ニューヨーク親切なロシア料理店を観た。貧乏な親子が料理店に助けられるハートウォーミングな話しと思うと大間違い。DV夫からの脱出物語だ。物語が進んでも中々登場人物がクロスしていかない。そして、したところでも仲間にはならない。米国の失業によるホームレス、シェルター、精神的なトラウマや自助グループなんかが普通に描かれる。途中唐突に下の男の子が心を閉ざしてしまい、観客は心配でたまらない。DV裁判の勝敗もあくまでも、よくある米国の日常として描かれる。いくら公開する洋画がないとは言え、こんな地味な作品がシネ