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資料を読んで答えよ。【資料】北方ルネサンスの創始者にあたる1人は、15世紀初頭に活躍した「フレマールの画家」(a)と呼ばれる逸名画家と言われます。彼の作品には現実性を追求した人物描写、上層市民の家のような空間表現がされており、イタリア絵画とは異なる北方絵画の特徴が表れているのです。カンピンよりやや遅く出たファン・エイク兄弟は、油彩技法を大成したといわれています。弟のヤンは、パノラマ的風景表現や凸面鏡を配置した絵画(b)なども残していました。Q.29今日、下線部(a)の画家と同一人
北方近世美術叢書Ⅵ『天国と地獄、あるいは至福と奈落ネーデルラント美術の光と闇』(2021,ありな書房)第3章イメージの源泉と文学伝統―シモン・マルミオン『トゥヌグダルスの幻視』に戻る。『シモン・マルミオン色彩の透明感』北方近世美術叢書Ⅵ『天国と地獄、あるいは至福と奈落ネーデルラント美術の光と闇』(2021,ありな書房)第3章イメージの源泉と文学伝統―シモン・マルミ…ameblo.jp『世界の七つの時代』に見る色彩(p87-91)『世界の七つの時代』(1
シモン・マルミオンが描いた聖ベルタン祭壇画。それを注文したギヨーム・フィラストル(GuillameFillastre)とは何者か?検索してみると,名前は同じなのに,どうも生年や業績が当てはまらない人物が出てきたりして,いろいろ悩んでいるうちに,やっとわかったことがある。これが面白いことかどうかはわからないが,せっかく調べたので載せておく。実はギヨーム・フィラストルという人物は二人いて,英語だとGuillaumeFillastre(theElder)とGuillaume
『リーメンシュナイダーとその工房』(イーリス・カルデン・ローゼンフェルト著,溝井高志訳,阪南大学翻訳叢書23,文理閣,2012)より現在アメリカのオハイオ州クリーヴランド美術館にある獅子を伴った聖ヒエロニムス像は,ミュンナーシュタットのマグダレーナ祭壇の福音史家ルカとマルコの像と緊密な関係を持っているという。Tilmanriemenschneider,sangirolamoeilleone,alabastro,1495caphotobySailkoCreativ
洗礼者ヨハネの画像を探していたら,メムリンクと関連あり?と思ったのが,ファン・デル・ウェイデンロヒール・ファン・デル・ウェイデン:TheAltarofSt.John1455-1460頃77cm×48cmベルリン国立絵画館メムリンクは1479年の作品だから,こちらが先である。この処刑人の足の置き方,ヨハネの倒れ方,奥に小さく見える宴会の場面などよく似ている。もともとこういう図像を意識したと考えると,サロメの顔を背ける感じもよくわかる。全体図はこちら。
先日バルセロナにある麗しい病院のことを描きましたが(壮麗な病院)、世界の美しい病院といって浮かぶのはやはりこちら。フランス・ブルゴーニュ地方ボーヌにあるオテル・デュー(Hôtel-Dieu)です。オテル(Hôtel)といってもホテルではなく病院。ホテルと病院の語源はもともと同じなので納得です。貧しい人のための収容施設だったようで、いまは博物館として公開されています。屋根の柄が美しいのが特徴的で、ブルゴーニュのこのあたりではこうしたモザイク模様の屋根が多々見られる
アビ・ヴァールブルク著作集3「フィレンツェ文化とフランドル文化の交流』を読む(ありな書房,2005年)。ただし原著は100年以上前に書かれている。その第4章ウフィツィ美術館のロヒールの《キリスト埋葬》を読んでいたら,ふと引っかかることがあった。まず冒頭に「ウフィツィ美術館に所蔵されているロヒール・ファン・デル・ウェイデンの《キリスト埋葬》は若い時のミケランジェロの心に強い印象を与えたと言ってもおかしくはない作品である。」とある。そしてこういう一節もあった。「発表者(ヴァールブルク)は,‥イタリア
◆フェルメールの「天秤を持つ女」は「最後の審判」を表していた◆御苑は春爛漫以前3月末にベルギー旅行をしたことがあるのですが、つくづく感じたのは花がない!ということ。せいぜい白いアーモンドの花を見かけるぐらい。「今頃日本は桜が満開、素敵なものをミスってしまったなぁ」、などと後悔し、以来2-4月の花咲き乱れる時期は、絶対日本にいる、と心に誓ったのであります。そんなベルギーは花がないだけでなく天気もどんよりと暗い日が多く、それならいっそのこと暗い教会を観光しよう
6821玉川花江墓(台東区・寛永寺墓地)酔いどれJohnny6821玉川花江墓(台東区・寛永寺墓地).2017/10/0713:00.歌舞伎・狂言・長唄・講談・浪曲・都々逸.玉川花江(たまがわ-はなえ)明治20年?~昭和39年1...県名の由来古代の馬テーマ企画展に国宝馬具人骨の復顔像など東京新聞金井東裏遺跡や近くの金井下新田遺跡では、馬の存在を示す遺構や遺物の出土が散見され、一帯で馬の繁殖飼育をしていたとみられる。甲を着た古墳人の人骨...被
雪降り過ぎて自宅前の庭が埋もれ、家族全員、車が出せません。閉じ込められた。。。※絵画で、(個人的に)冬の気分に何となく合うジャンルの作品がある。それが、初期フランドル~北方ルネサンス絵画。ロヒール・ファン・デル・ウェイデン「受胎告知のトリプティック(三連祭壇画)」(配色かっけえ。。。)堅牢な建物や狭い空間、うっそうとした自然は、どこも深く閉ざされた印象。写実的表現を求めて緻密に描かれ、色彩は華やかでありながら陰影に満ちて重たく、画面はひたすら濃密。そ