ローマ教会に一つの報告がもたらされた。ポルトガルのイエズス会が日本に派遣した、クリストヴァン・フェレイラ教父が拷問を受けて、棄教を誓ったというのである。彼はまれに見る才能に恵まれ、迫害下にも潜伏して宣教を続けてきた人で、いかなる事情にせよ教会を裏切るなどとは信じられないことだった。日本では、1587年に秀吉がキリスト教を迫害し始めると、長崎で26人の司祭と信徒が焚刑に処せられ、1614年には徳川将軍も全てのキリスト教聖職者を海外追放することにした。10月6日と7日に日本人を含む70数人の司祭たち