ブログ記事2件
読後感のとても良い小説であった。話が上手く纏り過ぎているとも言えなくはないが、その方が読者は幸せな気分に浸れる。大傑作とまでは呼べないにしても、それなりの時間を割いて読む価値はある、佳作である。物語は、2014年の日本・中国と、1932年から1945年までの満州国との2つの時代を行き来する。2014年に生きる佐々木充は《最期の料理請負人》と称して、人生の最期に食べたい料理を依頼人から聞き出し、そのレシピを調べ、料理を再現する仕事をしている。佐々木が何故、そのようなことができるのかと言え
く映画『武曲MUKOKU』の公開に合わせたのか、😳その後を描く小説『武曲Ⅱ』が上梓された。😁小説『武曲』が非常に面白いものだったので、迷わず『武曲Ⅱ』も購入して読んでみた。📖👓だが、ちょっと期待外れであった。😢いや、小説としてはとても愉快なものなのだが、如何せん内容が、『武曲』の主人公の矢田部研吾と羽田融のうち、『武曲Ⅱ』は羽田融を主人公とした、青春グラフィティに留まっているのである。😞それはそれでいい。私は、この歳になっても、青春グラフィティは好きだ。😘だが、如何せん