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こんばんは。今回の一般知識は、「孤立した積乱雲」と「積乱雲が組織化したマルチセル型のメソ対流系」を比較した内容の文にある下線部の正誤を判断する問題です。孤立した積乱雲での寿命はどれくらいの時間でなぜ寿命が短いのか、一方のマルチセル型はどのような機構で孤立した積乱雲よりも長寿命になるのかについて次回一緒に考えてみたいと思います。第56回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。4日分の考察編は次回更新の予定です
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第53回試験・一般知識(a)「一般気象学」p213の図を見ながら、本文の初めの部分を読んでみますと、「図の太実線の楕円はある時間間隔で描いた(a)のメソ対流系を表し、細実線の楕円は個々の降水セルを示している。」とあります。ある積乱雲による降水セルのそばに、その降水セルの作用によって別の降水セルが発生することがあります。このことを「自己増殖(世代交代)」とよんでいます。また、風の鉛直シアーが大きいときに降水セルは自己増殖
こんばんは。第53回試験の結果が発表されました。(一財)気象業務支援センターの発表によりますと、受験者数2,969名のうちの合格者数が172名、合格率5.8%ということでした。この度合格された方、合格おめでとうございます。同じ気象予報士として、どこかでお会いできる日を楽しみにしております。次の8月に合格を目指される方、微力ではありますが、毎日の学習のペースメーカーとして活用いただけるよう頑張りたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。さて、今回の一般知識は、
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。(a)下線部にある「一般風」とは地形などの局地的な影響を受けない広い地域を代表する風という意味です。積乱雲が組織化されたマルチセル型のメソ対流系はその一般風の鉛直シアが強いときに発生することが多いですので、下線部の内容は正しいということになります。(b)孤立した積乱雲は上昇流によって発達します。やがて発達しますと降水が起こりますが、そのとき降水が周囲の空気を引きずり下ろすことによって下降流を伴うようになります。この下降流が
こんばんは。<3月27日9時地上予想図初期時刻3月26日9時気象庁天気図画像ファイル提供サービス(SUGDaSS)より><3月27日9時500hPa気温・700hPa湿数24時間予想図初期時刻3月26日9時気象庁天気図画像ファイル提供サービス(SUGDaSS)より>27日は地上予想図では低気圧が発達しながら日本の東海上に進み、南から低気圧に向かって暖湿な空気が流れ込み、一方500hPa予想図によりますと、北から概ね-30℃以下の寒気が流れ込む予想になって