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ソーラーパネルNydellは購入した時から、150Wのソーラーパネルが1枚ついていた。テスターで確認すると、そこそこ発電しているし、本格運用を検討する前に、このパネルで実験してみたい。陸電装置のない頃に乗っていた船には、50Wのパネルを使っていて、1~2ヶ月に1度くらいの訪艇でもエンジンがかからないということはなかったので、補充電であれば、そのくらいの発電量で良いのだろう。それから年月が経ち、今では陸電設備を備えた船になっていて、バッテリーチャージャーも新設してある。なので、船に行って
BCCBCCとはBristolChannelCutterの略称で、ブリストル・チャンネル・カッターと読む。このBCCは28ftとBCCの中で最も最小だが、長いバウスプリット(船首の角のようなもの)とウインドベーンを装着しているので、全長は43ftになる。昨年、このヨットが売りに出ていて、沖縄の友人が“住居”としてほしいということになり、オーナーに会いに行ったのが初対面だ。結局は先客があり、この4月に油壷へ回航することになったそうで、残念ながら僕の友人は購入することができなかったけど
船内整備のシーズン沖縄の冬は船内整備には最適なシーズンだ。というのも、5~10月はとても暑くて船内作業はできない。この期間を夏というならば、夏はデッキをはじめとする外装の整備を行い、11~4月で船内の整備を行っている。年末までにバッテリーを含めた電装系が完了したので、これからは細々とした作業をゆっくりやろうと思っていた・・・・エンジンから水が吹く!船が1988年製なので、見てくれから考えてもエンジンも当時のままだ。それでもヤンマーのエンジンなので、安心だ。他のメーカーなら
バッテリー系統の整理「シンプルで壊れにくく、壊れてもすぐに直せる」をコンセプトにバッテリー回りの電装系統をやり直している。バッテリーはエンジン+ハウスで3基、バウスラスター用に2基の計5基を積んでいるのだが、調べてみるとバウスラスターへの給電が危うく、また、バッテリーチャージャーそもそもの動きが不安定で、この1年間、洋上で電圧の低下にやきもきしていた。写真左側の混雑した配線。これがイヤでイヤでしかたがなかった。白い紙にデザインをする時も余白が大事だと主張するタ
結が家族になって、明るく、そして忙しくなった我が家。何せパピー(子犬)なもんだから、好奇心は旺盛だし、おしっこ、ウンチもよくする。これは元気な証だから嬉しい悲鳴だね。結の世話以外にも、田舎暮らしはけっこう忙しい。今日は沖縄本島の最南端の田舎暮らしをちょっとだけ書こう。ここは人口が300人に満たない字(集落)。資料によると最盛期には千人祭なる祭りが行われたようで、文字通り人口1,000人に迫った時期があったという。今は当時の1/3に満たない、そしてほとんど子供の姿を見かけない
どうして漁船なんて買ったの?2023年6月24日。これはNydellのレストアを開始し、ちょうど1年の日。Facebookの「思い出」で、偶然にもちょうど1年と判明したのだ。この日は、東京から来沖し我が家に宿泊しているOND夫妻とともに早起きしてNydellに向かい、マリーナでセイルのフィッティングをサポートしてくれたKZMKさんと計5人で海へ出た。思えば、1年前のOND夫人のこの一言から熱いレストア生活が始まったのだ。「風さん、どうして漁船なんて買ったの??」デッキ上
UKSailmakersJapanに依頼実家のそばにあるUKSailmakersJapan。正式な会社名はウルマーセイルズジャパン株式会社という。これまで、ALLRIGHT(以下AR)Ⅲ、ARⅣのセイルをお願いしてきた経緯もあり、Nydellのセイルも同社にお願いした。AR4はジブはもちろんのこと、メインセイルもマストファーラーだった。ファーラーなので、セイルを畳む必要がない。ウインチを使ってマストに巻き込めば良いのだ。これは昨春、富士山クルージングに行った時の動画。ウ
沖縄の暑さここ沖縄はすでに「夏」。内装作業を行うということ=船内作業ということになり、厳しい日差しを避けることはできるが、船内の湿度との戦いだ。少し体を動かし、作業らしいことをすれば、即座に大粒の汗が滴る。濡れた床は果たして漏水によるものか、自らの汗なのか・・・。もちろんハッチを開け放ち、換気は行うものの、この湿度への対策を講じなければ簡単な作業さえ行うことができない状況なのだ。昨年、スポットクーラーなるものを試してみたが、あまりにも本体がデカく、また陸揚げ時だったので、延
今回は100V機器たちの話。いつもの通り、購入時の写真から。ここはヨットでは「ギャレー」と呼ばれる場所で、家ではキッチンだね。Wikipediaによると、ギャレー(英語:galley)は、船・列車・飛行機などの乗客に提供される食事を調理するため、それらの乗り物の内部に設置された設備である。地上にある海軍基地のキッチンもギャレーと呼ばれる。日本でいうギャレーは旅客機内のキッチンを指すことが最も一般的だが、キャンピングカー、プレジャーボート、ヨットの用語としても使われており、
現状把握と整理整頓下の写真は、Nydellの購入時のもの。電装関連の設備がふた昔前のものだったので、総替えを覚悟した。ヨットに乗っている方ならプロッターや有線のオートパイロットなどの設備から想像していただけると取り付けられた時代も推測できると思う。そんな設備環境にありながら、分不相応なほどのインバーターがついていた。また、これを動かすためなのか、オルタネーターも大きなものに交換されていた。「小型船舶登録原簿の全部事項証明書」によると二人の日本人オーナーさんを
Nydell、映えすぎ!この内装写真は購入当時のもの。みなさんの周りにも、いわゆる「写真写りのいい」ヤツっていませんか?他でもない、このNydell嬢はとんでもなく写真写りのいいヤツで、こうやって現場で撮影した写真を人に見せると、「結構キレイじゃん」とか、「木がたくさん使われててすごくゴージャス」とか、惨状を見せようという意図に反し、褒められたりしてしまうことが多いのだ。まぁ、ケナされるよりは褒められた方が嬉しいのが人情だが、主人として、レストアの大変さや惨状を伝える手段に写
悪夢か!?心が折れるぜ陸揚げ整備の時から気になっていたことがある。サロンの前方バース(船の前方にある個室スペース)側に不自然な段差があるのだ。その段差は、ちょうどマストポールのあたりで、バースに行く時、この段差でつまずくことがあった。敢えて段差を設けて補修しているのだから、「何かあるんだろうな」とは思っていた。床、壁を切断、開口段差になった床を剥がすと、想定はしていたが腐った床がそこにあった。このままにして蓋をすることができない質なので、思い切っ
Nydellを購入したころ、船内に入るとカビ臭くかなりの湿気を感じた。ヨットやRCの建物の大敵である「漏水」箇所があるのは素人でもわかるはずだ。Nydellは天窓や窓ハッチからの明らかな漏水箇所が確認できた。その他にも数か所の漏水が確認できたが、これは甲板のデッキのビス、木栓交換を行うとピタッと止まった。デッキ材を固定するビス1本1本にしっかりとシリコンを塗り付け更新した努力が功を奏したわけだ。窓ハッチの補修まず内装作業で手を付けたのは、キッチンスペースの窓ハッチだ。
バウスプリットに孔が!外装に目途がつき、いよいよ内装に入ろうとしていたころ。ジブとステイスルの2枚のセールをファーラーに交換するため、フォアステイの付け根をチェックした時の事。陸上に上げた状態では高所すぎて確認ができていなかったバウスプリットの先端部分に木材の大きな腐朽箇所を発見してしまった。状態を確認するために、デッキを撤去したところ、腐朽した根太から菌がまわり、根太の付け根のバウスプリットに大きな腐朽箇所を確認した。下の写真は腐朽箇所をすべて取り去り、根太を交換
昨年(2022年)7月25日に上架したNydell。ちょうど半年後の2023年1月25日、Nydellは陸上で行うべき整備を終え、水面に戻った。紆余曲折があり、清水港のAllRightⅣは共同オーナーとなり清水港での係留を続けることになり、沖縄へ回航することはなかった。代わりに沖縄で出逢った古いUnion36をレストアすることになり、与那原マリーナで陸上保管の契約を交わした。腰を据えて挑んだレストア作業だったが、2年前に申し込んでいた水面係留のウェイティングリストの順番が回ってきた。そ
今年の出来事を振り返る上で最も大きなことはロウの死と陽菜が家族になったことだろう。保護犬だったロウが我が家に来て、人々の愛情に触れ、誰にでもかわいがられる立派な家庭犬になってくれたのは嬉しかった。沖縄へ移住したrock'n'roll:老犬ロウは目を丸くして沖縄を愉しみ、そして移住後、ちょうど2年が経った日に空へ旅立っていった。ロウと毎日散歩していた名城ビーチ。今は、ロウが縁を継いでくれた「陽菜」が僕の横を歩いている。思いがけない縁から、長野県飯山市のきり子さんから連
Nydellのレストアは、ボロボロだった外装の木部から手を付けることにした。理由はふたつ。①自分が木材の専門家だから②夏は暑くて、船内作業はムリだからと、言うのは簡単だが、この船は木部が多い。ってか木部だらけなのだ。ブームレストまず最初にはじめたのはブームレスト。外観上、インパクトのあるパーツだし、このパーツでニスの色を決めることにしたのだ。前のオーナーはクリアのニスを好んでいたようだが、僕はマホガニー調の濃いめ色が好み。チークという素材にいくつかの色のニスを乗せ
Nydellテストセーリング与那原マリーナのゲストバースに係留されたUNION-36を購入し、浮桟橋の空きが出るまで陸上保管の契約をすることにした。この写真は2022年5月に撮影した売買当時のものだ。遠目から見ても甲板上にフロートやシート(ロープ類)が散乱しているのが分かる。そのままデッキ上を片付けることなく、セーリングテストに出た。まずはメインセール、次にステイスル、最後にヤンキージブを上げた。メインセールは巨大で、ステイスルも30ftクラスのヨットのメインセー
上架2022年7月25日午前10時、Nydellを与那原マリーナに上架した。船台は中古のものを宜野湾の金城製作所さんが改造、補強してくれた。フレームに錆が目立つが、陸上のレストア期間のみと考えれば十分だろう。晴れて本格的なレストア作業に入ることができる。※現在、水面係留の順番待ち中陸上に上がったNydellは、線形が美しく、最近の船では見かけなくなったロングキールが目を引く。美には個人的な好みが大きく作用するが、若いころから憧れてきたロングキールのダブルエンダーという線形は
「Nydell」はユニオン・ヨット社製のUnion36(1988年製)。素性を知るべくネット検索をすると、Union36のボートレビューのサイトがあった。結論としては、ハンスクリスチャン36、マリナーポラリス36、ユニオン36、EO36は、すべて同じ船らしい。また、MaoTa36は、同じ船体のバリエーションだが、別のヤードで建造されているということらしい。以下はGoogle翻訳のままなので、雰囲気で。Union36BoatReviewBluewater-capabled