レインメーカーを観た。コッポラがこんなに王道の裁判劇を撮っていた事知らなかった。しかも、リチャードフライシャーくらい手堅い演出だ。そしてラストは60年代の米国テレビドラマのように軽い終わり。主演マットデイモンも、助演ダニー・ディヴッドもヒロインも素晴らしいが、鑑賞後に印象が最も強いのは、ミッキー・ロークやロイ・シャイダーでなく、敵側の弁護士ジョン・ボイドだ。名優はコレだと思わせる。この頃は、世の中も映画の中も正義と悪がはっきりしていてストレートな演出で見ていて安心する。撮影も照明も見やすさを第一