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ずっと「炎症」について簡単にふれましたが、さらに詳しく見ていこうと思います。わかりやすい炎症の例として、「蚊に刺されたあとの腫れ、かゆみ」を上げました。ほかに、やり慣れない運動をしたりして、翌日や翌々日に筋肉痛に襲われることがあります。これも「炎症」です。では、時間差で起こる筋肉痛は何かというと、急な運動で筋肉の線維やまわりの組織に小さな傷がつき、その傷を修復するために「炎症」が起こり、痛みを伴うから。これが筋肉痛の正体だといまは考えられています。蚊に刺されて赤く腫れるのも、
前回は酸化の話から炎症の話になったので、炎症って何なのかを飛ばしてしまいましたね。なので今回はこの「炎症」というのは何なのかをお話しようと思います。そもそも「炎症」って何でしょうー?「炎症」と聞いてパッと思い浮かぶイメージっていうと?赤み(発赤)、発熱、腫れ(腫脹)、*疼痛(とうつう)この4つが、炎症の「4主徴(しゅちょう)」と呼ばれるものです。(*疼痛とは、「実際の組織損傷や潜在的な組織損傷に関連し、またはそのような損傷に関連する言葉で表される不快な感覚や情動の体験」)
「抗酸化力」が高い野菜は、「抗炎症力」も高い前回は油について説明してきましたが、今回は野菜の話をちょっと。野菜が大切ということは、言うまでもありません。体内のくすぶりを抑えるという意味でも、野菜はとても大切です。食事のときに野菜から食べることで食べ過ぎを防げるとか、食物繊維が豊富で血糖値の急上昇を防いでくれる、腸内環境がよくなるといったメリットもありますが、もうひとつありがたいのが、野菜に含まれている「抗酸化物質」です。酸化については前回まででお話してきましたが、ここで簡単におさら
前回の話で活性酸素の発生を抑えて健康的な身体を維持するというお話をしました!睡眠・食事・運動などをうまく管理してということだったのですが、今回はその中でも食事についてを中心に考えていこうと思います。食べ物の中でも抗酸化成分を含む食品を摂ることが大事になります。この図にあるようにビタミンC・E、βカロテンやリコピン、ポリフェノールなどが、抗酸化成分としてよく知られています。これらの食品を食事の中に取り入れていくと体の酸化を抑えてくれるのです。本来、「ビタミン」「ミネラル」などの
今日は酸素のお話の続きからです。まず、人間の体の構成から見ていきますね。成人の体の約60~65%は水でできています、水はH2Oなのでそりゃ水素や酸素は多いですよね。数としては水素原子のほうが多いですが、酸素原子の質量は水素原子の約16倍あるので、人間の体は酸素65%・炭素18%・水素10%・窒素3%・カルシウム、リンで2%となり、合計98%の成分で構成されており、残り2%が微量元素といわれるミネラルになります。酸素は呼吸やエネルギーを作るだけでなく、体を作るうえでも欠かせない存
皆さんは酸素と聞いてどんなイメージを持っているでしょうか?私の場合は火を使うときになくてはならない元素、水をつくる原子、とかが頭に浮かんできました。この酸素、人間が生きるためには絶対に必要な元素の一つです。人間は生きるために必要なことが二つあります。一つ目は、外部から有機物を取り込むこと、つまり食べ物を食べるということです。二つ目は酸素を吸うことで、この二つの条件をどちらも満たさなければ生きていくことはできません。食べ物だけ食べても空気がないと生きられないし、逆に空気
遅く成りましたが、新年あけましておめでとうございます。本年もマイペースではありますが、体に関する気になることをブログに載せていきますのでどうぞよろしくお願いします。本日は睡眠シリーズ③として、あくびはどうして出るのか?そしてどうして眠たくなるのか?ということをお話していきます。あくびって何?なぜ眠いと出てくるのか?眠くなったときや、たいくつなとき、疲れたときなどに、たまに出てくる「あくび」。どういうしくみなのでしょうか?あくびは、無意識の呼吸運動です。あくびをすると、一
人はどのくらいの間起きていられるのでしょうか?眠らないで何時間起きていられるか?という「断眠実験」は、過去いろいろな研究所や大学などで行われているようです。被験者が眠らないように立会人をつけて、立会人が話し相手になったり見張り番になったりして、被験者が眠らないようにするそうです。1964年アメリカの当時17歳の高校生ランディ・ガードナーさんが、264時間12分の記録をつくりました。11日間眠らなかったというとんでもない記録です。その後、2007年にイギリスのトニー・ライトさんが、イ
なぜ人は睡眠をとらないといけないのでしょうか?人は、なぜ眠るのでしょうか?起きているとき、私たちは外界の刺熱を受けて、脳は活発に動いています。睡眠は脳とカラダを休息させ、脳を整えている状態です。脳とカラダをすっきりさせ、疲労を回復させます。睡眠中に心身を整えているわけです。睡眠中、カラダは覚醒時に活動するエネルギーを貯えます。副交感神経がはたらくため、胃腸の活動を活発にして栄養吸収もうながし、記憶の整理も行います。例えば、新しく覚えた事柄を記憶として固定化したり、消したりする
今回は五行についてのお話です。言葉は聞くけど、実際にどういうことなのかを知る機会もなかなかないかと思いますので、ちょっとその内容をよく見る相関図や表を見て説明しますね。五行説の考え方「五行」とあるように、世の中の全てのものは、木(植物)、火(熱)、金(鉱物)土(土壌)、水(液体)の5つの元素に分けられます。この「木(植物)、火(熱)、金(鉱物)土(土壌)、水(液体)」5つが、お互いに影響し合い自然界のバランスを保っているという考え方です。この五行には、ポジティブな関係である「相生
今回から私がやっているメディディアン・ピーエの原点ともいえる、東洋医学についてです。以前の私は東洋医学というと、なんか古臭いイメージを持っていました。今思えばその時の知識もない浅はかな考え方に・・・、恥ずかしくなる思いです。ちょっと日ごろ聞きなれない用語もあり、堅苦しい話になりますがお付き合いくださいね!日本でいう東洋医学は、その歴史を中国に遡ります。中国では大地に立つ人間は天と地の間で、すべての現象(森羅万象)をつぶさに観察を続け、様々な規則性を見い出してきました。後で出てきます
前回は「色」の違いで様々な病気の兆候が解るというお話をしました。今回はそんなウンチの「におい」「回数」「量や形」から健康状態を探る方法のお話です。回数排便の頻度は、普通1日1~2回程度で、1日3回以上の場合は下痢(ぎみ)、1週間に3回以下の場合は便秘(ぎみ)と考えます。特に1日5回を超える排便の方や1週間に1~2回しか排便の無い方は、極端な下痢症、便秘症で、日常生活への影響も大きくなるので、病院の診断を検討しましょう。量食べ物の量や種類によって違ってきますが、植物性の食物を多く
皆さん今日もいい色のウンチは出ていますか?(笑)いきなりこんな話で失礼します。でも体の状態を知るにはとてもいい検体だと思いませんか!だって出るたびに「色」「におい」「形」「量」などを検査しなくても自分で直接確認できるんですよ!ウンチをした後、今日はどんなウンチが出たか確認はしていますか?ウンチは汚くて臭いものだからと、用を足した後にどんなものか見ずに流しちゃう方が多いと思いますが。では何がそんなに大事な事なのかを説明しますね。いいウンチの色って?食べ物のカスや細菌の死骸
成人の体重のうちだといわれています。実際ヒトのカラダのどこに、こんなに多くの水分が入っているのでしょうか?ヒトの水分は、、関内液と細胞外液に分けられます。細胞内液は、カラダを構成する1つひとつの細胞の中にある水分。細胞外液は、血しょうなど細胞膜の外側にある液体。カラダの内部環境を一定に整えるため⇒ホメオスタシス(生体恒常性):生物が環境の変化を受けても、身体を一定の状態に保ち続けようとすること細胞内液は体液のうち3分の2、細胞外液は3分の
どのくらいの水と栄養を摂るべきでしょうか?昨日何キロカロリーのエネルギーと何リットルの水分を摂取したでしょうか?この質問に正確に答えられる人はほとんどいないですよね。私たち人間は、絶えず栄養と水分を摂らなければ生きていけないにもかかわらず、その必要量は知らない。何らかの計算式によって飲み食いする量を決めているわけではないんです。「今日は吸い部があと200ミリリットル、エネルギーがあと300キロカロリー足りないから牛乳一杯、、パンを一つ摂取してから寝よう」と考える人はいないはずです。
人間の体は、脳、心臓、胃、肝臓、皮膚など、さまざまな器官(臓器)からできています。器官はそれぞれ独自の機能を持っていますが、各器官はお互いに協力し合って生きていくための重要な働きをしています。呼吸では鼻、口、気管、肺が協力し合い酸素を取り込んで、心臓から血管を通り体のすみずみの細胞に送り届けます。口、胃腸は協力して食べ物を消化・吸収します。そして脳がこれらの生命活動のすべてを管理します。人間が考え、記憶し、喜怒哀楽の感情が生じるのはこの脳があるためです。一方、呼吸や消化といっ
皆さん、パソコンを使って長時間のデスクワーク等をやっている方、途中休憩していますか?日本は座っている時間がとても長い国であるといいます。外国の大学数校が世界20か国に対して調査したところ、一日当たりの座位時間が420分(7時間)とサウジアラビアと並んで最長だそうです。ちなみに一番短い国はポルトガルで150分で、約3倍も座っていることになります。この「座りっぱなし」というのは、実は死亡リスクが高くなるというデータがあります。オーストラリアの調査によると(22万人以上を対象)1日の座
実は昨日から左腹の後部に痛みが出ており、その痛み方がとても覚えのあるものだったので、気になってしまって・・・。ちょうど腎臓あたりにズンズンと痛みが・・。この覚えのある痛みは先月の末もお話した、そう尿路結石です!!これは私がシリーズ化している、体に出るサインじゃないか!体に出るサイン①体に出るサイン②(食事編)体に出るサイン③(トイレ編)体に出るサイン④(目の病気)体に出るサイン⑤(歩行編)体に出るサイン⑥(しびれ編)体に出るサイン⑦(就寝前後編)
昨日のお話で、私やお客様が体験したピーエの事を少しでも理解していただけたら嬉しいです。そもそもこのピーエを習おうと思ったきっかけは「夫婦で習ったら家で踏みあいこが出来るね!」という理由でした。というのも腰痛や片頭痛で疲れやすく、すぐ風邪をひきやすいという免疫力が低下していたのは、私だけではなく妻も同じような症状で、整体には二人で行っていたのです。(行かないと体がもたなかったのです😢)当然、出費も二倍で月に4,5万円を費やしていました💦(使いすぎなのもわかってたんですが・・・。)ピ
今日は私が講師をしています、メディディアン・ピーエという足で全身を踏む整体の事をお話したいと思います。皆さんは手技(手での施術)による整体をしたことありますか!私の場合今から15年ほど前、腰痛と片頭痛に悩まされていました。毎日疲れが抜けなくて、街中を歩いていて、目の前にマッサージ店の看板を見つけると、30分、1時間ともみほぐしてもらうのが当たり前の日々で、月に2・3万円は使っていたほどでした💦ほぐしてもらうとその後の行動が楽になるし、腰痛や片頭痛も軽減したのでありがたいと、頻繁に
脳にエネルギーを送り続ける事はとても重要な役割というお話をしましたが。逆に脳への血流量が少なくなると、感情的になったり、頭痛や睡眠障害を引き起こします。この改善策として、まず睡眠の質を上げる!睡眠の質を上げるには自律神経を意識すると良いでしょう。つまり、睡眠の前にリラックスできるように、副交感神経が優位になるような生活習慣を心がけるのが大切です。睡眠には、大きく分けてレム睡眠とノンレム睡眠の2種類があり、交互に現れます。レム睡眠では、脳が活発に動いて起きた状態
そもそも疲労の原因ってなんでしょう!疲労の原因は、運動することで筋肉中に増える「乳酸」であると考えられていました。しかし近年この説は否定されて新たな原因と考えられているのが自律神経のダメージです生体機能のコントロールを行う自律神経がダメージを受け、交感神経と副交感神経のバランスが崩れると「活性酸素」が過剰に作られることになります。活性酸素の発生がこの処理能力を上回るような場合は、十分処理できなかった活性酸素により細胞が傷つけられることで疲労を感じてしまうとされています。
いきなり細胞の画像からで今日は生物の授業かと思っちゃいますよね。ミトコンドリアなんて学生の理科の授業でうっすらと聞いたような記憶しかなかったんですが、調べれば調べるほど、生き物が生きていくうえでミトコンドリアがいないと維持することもできないほど大切な存在なんだと気づくことが出来ました今日は皆さんにもこのミトコンドリアの存在を知って欲しいので紹介したいと思います。右上の図が細胞の構造で、この中にミトコンドリアは
昨日の脳疲労のお話の続きです!自律神経は、人間の生命活動を根底から支えています。随意筋と言ってわたしたちが自分の意図で動かすことができる筋肉は、手足を動かす筋肉など全身の一部に過ぎません。それ以外の筋肉は、すべて自律神経がコントロールしています。この脳疲労になる兆候には便秘や睡眠障害、味覚障害などがあります。脳は自分で疲れましたと言うことが出来ないので、体の外側にわかるようにこういうサインをだしているわけですね。下痢や頭痛のような症状が出たら薬で抑え込みます。これはその
このブログを読んでいただいている方は健康に関することをたくさん聞いていると思います。夜遅くまで起きていると次の日に疲れが残る。というような方もたくさんいらっしゃるのではないですか?今日は大丈夫ですか?疲れた体は休めば回復します。ところが、脳は休めているつもりでも休息していないことが多いのです。ぼんやりしたり、仕事を休んだり、何もしていない時でも脳は休まないんです。私自身はゆっくりしたりダラダラするのは大好きですが、そんな私の頭の中では働き者の脳がいろんなことを考えます。
今日は脳内それぞれの部位でどのような働きをしているのかということから始めましょう。脳の中ではそれぞれの場所で様々な働きをしています。この図にありますように頭の前にある前頭葉、上の位置に頭頂葉、横側に側頭葉、そしてうしろに後頭葉、小脳から脳幹と形成されてい
皆さんは脳の事どのくらいご存じでしょうか?今日は脳のことをいろんな角度から見ていき、その機能について知っていこうと思います
泌尿器科で診断後、薬局で尿道を広げるお薬と、痛み止めの二種類をもらい痛みのショックも少し和らぎながら自宅に帰ってすぐに薬を服用しました。あの時の痛みが少しでも軽減されるならとの思いもあり、まじめに薬を飲もうと決めました!(結構忘れてしまうことが多かったので)次の日、二回目の検査です!早速検査室のベッドに寝かされてエコーの準備。お腹ににゅるにゅるした潤滑剤を塗られエコーを当てられました。妻が妊娠していた時によく隣で見ていたのをまさか自分がすることになるとは・・。画像にど
昨日の続きです!ということで、迷わず泌尿器科を選びました。いざ泌尿器科を選ぼうとネットで検索してみると、出てくる出てくる!北九州市に泌尿器科がこんなにあるんだとちょっとビックリでした。頭によぎるのは、泌尿器科に行けば必ず下半身を露出しないといけないという恥ずかしさでしたが、またあの痛さに合うのはまっぴらごめんだと思い、決めた病院は大通りをちょっと路地に入ったところにある老舗っぽい個人病院でした。(大通りなんて恥ずかしくて無理無理w)病院へ入ると男女それぞれに年齢層も若い学生か
男性に多い尿路結石!なぜ石ができるの?腎臓から膀胱、さらには膀胱の先の尿道などに石ができて詰まってしまう尿路結石。尿路結石の成分で最も多いのは、シュウ酸カルシウムです。もともと尿には細胞の代謝物が過飽和の状態で混じっており、シュウ酸やカルシウムなど石の材料となるものがたくさんあり、それらが何らかの原因で結晶化し、石を形成するものです。原因としてはっきりしているのは、尿路感染症やホルモン異常、代謝異常、薬の影響などですが、80%ぐらいは原因不明です。ただ、結石を作りやすい要因として、水分