ブログ記事61件
リー・バン・クリーフ登場シーン〜『夕陽のガンマン』より
世界でも屈指のクンフー映画評論家の知野二郎氏が、ブルース・リー組のスタントマンで、知る人ぞ知るサイドキック的人物でもあった陳銀和氏にインタビューを行なった際、陳氏が「ブルース・リーとチャールズ・ブロンソンが共演するクンフー・ウエスタンの映画企画がイタリアから持ち込まれ、自分が脚本を受け取る為にイタリアへ出向いた」と語っています。ブルース・リー作品でイタリアと言えば………『最後のブルース・リードラゴンへの道』です。『最後のブルース・リードラゴンへの道』猛龍過江THEWAYO
*個人的にオススメマカロニ・ウエスタン10選前半の続きです。*--------------------------------------『ケオマ・ザ・リベンジャー(1976)』名優フランコ・ネロ主演、監督は『死神の骨をしゃぶれ(1973)』、『地獄のバスターズ(1978)』で知られるエンツォ・G・カステラ―リ。カルト・ウエスタンとしても知られるこの映画は、マカロニ・ウエスタン中でも異色な映画です。主人公がインディアン(フランコ・ネロが演じているが…どう見てもイタリ
個人的にオススメマカロニ・ウエスタン10選マカロニ・ウエスタンとは…1960年代から70年代初期かけて、世界ブームになったジャンル映画。アメリカの西部劇では当時描写できなかった残酷描写や泥臭く、荒々しい作品が世界的に受け、後世に影響を与えた大傑作やカルトになった映画も存在する…。ブーム時には一年間で100本以上作られていて、ヒット作の二番煎じのような作品も多いですのが、有名でも、はや説明不要な作品群はセルジオ・レオーネ監督作でしょう。ドル三部作や『ウエスタン(1968
荒野の用心棒(Perunpugnodidollari・一握りのドルのために)★★★荒野の用心棒完全版スペシャル・エディション[DVD]Amazon(アマゾン)1964年9月12日イタリア公開/シネスコカラー/96分/日本公開1965年12月25日・アメリカ公開1967年1月18日/製作アリゴ・コロンボ、ジョルジオ・パピ脚本ヴィクトル・アンドレス・カテナ、ハイメ・コマス・ギル、セルジオ・レオーネ監督セルジオ・レオーネ音楽エンニオ・モリコ
その①では、映画そのものについて深掘りましたが、その②はサウンド・トラックや小話を中心にした内容にします。(今後もこの形で続ける予定)サウンド・トラックについてさてマカロニ・ウエスタンといえば、サウンド・トラック盤ですよね!カッコ良くて渋い音楽こそが魅力ですが、そんな「真昼の用心棒(1966)」もとてもカッコイイです!ですが…テーマ曲しか発売されていません。しかもシングル・レコードのみです…。CDでの視聴は、「究極のマカロニ・ウエスタン①」でしか聴けません。プレミア価格になって
真昼の用心棒(1966)原題:LECANTARONOLAMORTEE…TEMPODIMASSACRO英題:Bruteandthebrute,massacretime主演:フランコ・ネロジョージ・ヒルトンニーノ・カステルヌオーヴォ監督:ルチオ・フルチ音楽:ラッロ・ゴーリ主題歌:「BackHomesomeday」セルジオ・エンドリゴルチオ・フルチ監督が職人監督として世界中に知られるようになった最初の作品。
タイトル情け無用のコルト公開年1965年監督ジャンニ・グリマルディ主演スティーブン・フォーサイス制作国イタリア初老と若い2人のガンマンを主人公にしたマカロニウエスタン。スティーブン・フォーサイスが、足を洗って恋人との平和な生活を望む若きガンマンを演じ、恋人の父親でもある暴力の世界から抜け出せない相棒との友情と対立が描かれる。若者と老人(にしては若いが)の対比が面白い本作メキシコのある村に、スティーブとデュークの二人は収穫物を盗む強盗団を退治するために雇われていた。
荒野の1ドル銀貨1966年公開!ジュリアーノ・ジェンマ主演のマカロニ・ウエスタン!先日、ジェンマの「続・荒野の1ドル銀貨」を見たんで、これも見とかないと、あとあと後悔しそうなんで?(笑)、見たしだい。WOWOW放送版で。昔、TV放送で見たことあると思うけど、忘却の彼方!ジャンニ・フェリオの音楽は、聴いたことあるんで、覚えてました!・・・・・・うーーん、かなりツッコミどころ満載で、真面目すぎる人は納得がいかないかもしれない。(笑)こんな偶然があるのか!?って思うほど、都合が
続・荒野の用心棒(1966年)監督セルジオ・コルブッチ主演フランコ・ネロ(イタリア・スペイン)メキシコとの国境沿いにある寂れた村。南軍の残党で人種差別主義者のジャクソン少佐とメキシコの独立運動家ロドリゲス率いる2つの勢力が激しく対立するこの土地に、棺桶を引きずった流れ者のガンマン、ジャンゴがたどり着く。ジャンゴは酒場を訪れたジャクソンの部下たちを射殺。ジャクソンは40人の部下を率い報復に現れるが、ジャンゴは棺桶から取り出した機関銃を乱射し返り討ちにする。そこへ、ロドリゲス一味がやって
<エンニオ・モリコーネ作品雑記>夕陽の用心棒1965年製作、日本未公開のマカロニ・ウエスタン!日本でも大人気だったジュリアーノ・ジェンマ主演!音楽エンニオ・モリコーネ!(本編クレジットにブルーノ・ニコライの表記あり←本編音楽の録音時に指揮をしていたと思われます。)「荒野の用心棒」(1964)で、大注目されたモリコーネが、次に担当したウエスタン音楽!!まだちゃんとスタイルを確立してない試行錯誤中の音楽となりますかね?昔、TV放送で見たことあり。今回、BS放送版で、はじ
<エンニオ・モリコーネ作品雑記>夕陽のギャングたち1972年公開!音楽エンニオ・モリコーネ!ションションショーンという主人公の名前の連呼と女神エッダの美声が冴えわたる、モリコーネ作品の中でも、大傑作の1本!!初めて聴いたときは、「続・夕陽のガンマン」の曲同様、衝撃を受けました!こんな音楽があったのかあああって。これが、モリコーネ節かあああってね。(笑)音楽を先に聴いてたんで、本編への期待は高まるばかり。ようやくの初鑑賞は、ワーナーホームビデオのレンタルBetaで!!①
<エンニオ・モリコーネ作品雑記>続・夕陽のガンマン地獄の決斗1967年公開のマカロニ・ウエスタン!!音楽エンニオ・モリコーネ!(本編クレジットにブルーノ・ニコライの表記もあり←本編音楽の録音時に指揮をしていたと思われます。)モリコーネの音楽が超有名で、マカロニ・ウエスタンの音楽といえば、この曲!!あまりの斬新さに、初めて聴いたときは、ビックリしました!!(笑)だれでも、驚くと思います!!ある意味かっこいい!!??(笑)世の中にこんな変わった奇想天外な音楽があるのかああ
<エンニオ・モリコーネ作品雑記>荒野の用心棒1965年公開のマカロニ・ウエスタン!!音楽エンニオ・モリコーネ!(本編クレジット名は、ダン・サヴィオ←アメリカ映画に見せかけるために(笑)、他のスタッフ同様変名を使用。)このモリコーネの音楽は、超有名で、マカロニ・ウエスタンの音楽といえば、この曲!!「さすらいの口笛」!!誰もが、聴いたことあるはず!!TV放送が初見。数年前に、午前十時の映画祭で、劇場でも見てる。今回は、WOWOW放送版で。最近のDVDは、5.1c
<エンニオ・モリコーネ作品雑記>暁のガンマン1968年製作、日本未公開のマカロニ・ウエスタン!!音楽エンニオ・モリコーネ!(本編クレジットにブルーノ・ニコライの表記あり←本編音楽の録音時に指揮をしていたと思われます。)モリコーネなんで、だいぶ前からサントラは聴いていて、ようやく本編を見れたってわけ。日本でも大人気だった、ジュリアーノ・ジェンマ主演!WOWOW放送版で、初鑑賞!2人の男のコミカルな荒野珍道中。ただ、ジェンマに適役だったかどうかは疑問。見た目かっこ良く、善人
<エンニオ・モリコーネ作品雑記>夕陽のガンマン1967年公開のマカロニ・ウエスタン!!音楽エンニオ・モリコーネ!(本編クレジットにブルーノ・ニコライの表記あり←本編音楽の録音時に指揮をしていたと思われます。)WOWOW放送版の5.1chサウンドで鑑賞!今までも何度か、TV放送、ビデオとかで見てきてたんですが、いずれもモノラル音声だったので、今回の鑑賞が一番良かった!!なかなかいいですよ、このステレオ感!!音楽が流れてくるたんびに感激!!痺れまくりました!!映像もきれい
<エンニオ・モリコーネ作品雑記>ミスター・ノーボディ1973年公開!音楽エンニオ・モリコーネ!初見は、TV放送で、モリコーネの音楽が素晴らしすぎて、思わずボリュームを上げてノリノリで見た記憶があります!!(笑)サントラも、輸入レコード店で見つけたときは、狂喜乱舞!この上なくうれしかったですねえええーー!!(笑)他の作曲家では絶対マネのできない、いつものハジけたモリコーネ節が炸裂!聴きどころ満載の傑作アルバムに仕上がってます!!加えて、「地獄の黙示録」で有名な、あのワーグナー
モリコーネといえばセルジオ・レオーネ!二人が小学校の同級生だったとは知りませんでした。まず思い浮かぶのは、マカロニ・ウエスタンなんだわ(英語圏ではマカロニじゃなく、スパゲッティ・ウエスタンと言うみたい。インタビューされてた誰かがそう言ってた)「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」でクリント・イーストウッドにしびれ、ポンチョを着てちびた葉巻を吸ってるスリムで背が高いしかめっ面の姿とともに、エンリオ・モリコーネの曲が脳内で大音量で再生されるんだわ、とーちゃんにそう言っ
<エンニオ・モリコーネ作品雑記>さすらいのガンマン1967年公開!音楽エンニオ・モリコーネ!あのタランティーノが「キル・ビルVol.2」(2004)で効果的に使ったモリコーネの音楽のひとつがコレ!サントラレコード自体は、だいぶ前から持っており、←モリコーネなら、曲を知らなくても買っていた!!(笑)男性と女性のコーラスがワァーワァー、ギャーギャーと過剰に喚きたてる(笑)メイン曲が、モリコーネらしいことはらしいけど、あまりに下品に聴こえてくるんで?(笑)、初めて聴いたときは、好
準々決勝が終わりました。準決勝はクロアチアVSアルゼンチン、フランスVSモロッコになった。モロッコだけが意外だったが順当と言えば順当な勝ち上がりであり、組み合わせだと思う。それにしてもフランスの層の厚さには呆れてしまう。主要メンバーが何人も故障で駄目になっているのにそんな事少しも感じさせない、人材の豊富さに圧倒される。怪物エムバペも健在だし、全く隙が無い。モロッコがどこまで頑張れるか?楽しみです。昼夜逆転、寝不足の日々もあと少し。大いに楽しみます。正直な所、ワールドカップが終
3月5日、二十四節気の一つ「啓蟄」。陽気に誘われ、虫たちがわらわら這い出して来る日です。広島県に1月9日発出された「まん延防止等特別措置」。3月6日、約2か月ぶりに解除されます。偏食大王の身中で深い眠りに落ちていたシネマの虫、スイミングの虫、旅行の虫も目覚めそう。ラスト巣ごもりの土曜日。録画しておいたマカロニ・ウエスタン『荒野の用心棒』『夕日のガンマン』を鑑賞。言わずと知れたクリント・イーストウッドの出世作。イタリア人がスペインで製作した西部じゃないけど西部劇。
忙しい1月が終わり、やっと2月に…石原慎太郎元都知事が亡くなりましたね。89歳、膵臓ガンだったそうです。少しも明後日から冬のオリンピックが始まるような雰囲気ではありません。新型コロナウィルスの新規感染者数は全国で一日8万人を超えましたが、今月中にはピークアウトするでしょう。甘いかな?さて、前回の続きです。今回は表題のとおり、かつてマカロニ・ウエスタン作品がヒットを連発した大きな要因の一つとなった、ド派手でドラマティックなカッコいい「オープニング主題歌」ベスト10を発表
先日YouTubeで「荒野の渡世人」なる映画を発見した。1968年の東映作品だ。あの頃東映はまだまだイケイケで時代劇やヤクザ映画、現代モノなど数多くの作品を作っていたが、「荒野の・・・」などと言えばもうクリント・イーストウッドの「荒野の用心棒」がすぐ連想され、日本では三船敏郎の「荒野の素浪人」というテレビ時代劇シリーズが思い出されるが、「渡世人」と続くとなると、これはばくち打ち・ヤクザのことだから何だか妙なタイトルだな…と、一体どんな映画なのかちょっとのぞいてみようってことで見始めた。You
冬休みに入った。TV録画していた映画を見て過ごしている。消去していかないと、録画キャパが無くなってしまう(笑)。ということで、まず映画「群盗荒野を裂く」(1966年ダミアーノ・ダミアーニ監督1時間58分)。もう55年前の映画だが、全く古びていないサパタ・ウエスタン(メキシコ革命をテーマにしたウエスタン)の大傑作だ。まず日本題名が凄い!昭和の匂いが充満しているが、今の若い連中には考えもつくまい。原題は、「俺は誰?」という意味らしいが。そしてメキシコ政府軍から銃を奪って、革命軍に銃を売ってい
今年も、あと2ヶ月を切りました。この2年間、猛威をふるった新型コロナウイルスも、2回のワクチン接種率が国民の7割を超え、ようやく収束の気配で、日常を取り戻しつつあります。もちろん、ヨーロッパ各国では変異株(オミクロン株)によって再び感染者数が増加傾向にあるらしく、楽観はできません。第六波到来なんてことにならないよう、政府には海外からの水際対策に万全を期してほしいと思います。さて、今回はやっとモリコーネ一周忌企画の続きです。前回同様、ちょっとマニアックな内容も含まれますが
この色ではないんだが、ワイは高校時代に原付の免許取ってワームン人生がコレのシルバーメタリックのを乗っていて、よく借りて乗っていた。そのうち中古の5万で買ったパッソーラってのに乗ったけどね、改造車(知らんかった)で80kmまで出る仕組みになっていた、ガイキチやで前に乗っていた奴。コレはSUZUKIジェンマって原付で当時、CMで日本でも人気のあった俳優ジュリアーノ・ジェンマに宣伝させていたからよく覚えています。ちょいデカいのでベスパ気取りでMODS気取りで乗り回していましたよ。とい
「夕陽のギャングたち」1971年120分(日本公開バージョン)監督・セルジオ・レオーネ、音楽・エンニオ・モリコーネ出演・ロッド・スタイガー、ジェームズ・コバーン主演のロッド・スタイガーの役は、最初はイーライ・ウォラックジェームズ・コバーンも出演を渋りだし、出演を説得したのがあのヘンリー・フォンダだった。セルジオ・レオーネ自身も監督をする気はなく製作&脚本は協力するが、監督はピーター・ボクダノヴィッチを予定していた。所が主演の二人がレオーネ自身が監督を
「ロード島の要塞」131分、142分、128分、127分「荒野の用心棒」96分、100分、96分、95分「夕陽のガンマン」132分、130分、128分、128分「続・夕陽のガンマン」178分、180分、161分、148分「ウエスタン」141分、168分、144分、145分「夕陽のギャングたち」120分、154分、138分、138分「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」205分、2
NHKBSシネマは、金曜日を「西部劇の日」と位置付けているようですが、アメリカ製もマカロニもわけへだてしないので、見逃していた本場西部劇だけでなく、マカロニ・ウェスタンにも遭遇することがあります。怒りのガンマン/銀山の大虐殺Ilgrandeduello(1969)ごひいきリー・ヴァン・クリーフの主演作で未見だったので、録画して観てみました。ハリウッド西部劇での脇役(端役もあり)時代から悪役が多かったクリーフは、マカロニでも悪役または境界線上のキャラクターが得意ですが、保安官に扮し
『太陽は傷だらけ』の主演者と知られるフランスの才人ロベール・オッセンが監督・脚本・主演したシェークスピアの悲劇を思わせる仏・伊合作の異色ウエスタン。セルジオ・レオーネに捧げるという字幕がエンドロールに出てくるが、なるほどセリフが極端に排した寡黙な作風は、まさにレオーネ・タッチ。実際、ある部分はレオーネ自身が演出したという、まことしやかな説がある。(朝日新聞出版マカロニ・ウエスタン傑作映画DVDコレクション)傷だらけの用心棒UNECORDE,UNCOLT/