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今回は、3月に撮った、おとめ座のNGC4535銀河「LostGalaxy(失われし銀河)」をご覧いただきます。小さな望遠鏡を通して実際に見たNGC4535は、かすんでいて、欧州宇宙機関(ESA)は、どこか幽霊のようだとも表現しています。1950年代には、アマチュア天文学者によって、NGC4535は「LostGalaxy(失われし銀河)」と名付けられています。でも、今なら、長時間にわたる総露出時間と、デジタル編集技術を駆使することで、住宅街からでも天体写真として描写できてしまいます
彗星は去ったので、春の銀河祭り再開です。3週前ブログM95銀河の東隣にある、しし座の渦巻銀河M96も撮影したので、ご覧ください。丁寧に現像して、M96銀河付近をトリミング拡大してみました。こちらも、同じ鏡筒で、7年前にカラーカメラで撮影してますが、比べるまでもなく、今回の方が、高詳細で色調も豊かに表現できました。中央の明るい部分の暗黒帯も素敵ですね。こんなにも非対称形の渦巻きだったとも、あらためて感じ入りました。トリミング前の画像もご覧ください。注釈付き画像と、星図での位置画像
M95銀河は、1781年にメシャンによって発見され、メシエ天体カタログに追加された天体です。視直径が3分前後と小さいこともあり、7年前の撮影では、ぼんやり画像になっていました。黄砂やPM2.5の影響で透明度の低下も関係あるかもしれません。この春、しし座のM95棒渦巻銀河撮影に再挑戦してみました。淡いところは不鮮明ですが、明るいところは解像度を確保できたでしょうか。棒渦巻きをクローズアップで見ると、こんな雰囲気になるんですね。若干の色カブリはありますが、自分で撮った画像でこれだけ確認できると嬉し
M102は、メシエカタログの記載された位置には該当する天体が存在しない「行方不明のメシエ天体」の一つです。今でも議論中だそうですが、ここでは、NGC5866が、M102だろうとしておきます。なかなか立派な紡錘型の銀河ですね。真横から見ている(エッジオン)状態らしく、真ん中に暗黒帯がはっきり確認できます。そして、その両端に、青白い光が飛び出して見えるのが興味深いです。全体の形としては、愛称(Spindle)の如く、紡錘形に見えるでしょうか。実は、紡錘のように見えるように、少し暗く現像しています。
3年前の挑戦時には、思ったほどの画像にならなくて残念だった渦巻き銀河です。今回は、少しずつ沢山の画像データを確保して、最新の画像処理で臨みました。しし座頭部の鼻先、まるで獅子の餌かのように存在しています。野獣に食べられちゃいそうで、肉丸さんなんでしょうかww比較的大きくて、明るいのに、メシエカタログに数えられないのが不思議です。周辺に渦を巻いて伸びる2本の腕が、楕円を描くところまで、写し出すことができました。近くには、いろんな形の小さな銀河たちも、確認できますね。トリミングして、肉丸さ
春の銀河祭りの季節です。今回は、おとめ座銀河団の南よりにあるフェイスオン銀河から、M61銀河を狙ってみました。おとめ座銀河団の中心からはかなり離れていて、銀河の数もまばらです。それでも、いくつかの小さな銀河と一緒に天体写真に納まりました。前回のM61の撮影からは7シーズンぶりで、主砲のミューロンでは初めてかも。注釈付きのトリミングする前の画像と、星図での位置を説明した画像もどうぞ。M61銀河のトリミング拡大画像もご覧いただきます。渦巻き構造と、カラフルさのある、迫力画像にな
もう、何度も撮影してみた対象ですが、今週供覧するのはトールの兜星雲です。今回は、横画角で撮って、RGB画像+HOO画像の合成で現像してみました。おおいぬ座の外れにある散光星雲です。今回は横長画角で切り出してみました。左が北です。この辺りに多くある星雲たちの中では小型ですが、独特の形が魅力の星雲です。「トールの兜(かぶと)」という愛称は、北欧神話の力自慢の雷神(トール神)がかぶっている角の生えたバイキングヘルメット(兜)に似ていることからつけられたものです。前回、同じ対象を撮影したのは、2シーズ
春の銀河祭り前に、年末12月から年明け1月に撮った、秋の銀河ペアをご覧ください。NGC672とIC1727は、さんかく座に位置する系外銀河で、地球から約2500万光年の位置に存在しています。中央左上の系外銀河がNGC672、右下の暗い方がIC1727です。IC1727の左には、更に小さな銀河が写っています。長焦点のミューロン鏡筒調整時に、少しずつ撮影していたら、10時間を超える大作となっていました。でも、フラットがうまく合わないので、画質はそれほどではありません。トリミング前画像に
3年ぶりで、NGC2403銀河を撮影してみました。我が国では「西丸さん」の愛称で呼ばれている、きりん座の銀河です。活発に活動している銀河だそうで、カラフルな領域が漂う、美しい銀河ですね。地球からの距離800万光年と比較的近い距離にあり、見かけの位置が離れているものの、M81銀河グループに所属しているそうです。注釈入りのトリミング前画像と、星図での位置(ファインディングチャート)の図もどうぞ3時間あまりの露出では、あまり迫力が出なかったので、3年前に撮影した時の画像元データを探し
昨年11月のkoheiさんに刺激され、12月に鍵穴星雲周辺の撮影に挑戦しました。明るい反射星雲の中央が極端に暗くなっていて穴のようです。2000年のハッブル宇宙望遠鏡撮影で、このNGC1999反射星雲は、「CosmicKeyhole(宇宙の鍵穴)」として有名になりました。その頃は、高密度の分子雲が可視光線を遮ったと思われていました。その後、ハーシェル宇宙望遠鏡などの観測で、鍵穴は「見た目通りの空洞」であると、2010年に明らかになりました。久々の長焦点反射鏡で、フラットがうまく合わずに、強
先月の土星は、シーイングが悪くて不満足だったので、再挑戦です。台風の影響で、地表の風が若干ありましたが、ジェット気流はやや北で流れているようなので、平日の夜ですが、主砲ミューロンを持ち出しました。これが今月9日夜の土星(Saturn)です。土星と地球、太陽の位置関係で、土星の輪の形や見え方は変わります。今年の春(3月24日)に土星の輪の向きと地球の位置が一直線となりました。でもこの時の土星は、地球から見て太陽に近く、素人の観測は困難でした。その後、5月7日に、土星の輪の向きと太陽が一直線になり
土星が衝となる直前、今年も土星撮影に挑戦です。1年ぶりのセッティングでしたが、撮影方法を忘れちゃってます(汗シーイング不良で、激しく揺れていました。久しぶりの画像処理もしてみましたが、土星の輪は、真横に近い方向から眺めているので、はっきりとは輪に見えません。この画像では、串団子にしか見えませんね。すでに衝を過ぎていますが、もう少し綺麗な串団子🪐に再挑戦したいです。過去の土星に関する掲載は以下のように、概ね7年にわたります。土星の輪が開いた時から閉じる直前まで、概ね4分の1サイクル弱
おとめ座とかみのけ座の境界付近に並ぶ、尖った三連銀河(NGC4216付近)を撮影しました。この大型連休明けに、koheiさんのブロを拝見して、「かなりマイナーなのに、同じのを撮ってる!」と、偶然に感激した構図です。楽しいエッジオントリプレット銀河ですね。中央の大きいのが、NGC4216。左上(北東)の小さめなのが、NGC4222。右下(南西)の縦になっているのが、NGC4206。み〜んな尖ってます。銀河団の中にあるので、豆粒みたいな銀河もたくさんありますが、右より中程(西より)の小さな渦
しし座の大鎌の付け根付近、γ星(アルギエバ)とζ星(アダフェラ)の間にある小さな銀河群を撮影してみました。LeoQuartetGalaxyGroupとか、HCG44などと呼ばれています。写真の中で最も大きく写っているのがNGC3190銀河です。銀河の中央部に暗黒帯が特徴的ですね。NGC3190銀河の北東(上左)に、ぼんやり球状に写っている天のが楕円銀河のNGC3193です。S字状をしたのがNGC3187銀河。少し離れて、画面下右部(南西)にあるのが、NGC3185銀河です。全く
4月になってから、なかなか夜の晴れ間に恵まれません。いまのところ、唯一、4月4日の夜のお天気がよくて、撮影できました。でも、お月様が沈んで、これからのところで、トラブルが発生して、撮影は終了していました💦そんなわけで、お月様が沈む前の、テスト中のデータのみで作成した、NGC4449銀河です。りょうけん座にある矮小不規則銀河です。我々の銀河系から1200万光年と近い位置にあります。よく似た伴星雲大マゼラン雲と比較されることもありますね。M94銀河団の一員で、活発な星形成が行われているようです。
今年、春の銀河祭りで、メイン撮影対象とした、かみのけ座銀河団(Abell1656)です。こんなに銀河が密集したエリアが、かみのけ座には存在します。この銀河団を形成する銀河は1000以上あると言われていますが、まるで星より多いかのように見えますね。PixInsightで、カタログ番号をつけてみました。(←大きく見るには、画像をクリック)NGC番号、IC番号がわかります。PCGカタログ番号を表示しようとしたら、多すぎでエラーが出ました(汗中央部をトリミング拡大してみましょう
先週金曜は、久しぶりのお天気の夜になりそうな予報。満月が眩しい中で、主鏡(長焦点鏡筒)を赤道儀に据え付けました。お月様の反対側にある、りゅう座の渦巻銀河「NGC5907」を狙ってみました。NGC5907銀河は、地球からはほぼ真横が見えるエッジオン銀河です。KnifeEdgeGalaxyとか、SplinterGalaxyなどと呼ばれています。ナイフのように細くとんがっていて、中央に暗黒帯があるのが、くっきり見えてますね。折角なので、トリミング前の画像も載せておきます。この銀河
テスト撮影だったので、露出時間が予定より大幅に短くなってしまった分です。1825mmの焦点距離で、NGC7331銀河付近ペガスス座の銀河です。1時間半越えの露出を稼げたので、そこそこには写っています。NGC7331銀河付近をアップで見ると、銀河の渦巻き構造がわかりやすくなっったでしょうか?周囲の銀河も銀河らしいですね。でも、ザラザラな画像になってしまいました。色のりも弱いですね。昨年秋にR200SS鏡筒で撮影したときのトリミング画像に及ばない?総露出時間は大事と実感します。
今日も雪が降り続いています。ネタ枯渇のため、お蔵入りだったデータ現像シリーズから、昨年11月の撮影分です。クモ星雲は、ぎょしゃ座の小さな散光星雲です。前回の焦点距離100mm撮影では、構造がよく分かりませんでしたが、1825mmの長焦点鏡で、ナローフィルター使ってハッブルパレット現像すると、これぐらい写っているのを確認できます。長い足が切れてしまってますが、蜘蛛が糸を吐き出す様子を見えますか?アップしすぎて、これが蜘蛛には、とても見えませんね。蜘蛛🕷️の雰囲気は、以前画像の方がなんとなくイメ
11月になって、少し天体撮影をできましたが、多忙でデータ処理が追いつきません。以前撮った画像からと思っていたら、昨年撮ったミニバラ星雲を供覧できていなかったことに気づきました。カシオペア座にある小さな丸い散光星雲です。近くのケフェウス座領域にある大きな散光星雲(Sh2-171)と一緒にして、クエスチョンマークと例えられることがありますが、そのドットにあたります。紅が優位な星雲ですが、少し蒼い成分もあって、微細な濃淡変化で、薔薇の花のようにも見えますね。冬の大きな薔薇星雲(NGC2237-9,
副鏡ユニットの固定が外れてしまった我が家の主砲(Mewlon250CRS)が、予想より早く修理され、9月上旬に帰ってきました。そこで、輪の傾きが小さくなっている土星を観察してみました。雲間に確認できましたが、シーイング不良で、激しく揺れていましたが、とりあえず撮影してみました。カッシーニの間隙が確認できない残念な写真となりましたが、鏡筒そのものに問題はなさそうです。すでに衝を過ぎてずいぶんたちますが、再挑戦したいですね。高橋製作所さん、修理ありがとうございました(感謝)【追記】9月3
おとめ座銀河団の中にある2つの渦巻銀河が、今まさに衝突し始めたところのようです。以前から、クローズアップで撮って見たいと思いながらも、果たせていなかった対象です。フォロワーさんたちの撮っておられるのに触発され、今回初めて狙いました。思ったよりも渦巻き構造がよくわかって嬉しいです。上の横向き渦のがNGC4567銀河で、下の斜め渦のがNGC4568銀河です。遠い将来、我々の天の川銀河と、アンドロメダ大銀河がぶつかると、「こんな風になるかも〜」といった雰囲気です。かなりトリミングしたので、トリミン
先月のことですが、反射望遠鏡の副鏡の光軸調整を敢行しました。その後、確認のため月夜に撮ったひまわり銀河です。光害カブリが強く、淡いところは見えません。苦労してカブリを取り除こうと努力して見ましたが、返って不自然になってしまったでしょうか。画像としては、昔の向日葵と比較するほどでもない?月夜なので仕方ないですね。備忘録:(以下、個人的な覚書専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)撮影データ:AXP赤道儀+ASIAIRPROコントロール
先日マルカリアンの鎖付近を再び観察して、長焦点鏡筒で撮って見たくなったM91銀河を、月や薄雲がある中ですが、大型連休前半に撮影挑戦しました。どうも、望遠鏡の光軸がズレてきたようで、恒星が卵形に変形してしまいました。これを最近の画像編集技術でごまかして、さらに、昨年のRGBデータと合成して、無理やりLRGB画像を作って見ました。昨年のRGB画像と今回のLum画像の向きが、縦横違っていたので、正方形に近い画角になりました。なんとかそれらしくなりましたが、流石に画像には荒さが残っています。短焦点望遠
ジェミニ天文台が、「サギが魚を捕まえようとしている!」と紹介した、HeronGalaxyを撮影してみました。りょうけん座のおよそ1億6000万光年先にある「NGC5394」と「NGC5395」が、相互作用を生じている銀河です。ウィリアム・ハーシェルによって、1787年に初めて観測されました。大きなNGC5395がサギの「体」に、2本の大きく伸びた構造を持つNGC5394が細長い首の先にあるサギの「頭」に見立てられています。「頭」から伸びたクチバシの先のPCG2101092銀河は、
前回ブログの予告通り、5年ほど前に撮影したM99銀河に再挑戦してみました。おとめ座銀河団のフェイスオン銀河です。位置的には、かみのけ座領域にあります。渦巻き構造が美しいですね。発色も綺麗です。時間をかけて撮り直した甲斐がありました。春の銀河は小さめが多いですが、たくさんあって楽しいです。トリミング前の画像もご覧いただきますね。5年前と同じ場所で、同じ鏡筒と赤道儀ですが、カメラは最新型のモノクロセンサーです。総露出時間は3時間半越えとなりました。現像手技(支援アプリケーション)の向上もあって
3年前に、おとめ座銀河団を短焦点望遠鏡で撮った時、マルカリアン鎖を主体にしたら、隅よりになって不鮮明にしか描写できなかった系外銀河M60。これを主題にした撮影を、長焦点鏡筒で行ってみました。焦点距離1850mmでAPS-Cセンサーカメラで撮ったものを、少しだけトリミングしました。左の大きな楕円銀河がM60で、すぐ右上にNGC4647が重なっています。画面右端よりの銀河はM59で、こちらも模様がない楕円銀河です。他にもたくさんの銀河が写っているので、トリミング前の画像に、マークを付けて
2月から3月にかけて、長焦点鏡筒で4夜もかけて撮影したのは、メシエカタログ天体1番の🦀星雲です。晴天率の低い当地で、RGBに5時間、ナローにも5時間の長時間撮影データを確保して、ゆっくり現像していました。かなりのトリミングですが、まずは、一般的なRGB合成画像をご覧ください。かに星雲は、おうし座にある超新星残骸で、約6500光年の彼方にあるとされています。1054年に観測された超新星爆発の後、1000年弱の間に作り出された造形で、これからも広がり続けるかと思うと、その姿を記録できるのが嬉しく
ちょっとした気まぐれで、銀河祭りに参加してみたのは、NGC4559銀河です。と言っても、機材任せで、眠っている間に撮影されていたものです。小さくて淡い銀河ですね。世界の強者たちが、カラフルな画像を見せてくれているので選んだのですが、そう簡単には綺麗な画像は得られない難物のようです。ノイズだらけの稚拙な絵になってしまいました。まだまだ修行が足りないようです。精進して、さらなる高めを目指しましょうね。備忘録:(以下、個人的な覚書専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はス
再挑戦で気合を入れて臨んだものの、Hα撮影は月が昇ってからだったためか、思ったほどには描写できてません。それでも、更にもう一晩の撮影を追加して、前回の作品よりは良くなりました。北を上にした画像でご覧ください。蛇に睨みつけられて石にならないようにご注意ください(笑)メデューサの名前に関しては、前回の記事をご参照くださいね。備忘録:(以下、個人的な覚書専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)撮影データ:メデューサ星雲(Sh2-274)AXP赤道儀