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ラファエル前派「第二世代」ーW.・モリスとE・バーン=ジョーンズ2025年11月21日19:30-21:00ZOOM発表者:川端康雄氏司会:荒川裕子氏今晩のラスキン文庫のオンライン講座は川端先生によるラファエル前派第二世代の話でした。主にバーン=ジョーンズの変遷をラスキンとの関係性と絡めて紹介されていました。川端先生のご著書ではモリスについての本は読んだことがあります。本講座の中でもモリスにとってのラスキンは道徳(moral)と政治(politicale
神秘・エロス・装飾美FiddeSiecleinBritain:AestheticismandtheArtofFantasyThemystic,theeroticandthedecorative著:荒川裕子2025年2月28日初版第1刷発行株式会社東京美術堺市立図書館より貸出秋のラスキン文庫の講座で講師を担当されている荒川裕子先生の19世紀末イギリスの美術史に関する本です。実際の作品解説が紙面のほとんどであり、画
D・G・ロセッティとエリザベス・シダル2025年10月17日19:30-21:00ZOOM発表者:加藤千晶氏司会:川端康雄氏今晩はラスキン文庫のオンライン講座でした。今回はロセッティが中心でしたが前回気になったラスキンのロセッティ評の解説を聞くことができたのが嬉しかったです。最初、ロセッティはラスキンは自分の絵にはあまり興味を抱いていないんだろうと冷めた態度でしたが、ラスキンはロセッティに礼儀正しく友好的な態度を示します。当初はロセッティのことを好意的に
10月Octoberお月見普通すぎて面白かった。父親が失業中の四人家族の、海辺のプライベートホテルでの一日。こういう作品の場合、ロケーションとキャスティングが肝心なのだろう。AllDayontheSandsbyAlanBennett-starringAlunArmstrong(1979)【MrandMrsCooperarestayingataboarding-houseintheseasideresortofMoreca
ラファエル前派(PRB)の結成とラスキンの擁護ーJ・E・ミレイを中心に2025年9月26日19:30-21:00ZOOM発表者:荒川裕子氏司会:川端康雄氏ラスキン文庫が今年の秋に全4回のオンライン講座を開講しており、本日はその初回でした。春季講座もあったそうなのですが残念ながら知りませんでした。秋季講座の全体テーマは「ジョン・ラスキンとラファエル前派」良い勉強の機会を頂けて僥倖です。第1回目は主にミレイについてでしたが、ロセッティやバーン・ジョーンズだ
9月September涼NHKラジオ文芸館沢木耕太郎作「クリスマス・プレゼント」、感動した。ミステリーのようなムード。なぜそうなったのかは語られない。プレーヤー|らじる★らじるNHKラジオラジオ第1(R1)・ラジオ第2(R2)・NHK-FM放送の音声をライブストリーミングで同時提供しています。聴き逃し対象番組は、放送された音声を楽しむことができます。www.nhk.or.jp「クリスマスプレゼント」は、『あなたがいる場所』所収。★ついてないな。そもそも高校に
やらなかった後悔かしてしまった後悔か――一般的にはやらなかったことへの後悔が死の間際に思い出されると言いますが日常的にはやってしまったことの取り返しのなさのほうが大きくのしかかるように思います。やってしまった後悔余計なひと言を言ってしまった後悔勢いだけ走ってしまった後悔傷つけた後悔......やらなかった後悔良いタイミングを掴めなかった後悔チャレンジしなかった後悔言えなかった後悔......いろいろな後悔があるとしてあなたはどの後悔をもっとも避けたいと思い
夜勤明けの昨日は一日中寝ていた草刈りをする予定だがそれより休みたい気持ちも有るラファエル前派の画集を買ってみた。ミレイの画集を買おうと思ったがミレイを含めたラファエル前派の活動がどんな物だったかを確かめたかった彼らは絵が巧いとくにミレイは素晴らしく巧いと思うラファエロの圧倒的な存在を追い求める画家が多かったろう当時の美術界において、レジスタンスとまでは行かないまでも根本的に立ち戻って絵の魅力を探ろうとしていたに違いない。でも悲しいかな、彼らの画
6月8日はミレイの誕生日。196年前です。今日の絵は、ミレイの代表作でシェイクスピアの歌劇「ハムレット」の一場面を描いた「オフィーリア」です。「オフィーリア」を題材にした作品は、他の画家の作品でも西洋美術史上にそれはたくさんあるのですが、現代では、「オフィーリア」といえば、なんといってもミレイのこの作品で、ミレイといえば、「オフィーリアの作者」という認識になっていると言ってよいでしょう
こんにちは。アートナビゲーターの琴見ゆりです。4月より近鉄文化サロン阿倍野にて始まりました「華麗なるヨーロッパ絵画」6月のテーマは「ラファエル前派」です。この絵、なんだか不思議じゃないですか?頭に輪っかがあるということは宗教画?でもこの女性は普通っぽいし・・・左側の人は宙に浮いてるけど羽が生えてないから天使じゃない???いいえ、これはれっきと
私の友達にスズコさんというひとがいます。スズコさんのお腹には赤ちゃんがいます。初期には入院していましたが安定期に入り体調も回復したことからわたしとミオちゃんはスズコさんの家に遊びに行きました。スズコさんは遠方に嫁いでいます。スズコさんのご主人は大学の先生です。ご主人の専門は文系ですがスズコさんの家の玄関には男物のエンジニアブーツが置いてありました。わたしとミオちゃんはこれは女子生徒にモテるに違いない、とひそひそと囁きました。台所のテーブルには煮出
19世紀のイギリスに誕生したラファエル前派の画家・ウィリアム・ハント(WilliamHunt)の作品に『シャロットの女(TheLadyofShalott)』と題する絵画がある。『シャロットの女』40年ほど前にラファエル前派の絵画展が日本で催され、その斬新な構図や色使いに感動したという人も多かった。当方もその一人で、これらの作品群の特に女性が身に纏っているコスチュームに魅せられた記憶がある。ラファエル前派は、ジョン・ラスキンが説いた「自然をありのままに再現すべきだ」というのに触発さ
フィリップ・ハモジェニーズ・コールドロンさんフィリップ・ハモジェニーズ・コールドロン(スペイン語よみ:フィリップ・ヘルモヘネス・カルデロン、PhilipHermogenesCalderon)1833年5月3日生まれ、1898年4月30日、64歳没。フランスのポワチエ生まれの、イギリスの画家。ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの学芸員でもあった。息子:ウィリアム・フランク・コールドロン(1865年~1943年、画家、美術教師)最初はラファエル前派のスタイルで絵を描
3月24日は、イギリスの芸術家ウィリアム・モリスの誕生日です。今年は、191回目のバースデーです。モリスは、1834年にロンドン近郊の裕福な家庭に生まれました。「ラファエル前派」の画家として、また「アーツ・アンド・クラフツ運動」の中心人物として知られています。絵画好きな私は、モリスといえば「ラファエル前派」なのですが、一般的には、デザインや工芸の分野での方が有名だと思います。モリスの代名詞ともいえるデザインインテリア、雑貨、文具などでよく
ヴィクトリア&アルバート博物館コレクションを中心にWilliamMorris'sFlowers著:ローワン・ベイン訳:城下真知子Originallypublishedin20192020年3月4日発行株式会社青幻舎堺市立図書館より貸出ウィリアム・モリスのデザインの解説本です。タイトル通り植物を描いた作品がほとんどです。モリスはラファエル前派に組していましたがその中心となる自然をそのまま忠実に描写する考えには従っていなかったそうです。自然をそ
この方も安定のギリシャ系…#Maria#Zambaco#Terpsithea#Cassavetti#Μαρία#Τερψιθέα#Κασσαβέτη#似顔絵#30秒#マリア・ザンバコ#ギリシャ#イギリス#モデル#ラファエル前派#マーリンの誘惑#フィリスとデモフォン#彫刻家#ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ#アーツ・アンド・クラフツ#ギリシャ神話#肖像画
「一日土をいじらざれば一日の退歩なり」佐藤忠良の言葉。「凡人は模倣し、天才は盗む」パブロ・ピカソの言葉。「一事が成れば万事成る」日本のことわざ。「一道万芸に通ず」宮本武蔵の言葉。僕は全ての芸術から、そのエッセンスだけを自分に取り込む。
僕は4人兄弟の末っ子。1999年。すぐ上の兄と貧乏旅行して、最初パリへ行き、途中で意見が食い違い、別行動を取ることに。兄貴はフランス全土を周り、やがてベルギーに。僕はストラスブール経由でニュルンベルク、ローテンブルク、ヴュルツブルク、ハンブルグ、ブレーメンに辿り着き、トラムの無賃乗車で捕まりかけるが、目を瞑ってもらった。たかだか10マルク(当時約1000円)を無心する為に、ローテンブルク在住の日本人画家に会いに行く。そのお金を握りしめ、予約したユースホステルのお金を全部払い戻して、最後の街と決
季節ごとに部屋や廊下、玄関の絵を架け替えるが、夏はバルビゾン派派、冬はラファエル前派派になりがち。
小満May待望のMyM(マイム―)のファーストシングル「ASOBOZE」リリース!好き過ぎる幸福な中毒性にずっと侵されていたいMyM/ASOBOZE-MusicVideo-「MyM」(マイムー)。M→Miyuki(森三中/大島美幸)、y→Yoshiko(ガンバレルーヤ/よしこ)、M→Mahiru(ガンバレルーヤ/まひる)の頭文字からなり、M→MEMENTO「心に残る」、y→YUMMY「美味しい」、M→MUSIC「音楽」で「心に残る美味しい音楽」の意味もある。ファーストシングル「AS..
さて、ロンドン滞在に残された時間はあと半日。残りは美術館めぐりと言うことで、第一候補はイギリスの絵画を展示しているテート美術館(テート・ブリテン)、第2候補は工芸品の展示が多いヴィクトリア・アルバート博物館、第3候補はもう20何年前になるが行ったことがある大英博物館。先ずはテートブリテンに行きました。私はラファエル前派が観たかったのですが、どれも、私が想像していたよりも絵のサイズが小さかったです。エドワード・バーンジョーンズ黄金の階段アルバート・ムーア庭ジョン
夏目漱石の作品読んだことある?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう「我輩はロミィ」だそうです🤗。数々の名著がありますが、私は「薤露行」が好きです。昔、若かりし頃に、アーサー王伝説関連を調べていて、漱石に行き着きました。ラファエル前派の絵画とともに、たまにドップリと世界観に浸りたくなります。さてロミィ!明日も宜しくね!
ターナー、印象派から現代へLIGHTWorksformtheTateCollection2023年11月7日大阪中之島美術館前から楽しみにしていた展覧会に行ってきました。前売り券はお得なペアチケットを購入しました。鑑賞前に美術館にあるレストランでランチにスコーンを食べました。本展はイギリスのテート美術館が所有する光を描いた作品で構成されています。コンスタブルやラファエル前派の作品をお目当てにしていましたが、インスタレーション
~百合の章(ロセッテイ、漱石、ドビュッシー)を中心にフランス音楽の演奏家にしてエッセイストである、青柳いづみこさんの最新作「花を聴く花を読む」。「華道」の連載を加筆修正して単行本化したもの。薔薇、ミルテ、睡蓮、すみれ、菊など、花にまつわる文学と音楽について綴ったエッセイ。特に「百合」の章で、ロセッティの詩と絵画「選ばれた乙女」、漱石、そしてドビュッシーとの関連が印象に残った。夏目漱石はドビュッシーの5歳下にあたる。1900年頃ロンドン留学して1902年末に帰国するまで何度もナ
2023.10.31アーツ・アンド・クラフツとデザインウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで横浜、そごう美術館にて11月5日まで開催しています。アーツアンドクラフツとは、中世の手仕事にかえり、生活と芸術の統合を理念とする、かなり社会主義思想を帯びた活動です。初期はエドワード・バーン・ジョーンズや、モリスの嫁が忘れられないロセッティなどラファエル前派の面々がつどい、モリスの工房兼住居として建築したことが運動の第1歩だと思います。モリスは一つ一つ手作り(版画は量産品とは見なさ
もう一つの19世紀ブークロー、ミレイとアカデミーの作家たちを観てきました。会場は東京国立西洋美術館の常設展の版画。デッサンの部屋で開催中。そのため、当日券は常設展の値段の大人500円で入れますし、またキュビスムの特別展も開催しているので、そちらのチケットでも無料で入場できます。会期は来年、2024年の2月12日(月・祝)まで。何度でも見られますね。■展覧会リーフレットフランスのブークローとイギリスのミレイの作品が並んでリー
AdieuRomantiqueNo.549『芸術の秋に。エロス/タナトスⅤ』【Erōs/Thanatos】あっと言うまに涼しくなって、ようやく「芸術の秋」に相応しい感じに。断続的に書いている記事『エロス/タナトス』の5回目。今回もまた「官能」や「耽美」、「退廃」、「残酷」、「不穏」、「奇怪」、「ロリータ」、「フェティシズム」、「サ
金曜の夜間開館で見に行きました。台風の日に、それなら少しは空いているかと思って。時代やカテゴリーがテーマではなく「光」がテーマで、内容が多岐に渡っているため、好きな絵が少なかったとかモダンアートは苦手だと言っていた知人もいましたが、個人的な感想としては良い作品ばかりがセレクトされていてとても見甲斐があり、行って良かったと思いました。ジョージ・リッチモンド「光の創造」テートと言えばターナーが目当てで行く人も多いのでは。ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナ
是非是非,鑑賞させて頂きます。僕はこういう展覧会を観たいのだと以前から思っていたんですよ(๑˃̵ᴗ˂̵)僕が上京したのは大学に入学した時のことですが,何よりも嬉しかったのは都内のレコード店の充実ぶりです。当時はYouTubeなどという便利なものは無く,クラシック音楽を聴こうと思えばコンサートホールに行くか「N響アワー」といったテレビ番組を観るか以外は,CDを購入するしかありませんでした。僕の故郷にも勿論レコード店は存在したし,ひと通りの名曲のCDに関しては問題無く入手出来ましたが,都内
クリスティナ・ロセッティ詩集GoblinMarketandOtherPoems著:クリスティナ・ロセッティ(ChristinaRossetti)訳:滝口智子2019年9月26日第1刷発行株式会社鳥影社クリスティナ・ロセッティの詩集を読みました。詩集を読むのは初めてです。昔は詩を嗜むことはなく、国語でも詩が一番興味がありませんでした。大学院でラファエル前派の授業で触れてから物語詩などを楽しめるようになりました。本書ではクリスティナ・ロセッ