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まるで仮面を用心深くとりかえるように、表情がぎこちなく変わる男だった。彼の人間性を理解するのは、複雑極まりない多元連立方程式の解をみちびきだすのと同じほどの厄介ごとに思われたが、裏をかえせば、あたかも詩句を織りこんだ数式で記述されるような耽美的な法則性を見いだせそうな期待をかきたてられる人物でもあった。ところが、科学用語でいうところの観察者効果によるものなのか、見極められそうになると実体はとりとめもなく揺らいでしまい、矛盾は矛盾のまま捨て置かれ、いったいなに者なのか、つきとめられな
マット・デイモン主演の「オデッセイ」を見た。これも2回目かもなあ。火星探査のクルーが砂嵐の襲われ、危機に瀕したクルーは退避を決定し、火星からの離脱を図る。ロケットに向かう途中、折れたアンテナがクルーの一人、ワトニー(マット・デイモン)を直撃し、ワトニーは行方不明になってしまう。ワトニーが死んだと判断したクルーは、火星を飛び立ち地球に向かう。しかし、ワトニーは生き延びていた……。いやあ、助かるんだろうとは思いながらも、手に汗握ってしまう。ハラハラドキドキの展開と、
偉大なる戦士、ジェロニモは降伏してくるのか?西部開拓時代。乾いた大地で1000年続いたインディアンの歴史が終末を迎える、壮絶な戦いの物語──戦いを終わらせたのは“平和の神”という、共通の神を持ったジェロニモとゲイトウッド中尉彼らの厚い「友情」だった。実話を基にした映画落ち着いた映画でホッとします。(馬を“使うこと”だけがちょっと残念だけどね…)新米士官のデイビス少尉は、当時まだ無名のマット・デイモンです(^^)
3月22日、テレ東《午後のロードショー》枠で放映した「ジェイソン・ボーン(原題:JASONBOURNE)」を観ました。オリジナル公開は2016年7月。「ボーン・アルティメイタム」の9年後です。主演のマット・デイモン当時45歳。シリーズ1作目から14年経ってるので、さすがに年かさが目立つ感じ。でも昨年公開のかの「オッペンハイマー」にも準主役で出てたそうで、今なお一線の大スターですねぇ。今回のテレ東放映はなかったのですが、2012年に「ボーン・レガシー」という映
ヒアアフター2011年2月19日(土)公開津波で生死の境を彷徨った女性、霊能力者の男性、事故で兄を失った少年の3人が出会い、互いの喪失感、孤独感を癒してゆく。あらすじパリで活躍するジャーナリストのマリーは、恋人と一緒に休暇で訪れていた東南アジアで、津波に遭遇。波に飲まれて生死の境を彷徨ったものの、何とか一命を取り留める。だが、帰国した後も、呼吸が停止した時に見た不思議なビジョンを忘れることができず、仕事が手につかなくなってしまう。しばらく休暇を取ることになったマリーは、自分が見たビジ
オッペンハイマーやっと観てきました。アカデミー賞最多受賞とノンフィクションをベースの反戦作品なので気合入れて観賞。ストーリーの展開の中、物理学者という立場と政治の狭間に置かれるオッペン。観ているうちに他人事ではなく判断を投げかけられている感覚だった。トリニティ実験成功で歓喜シーンは、広島や長崎の被爆した状況が目に浮かび涙が止まらなかった。そして、妻キティの存在も大きい。子育てに悩み、アルコール中毒になったりオッペンの不倫に傷つきながらも最後まで夫を支える姿はカッコよかった。
NETFLIX絶賛の冒頭20分プライベート・ライアン激戦が続く第二次世界大戦。米レンジャー大隊を指揮するミラー大尉(トム・ハンクス)が受けた指令は、ノルマンディ上陸作戦で一人フランス領に降下して行方不明になったジェームズ・ライアン(マット・デイモン)一等兵の救出。ミラーはこのミッションに6人の部下と通訳のアパム(ジェレミー・デイビス)と共にナチス兵が占拠するフランスの地に足を踏み入れる。1998年…25年になるのか。アカデミー賞の無冠の帝王スティーヴン・スピルバーグが初めて監督賞を受賞し
クリストファーノーラン監督渾身の1本。ノーラン監督はストーリーや脚本と、映像および演出、音響および音楽、これが非常に高次元でバランスした作品を作る。こんなすごい監督、ちょっといないと思う。まあテネットのように映像と音響だけやたらすごくて、話が頭に入ってこなかった作品もあるけど。IMAX絶対推奨。事前に予備知識があったほうが確実に面白い。限りなくノンフィクションに近いフィクションだけど、歴史や当時の世界情勢、オッペンハイマーの周囲の人達、これを知っていると面白さが100倍ぐらいになる。特
オッペンハイマー(2023)2023年(令和5年)七月に全米で公開され大ヒットし、第96回アカデミー賞では、作品賞・監督賞・主演男優賞など主要部門で最優秀賞に輝いた、クリストファー・ノーラン監督による3時間の大作。ピューリッツァー賞受賞作「オッペンハイマー」を原作としています。天才物理学者であるオッペンハイマー(キリアン・マーフィー)は、1942年、米軍による原爆開発「マンハッタン計画」の参加を、最高責任者である陸軍のレズリー・グローヴス(マット・デイモン)から要請され受諾す
そういえば、まだ紹介していなかった…もちろん観ております。いきなり余談ですが、私の周囲では意外とキリアン・マーフィ好きが多いことが判明しました。さて、この作品、確かに観ていて気持ちよくはないです。原爆の扱いがイマイチ軽くて、という人も多くてその気持ちも分かるのですが、政治に利用、翻弄されたオッペンハイマーというひとりの科学者の人生を取り上げている作品であり、そこにフォーカスしているのだからこういう切り取り方もあるのかな…と。原爆投下については、そのことに重点を置いた作品が別に必要だ
ショーン・コネリーと言えば、ジェームズ・ボンド役のイメージが強いが、「インディー・ジョーンズ/最後の聖戦」など、軽妙な感じを演じた役が、自分としては印象に残っている。215回目は「小説家を見つけたら」小説家の老人と黒人少年の、文章を書く事を通しての友情を描いた作品。「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」等のガス・ヴァン・サント監督。2000年公開。NY、ブロンクス、母親と二人で暮らしている16歳の黒人、ジャマール・ウォレス(ロブ・ブラウン)は、放課後友人達とバスケッ
アカデミー賞13部門にノミネートされ、作品賞、監督賞他7部門を独占した「オッペンハイマー」。主演男優賞にキリアン・マーフィー、助演男優賞はロバート・ダウニーJr.。原爆の唯一の被害者である日本人は、この映画をどう観たのだろうか?アメリカの原子爆弾開発に成功した男、ロバート・オッペンハイマーが主人公。話題にもなっているので、既に観た方、これから観る方も多いでしょう。原爆を開発したことによって、「原爆の父」と呼ばれて注目された主人公が、苦悩し、次第に追い込まれていく。日本人には、実際ぬる
映画【OPPENHEIMER】観てきました。端的な感想としては、「難しい」。あと長いかなって、3時間の作品で。全く予備知識なしで鑑賞してきたんですよね。歴史的背景も正直全く知らない、ただこのJuliusRobertOppenheimer(オッペンハイマー)ってヒトの名前と「原爆の父」と言われているコトくらい、知っていたのは。なんなら映画を観て、AlbertEinstein(アインシュタイン)がこんなに最近(?)のヒトってコトに驚き、オッペンハイマーと交流があったなんて…と思ったく
3月15日、テレ東《午後のロードショー》枠で放映した「ボーン・アルティメイタム」を観ました。オリジナルは2007年8月公開「THEBOURNEULTIMATUM」。マット・デイモン主演、記憶を失くした元CIAのヒットマン、ジェイソン・ボーンのシリーズ第3作です。アルティメイタムとは‟最後通牒”という意味。究極かと思った(笑)。ロス記者と接触(左)もみ消しに必死のCIA(右)イギリス、ガーディアン紙の記者サイモン・ロスがCIAの極秘作戦と、ジェ
6日朝、109シネマズ大阪エキスポシティで『オッペンハイマー』をIMAXで観てきました。「原爆の父」と呼ばれた物理学者ロバート・オッペンハイマーの人生を描いた映画は、登場人物が多いだけでなく、クリストファー・ノーラン監督ならではの時系列をシャッフルしたような構成で、見る者の脳ミソにフル稼働を要求してきます。自分の場合、作家・中森明夫氏にツイッターで「格段に解像度が上がる」と言われ、原作にあたる文庫本3冊分のノンフィクションを読んでおいて正解でした(戦前から戦後にかけてのアメリカ史の勉強にもなり
Oppenheimer2024鑑賞。『オッペンハイマー』2024年4月7日(日)グランドシネマサンシャイン池袋12:15〜IMAXレザーGTシアター12座席=C−14"Oppenheimer"『オッペンハイマー』2023年、米国映画。製作・脚本・監督「クリストファー・ノーラン」原作「カイ・バード」「マーティン・J・シャーウィン」『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』より、音楽「ルドヴィグ・ゴ
オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者、J・ロバート・オッペンハイマーを描く人間ドラマです。ピュリッツァー賞を受賞したカイ・バード、マーティン・J・シャーウィンによる伝記を原作に、人類に原子爆弾という存在をもたらした男の人生を描く。監督などを手掛けるのは『TENETテネット』などのクリストファー・ノーラン。今年のアカデミー賞で、作品賞を含む最多の7部門を受賞しました。それ以外にも、ゴールデングローブ賞など、世界の映画祭を席巻した作品です。それ
【タイトル】オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)【Podcast】Podcastでは、作品の概要、感想などについて話しています。ApplePodcastsはこちらGooglePodcastsはこちらSpotifyはこちらAnchorはこちらStandFMはこちら【概要】2023年のアメリカ/イギリス合作映画上映時間は180分【あらすじ】「原爆の父」として知られる理論物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯をソ連のスパイ疑惑を受けて開かれた聴聞会の様子と
マット・デイモン(178cm,1970年10月8日(51歳))は-о俳優о映画оテレビドラマо脚本家о映画プロデューサー-出演。★マット・デイモン(178cm,1970年10月8日(51歳))出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』マット・デイモンMattDamon本名:マシュー・ペイジ・デイモンMatthewPaigeDamon生年月日:1970年10月8日(51歳)出生地:アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジ民
【85点】監督:クリストファー・ノーラン(脚本も)面白いが微妙…世界初の原子爆弾を開発した「原爆の父」として知られる、理論物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた伝記映画。製作費約1億ドル。第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、作曲賞、撮影賞、編集賞の7部門で受賞。(ノミネートは13部門。)上映時間3時間。この壁を乗り越える必要があります。鑑賞前日、禁酒し、睡眠を十分にとって臨みました。確かに長いけど苦痛でないしかし、アクション少なく(ほとんどない
オッペンハイマー公式サイトチラシより第二次世界大戦下、アメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。これに参加したJ・ロバート・オッペンハイマーは優秀な科学者たちを率いて世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。しかし原爆が実戦で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するようになる。冷戦、赤狩り----激動の時代の波に、オッペンハイマーはのまれてゆくのだった----。製作:アメリカ監督・脚本:クリストファー・ノーラン原作:カイ・バードマーティ
クリストファー・ノーラン監督、キリアン・マーフィ、ロバート・ダウニー・Jr.、エミリー・ブラント、マット・デイモン、フローレンス・ピュー、デヴィッド・クラムホルツ(ラビ)、ベニー・サフディ(テラー)、ジョシュ・ハートネット、オールデン・エアエンライク、トム・ジェンキンス(リチャード・トルマン)、ディラン・アーノルド(フランク・オッペンハイマー)、ジェイソン・クラーク、ケネス・ブラナー、ゲイリー・オールドマン、トム・コンティほか出演の『オッペンハイマー』。2023年作品。R15+。原
映画『ブルーきみは大丈夫』2024年6月14日(金)日本公開!-----------------------------------------------<イントロダクション>子供のとき、おままごとやヒーローごっこを一緒に遊んだお気に入りの人形や空想の友達(イマジナリーフレンド)。子供のときには、本当に存在しているように感じていたけど、大人になっていつの間にか忘れてしまった空想の友達が、もしも今でも、そばであなたを見守ってくれているとしたら・・・
最近見たとても面白く、とても勉強になった宇宙の映画!ちょっとネタバレになりますが、宇宙に1人残された宇宙飛行士が生き延び、向かいが来て帰れるまでのお話!ドキドキのワクワクです!https://help.netflix.com/ja/node/14361Netflix対応のデバイス|テレビ、スマートフォン、パソコンなどでNetflixを楽しむNetflixは、ほとんどのテレビ、ストリーミングプレーヤー、スマートフォン、タブレット、ゲーム機、パソコンでご利用いただけます。詳しくはこちらの
【映画館】オッペンハイマーIMAX☆☆☆☆「原爆の父」オッペンハイマーの人生を描く、クリストファー・ノーラン監督作品。1954年、オッペンハイマーがソ連のスパイであるという疑惑に関する聴聞会(オッペンハイマー事件)と、1959年の「オッペンハイマー事件」のきっかけとなった告発文に関する首謀者と見られるストローズの公聴会を冒頭に、オッペンハイマーが関わったマンハッタン計画とトリニティ実験、そして終戦後までを描く。本来この作品、去年の夏公開の映画。しかし「被爆国である日本で
こんばんは、ねこあしです(*・∀・*)ノ本日ご紹介させて頂くのは、カイ・バード、マーティン・J・シャーウィンによる伝記を原作に、人類に原子爆弾という存在をもたらし、「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者、J・ロバート・オッペンハイマーを描いた人間ドラマ「オッペンハイマー」ドイツで理論物理学を学び、博士号を取得したJ・ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィ)は、アメリカへ帰国する。第2次世界大戦中、極秘プロジェクト「マンハッタン計画」に参加した彼は、世界初の原子爆弾の開発に成功する
「オッペンハイマー」(2023)原爆の父を描いたアカデミー賞受賞作をグランドシネマサンシャイン池袋のIMAXレーザーGT版で観てきました。監督はクリストファー・ノーラン。予告編はコチラ。原爆製造を指揮した科学者として大賞賛されながら、お前はアカ(ソ連のスパイ)だろということで、非公開の聴聞会でキビシイ追及を受けて失墜していくオッペンハイマー博士(キリアン・マーフィー)。彼が原爆製造計画に関わったことによる顛末と、戦後に彼を憎んで弾劾しようとしたストローズ(ロバート・ダウニー
アカデミー賞を受賞したとか、日本に落とした原爆を開発したオッペンハイマーの栄光と没落のストーリーとか、そういう点で観に行ったわけではなく、ノーラン監督の映画だから。エミリー・ブラントが出演しているから。というわけで、原爆を開発するまでのストーリーかと思ったら、ロバート・ダウニー・Jr.演じるストローズとの対立からの回想的なストーリーでしたね。さすがのノーラン監督、映像美。原爆実験の凄さ。音は全くないのに爆発した映像だけで威力がものすごく伝わる。(実験なのに・・
今年度のアカデミー賞に最多13部門ノミネートされ、見事、作品賞や監督賞をはじめとする7部門を受賞した話題作✨✨やっと日本でも公開されましたネ🎦✨伝記映画としては、一番ヒットしている今作👏果たして“原爆の父”と言われた彼の生涯とは_??ほぉぉ…上映時間が長いのと重いテーマであることは覚悟していましたが…やはり重かった😔これまで、被爆国として子どもの頃から学校で第二次世界大戦のことを学んだり、映画好きになって数多くの戦争を題材にした🎦作品を観てきましたが、原爆が完成するまでの過程や、それに携わ
監督:クリストファー・ノーラン主演:キリアン・マーフィ、エミリー・ブラント、ロバート・ダウニー・Jr.、マット・デイモン、ラミ・マレック、フローレンス・ピュー、ケネス・ブラナー、ゲイリー・オールドマン「ダークナイト」「TENETテネット」などの大作を送り出してきたクリストファー・ノーラン監督が、原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた歴史映画。2006年ピュリッツァー賞を受賞した、カイ・バードとマーティン・J・シ