ラーゲリより愛を込めてを観た。実話というのが強いが、もはや今の邦画界で、戦中戦後を忠実に再現するのは不可能なのだろうか?とさえ思う。スタッフの誰も行ったことのないシベリア抑留の厳しさは全く描けていない。それともワザと描かないのか?レクリエーションのために草野球をやっていては、まるで米国の日本人収容所くらい自由だ。こんな天候のはずがない。松坂桃李のしつこい中二病みたいな言動より、生き残りたい信念に基づく安田顕のが感情移入出来る。また、内地でひたすら笑顔で、苦労に苦労を重ねる奥さん役が北川景子はない