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モダンな占星術の視点には、①惑星が、とあるサインに入っているなら〇〇な意味という点が1つ。そして、②その惑星は、何ハウスに入っていて意味をなしているのかという点が1つ。他にも捉え方はありますが、上記のような視点が存在します。古典的な占星術の視点には、➊惑星があるサインに入っているなら、そのサインのルーラーの状態によって、解釈が異なってくる点が1つ。そして、➋その惑星は、何ハウスのルーラーなのかも意味をなします。また、➌その惑星は、何ハウスに入っていて意味を
レシーブはモダンな占星術が持たない概念です。最も解釈が異なっている部分です。あるいは、モダンな占星術から学び始めると、理解し難い部分となってしまう捉え方です。惑星と、その[惑星が置かれた位置の]ロードのいずれか1つ(ドミサイル、イグザルテーション、トリプリシティー、ターム、フェイス)との関係は、古典的な占星術ではレシーブ、あるいは、アスペクトがある場合はリセプションとして知られています。そこでは、ある惑星がゲスト(客人)として訪ねると、そのサインのロードのいずれもが、訪ねて来た惑星をレシ
創作主の「熱」が凝縮されたような作品に触れた時、その熱により自分の心臓のあたりがキュッーっとなることがたまにあり、言葉ではうまく説明できないレベルの感情が湧き上がり、ただただ涙がボロボロ溢れてくるようなことがあるんですが、最近めっきりそういう事が多くなりました。「忙しい」という言葉は、あまり好きではないんです。でも実際、こなさないと前に進めないあれこれが後から後からやってくる。まさに6ハウス案件。こういう時だからこそ、対向の12ハウス的な「実際の生活に役に立つわけじゃないけれど、心を揺
「火星を使おう」「火星を意識しよう」なんてよくいわれますし、私自身も火星に限らず天体というのは自分で使ってなんぼだとは思いますが、ネイタルチャートの火星の配置によっては、意識しなくてもスムーズな動きをしてくれる火星もあれば、そうではない火星もあるとは思います。一概にはいえないのですが、火星と何か他の天体がハードアスペクトをとっていたりすると、道の状態に合わせたアクセルの調節がすんなりいきにくいというか、平坦なアスファルトの道路なのに踏み込みすぎてスピード超過で危険運転になってしまったり、逆
惑星〇〇が、〇ハウスに入っていると、かくかくしかじかの意味です。惑星〇〇が、〇サインに入っていると、かくかくしかじかの意味ですよく見かける文言です。私は、この書き方をされたものを信じるなと言っています。古代の占星家の書いたものの中にもよく出てきます。それは、例、譬えに過ぎないのです。それを信じると、太陽星座占いに近いものになってしまいます。下記のチャートを見てください。惑星月を観察するには、最低でもこれら5つの角度から観察する必要があります。そうでないと片手落ちになります。クッ
2023年12月29日にZoom講座を開催したところ、大勢の方々に聴講いただき、大変ありがとうございました。レシーブが分かりかけてきたとのご報告も頂き、理解して頂けてよかったと思っています。そこでは、レシーブという概念を通して、あるサインに置かれている惑星の解釈をどう行えばいいのかも解説させていただきました。チャートの判断方法の一部です。レシーブをする惑星は、ディスポジター、レシーバーなどと呼ばれ、サインのルーラー、イグザルテーションのルーラー、レッサー・ディグニティ-を得た2か所の惑星
1ハウスに置かれた太陽について。サインとハウスの関係上、1ハウスに置かれた太陽は、かなり良い意味を通常は持つはずです。しかし、レシーブしている惑星(リセプション)を加味してみると、そうとばかり言えないこともあります。ホストとゲストの関係で説かれたフィルミクス・マーテルナス(4世紀の占星家)は、ゲストはホストの家でくつろぐことができるけれども、ホストの受けている影響も同時に受け取るとしています。ホストが楽しくご機嫌な状況に置かれているなら、ゲストもその影響をうけることができて、楽しく心地よ
惑星の話を一時棚上げして、サインの話をしたく思います。Zoom講座ではサインの話をあまりしないので、古典的なサインの意味合いを基礎として持っていてほしいからです。星々の事柄を学ぼうとするならば、歴史を踏まえて資料を正しく整えておいてこそ、安心してその後の占星術的な楼閣が組み建てられていきます。1世紀のドロセウスの書いたものから、17世紀のウィリアム・リリーが書くものまで、1ハウスを司る惑星は土星となっています。17世紀以降、20世紀の初頭までに突然出てきた占星術の教科書には、1ハウス
AstologiaGallicaBook21(モリナス[ジャン・バプテスト・モランのラテン語名]の著作)からのお話をさせて頂いております。前回のブログのイメージは、図で描くと下記のようになります。人生には幅がありますが、その通り道はだいたいこの筋を通っているようになります。それは、もの凄く幅の広い道です。道からはみ出ることは無いと考えられます。でも、時々狭い道もあり、そこでは否応なく起きるべきことが起きてしまいます。それらの苦難が全て成長につながる人も、それはそれとする人も
『古典占星術』の特徴(コテコテのネイタル占星術の著作)★ネイタルの判断に新しい視点を持てるようになるので、現行あなたが既に手にいれたネイタルの技術とともに、確実に稼ぐことができるようになります。★新たな視点は顧客の評判を呼び、人気が高まる可能性があります。★歴史を通じた占星術を学ぶことで、技術の背景にある多くの占星術師たちの手法を手に入れられたとの、安心感を持つことができます。★人々への伝え方に哲学的な考察が加わり、クライアントに安らぎを与えると共に、自分自身の学んできたもの
8月の終わりから校正の最終的な詰めがありました。その間、私の入院と重なり、校正者、編集者、入校者の皆様には大変な苦労をかけました。ありがたい限りです。『古典占星術』校了、完成しました。あなたは、伝統的な占星術でのネイタルの読み方をご存じでしょうか?ウィリアム・リリーのものを学んだ…いいえ。リリー流の気質の判断から入る方法は、アラビア時代やそれ以前の誰によっても書かれていません。ドロセウスやアブー・アリの本から学んだ。彼らはセクトに分けられたトリプリシティーの観察から入ります。でも、
レトリウスの述べる[ドリフォリー]とは・・・(太陽と月を取り払っています。)「人生全体のグラデーションみたいなもの」を大雑把に捉える方法レトリウス自身が[ドリフォリーとはどういいう状態なのか]を述べていることを参照しておきます。レトリウスの述べる星々のドリフォリーですが、James.HHoldenの訳でCh.23~25までに次のように書かれています。もうこれは、図示するしかありません。言葉では伝わらないです。ちょっと意訳ですが、「アングルにあるドミサイルのロードか、イグザル
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しばらく前までは、伝統的な占星術とモダンな占星術の違いを見つけるのに、4ハウスが父親と書かれているか、母親と書かれているかで見分けられますよといっていました。最近では、モダンな占星術の本の中にも、普通に4ハウスは父親のハウスですと書かれているものが出てきています。じゃあ、区別が付かないじゃないの。で、少しハードルを上げることにしました。リセプションの説明が、載せられているか⇔載せられていないか、になります。アスペクトの説明は、古代の占星術のテクストにも載っています。リセプ
リセプションは、悪い惑星を助けもするし、良い惑星をダメにすることもあります。よく言われることですが、2室(財産のハウス)に火星や土星が入っていると散財するとか。しかし、生徒さんの中に火星を2ハウスに持っていながら潤沢な親の資産で暮らしている人がいて、チャートを見てみると、その火星は2ハウスのロードにアスペクトしていてリセプションを生じさせています。その表示そのものは直ぐに見つかりますから、安心感を抱かせてくれます。たとえば、下記のようなチャートになります。何種類もありますから、その一つだと思
リセプションとは何か?マーシャー・アラーのOnReceptionからの引用を参照しつつ、述べてみたいと思います。マーシャー・アラーの書いたOnReceptionの第一章には、リセプションの定義が出てきます。下記の図の説明で「MarsReceivingSaturnbyDomicile.」とあります。火星が土星をドミサイルでレシーブしているよ。です。土星が火星をレシーブしているとは、書かれていません。そして、火星が本体によって土星に結合されたときに、火星は土星をレシーブし
リセプションは、古来、「リセプション」という単語が無かった時代から、ホストとゲストといった譬えで説明されてきました。先の例でいえば、蟹のサインでは、月や木星がホストやホステスに当たり、客を迎える側、支配星側になります。入ってきて移動している惑星は、客人であり、もてなされる側になります。特に、ホスト側は、入っている客を気づかってはいるものの、コンタクトが無ければ必要以上の接待はできません。そして、ネイタルではおそらく、アプローチであろうと、セパレートであろうと、アスペクトさえしていれば
リセプションそのものは、それほど難しくありません。ここ数回のブログでしっかりと理解できると思います。ミューチャル・リセプションのことを言っているわけではありません。まず、レシーブという概念をものにすることです。下記の図は、太陽が月や木星にレシーブされています。[アベーラやリヴェーロ、ジョン・フローリーは、これらを逆に理解し(太陽が、月や木星をレシーブしているとしています)。しかし、サエルやマーシャー・アラーを読むと、明らかに古典的なレシーブは、サインを支配している惑星が行って
最終校正に追われていて、なかなか更新できていません。今度出す翻訳本は、コテコテのネイタルの本です。しかし、まだまだハードルが高い部分があって、少しでもリセプションを理解しておいて頂きたいので、ここで述べることにします。簡単です。例とするのは、下記の図です。射手のサインは木星をドミサイルのロード、またはルーラーとしているサインです。射手のサインは木星がロードであり、木星の家庭であるとも呼ばれます。私たちは、水星が射手のサインを通過していると、水星が木星にレシーブされると言います。こ
西洋占星術では、あるサインに入っている惑星を、そのサインの特質や性質から判断するだけではなく、惑星そのものがそのサインでどのような状態になっているのかを常に考慮する必要があります。例えば、下記のような天秤のサインに火星が入っている場合、ホラリーの質問であれば、彼/彼女に愛されていると解釈できますが、ネイタルのチャートの場合にはデトリメントになり、どのようなデトリメントの状態なのかが考慮されます。この図(チャート)では、サインのロードである金星と、イグザルテーションのロードである土星
何故、占星術師はクックブック的な解釈を避けて秩序立てて考えなければならないのか?以前にも話したように、太陽が10ハウスに置かれているからといって、それが3ハウスのルーラーであるから、兄弟によって地位や名誉が、あるいは、近所の人によって有名になる、ということは無いとお話しました。しかも、太陽が10ハウスにあるからといって、必ずしも良い意味で注目されるという意味もありません。中には犯罪で世に知られる人も出てくるものと思います。どのハウスに置かれた惑星もそうなるのかというと、唯一の例外があ
今回のチャートは、コレクション・オブ・ライトにならないもの[A]、コレクション・オブ・ライトになるもの[B]。2つ掲げました。A一見すると、月は土星にアスペクトし、次に金星が土星とアスペクトをとります。ここでも、月と土星の間にある何かが、この型を否定してしまいます。下記のものは、コレクション・オブ・ライトです。惑星の位置が違っています。B月が先に土星とアスペクトするのは変わりませんが、Aのチャートの月と土星にはリセプションが生ぜず、Bのチャートの月と土星の間にはリセプ
マーシャー・アラーのOnReceptionからのお話をさせて頂いております。第七章の終わりには、「まとめ」のような段落になっていますが、どうやら内容はリセプションとは関係しておらず、西洋占星術の一般論に傾いているようです。第八章第八章の質問は、「王様になれるのか?」です。さしづめ現代であれば、「社長の座に着けるか?」でしょう。いきなり、現代の感覚に沿わないことが書かれています。つまり…曰く、社長に就任できないと分かったならば、いつ諦めがつくのか、クライアントの意をくみな
マーシャー・アラーのOnReceptionからのお話をさせて頂いております。マーシャー・アラーは、次に、どのような状態であったならば、遺産は手に入っていたのかを述べ挙げます。それも、下記のチャートを使って述べています。彼の頭の中では、手に入るはずの遺産は木星(8ハウスのロード)です。ですから、金星と木星、月と木星といったアスペクトがあれば、遺産の一部がもらえるはずだと考えたのでしょう。金星は木星から強いリセプションからセパレートしています。このことを観察して、一種の穢れている
マーシャー・アラーのOnReceptionからのお話をさせて頂いております。第七章のお話は、遺産分与についてです。マーシャー・アラーは、ある人物から依頼を受けます。「親戚のある亡くなった人が残した財産の幾分かを、私がもらう事ができるか」との質問を投げかけられます。チャートを作ったマーシャー・アラーは、亡くなった人からの財産は8ハウスだとしています。が、おそらくダイクス氏も言うように、近親者3ハウスからの二番目のハウス、4ハウスがご親戚で同年代の方の遺産でしょう。8ハウスは配偶
マーシャー・アラーのOnReceptionからのお話をさせて頂いております。王様から「褒美を取らずぞ」と告げられるのか・・・王様を社長やボスと読み替えても構いません。王様10ハウス、王様からのご褒美11ハウスです。つまり、11ハウスのロード、あるいは、11ハウスに入っている惑星と、アセンダントのロード、又は月と、良好な接合があれば褒美がもらえるはずです。たいていは「いつ?」と更にたたみかけるような質問が飛んできます。これについては、ベネフィックと、アセンダントのロードや
マーシャー・アラーのOnReceptionについてのお話をさせて頂いております。マーシャー・アラーのOnReceptionの第六章は「貸し借り」についてです。貸してもらえるのか、貸しても大丈夫か、などです。貸し借りというのは物品だけではなく、金銭もこの中に入ることになります。マーシャー・アラーは物品のことを書いてるついでに、か、お金を念頭に置いて書いているのかもしれません。借りたい相手の所有物は、相手の2ハウス、ラディカルの8ハウスとそのロードだとします。これが、自分の所有物の
「マーシャー・アラーのOnReceptionからのお話をさせて頂いております」2ハウス2ハウスは木星の支配する、流動資産(本来は食物)のハウスです。白物家電の冷蔵庫が食品[木星]貯蔵庫という意味を持つはずですし、冷蔵庫は2ハウスです。OnReceptionは、それを生涯のなかで得ることができますかという質問の場合、あるいは、来るべき一年、この先の財産状態はどうなるのですか、といった質問に答えるための惑星の観察方法を述べています。2ハウスのロードではなく、2ハウスの中に
連休中は忙しく1日200人近くの人と対応していました。くまさんカフェ「マーシャー・アラーのOnReceptionからのお話をさせて頂いております」リセプションそれほど多く質問されるわけではありませんが、「リセプションとは何?」とのご質問を時々受けることがあります。アスペクトは知っているけれども、リセプションやディグニティーをよく知らない。「それってホラリー占星術の技術ですか?」という疑問が背景にあることが分かります。「いいえ。西洋占星術全般に関わる技術で、ホラリー占星術で習得
「マーシャー・アラーのOnReceptionからのお話をさせて頂いております」2ハウスの中にある惑星矛盾するようで矛盾していないお話です。先のチャート、アセンダントのロードは一応2ハウスに入っている惑星にアスペクトはしています。これでいいんじゃなかろうか?財産は手に入るのでは?アセンダントのロードである月は、2ハウスのロードの太陽とはコンタクトがありません。が、2ハウスに入っている惑星とアスペクトがあることから、何らかの財産を手に入れられるのではなかろうか?という