年度末を無難に終え、NY市場の休場もあり、いち早く新年度入りした東京市場は、寄り付きこそ高値圏でのスタートとなったものの、徐々に値を消す展開。さしたる理由は見当たらないが、言ってしまえば、下がる時はこんなものかもしれない。株式投資をしている多くの人は、いちばん儲かっている状況だけに、下がることそのものが売りを誘う状況と言える。現実には大した下げではないが、利益を失うことに対する不安は、心理的に儲かる期待より大きいこともあり、理由が明確でない下げは、意外に効くだろう。もちろん、持ち直し急速に戻せば