と「グレート」を振ったライブ録音のCDです。ベルリン・フィルの音がどう違って聴こえるか、という興味で聴き始めた途端、最初の目的はどこかへ行ってしまいました。
ブルックナーを聴こう第2部~巨匠たちのブルックナー②~第2回:ギュンター・ヴァントヴァントは、特に晩年になって大きく評価が高まった指揮者だと思います。それもブルックナー演奏の録音が世界を席巻したという感じでした。これは、晩年に残された、ベルリンフィルとの一連の録音の一つです。【CDについて】作曲:ブルックナー曲名:交響曲第4番変ホ長調ハース版(68:11)演奏:ヴァント指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1998年1月30,31日,2月1日、ベルリンフィルハーモ
ヴァント&北ドイツ放送響のベートーヴェン:交響曲第7・8・9番「合唱」をじっくり聴いてみた。幾分演出?があるほうが聴きごたえがあるベートーヴェン。苦手な音楽家。ヴァント&北ドイツ放送響は、真面目で重く、真摯な演奏で、8・9番感銘を受けた。大変失礼ながら7番はなんとなく靄ッと。9番合唱部分は敬虔で渋い。たいへん好ましく思った。「最近のヴァントから見れば,これらの録音はいくぶん細身であるしテンポも意外に速いが,その渋く高貴な味わいは相変わらずである。一見何の変哲もなさそうだが,時間をかけ
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、「ギュンター・ヴァント不滅の名盤」シリーズ第8弾として発売されたヴァントとミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団によるシューベルトの交響曲第8(9)番「ザ・グレイト」、ベートーヴェンの交響曲第1番、ブラームスの交響曲第1番です。「Profil」に残されたライヴを「Altus」がライセンスし、最新リマスタリングを施して最高の音質で復刻してきたライヴもミュンヘン・フィル編としては今回取り上げる3曲で最後となります。「ギュンター・ヴァント指揮/ミュンヘン・
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、「ギュンター・ヴァント不滅の名盤シリーズ」から第7弾として発売されたミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団とのブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」と第5番です。中でも「ロマンティック」に関してはヴァントとミュンヘン・フィルによる最後の録音ということもあって非常に目が離せない代物となっています。「ギュンター・ヴァント指揮/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団」ブルックナー作曲:交響曲第4番変ホ長調WAB.104「ロマンティック」(187
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」:ベートーヴェン真摯で、緊迫感のある演奏。飾らず、過度な演出がなく、良い。濃いものは、そのままいただきたい。と。私の趣味。イーディス・ウィーンズ(ソプラノ)ヒルデガルト・ハルトヴィヒ(アルト)キース・ルイス(テノール)ローラント・ヘルマン(バス)ハンブルク国立歌劇場合唱団(合唱指揮:ユルゲン・シュルツ)北ドイツ放送合唱団(合唱指揮:ヘルムート・フランツ)北ドイツ放送交響楽団ギュンター・ヴァント(指揮)【録音】1986年2
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、「ギュンター・ヴァント不滅の名盤シリーズ」から第6弾として発売されたミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団とのブルックナー交響曲第8番とシューベルトの交響曲第7(8)番「未完成」です。つい先日第5弾を取り上げたばかりとなりますが個人的な話をすると、ブルックナーの交響曲第8番が聴きたくてしょうがなくなったために今回ヴァントとミュンヘン・フィルによるブルックナー交響曲第8番が収録された当盤を取り上げるという流れにもなっています。SACDハイブリッド盤となっ
みなさんこんにちは😃大分前になりますが、「ギュンター・ヴァント不滅の名盤」シリーズを第1弾〜第4弾までを当ブログでは取り上げましたが、まだ続きを取り上げていなかったので今回からまた少しずつ取り上げていきたいと思います。まず本日はハイドンの交響曲第76番、ブルックナーの交響曲第6番、第9番を収録した第5弾をみていきます。今回からミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団との録音が登場していきます。「ギュンター・ヴァント指揮/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団」ハイドン作曲:交響曲第76番変ホ
「クラシックはこれを聴け」、今回はシューベルトの「交響曲第9番」です。シューベルトの交響曲の番号付けは少し込み入った事情があります。シューベルトが6曲の交響曲の後、25歳の時にグラーツ楽有協会から「名誉ディプロマ」を送られた返礼に交響曲を作曲することになったのですが、第一楽章と第二楽章を送付したのみで残りの楽章は送られて来なかったという事情があります。(その理由は諸説あるようです)ともかくシューベルトはそのことを忘れてしまったのか、無いものとしたのか次に書いた交響曲を第7番(これが後
『交響曲第3番変ホ長調:英雄』(原題:伊:Sinfoniaeroica,compostaperfesteggiareilsovvenired'ungrand'uomo英雄交響曲、ある偉大なる人の思い出に捧ぐ)作品55、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(独:LudwigvanBeethoven1770年12月16日頃-1827年3月26日)が1804年に完成させた交響曲。ヴァント&北ドイツ放送交響楽団で聴く。1989年12月10日~12日、ハンブルク、
みなさんこんばんは🌆本日2月14日はギュンター・ヴァントの命日です。今年で没後20年となります。そんな本日は晩年にライヴ録音されたベルリン・フィルとのブルックナー交響曲選集をみていきます。曲目としては交響曲第4番「ロマンティック」、第5番、第7番、第8番、第9番の5曲で、過去に当ブログでも取り上げたことがありますが、今回は2005年8月24日に発売されたSACDハイブリッド盤のBOXとなっています。廃盤となった今では価格が大分上がっていますが、演奏を聴いてみるとその理由もなんとなくわかる気がし
みなさんこんにちは😃本日は2ヶ月ぶりの投稿となる「ギュンター・ヴァント不滅の名盤」から第4弾となるベルリン・ドイツ響とのベートーヴェン交響曲第6番「田園」、第5番をみていきます。収録されているのは1992年と1994年ライヴで、それぞれの演奏会で取り上げた曲目が同じという聴き比べをすることができるマニアにはたまらない代物です。「ギュンター・ヴァント指揮/ベルリン・ドイツ交響楽団」ベートーヴェン作曲:交響曲第6番「田園」(1992年、1994年ライヴ録音)交響曲第5番(1992年、199
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは昨年2020年の4月から発売し、現在15弾まで発売されている「ギュンター・ヴァント不滅の名盤シリーズ」を満を辞して取り上げていきます。このシリーズに関しては当初より購入してきましたが、ご紹介するのがなぜこんなにも遅れてしまったのか?その点については後ほど述べたいと思います。まず本日は第1弾として発売されたベルリン・ドイツ交響楽団とのシューベルト交響曲第7(8)番「未完成」、ブルックナー交響曲第9番の2曲をみていきましょう。「ギュンター・ヴァント指揮/
オルフ(CarlOrff/1895~1982)ドイツのおじさんで、作品には声楽を伴う曲が多いようですが、この《カルミナ・ブラーナ》が最も成功した作品です。「世俗カンタータ」とか「世俗的歌曲」とか呼ばれますが、“カンタータ”とは器楽伴奏付きの声楽作品のことを言うそうです。オルフの他の曲は、カラヤンが振った《時の終わりの劇》しか聴いたことがないのですが、こちらはサッパリ良さが分からず。笑この人は《カルミナ・ブラーナ》が最高傑作で、他はオルフの作風が好きな人だけが聴けば良いのだろうと思っ
みなさんこんにちは😃本日10月11日はブルックナーの没日、今年で124年目となります。そんな本日はブルックナーの名作中の名作である交響曲第8番をみていきます。ヴァントとベルリンフィルによる演奏です。随分前に当ブログでも交響曲選集という形でご紹介しましたが、今回の盤は廃盤となった今でもなお人気なBMGファンハウスとエソテリックによる共同企画でのSACDハイブリッド盤です。交響曲第4番、5番、7番、8番、9番の計5種類が単体、BOXで発売されました。BOXはDVD付きで、現在はプレミア価格となって
ブルックナー:交響曲第8番推薦盤ヴァント指揮ベルリン・フィルRCA2001年ライヴヴァントのブルックナーは、ブルックナー愛好家の僕にとっては一度は聴いてみなきゃ、という存在だった。しかし、先入観が邪魔をしていた。1980年代に北ドイツ放送響と録音したベートーヴェン全集の印象があまり良くなかったのである。《第9》などは、頭の固い爺さんに延々と説教されているような居心地の悪さを感じてしまうくらいに音楽がきつく、不寛容な印象があったくらいだ。チェリビダッケの音楽もそうだが(そういえばヴ
いえいえ、ハイジャックとか、そんな話ではありませんwwwせめて気分だけでも上げて行きましょう!ヴァント指揮、バイエルン放送響演奏モーツァルト作曲、セレナーデ第6番「セレナータ・ノットゥルナ」、第1楽章少しだけでもこれを聴いて快活になっていただければ、ご紹介した甲斐があると、言えよう!(大爆恥)そして、今一番元気になってほしいのはこの方・・・FORZAKATAOKA!