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これぞ映画史上最高の密室劇。「物語は脚本が面白ければ場所など関係ない」12人プラスαのお互い見も知らぬ男たちが、それぞれの主張、信念、そして偏見やらを吐露して民主主義とは、そして正義とは何かを模索する。これだからアメリカは凄い。2024年3月十二人の怒れる男[DVD]十二人の怒れる男[PrimeVideo]
「十二人の怒れる男」(1957)陪審員討論映画の名作をAmazonプライムビデオで観ました。監督はシドニー・ルメット。予告編はコチラ。ニューヨークの法廷。スラム街の17才の少年が自宅でDVの父親を殺した容疑の審理が行われて、12人の陪審員が評決のため、陪審室に集合。夏の暑い日の午後で、部屋の扇風機は故障。さっさと評決を済ませて家に帰るつもりの面々。いきなり多数決を取ると、背の高い紳士の第8番(ヘンリー・フォンダ)だけが有罪と断定できずと無罪を主張。すると、横柄な態度の第3番
THEFAMILYSECRETデイヴィッドは誤って同級生を殺してしまった。そのまま帰宅した。リタイアしているデイヴィッドの弁護士の父親ハワードは自首を促した。デイヴィッドは自首しようとしたが、別人が容疑者として逮捕された。容疑者の母親がハワードに弁護を依頼してきた。映画関連目次(闇雲映画館)製作年:1951、監督:HenryLevin、脚本:FrancisCockrell、AndrewSolt、原作:MarieBaumer、JamesCavanagh■はじめに登場人
映画男優リスト、映画女優リスト、長生きした俳優、結婚・離婚回数が多い俳優、共演回数が多い男優&女優、子供が多い女優■PartyGirlトーマス・ファーレルはマフィアのリコ・アンジェロの顧問弁護士をしている。努力してせっかく弁護士になったのだが、現在の状態に嫌気がさしてきている。また離婚に応じない妻がいるが、ダンサーのヴィッキー・ゲイと知り合い、付き合い始めた。リコの要求で凶悪犯のクッキー・ラモッテの弁護をすることになったが拒否した。するとリコはヴィッキーの顔に硫酸をかけると脅した
エリア・カザン監督「十二人の怒れる男」とのつながりはリー・J・コッブ1)です。クレジットには出ていませんでしたがマーティン・バルサム2)も出演していますニューヨークの波止場が舞台元ボクサーの主人公テリーが,港を牛耳るボスの命令で,知らぬうちに友人の殺人に関与してしまいました。その妹や神父との出会いから港湾労働者を仕切っているボスに立ち向かっていくというお話登場人物テリー(マーロン・ブランド)主人公,もとプロボクサー,現在はジョニーの元で働く港
シドニー・ルメット1)監督「荒野の決闘」とのつながりはヘンリー・フォンダ2)アメリカの裁判では重罪で訴追された者は陪審による審理を受けますが,この映画は父親殺しの容疑のかかった少年が有罪,無罪かを決める12人の陪審員たちのお話2023年の夏はべらぼうに暑い夏でした2023年はエルニーニョ現象が起こるから冷夏になるという予想もありましたが,全く真逆です。僕も人並みに夏休みをとって小旅行に出かけましたが,どこも暑くて日中は外に出る気になりませんでした。さて,この映画も
■TheManWhoCheatedHimselfロイスは夫ハワードが自分の財産を狙って、自分を殺すつもりであると思っていた。ちょうどロイスの浮気相手で刑事のエドが訪ねてきた時、ロイスはハワードを射殺した。エドとロイスは死体を隠し、事件が他の場所で発生したかのように偽装した。事件をエドと弟のアンディが担当することになった。製作年:1950、監督:FelixE.Feist、脚本:SetonI.Miller、PhilipMacDonald、原作:SetonI.Mill
歴史は夜作られる1937年公開あらすじアメリカの海運界の巨頭ブルース・ヴェイルは常軌を逸した嫉妬深い男だった。彼は美しい妻のアイリーンを愛した。さればこそ新造の巨船にもプリンセス・アイリーンと命名したくらいである。けれどもアイリーンにはヴェイルの非常識な愛撫と嫉妬は余りにも堪え難く、ついにロンドンで離婚訴訟を提起して、勝訴となった。しかし、英国民法では、離婚は六ヵ月後効力を生ずることとなっており、六ヵ月以内に原告側に不謹慎の行為があったことが立証されると、離婚は無効となる規定である。アイ
【タイトル】波止場(原題:Onthewaterfront)【Podcast】Podcastでは、作品の概要、感想などについて話しています。ApplePodcastsはこちらGooglePodcastsはこちらSpotifyはこちらAnchorはこちらStandFMはこちら【概要】1954年のアメリカ映画上映時間は108分【あらすじ】元ボクサーで落ちぶれた生活を送っているテリーは、地元ギャングのジョニーの命令で友人を屋上に呼び出したことで間接的に殺人に関
■TheLuckoftheIrish記者のスティーヴはアイルランドに旅行した。そこでレプラカーン(男性の妖精)に会った。またノラという女性にも惹かれた。ニューヨークに戻った。なぜかレプラカーンと同じ顔をしたホアスという男性がアパートにきた。またニューヨークに出て来たアンに偶然出会った。スティーヴはアイルランドに行って以来、何かが変わっていた。昇進の話を断りアイルランドに移住することにした。製作年:1948、監督:HenryKoster、脚本:PhilipDunne■は
■TheThreeFacesofEve製作年:1957、監督:NunnallyJohnson、脚本:NunnallyJohnson、原作:TheThreeFacesofEve:ACaseofMultiplePersonality(CorbettH.Thigpen、HerveyM.Cleckley)■はじめに◆登場人物(キャスト)イヴ・ホワイト/イヴ・ブラック/ジェーン(ジョアン・ウッドワード)イヴ(8歳時)(MimiGibson)ラ
予告編ストーリー・・・ニューヨークの波止場に働く日雇い荷役たちは、酒場を経営している悪らつなボス、ジョニー・フレンドリー(リー・J・コッブ)によって支配されていた。ある夜、日雇い荷役のひとりジョイが殺された。直接の犯人はジョニーの子分チャーリー(ロッド・スティガー)であったが、チャーリーの弟でやはりジョニーの一味であるテリー(マーロン・ブランド)も片棒をかついでいた。事件は波止場の正義派バリー神父(カール・モルデン)やジョイの妹イディ(エヴァ・エヴァ・マリー・セイント)の怒りをよそに、
十二人の怒れる男1959年8月1日公開あらすじニューヨークの法廷で殺人事件の審理が終わった。被告は17歳の少年で、日頃から不良といわれ、飛び出しナイフで実父を殺した容疑だった。12人の陪審員が評決のため陪審室に引きあげてきた。夏の暑い日で彼らは疲れきっており、早く評決を済ませ家に帰りたがっていた。第1回の評決は11対1で有罪が圧倒的、しかし、判決は全員一致でなければならなかった。無罪は第8番ただ1人。彼は不幸な少年の身の上に同情し、犯人かもしれないが有罪の証拠がないといった。第3番が証
懐かしい一本です、ムービープラスで日曜吹替えシアターとして放送されたのをチェックです。初めて見たのは多分、1980年の月曜ロードショーだったと思います。今もそうですが洋画のホラーではあまり怖さを感じなくて、圧倒的に日本の幽霊話、特に「四谷怪談」なんかは「恨み」とか「怨念」とかが恐ろしく思えて今でも苦手なんですよね。本作はそんな自分が子供の頃初めて怖いって思った洋画ホラーかもしれません。子供の頃、どうしてあんなに怖いと思ったのか再見して納得出来ました!(#^.^#)女優のクリスは映画撮影のため
『十二人の怒れる男』(じゅうににんのいかれるおとこ、12AngryMen)1957年製作のアメリカ映画。原作はレジナルド・ローズ。全5回2回目「法廷もの」のサスペンス映画。密室劇の金字塔として評価されている。実際に殺人事件の陪審員を務めたレジナルド・ローズが、構想・執筆に取りかかった。父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、陪審員が評決に達するまで一室で議論する様子を描く。陪審員1番マーテ
リー・J・コッブと聞いてまず思い浮かぶのはやはり『波止場』(エリア・カザン監督アメリカ1954年)でしょうか。モノクロームが吹き巻く港町でまるで空から突き落とされたように低い屋上をマーロン・ブランドが鳩のように鬱屈しているあの、映画です。ギャングが酒場(やまあ相応のみだりがわしい場所)のみならず港湾事業まで掌中にして(まあこういうことは洋の東西を問わないもので)虐げられた沖仲仕たちに権利だの何だのと余計なことを吹き込む者を傷めつけ延いては殺害までしていて(ほんと変わらないもので)そういう足許
こんばんは先日の『ぷよクエ』ブログで触れていたストック記事の『エクソシスト』の映画感想記事が一足先に書き上がったのでももクロの『ももいろクリスマス2017/DAY2』の記事もまだな状況なんですが、今日は『エクソシスト』の映画感想ブログにいきたいと思います。あらすじイラク北部で遺跡を発掘調査していたランカスター・メリン神父は、悪霊パズズを模した像を発見し、彼は「この邪悪な悪魔と再び対峙する日が近い」ことを予感する。その頃、女優のクリス・マクニールはある映画撮影のためにワシントン近郊のジョ
『十二人の怒れる男』シドニー・ルメット監督。裁判での12人の陪審員たちの討論を描いた法廷ドラマ。17歳の少年が起こした殺人事件を審議する陪審員たち。彼の有罪は決定的だったが、ひとりの陪審員が無罪を主張する。~キネマ旬報社シドニールメット監督、ヘンリー・フォンダ主演、サスペンスドラマの傑作。法廷サスペンストップ10に必ず入る名作として、映画好きにとってはあまりに当たり前?な作品である。チューボーのとき、陪審員制度というものを本作で初めて知り、アメリカってのはなんて民主的な国な
第八号「あなたはあの子の死刑執行人か?」第三号「(大声で)その一人だよ!」第八号「あなた自身で電気椅子のスイッチを入れたい心境か?」第三号「(怒鳴る)あのガキならな、この手で入れてやりたいね!」第八号「(悲し気に首を振って)あなたが気の毒になってきた」第三号「(怒鳴る)おれをコケにする気か!」第八号「スイッチを入れたがるなんて、気の毒な人だ!」第三号「だまれ!」第八号「あんなはサディストだ」これは「十二人の怒れる男」(レジナルド・ローズ作額田やえ子訳/劇書房)の一節である。