ブログ記事50件
インドは毎日新しい扉を開けていった。一つ扉を開けるとまた次の扉が現れ、私は毎日解放されていった。そしてその最初の扉が開いたのが、ここヴァラナシだったのだ。破壊と再生の街で古い私は死に、また新しく生まれ変わったのだ。この時は二年ほどをインドで過ごしたと思う。そうして日本に帰った時、風景が一変していた。昔から知っている人たちはみな、始めて会う人のようだった。きっと一生を過酷な炎天下で自転車をこぎ続けるのであろうやせっぽちのおじいさん。おじいさんは私の厚い鎧など始めからお見通しで、だか
こちらの心がそのままインドというスクリーンに映し出されて、インドは魔法のようにその姿を変える。この国はまるで奇跡のような国だ。これがインドだと思っていたものが変わっていく。これが世界だと思っていたものが変わっていく。私自身が変わっていく!歪んでいたのは世界ではなかった。自分の心だったのだ!私は自分が光の中にいるのを発見した。そして本当はずっとずっと光の中にいたのだということを発見したのだ。そうだ、インドは初めから扉を開いていた。私にそれが観えなかっただけなのだ。ああ、ああ、
そうだ。泥棒事件の後に倒れ込んだ宿、ナブラングの主人シャームは、毎日食事を出してくれた。今もお元気だろうか。隣の棟に投宿していた出稼ぎの男性は、噂を聞いて「これを使ってくれ」とお金をくれた。ありえないことだ。物事は全て陰と陽、プラスとマイナスでできている。とんでもない災難に見舞われたと思っていた。だけどそれ以上に多くの人に助けられた素晴らしい体験ではなかったのか。普段の生活では、それぞれが分をわきまえ、粛々とやるべきことをやり、物事は何もかも滞りなく流れていて、困る事は何も起
それは初めてインドがドッカーン!と扉を開いた瞬間だった。そして一度弾けたインドは次々とそのベールを脱いでいった。私は毎日生まれ変わっていった。何となく親切にしたくなる人、何となく意地悪をしたくなる人。インド人は相手から受けるその時々の印象そのままに反応する。騙されたらどうしようという不安、騙されてたまるかという怒り、それらは相手を騙してやろうという気持ちにさせる。心の中に不安や怒りがあると、それ自体がエネルギーとなって、それを満足させる出来事を呼び寄せるのだ。私たちは日
ナマステ?合掌?笑顔?この人は何をしているのだ?今からいつもの、見物人を巻き込んでの言い争いが始まるのではなかったのか?なんてことだ。リキシャというのはボるものではなかったのか。なんてことだ。インド人というのはツーリストと見れば騙すものではなかったのか。私の経験の中のインドのガイドブックにはそんな人は載っていない。インド人というのはずるくて意地悪で嘘つきで、全然信用できない人種のことではなかったのか。ツーリストは寄ると触ると「インドに来てから人間不審に陥った」と怒りまく
振り向いた私は多分交戦的な顔をしていたと思う。しかし次の瞬間私が見たものは、まったく想像を超えたものだった。おじいさんはニコニコ笑って合掌し「ナマステー(いい旅を)」と言ったのだ。、、、、、、、、!ナマステ?それはまったくあり得るはずもないことだった。イミフメイ本当ならそこにあるのは目を三角にして私に食ってかかるリキシャマンの姿のはずなのだ。リカイフノウパッシーン!と体の中を稲妻が貫いたような衝撃だった。
再びリキシャに乗り次第にガンガーに近づいて道は混雑してきた。そして見覚えのある場所に出て、私は無事に目的地に着いたのだった。リキシャを降りて、私はおじいさんに五ルピー札を渡した。リキシャ代が四ルピー、さっきのお茶代が一ルピー、それでちょうど五ルピー。何と言われようと、それ以上はビタ一文出すつもりはなかった。「はい、五ルピーね、文句ないでしよ」とお金を渡して行こうとすると、案の定背中に「ちょっとちょっと!」と私を引き止めるおじいさんの声が響いた。ほら、きたきた、やっぱり。これが
お茶屋のおっちゃんと世間話を始めてしまったおじいさんは一向に出発する気配がなく、仕方ないので私もお茶を飲むことにした。まったくのんびりしていること。客を待たせて平気なんだから。やっと世間話が終わり、自分の分のお茶代一ルピーを払おうと五ルピー札を出したら釣りがないと言う。たった四ルピーがないなんてよく分からないのだが、なぜかインドではわりと普通のことだ。リキシャのおじいさんは「それならこのお茶屋はわしの友達だから、あんたからリキシャ代をもらった後、わしが払っとくよ」と言うのでそうして
乗ってしばらく走っていると、どうも道筋から外れて違う所へ連れていこうとしているような気がしてきた。そしてある程度走ると、リキシャのおじいさんは一軒の露天のお茶屋の前で「ちょっと一休みして行こう」と言ってリキシャを止め、お茶を注文したのだ。ほら、やっぱり回り道してる。うまいこと言って私にお茶代を払わせようとしてるんだろう。絶対払ってなんかやらないぞ。
リキシャはこの客を逃すかと我先にとカモに寄って来て「二十ルピー!」とか「十五ルピー!」とか「いくらでもいいよ!」などと口々に叫び、リキシャ同士でも争って喧嘩を始めたりしている。そんな中、一人だけ隅っこでニコニコしながら「四ルピー」と破格の金額を言った痩せっぽちのおじいさんがいた。当時四ルピーというのは現地の人の相場で、ツーリストに対しての相場は十ルピーだった。だからツーリストの私に最初から四ルピーということはまずありえない。あまりに安く言う人は要注意である。こういう場合はと
駅を出たらさっそく二十人くらいのリキシャに取り囲まれる。最初の関門だ。これを突破せねば宿には行けないのだが、一大観光地ヴァラナシではタチの悪い奴も多い。リキシャマンたちの目はナイフのように鋭く、彼らが客待ちしている姿は、猛禽類が獲物を狙っている様子そのものだ。「◯◯宿まで」と行き先を告げても「そこはもうやってない」とか「その道はいま通れない」などと嘘を言って強引に別の場所に連れて行こうとしたり、乗る前に五ルピーと合意していても降りる時には目を吊り上げて「二十ルピー出せ!」な
本日2025年2月1日、とうとう長い大学2年生の春休みが始まりました!どーもこんにちは!はじめまして慶應大学商学部2年生20歳ののよっさんです。(名前迷ったけど親父の昔のあだ名らしい笑)ブログ書くの始めてで言葉変かもしれないけど、よろしくお願いします!!実はこう見えてまだ20歳なんですねぇ、よくパパって言われます軽く自己紹介すると旅行がとにかく大好きで、行ったことないところに行ったり、秘境とか未踏の地とか景色綺麗なところとか大好きです😍箱根神社と星ですあと長距離サイクリングにハマってい
インド旅。今回は三度目のインドになります。一度目はデリー、ジャイプール観光&宮殿ホテルに宿泊、アグラではもちろんタージ・マハルに行きました。二度目は紅茶の研修でコルカタでティーオークションや紅茶会社訪問。ダージリンでは茶園を何ヵ所か訪問し、その中の1ヶ所に宿泊。三度目の今回は一度見てみたかったヒンドゥー教の聖地ガンジス川。デリーからは✈️でヴァラナシへ行きました。デリーからヴァラナシは行きは夜行列車で帰りは飛行機…というプランをよく見ていたのですが、できればこ往復飛行機
心機一転したい人のためのインド・スピリチュアルツアーご案内聖なる祭典マハークンバメーラ先日ご案内したご案内の更新版です。心機一転したい人のための、インド・スピリチュアルツアーご案内聖なる祭典マハー・クンバメーラ(MahaKumbhMela)マハー・クンバメーラ(大クンバメーラ)はプラヤグラージ(旧:アラハバード)で12年に1回開催される特別なイベントです。ガンジス川、ヤムナ川、そして伝説的なサラスヴァティー川が交わる神聖なトリヴェーニーサンガム(三つ川の合流点
インドツアー<聖者の祭典クンバメーラ>2025年2月開催参加者募集現在プランニング中ですが、来年の2月にインドツアーを行います。現時点での仮のプランは以下の通りです。暫定的なものとお考えください。どなたでも参加できます。是非ご参加ください。日程1日目:2月22日(土)朝:成田または羽田空港から出発。2日目:2月23日(日)バラナシ3日目:2月24日(月)バラナシからトリヴェニ・サンガム4日目:2月25日(火)クンバメーラほか5日
2024.09.01@Varanasi🇮🇳次なる目的地も定まったところで、今日はスワミジの妹夫婦の家にランチを食べに行くというので当然のように同行する。道中、非常に狭く泥々のダート道に突き当たり、このセダン車で行けるのか?と運転手スワミジに問うと”everythingispossibleinIndia”とドヤ顔での回答。直後、左前方のバンパーがガリガリと音を立てながら民家の塀に傷跡を残していくが、これもインドではpossibleの範囲なのだろうと思うことにする。到着後、俺のドライビ
2024.09.01@Varanasi🇮🇳Ashramに来て3日が経ち、お祈りや瞑想をルーティンのようにこなせるようになってきた。「お祈りの時間よー、シャンプー」「はーい」といった感じだ。しかし一向に見えざる力は降りてこず、やはり数日やそこらで悟りを開くなんてのは無理な話だなと悟る。あるいは、これもまた悟りの一種だろうか。そこでVaranasi(ヴァラナシ)を後にし、次なる目的地を目指すことにした。完全にノープラン、毎度目的地は”theanswerisblowin’inthew
2024.08.31@Varanasi🇮🇳「シャンプー!」スワミジの大きな声で起こされる。こんなに綺麗に伏線回収するかねと思いながらリビングへと向かう。男性器で呼ばれるくらいならこちらの方がマシだと思い、今後はシャンプーと呼んでくれと伝える。異文化交流には時に大きな妥協が必要なのだ。今日は5時に起きてガンジス川の沐浴を見物しに行く予定だったが、気付けば6時になっていた。スワミジの大声にも合点がいく。ちなみにこの家には、祭壇のあるリビング、エアコンのある主寝室、そして僕が寝ていた副寝室の3部
2024.08.30@Varanasi🇮🇳夕方からムケッシュ(メイド?)がVaranasi(ヴァラナシ)の有名寺院とガンジス川に連れて行ってくれると言う。ムケッシュはヒンディー語しか話せず、会話は最小限になるが、何となく波長が合うのか彼は僕を好いてくれているようだった。前の会社で中東に駐在していた際、何故か僕はインド人作業員(男のみ)から絶大な人気を誇っており、インド人とは昔から馬が合う。寺院での作法は全く分からなかったが、お葬式のお焼香をあげる時よろしく、周りの人の見よう見まねでやってみ
2024.08.29@Kurseong→Varanasi🇮🇳Kurseong(カーシオン)の町に別れを告げ、目指すはVaranasi(ヴァラナシ)。かの有名なガンジス川の沐浴スポットだ。カーシオンからは約800キロでおよそ17時間の寝台列車の旅である。ヴァラナシには日本人バックパッカーから伝説の宿と呼ばれる「クミコの家」というホステルがあり、あの麻原彰晃や長渕剛も泊まったとか。デブもヴァラナシに行くなら絶対にこの宿に泊まるべきだと太鼓判を押す。確かに絶滅危惧種のジャパニーズヒッピーと戯れる
ご訪問ありがとうございます🌿アナウンサー、会社経営者として働く日々とダウン症候群のある娘との日常ブログです長谷部真奈見『“1000分の1”と共に』このたびアナウンサー部門でブログを書かせて頂くことになりました長谷部真奈見です。初めてお読みくださる方も、これまでお付き合い下さっている皆さまも、本当にありが…ameblo.jp⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎インド🇮🇳ニューデリーインディラ・ガンディー国際空港から、国内線に乗り継
古代インド23カーシー国(KashiJanapada)PMCカーシー国は十六大国の一つで、PMC(PunchMarkedCoin)を発行したのはかなり早い時期と考えられています。本来は、古代インドの最初の方の記事にすべきですが、このコインも7月の新たな入手となったので、遅ればせながら今回紹介します。カーシー国は、ガンジス川中下流のヴァラナシを首都とするジャナパダです。ヴァラナシは伝説上シバ神によって建設されたと言われ、現在でもヒンズー教の最も重要な聖地のひとつです。
自立を軸に私を生ききる英語コーチ中条香です。プロフィールも写真も変えたことだし、つらつらと書きます。第一章の旅の終わり働き始めてから色々な国を旅して、2006年くらいにネパールを訪れました。そこで出会った女性のガイドさんとの出会いによって、どこにも行かなくても、「私はここにいる」、そんな感覚を強めたくなり、私は一旦旅を閉じました。その時の想いを残しておきたくて、思い出は本という形にしました。ガイドさんは日本に留学して、日本で就職もできたとても優秀な方だったのですが、生まれ育った
自立を軸に私を生ききる英語コーチ中条香です。急な告知ですが、今週末に小さな旅の報告会を待ちます。今回インドに行くこととなった目的は、北インドはヴァラナシで、インド古典音楽の勉強とガンジス川への奉納演奏。と、合わせて通訳というお役目がありました。2週間という短い時間の中で、起きたこと、感じたこと、学んだこと、気づいたこと、それから何よりインドで出会った人たちから受け取ったものそこに至るまでの、自分自身の葛藤、不安、超えてきたものなどを参加してくださる皆さん
自立を軸に私を生ききる英語コーチ中条香です。2022年の大きなチャレンジとして、NadaYoga指導者養成コースの通訳がありました。受講生兼通訳として、一年間のロングコースに参加して、慣れないインド英語の通訳を務めさせていただき、コース終了後北インドバラナシの音楽学校を訪問したのが2023年2月-3月のこと。その想いを新鮮なうちに記します。【インド音旅について想うこと】2/20〜3/7にかけてのインド音旅。とても素敵な体験だった。言葉にすると陳腐になるの
先祖供養(シラッダー)亡くなった両親に縁があるインドの聖地ヴァラナシで、1月26日、パンディタ(ヴェーダ祭祀の専門家)による私の先祖三代の供養を行っていただきました。ヴァーチャスパティ・ミシュラ先生とは長いお付き合いです。昨年亡くなられたお父様は著名なジョーティシュ占星術の専門家でした。母が亡くなり13日目に行う儀式で、母だけではなく先祖の供養も併せて行われました。母も先祖の一員となったわけです。2005年2月には父が長く闘病した末に74歳で亡くなり、4
こんにちは2019年6月に訪問したインド旅行の振り返り6回目です。ガンジス川の早朝沐浴見学の後、ヴァラナシ観光をしました。ヴァラナシの街並みドゥルガー寺院バラートマタ寺院バラートマタ寺院インドは人がいっぱいヴァラナシ観光で、ドゥルガー寺院、バラートマタ寺院を見学した後、ホテルに一度戻り、朝食をとりました。その後、サルナート観光へ出発しますいつも心にサプライズを!
こんにちは2019年6月に訪問したインド旅行の振り返り5回目です。前日にガンジス川で祈りの儀式アールティを見学し、ヴァラナシ泊翌早朝も、ガンジス川で再びボートに乗り、沐浴を見学しました。早朝のヴァラナシ早朝から町中を徘徊する聖なる動物牛本場のチャイを飲みました(甘かった)朝から祈りを捧げる朝もボートに乗り込みます早朝沐浴をするインド人早朝から沐浴をするインド人ガンジス川から望む朝日に心洗われました約1時間ほどで見学終了。ガートの岸
こんにちは2019年6月訪問のインドの旅、振り返り4回目です。ガンジス川をボートで観光しました(前回のブログのつづき)観光客はボートで観光していました火葬場は撮影NGなので、遠景から毎晩行われる儀式には、陸だけでなく船もたくさん集まります灯篭流しを体験しました祈りの儀式アールティ祈りの儀式アールティ祈りの儀式アールティ祈りの儀式アールティーを見学宗教の持つパワーと雰囲気にずっと儀式を見入っていました夜のガートも神秘的なインドを見せてくれました
こんにちは2019年6月に訪問したインド旅行の振り返り3回目です。私は、英語は話せません。ですが、海外旅に行くときは、必ずその国の言葉で、「こんにちは」「ありがとう」だけ覚えていきます。後は、フィーリングでなんとかなるでしょう笑このインドの旅行では、あともうひとつ覚えていきました。「いいえ」ジー・ナヒーンという断る言葉を覚えていきました。絶対に物売りに遭遇すると思ったからです案の定、ガンジス河に到着して、早速、取り囲まれましたこれは同じツア