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日時:2023年09月17日(日)14:00~会場:東京芸術劇場大ホール指揮:マリオ・ヴェンツァーゴ演奏:読売日本交響楽団独奏:ヴェロニカ・エーヴェルレ曲目オネゲル:交響的運動第1番「パシフィック231」オネゲル:交響的運動第2番「ラグビー」バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番BB.48aベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67「運命」感想:日本に帰国してのコンサート。特にこれだと狙い撃ちにして訪れたコンサートではなかったが、日本の標準的なプロのレベル
昨日のコンサートMAROワールド篠崎“まろ”史紀伊東裕清水和音王子ホールピカピカのピアノ😀清水氏が入れたスタン・ウェイとの事「素晴らしい調律、澄んだ音です」👱素直な音だわ…王道に帰る時。サブタイトルの通りベートーヴェン🎻🎻🎹特別協力YO
©読響(9月12日・サントリーホール)ヴェンツァーゴはブルックナー「ロマンティック」で、16型の読響から精緻で透明感のある演奏を引き出した。重厚なブルックナーとは異なり、冒頭のホルンの主題から、速めのテンポで進む室内楽的なブルックナーである。各楽器が混濁することなく、抜けの良い音で響いてくる。全体的に弦の響きが、心洗われるように清らか。第1楽章再現部のチェロの対旋律や第2楽章のヴィオラの主題がその最たる例。一生を神に捧げたブルックナーの聖なる世界にふさわしい。第2楽章も同
昨夜はサントリーで、ヴェンツァーゴ読響の定演を聴きました。曲目はスクロヴァの交響曲とブル4《ロマンティック》。楽しかった!オケは16型。コンマスは林さん、隣に葵トリオの小川さん。スクロヴァは日本初演。全3楽章36分。夜の音楽といった感じの曲です。オネゲルを彷彿させる響きが面白い。林さんのコンマスソロが滅茶美音。モノクロの中で、そこだけ色鮮やかに輝いているよう。後半はブル4。ノーヴァク版第2稿(1878/80年)。ヴ
明日のヴェンツァーゴ読響。前半にスクロヴァ交、後半にブル4を演奏。ブル4はノーヴァク版第2稿(1878/80年)。ヴェンツァーゴがバーゼル響と録音した演奏(cpo)は結構好み。読響はバーゼル響より上手いオケなので、明日は大いに期待できそう。と思っていたら、読響の公式にアップされたヴェンツァーゴのインタヴューに気になる発言が。ヴェンツァーゴ曰く、「前回の来日でブルックナーの第3番を演奏して手応えを感じましたので、ブルックナー演奏の輝かしい伝統を持ってい
11月26日(金)は、久しぶりにクラシックコンサートに行ってきました。この前にコンサートに行ったのは、コロナ禍前の平成30年10月で、NHK交響楽団とヘルベルト・ブロムシュテットによるブルックナー交響曲第9番のコンサートでした。この日は、33年ぶりの来日となったスイスの指揮者マリオ・ヴェンツァーゴが読売日本交響楽団に客演してブルックナーの交響曲第3番「ワーグナー」を振りました。このプログラムは、昨年4月8日の定期演奏会で予定されていましたが、新型コロナ感染症の影響のため公演が中
読売日本交響楽団第647回名曲シリーズをサントリーホールにて。指揮=マリオ・ヴェンツァーゴピアノ=ゲルハルト・オピッツモーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466ブルックナー:交響曲第3番ニ短調WAB.103「ワーグナー」(第3稿/ノヴァーク版)73歳のスイスの巨匠、マリオ・ヴェンツァーゴが33年ぶりに来日した。来日がしばらくなかったゆえ日本ではあまり名前を知られていない指揮者であり、私自身CDでちょっと知っている程度であったが、ドイツ語圏を中心にそれな
(11月26日・サントリーホール)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466端正で格調高いモーツァルト。オビッツとヴェンツァーゴの音楽性が同じ方向を向いており、またヴェンツァーゴの細やかな指揮がオピッツのフレーズ感とぴったり合っているため、緊密な一体感があった。オビッツの左右の手のバランスが良く、特にバスの音が絶妙に加味され、演奏の充実感を生み出す。悲劇性をことさら強調することはないので、物足りないこともないではないが、何も足さない何も引かないモーツァルトの素晴らしさを堪能で
おことわり:シューベルトの「『未完成交響曲』ロ短調D759」が何番目の交響曲なのかについては混乱が生じているお話を以前にも致しました。今回はこのCDの表記にも忠実に,かつ昔から僕が馴染んだとおりに「交響曲第8番」としてお話を進めさせて頂きます。昔,LPの時代には「ベートーヴェンの交響曲第5番とシューベルトの交響曲第8番」というレコードが非常によく販売されていました。これは「この2曲でちょうどLPが一杯になる」という技術的な理由だったようですが,そうすると題名が偶然にも「運命・未完成」と
日時:2017年05月12日(日)19:30~会場:上海東方芸術中心コンサートホール指揮:マリオ・ヴェンツァーゴ演奏:ベルン交響楽団独奏:ゲハルト・オピッツ曲目ベートーヴェン:レオノーレ序曲第2番ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68感想:(演奏後数年経ってから当時の記憶を思い出しつつ書いている。)上海の春の国際音楽祭の一環として招待されたスイス・ベルン市のオケ。スイスは各欧州言語の境界の国にあたるが、ベルン市はド