70年代、『JAWS/ジョーズ』(75年)の大ヒットにより、サメはもちろん、大なり小なりあらゆる動物が人間を襲い始めた。蜂もまたその一種で、『スウォーム』(78年)はその代表格。とはいえ、これがアーウィン・アレン時代の終焉を告げるトホホな内容になってしまい、パニック映画ブームは収束してしまう(サメはいまでも生き残っているけれど)。その『スウォーム』に便乗したとされるのが、あのロジャー・コーマンがかかわった本作『ザ・キラー・ビーズ』である。『スウォーム』前に製作された『キラー・ビー』(76年)と勘