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「藍くんはさ、どうしたいの?」いきなりエールさんに聞かれて驚いた。「ホープバレーに行きたくないの?」いつもの軽いノリではない。責めたり心配したりする感じでもない。淡々とした理性的な問いかけ。「行きたいです」「ホープバレーに行くには、どうすればいいかわかってる?」動物や感染者を殺さなければいけない。素材を集めてレベルを上げて装備を整えて……。やることは理解している。でもおれにはできない。殺すどころか、死体に近寄ることすらできない。特に感染者はどう見てもただの人間で
瞭が信じられなかった。どうしてそんな簡単に、帰れないと言えるのか……。淡々と家庭菜園とかやってて……。……確かに思い返してみても、ホープバレーは怖い。……簡易放送局を使わなければ帰れないから、行くしかない。……行ったところで…………認めたくない!無理って言われても行くしかないんだ!……それとも……おれが逃げている現実を、瞭はとうに受け止めている。ただそれだけなのか。……ホープバレーに行けないわけじゃない。……強くなる?……それしかない?……どれだけかかる?ぐーー
「ところであんた、何しに来たの?」「……えっと……」「邪魔するんだったら、さっさと帰りなさい」「話があるんだけど……」「私にはないわ」「おれにはあるの!聞けよ!」「そこは聞いてくださいでしょ?お願いしますも必要ね」瞭はおれには目もくれず、開墾して種をまく。……へえ、こんなことできるんだ。あれ?おれ何を話しに来たんだっけ……?「……そうそう思い出した。昨日の夜、エールさんにホープバレーのこと聞いたんだけど……」「ホープバレーって何?」「おれたちがキャンプしてたとこ
……無理……ゾンビのご飯……頑張って強くなる……装備も調えたらエールさんの言っていたことが、頭をぐるぐる回る。……それじゃ仲間たちは……?……おれがホープバレーに行けるのはいつなんだ?……どうしたら……「……藍くん大丈夫?……真っ青だよ」未来(ライ)さんに声をかけられて気がついた。「ごめんね、突然こんな伝え方になって」「……いえ」「……疲れたでしょ?休んだ方がいいよ」「……はい」「いつでもいいから聞いてね」「……ありがとうございます」どうにか返事をして、家
「ホープバレーに行けるようになったって聞いたんで、試しに行ってみたけどー。ヒドイね!」「おれ、何度もキャンプに行ったんですけど……」「前はねー。わりかし安全だったんよねー」……前はねーって……「入り口の辺りならまだ安全だったけどー。ゾンビちゃんの群れはいるわ、研究所内に虫がいるわで、アレはヒドイねー」……今度は具体的だ。「それでも行けますか?」「んーーとね。見に行くだけなら行けるー。でも今の藍くんだと、ゾンビちゃんたちのご飯だねー」「え?……」背筋に震えが
「どういうことですか!?」思わず大声が出た。「……やっぱりそうだよねー」未来(ライ)さんが納得している。ええ!?「無理」「無理ってどういうことですか!?」そんな簡単に言われても、納得などできない。「うん、無理!どう考えても無理だね」軽いノリだけれど、エールさんは同じことしか言わない。「藍くん。こんなだけど、エールはここで一番強い。ホープバレーに行ったことがあるのは、エールだけなんだよ。私も怖いから……行きたくない」……ええ!?未来(ライ)さんまで……。「エール。
「ご飯はー?食べにきたー♪」エールさんは本当にすぐ現れた。相変わらず軽いノリ……。おれは急いで椅子から立ち上がった。「エール、何食べる?」「白米!」「……ご飯って言おうね、エール」……どういう会話だよ!?これ、ほんとに市長さん?「……ん、あほいくん?こばにゃーー(もぐもぐ)」……って、ご飯食べながらかよーー。「あの、よろしくお願いします」なんか力抜けるけど、挨拶はちゃんとする。「……よろひくってあにー?(もぐもぐ)」「まずはちゃんと座って食べ終えてね」未来(ラ
「……おれ、ホープバレーに行きたいんです」気がついたら口から出ていた。「ホープバレーで仲間とはぐれたんです。生きているかどうか……。それに大事なものも置いてきちゃったし……」……なんでだろう?考えていたことをそのまましゃべっていた。「……ホープバレー!?……仲間は心配だよね……。うーーん」未来(ライ)さんは驚いた後、考え込んでしまった。……どうしたんだろう……?しばらくすると……。「よし!エールを呼び出そう!」突然、無線(チャットラン)に向かった。「エール、ごは
「はあぁぁ……」ため息をつきつつ、ベッドに転がる。……わからないことだらけ。野営地についてもだが、これからどうしたらいいのか……。すぐにコロニーへ帰るのは無理だろう。通信手段がない。帰れたとしても、やはり仲間たちのことを確かめたい。瞭が助かっていたのだから、可能性はある!……とすると……。考えながらも、自分がリラックスできていることに気づいていた。……一人きりじゃない、ってことは、こんなに大きいのか!今まで張り詰めていたものが抜けたら、頭が回り始めている。……まずは、ホー
おれが暮らすコロニーには、持ってきた携帯端末から連絡できる。ただし、各自の持つ携帯端末からでは、直接コロニーに通じない。一人でも持てるサイズの簡易放送局で中継する必要がある。コロニーの外に出る時は必ず、1グループに1台持たされるが……。……おれの携帯端末は壊れてて、簡易放送局はホープバレー。仲間たちのこともある。絶望的な状況だけど、まだそう決まってはいない。おれが助かったのだ。誰かが助けたかもしれない。……でも、どうやって探したらいい?
6月にイギリスのマンチェスターに行ってきました!🇬🇧高校時代のオックスフォード研修以来のイギリス✈️🎈実に9年ぶり🗓!イギリスは街によって雰囲気違うけどやっぱり綺麗でお洒落な建物や街並みは変わらず❣️今回、市内観光もしましたが、2日目の朝に自然を求めに街から電車で1時間離れたピークディストリクト国立公園に行ってきたので、その事について書こうかなと🌎🍀このピークディストリクト国立公園広大すぎて、1日、2日で周れるものではないので今回はその極一部分ホープバ