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ある国家は、他国の意図について正確な情報を入手し、他国が悪意のない意図を有していると確信することができるのでしょうか。この問いに正面から取り組み、「意図の悲観主義」の立場から、「他国の意図について正確な情報を入手することはできないし、できようができまいが、他国に悪意がないと信頼することはできない」と断じるのが、セバスティアン・ロザートの『大国政治における意図("IntentionsinGreatPowerPolitics")」です。本記事は、ロザートの「意図の悲観主義」の議論を紹介
はじめに本記事が紹介するギデオン・ローズのレビュー論文「新古典派リアリズムと外交政策の理論」は、個々の国家による外交政策上の選択を説明する「外交政策の理論」として、新古典派リアリズムを"発見"しました。https://www.jstor.org/stable/25054068後述するように、「外交政策の理論」としての新古典派リアリズムは、パワー分布といった要因のみに目を向けるのではなく、国内政治や指導者の認識といったレベルをも分析の射程に入れることで、ネオリアリズムの構造決定論を修
ここから連戦となり、GW中はいろんな試合に行こうと計画していて、その速報とレビュー、観戦記に忙殺されることになるので、サンガの戦いの振り返りを中途半端ですが、このタイミングでやっていきます。当然ですが、明日はルヴァンカップがあるのでそのレビューを挟むことにはなりますが。まず、順位としては19位となりました。得点7、失点13という数字が並んでいます。文字通り降格圏にふさわしい成績となっていますね。史上最強のサンガを目指すとか、前半30分で圧倒して勝つといったすごく壮大なことを掲げてのス
2月28日の記事『早稲田大学オープンカレッジ春期申込み講座全部当選:❗』『早稲田大学オープンカレッジ春期パンフ到着❗』早稲田大学オープンカレッジ4月開講春講座のパンフが送られて来ました❗。同校には、昨年の7月開講夏講…ameblo.jp早稲田大学オープンカレッジ春講座、昨日は、平松洋先生の「印象派誕生150周年記念『印象派展』で辿る画家たちの真実〜伝説のグループ展から読み解く印象主義のエスプリ」の講座の第1回「印象派展開催前夜〜印象派、その誕生に至るまでの道のり
わたしが二十代の頃に書いた「けれどスクリーンいっぱいの星」(論創社)という芝居は、主人公がアメリカ映画「ダイ・ハード」(1988年)の魅力を延々と語る場面から始まる。彼はその映画がいかに面白く、エキサイティングだったかを楽しそうに語る。「ダイ・ハード」はテロリストたちに占拠されたハイテク高層ビルで、たまたまそこにい合わせた一人の刑事が単身、悪党らと戦うアクション映画である。ところで、以下の言葉は同じようにテロリストたちに占拠されたインドの高級ホテルで戦う人々を描く「ホテル・ムンバイ」(2018
私がモーパッサンの名を知ったのは他の作家同様、高校時代である。ギ・ド・モーパッサン(1850~1893)河出の名作全集で覚えた。代表作の『女の一生』(以下、『一生』と略す)に挑んだが、読了できず、大学生になって再挑戦した。岩波文庫で読んだ。感動とまでは行かないが、面白かったことを覚えている。19世紀後半のノルマンディー地方における没落貴族に嫁いだ女性の悲劇がよく描かれていると思った。優れた文芸作品は時代を映す鏡であり、マルクスがバルザックを高く評価したことは有名な話である。本作にもそ
「天は自ら助くる者を助く」祖国防衛は国民の神聖な義務である。戦後80年が近づいても、日本では、似非平和主義が跋扈している。国連憲章でも主権国家の個別的自衛権・集団的自衛権も容認だ。日本は、米国の核の傘で守られているというのも幻想にすぎない。核の脅威に対処できるのは核武装しかない。安倍晋三元総理も、高市早苗経済安保相も日米の核シェアを主張をしている。権威主義の国である中国、ロシア、北朝鮮は、日本にとって大きな脅威でしかない。日本はリアリスト外交・防衛が重要。
一昨日(4日)の朝日小学生新聞「天声こども語」は、長塚節の代表作「土」のことを書いていた。こんな趣旨である。茨城の農家の悲惨な生活が書かれており、文壇には「読む必要がない」という声があった。しかし夏目漱石が、「私にも誰にも書けない。こうした事実を知ることは参考になる。娘が年ごろになったら読ませたい」と評価した。夏目漱石は若い人たちに対して面倒見がよいことで知られている。近代文学史に名を残す作家で漱石の助力で世に出た人は多い。長塚節もそのひとりである。「土」は
Netflixで「雪山の絆」(2023年)を見る。有名な「ウルグアイ空軍機571便遭難事故」の顛末を描くサバイバル映画。今までにも「アンデスの聖餐」(1975年)「生きてこそ」(1993年)など、この事故を扱った映画はいくつかあるが、評価が高いようなので一見に及ぶ。1972年10月、ウルグアイからチリへ飛び立った小型飛行機がアンデス山脈地帯で墜落する。飛行機に乗っていたのはのラグビーチームの一行とその家族たち。かろうじて一命を取り留めた人々は、標高3600メートルの雪山で決死のサバイバルを強い
先日来から幾度か綴っているのであるが、島崎藤村の「夜明け前」を実にスローペースで読んでいる。そのスローペースぶりは、先日漸く第一部上巻を読み終えてからというもの、未だに続きが50数頁しか進んでいないというもの。以前の自分であればおそらく途中で投げ出したであろうこの作品を、途中で短編小説や詩篇を挟むなどの工夫を取り入れながら、また「夜明け前」に戻るということを続けている。では、投げ出したくなるのは何故か─そこにはいわゆる超自然的要素や非現実的な出来事が皆無で、理路整然と現実的なもの
スカッとするアクション映画が見たいと思い、U-NEXTで「ラン・ハイド・ファイト」(2021年)を見る。タイトルは銃社会アメリカの慣用句らしく、銃を持った相手に出会った時の心得を表す。すなわち「逃げろ、隠れろ、戦え!」という意味。幼い頃から軍人の父親に銃撃の訓練を受けていた女子高生のゾーイ。ある日、彼女が通う高校で銃乱射事件が起こる。校内に侵入した同じ高校の生徒四人が、無差別に銃撃を始めたのだ。カフェに立てこもった犯人グループを尻目にゾーイは友人たちを救出するために単身、犯人たちとの戦いを決意
前日の記事↓『勇気を出して、自分の魔法を披露する★/勇気で開く聖なる力と魔法の道を光と闇で彩り煌めきで満たせ!』さて、今は02時39分。書くべきことはわかっているけど、どこから書き始めたものか🤔とか私は思っているわけです😃今アイコンにしてるコレ、コレの話をしていくのが最…ameblo.jpを書いたりしていて、すごく思い出すことがあった。それがコレ。実際にはニコニコ動画からダウンロードしたループverみたいなやつでした。たぶんまだPcのメモリとかに残ってる。BabySteps
岸田文雄首相は”日本(人)”を守ってくれるのでしょうか?2023.10.25https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12825833081.html↑こちらのブログ記事で長谷川幸洋氏のひとり語りをご案内しましたが、その内容は台湾有事の際、「岸田さんは日本を守ってくれるのでしょうか?」と視聴者に問いかけ、それに対して「とっても期待できない」とぶち上げたものです。そこに至るまでの解説に興味津々であったのに、気づけばその〔ニュース速報〕チャ
ごきげんいかがですか火曜日は絵を愉しむ竹喬美術館「生まれる絵画展」より下絵下絵だから、本画と同じおおきさということになる。本画五月雨(さみだれ)をあつめて早し最上川芭蕉奥の細道※お前の絵はどうなった一度、外光で静物画をかいたことがある。人の勧めによって。しかし、その光の変化(色・影など)に、描くのが追いつけなかった。うまい人は、短い時間で描くことが出来るのだろうが、私には到底できない。だから、写真に頼ってきた。そこで、人工的な光によって、固定することはでき
明日から舞台「火男の火」火チームの公開ゲネプロからの夜は本番!前回より俺も歳を重ねたので、同じ役柄でもよりリアルに表現出来るはずだ!俺は活動屋だから演技の根っ子はリアリズムだからな!さぁ、明日から板の上で本物の山賊たちを観てもらうぞ!
おカタイ本2冊、読み終えました。『日本で軍事を語るということ』(高橋杉雄、中央公論新社)&『志位和夫委員長への手紙』(鈴木元、かもがわ出版)。まずは、高橋杉雄著の『日本で軍事を語るということ』。テレビでもおなじみの方、そういう紹介の仕方が似合うようになってきた。この本、正直申し上げて読むのに骨が折れた。大変だった。まぁ、それでも読まなきゃイケナイ本ではあったろう。ハッキリ申せば、日本はまだまだ「鳩ぽっぽ」。「安全保障環境が厳しさを増してきた」と口では言うものの、切迫感はほと
ネタニヤフ首相が真珠湾攻撃についての見解をネットニュースで見て以降、中東問題には持論を書くのはやめておこうと思いましたが、ジョンミアシャイマー氏のリアリズム外交は多くの日本国民にご覧いただきたいと思いました。私は、中東専門家ではありませんし、浅い知識で大口を叩けるほどの身分でもありません。ミアシャイマー氏が仰るように、イラク開戦も結局は、民主主義を押し付けようとした米国の失敗。9.11テロの被害者を上回る戦死者と、その数十倍以上のイラク人の犠牲者を出しました。今の米国でも日本でもミアシャイマ
参照:ヤフーニュース「なろう系」としてはどうやら一線を画す『薬屋のひとりごと』は、そのリアルな人間描写に加え、主人公・猫猫の内面の葛藤が視聴者の心を掴んで離しません。薬屋のひとりごとライトノベル1-13巻セットAmazon(アマゾン)8,650〜21,825円${EVENT_LABEL_01_TEXT}普遍的なヒロイン、猫猫の魅力猫猫は、小さな胸、そばかす、低い身長といった、多くの人が自分と重ね合わせることができる特徴を持っています。彼女の普遍性は、視聴者にとって
リブログさせて頂きます🐤X(元Twitter)の教授へのコメント等拝見しましたが、個人的にこれが日本人?と思わせる酷い文字が並んでいました、そんな時…思い起こすのは元総理大臣田中角栄氏や中川昭一氏です。教授は一線を退かれたのですから、此れからは健康でいて頂きたい。それだけを願っております。<<<<<<<<<※>>>>>>>>>ジョン・ジョゼフ・ミアシャイマー(JohnJosephMearsheimer)アメリカの国際政治学者国家が他国に対し
箱の中に現代の世界を顕そうと色々詰めてみましたあまりに悲しくてせめてとドライフラワーを追加して…そうです、この箱は、シューリアリズムコラージュの大家JosephCornell風にクリエイトしたのです!↓ちょいと怖いイメージでてますねまさに滅びていく我々の様子です
谷崎潤一郎の鍵でもヨロス〜〜鍵〜〜だいぶ聴いたが聴いてごらん(・ิω・ิ)(教えんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)恐ろしくリアリズム作品谷崎潤一郎〜〜鍵〜〜は聴いてごらん(・ิω・ิ)
日本はなぜ世界の国際政治のリアリズムを理解できないのか③|伊藤貫×室伏謙一▼第1弾の動画はこちらhttps://youtu.be/IZ8udG9C-Mg▼第2弾の動画はこちらhttps://youtu.be/AT3H75BaqOU▼室伏謙一氏のYouTubeチャンネルはこちらhttps://www.youtube.com/@user-cp3pw6zc3z▼室伏謙一氏のオンラインサロンは...youtu.be
私は現場主義ほどではないが、現場で描くことがとても好きだ。10月~11月にかけてのスケッチは特に快適で最高!リーガ(ラトビア)にてParisにてCubaHavanaにて一方で、写真を参考にして描くことだってもちろんある。教室でのデモンストレーションとか、現場で描くのが難しい時とか。そういう時は、写真は“写し取る”ために使うのではなく“良い絵”を描くための“参考”として使う。あくまでも絵のための“資料”という考え方
現に顧客として、私たち明星の代表をつれてきているではないか。最初に会ったときの雰囲気から、柳が私たちを高く買っているのは見て取れた。私と周造の資質に自分と同種のモノを感じたのかも知れない。それにもまして、私と周造は家柄がいい。それを高遠から聞いて知っていた。「社長、車、用意できました」とテツメが言う。後ろにヨネもいる。「オオッ、サンキュー。では、行きますか」といって柳はテン子と共に立った。「ヨネ、後は頼んだぞ」「まかしとって下さい。気をつけて行ってらっしゃい」ヨネはすぐに答えた。