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理由宮部みゆき第120回(1998年下半期)直木三十五賞受賞。高級マンションの一室で一家全員が殺害された。しかし、殺された一家は本当の家族ではなかった。ドキュメンタリー的な手法で、謎が徐々に明かされていく。巻末の解説で、著者は「NHK特集をやりたかった」と語っていたのだと書かれていた。斬新な書き方で面白い。私が他に知らないだけかもしれないけど。関係者が出てくる度に、人となりや家族のこと等が簡単に語られるんだけど、どのキャラもリアリティがあって引き込まれる。マリオネットの罠赤
12月17日読了フランス留学から帰ってきた修一は、教授を介して住み込みの家庭教師の職を得て森の奥にある館に赴くことになった。峯岸紀子と芳子姉妹にフランス語を教えるためだ。この館の近くでは、殺人事件が起こっていたが、未だに犯人は捕まっておらず。修一は偶然館の地下に幽閉されている1番下の妹雅子を発見。修一は雅子を逃がしてやるが、雅子は使用人と芳子をナイフで殺害して逃亡。一方、東京では若い女による連続殺人事件が起きていた。凶器のナイフにより雅子の仕業かと思われ…赤川次郎さんの初長編小説だそうです
◆赤川次郎初の長編小説は凄かった!いつものように、気軽な感じで読み始めた赤川作品。だったのですが……この作品は、凄かったですね!ある深夜のこと。東京へ向かうトラックが、雨の道を走っていた。途中で、赤いレインコートを着た人の姿を見て、ブレーキをふんだ。きっと車の故障かなにかで困っているのだろうと思い、女をのせてやることに。だが、その女に欲情した運転手の男は、女の上にのった。が、女は、あろうことか、男を刃物で殺害。そして、姿を消した。留学から帰ってきたフランス文学科の研究
赤川次郎と言えば「三毛猫ホームズシリーズ」が有名ですね。作者は70歳を超えていますが、現役バリバリ。だいたい毎月何かしら刊行されています。マジで凄い。速筆ってレベルじゃねーぞ。2015年時点で作者の作品数は580冊を超え、累計発行部数は3億3000万部を超えたとのこと。はえー。すっごい。そういえば反対に遅筆で有名な(年1冊くらいしか出さない)倉知淳の「猫丸先輩シリーズ」の新作がいつのまにか出てましたね。文庫化したら読もう。シリーズ全部読んでますが、創元推理文庫から出た新装版より、
先週の読書記録📚1.こころ/夏目漱石こころ(新潮文庫)399円Amazon最初の方わりと単調だから苦手な人は苦手かもでも我慢して後半まで読んでほしいと思える作品後半入ってからの引き込まれ方凄いページをめくる手が止まらない2.檸檬/梶井基次郎檸檬(角川文庫)440円Amazon短編なので読みやすい表題作の「檸檬」はわりと有名だし読んだことある人も多そう「桜の樹の下には」も有名だよね私は「Kの昇天」「ある崖上の感情」が特に好きあ、「冬の蝿」もよかったどの話
読書2作品。【マリオネットの罠】今でも人気のこの作品。中古でも高かったり売ってなかったりで、なかなか読む機会がなかった。結局図書館で借りてやっと読めた!!やはり赤川次郎、読みやすさが半端ない。この頁数でここまで盛りだくさんなエンタメを楽しめるとは・・・【三幕の殺意】アリバイと動機からのフーダニット推理。ドラマティックな展開こそなかったけど、雪山のクローズドサークルで時代背景を含めるとなかなか思い切った読者への挑戦でし
新装版マリオネットの罠(文春文庫)/文藝春秋¥680Amazon.co.jp仏文科の研究生である上田修一は、二年間のフランス留学から戻り、恩師:朝倉久一郎の研究室を訪ねた。その場で、朝倉教授から割りの良い家庭教師の口を紹介され承諾する。期間は、三か月。住込みで、二人の姉妹にフランス語の会話を初歩から教え、報酬は百万円。その日、後輩:牧美奈子と再会し、ほどなく同棲をはじめた。教授の助手を務める彼女は、以前、女性週刊誌に<一流大学の首席卒業者たち>として載ったこともある優秀な研究者だった。
本日、ご紹介するのは『マリオネットの罠』です。赤川次郎さんは有名な作家さんですが、何分、著作数が多い為どれから読んでいいのか分からないという方もいらっしゃると思います。そこで私がオススメしたい小説が『マリオネットの罠』です。シリーズ物ではなくこの小説単体で完結しており、長編小説ですが短めなのでさくっと最後まで読了出来るかと思います。あらすじとしましては、留学を終えた主人公が恩師のツテから家庭教師の職に就く事となる。相手は広大な敷地の中の洋館に住む姉妹二人に対して、しかし、主人公
赤川次郎さんの『マリオネットの罠』読了いたしました。またもや騙されましたまさかまさかのラストでのどんでん返し一応、関係者全員を一度は疑うようにしているのですが(笑)アッサリと「この方は無いだろう」と、疑いを取り下げた方が黒幕でしたのでコロッと騙されて、スカッとしました面白かったです何か書けばネタバレにあたりそうなので、あんまり書けませんが^^;美奈子さんにはお幸せになって欲しいなこんなに面白いなら、もっと早く読めば良かったeseseve10さんに「密室を扱った本格ミステリです
eseseve10さんの記事をリプログさせて頂きます「近々、読みます」とコメントさせて頂いてから、半年以上経ってしまっておりました申し訳ございません赤川次郎さんの『マリオネットの罠』を、ぼちぼち拝読し始めました三毛猫ホームズという超有名なシリーズがあるということは、子どもの頃から存じ上げておりましたが赤川次郎さんを拝読するのは、初めてでしかも、最高傑作との呼び声が高い作品ワクワク&ドキドキしながら読み進めています今回拝読している『マリオネットの罠』は、三毛猫ホームズシリーズではな
マリオネットの罠著者:赤川次郎★★★★★★★7:秀作、十分に楽しめる作品ジャンル:ミステリー感想:それこそ数十年ぶりに、高校依頼だから優に30年以上前に、結構ハマって読みあさっていた赤川次郎を、手に取った。理由は、ネットでいろいろと調べると、結構当作品の評価が高い。しかも、彼のほぼデビュー作で初長編であるのに、当時どうやら読み漏らしていたようで、これは読まなければと、書店に走った。そうして読み初めてみると・・・、何かが違う???作品としてはそれなにりよく
ななつのこ、花の下にて春死なむに続いて、読み始めた、赤川次郎先生のマリオネットの罠、読み終えました。ちなみに、ななつのこ、花の下にて春死なむは、母の元に、そして、もう読み終えそうです。(^_^;マリオネットの罠、出だしにグロいってスタートしたんだけど、面白かったです。最初、一章、凄く時間かかって、これは多難と思ったら、二章から会話が増えたのか、内容もぐいぐい引っ張られて、あっという間に最後までいっちゃいました。そして、事件も解決して、終章。読み始めると、え、まさか、違うよねを頭の中で繰り
まだ未読ですが、最近ゲットいたしました本です永松茂久さんの『言葉は現実化する』序盤を本屋さんで立ち読みさせて頂きまして、なんだか凄くストンとおちたんです三日三晩オムライスのことを想像して、イメージを完成させた状態で洋食屋さんに行きオムライスという念波を発しながら『カツカレーください』と、言いますと・・・結果は、やはりカツカレーが出てきます(・ω・)/口にする言葉は思考を凌駕するのか⁉楽しみに拝読したいと思いますもう一冊♪初、赤川次郎さん『マリオネットの罠』ブックレビュー
あまりにも有名な作品ですね。赤川次郎さんの「マリオネットの罠」(文春文庫)上田修三は富豪の峯岸家の美人姉妹のフランス語の家庭教師のアルバイトを始めます。そこで、彼は幽閉されている若い娘、雅子を発見します。雅子は過去に人を殺したために、監禁されているとのこと。修三はそんな雅子を、逃がしてしまいます。それっきり、消息を絶ってしまった修三。その後、都会で頻発する殺人事件。殺人事件には、いずれもコートを着た女性が関連しているらしいのですが、その女性が犯人なの
小さい頃はわりと本気で名探偵になりたくて、いつも探偵グッズ(虫めがねとかモノクルとか)を持ち歩いていました笑どうも、ロニィです。唐突ですが、皆さんミステリーはお好きでしょうか?難解な事件や迷宮入りな謎を、名探偵や刑事が解き明かす。時には曲者な大怪盗やライバルとも対決する。そんなミステリーな世界観が昔から大好きな私は、現在読書嫌いを克服する為に行ってる「読書強化計画」でも、ミステリー小説をわりとセレクトしがちなんです。ということで、今回は読書初心者な私でも楽しく読めた「おすすめミステリー
マリオネットの罠(文春文庫)/赤川次郎¥610Amazon.co.jp赤川次郎さんは、1948年生まれの人気ミステリー作家で、最近でも「三毛猫ホームズの推理」がドラマ化されたりしています。西村京太郎さんなどと並んで、500作を超える多作で知られていますね。赤川さんの大量生産された作品は軽い感じがして、あまり読む気がしないのですが、初期の作品には傑作がいくつもあります。「マリオネットの罠」は1981年の作品で赤川さんの処女長編。30年ぶりに再読