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以前の記事でコロンブスのアメリカ大陸到達ごろの人口が5億人であることが「人類5億人説」の根拠ではないかということを書きました。『「環境にやさしい人口上限が5億人説」の根拠?コロンブスのアメリカ到達の時期が推定約5億人』ジョージア・ガイドストーンの「5億人」という数字について、なぜ5億人なのかいろいろな説があるらしいです。ふと思いついて、歴史上いつ頃が世界人口5億人…ameblo.jpしかし、現在の近代文明人の環境破壊能力は1500年頃の人類とは比較にならな
←ユヴァル・ノア・ハラリ著『ホモ・デウス下テクノロジーとサピエンスの未来』(柴田裕之訳河出文庫)「世界的ベストセラー『サピエンス全史』に続いて著者が放つ「衝撃の未来」。カズオ・イシグロ、ビル・ゲイツ、ダニエル・カーネマンが絶賛する面白さと深い考察。」ポール・オースターはファンとも云える作家。帰郷した2008年春から図書館通いして読み漁った(フリーターだった)。2011年春からは職にありつき、本は買って読むように。オースターも新刊はもとより、既読本も敢えて買って読み返して
←吉川一義著『カラー版絵画で読む『失われた時を求めて』』(中公新書)「本書は絵画を手がかりに『失われた時を求めて』のエッセンスを紹介。彼が作品で描いた恋愛、同性愛、死、ユダヤ人、スノビズム、時間、芸術論などの主題をわかりやすく案内する。この大作の個人全訳を成し遂げた、プルースト研究の第一人者による最良の入門書。」石川達三作の『金環蝕』も遠藤周作の『沈黙』と同時に数日前にゲット。昭和44年の初版。但し、表紙(カバー)なし。二段組なので、活字が細かく、読むのに難儀しそう。そのうち
←FORZA(Honda)が6日(木)届いた。五福のレッドバロンにて。(画像は、「FORZA|Honda公式サイト」にて)車検が迫っている中、思い切って買い替え。前のスカイウェイブ650はお気に入りだった。が、なんせ車体が重い。ほぼ300キロ。吾輩の衰えた体では、センタースタンド立てが至難。乗るにも取り回しの苦労でプレッシャーがかかっていた。できればスズキの店でお世話になりたかったが、何か遠慮が働いて、気兼ねの要らないレッドバロンへ。あまり好きな店じゃない。よく言えば商売上
←大岡信著『肉眼の思想-現代芸術の意味』(中公文庫1979年6月)背表紙:「現代芸術は今大きな過渡期の瀬を渡っている。その瀬の荒い流れ、大小さまざまな波にもまれつつ、自分の位置を確かめ、全体の展望を得ようと努力している一人の抒情詩人の顔貌と思索と批評の書」表紙・扉の絵は、白井晟一。解説は飯島耕一。大岡信著『肉眼の思想-現代芸術の意味』を28日に読了。90年に買って読んだ本。今回は久々の再読となる。以前、「大岡氏の本はいろいろ読んできたが、80年代後半に入手した
昨晩は、LSの方達とマスターレベル上げandジョブポをいたしました。場所は最近お気に入りのプロミヴォンデムです。戦か赤白黒の5名の構成になりました。フェイスはヨアヒムでマドリガル目的で呼びました。ディストラ3が入るエンプティには究極連携まで起こせてMBまでもっていけたのですが、氷耐性のエンプティにはディストラが入りませんので苦戦いたしました。やはりプロミヴォンは詩人がいる構成がいいのかもしれませんが、わいわい楽しむことができました。最近、LSとして活動すること
Nohさんの新刊本「心感覚(シンかんかく)」面白かったです。アマゾンの思想哲学部門で1位。各書店でも人文ランキング1位になっています。中途半端に希望にすがって生きることが、いかに幸せ成功の遠回りになってしまうのかが、よく分かりました。この現実は,、映画で描かれるような美しく楽しい世界ではなく、最悪の地獄であることを認識すること。そこから希望の道が開け、努力する方向性が明確になるのだと思いました。今回は、心感覚を読むことで特に面白く感じる本、この本を読むこと
言ってもムダ。ということを経営者になって10年経った今では頻繁に思う。分かる人間には数回で伝わるが、そうじゃない人間には何度言ってもどんなに工夫してもちゃんと伝わらない、というジレンマを嫌というほど味わってきた。そんな経験を重ねた私の持論は、経営者や教育者に必要なのはひたすら忍耐である、ということ。無論怒ったって何も伝わりません。ただ嫌われるだけです。「サピエンス全史」で世界的に有名になったイスラエルの歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は著書「ホモ・デウス」の中で、これからの人
人工知能が人間を超えるシンギュラリティの時代到来で世界はどう変わるのか。ロボットが人間を支配するSFの世界が実現するのかどうか。私のような一般人には、まだまだぼんやりとしか考えることができないが、様々な分野でテクノロジーが加速度的に進化している中、最先端にいる人たちは真剣にシミュレーションし始めていると思う。いずれにしても、農業革命や産業革命とはけた違いの大変化が起きてもおかしくない、ということは非常に感じました。また、孫正義氏が、とにかくこれからはAIに投資する、と
下巻で展開する思索・提言を導くための前提となる歴史認識が上巻の主な内容。サピエンス全史と被る部分はあるものの、読み応えはあり、面白い。(宗教関連の内容は、おそらく日本人にとっては少々理解しにくく、読み進めるのに苦労したが)。人類の過去の死因は飢饉、疾病、戦争だったが、現代において人類はこれらすべてを解決した。農業革命によって人口は爆発的に増加し、人類がコントロールする家畜も野生動物をはるかにしのぐ規模に増加し、人間至上主義が地球を支配している。人類は、さらなる幸福を求めて、どこ
この本は、ここ1年くらいの間に読んた中では、最も丁寧に書かれ、内容の深さを感じた本のひとつでした。著者はハーバード大学の教授で、本は大学での学部科目「JUSTICE」の講義を下敷きにしているそうです。日本でも2011年に出版されて大変売れた本とのこと(例によって私自身は3周遅れくらいですが)。以前に読んだ『世界は贈与でできている』(近内悠太著)で著者の本が紹介されていたが著者を知ったきっかけです邦題はビジネスマン向け自己啓発本の宣伝文句みたいですが、原題は“JUSTICE:
MichaelS.Gazzanigaは1939年生まれの脳神経科学者・心理学者で、認知神経科学の父と言われる世界的権威とのこと。ノア・ハラリの『ホモ・デウス』を読んだ際、ハラリは「自我とはただの妄想で、意識は単なるプログラムである」との主張をするにあたり、このガザニガの著書を多数引用していたため興味を持ちました。ガザニガは、治療のために脳梁(左右の脳をつなぐ神経線維の束)を切断した「分離脳」患者の研究で著名とのこと。この本では、そうした研究で明らかになった脳の奇妙な仕組みと、自由
ベストセラーとなった『サピエンス全史』の続編です。原著の副題は「ABriefHistoryofTomorrow」で、前著のそれは「ABriefHistoryofHumankind」だったので、過去を語った次は未来、ということです。この本もよく売れたらしく、内容の説明はあちこちに紹介が出ているので、ここでは必要最小限にします。個人的には、この本にはいくつか大きな問題があると思います。ただ、非常にもっともらしく書いてある分、その問題がわかりにくいです。それを書こうと思ってい
年末に『嫌われる勇気』と、続編の『幸せになる勇気』という本(いずれも岸見一郎と古賀史健の共著)を読んで、いろいろ考えるところがありました。ベストセラーだそうですが、私はいわゆる自己啓発本というのが苦手で、この本もその類かと思い込んでいて、読んでいませんでした。でも実際は、アルフレッド・アドラーの開拓した心理学のエッセンスを対話形式で伝える、真剣で、非常に厳しい内容の本でした。その後、著者の一人である岸見一郎の『アドラー心理学入門』(こちらが出版は先)も読んだところ、そこで述べられていること
僕が今の時代に思うこと今は飽食の時代と言われ、一見豊かな時代と思わせるけど本当にそうだろうか?僕はこの頃、目に見えない大きな不安を感じるようになった。それは何に起因しているかわからないけど(多分日々の生活の中で記憶に残る断片の集合体から来る朧げなカオスの世界)日々の暮らしの中で「これで良いのだろうか?」ということを感じることが多くなった。インターネット/SNSなど多くの情報から得られる気候・天候のこと、食料のこと、戦争のこと、コロナ禍のこと、未来のことなど時々ギョッとすること
ユヴァル・ノア・ハラリ著『ホモ・デウス下』を読了した。彼の著書を読むのは『サピエンス全史』の上下巻と『ホモ・デウス』上巻に続き4冊目である。『ホモ・デウス』の上巻がサピエンス全史のおさらいみたいな感じだったのと、他のこの本の内容に関して書かれている著書等でなんとなく本の内容(テクノロジーの進化によるディストピア)を予測していたので、それほど期待してなかったのだが、予想以上の内容で、個人的にはこれまで読んだ彼の著書の中でこの本が一番面白かった。とはいえ本の内容は、当然のことながら、
知の巨人、ノアハラリの本を読みました。以下、読書メーター投稿文書です。サピエンス全史上下を読み、続編として興味を持ち本書を選択。歴史学者だけあって歴史上の様々なエピソードを登場させて自説を証明していく手法。自説とは「今日人間がこの惑星を支配しているが、実は2万年前の人間の脳の方が大きかった。人間が大勢で柔軟に協力できる種だから可能となった」以下は私の読書メモ。飢餓・疾病・戦争がこれまでの人間の最大の課題だった。生物学的には人を幸福にするのは体の中の快感だ。魂の存在は進化論と両立しな
『「サピエンス全史」をどう読むか』解説本の類は普段あまり読まないのだが、この本はご本人(ユヴァル・ノア・ハラリ)の対談が載っているとのことで読んでみた。(元々クローズアップ現代という番組のためのインタビューだったらしい。)私が驚いたのはハラリ氏が(原則として肉や魚、卵、チーズ、牛乳さえとらない)ヴィーガンだったことだ。『サピエンス全史』にも『ホモ・デウス』にも酷い扱いをされている家畜の話が載っていたが、正直なところ、その家畜の命を頂いている自分には、食肉産業等に対して非難する
「科学と宗教にまつわる誤解のほとんどは、宗教の定義の仕方が間違っているために生じる。人は宗教を迷信や霊性、超自然的な力の存在を信じることや神の存在を信じることなどと、じつに頻繁に混同する。だが、そのどれ一つとして宗教ではない。宗教は迷信と同一視することは出来ない。なぜなら、大半の人は自分が最も大切にしている信念を「迷信」とは呼びそうにないからだ。私たちはつねに「真実」を信じる。迷信を信じるのは他の人々だけだ。」『ホモ・デウス』よりーーーーーーーーーーこの指摘は的を射ている。誰しも
ユヴァル・ノア・ハラリの『ホモ・デウス上』を読む。本の中でハラリは、現代では人類にとって飢饉、疫病、戦争はすっかり解決されたわけではないものの、今や対処可能な課題に変わった、と楽観的な見方をしており、コロナ禍は予測出来なかった模様。とはいえ、その後ハラリは日経新聞電子版(3月30日)の中で、「新型コロナの嵐はやがて去り、人類は存続し、私たちの大部分もなお生きているだろう。だが、私たちはこれまでとは違う世界に暮らすことになる。今回とった多くの短期的な緊急措置は、嵐が去った後も消え
ホモ・デウス(2巻セット)Amazon(アマゾン)4,180〜9,647円本書の上巻を読み終えて最も刺激に満ちていたのは、既にこの地球上に自然状態での動物というものはごくわずかでほぼ9割以上の動物が「家畜」となっているということ。サピエンス全史でも動物とのかかわりには随分多く振れていたが本書で面白いのは、その触れ合い方の荒々しさを人間が一体いつになったらやめるのか(とは言っていないが私が勝手にそう解釈した)という方向に振れていくところ。9割以上の大型動物を産業革命以前に
21Lessons21世紀の人類のための21の思考Amazon(アマゾン)2,376円『サピエンス全史』で人類の「過去」を、『ホモ・デウス』で人類の「未来」を描き、世界に衝撃をあたえた新たなる知の巨人が、第3作『21Lessons』では、ついに人類の「現在」を問う――。いま、何が起きているのか―?そして、あなたはどう生きるか―?●目次はじめにⅠテクノロジー面の難題1幻滅――先送りにされた「歴史の終わり」2雇用――あなたが大人になったときには、仕事
皆さん、こんばんは!日を跨いでしまいましたが、本日も動画UPしますよ~。最近、本読んでますか?私は…
メディアで流れてる有識者らのスカイプ映像で垣間見える背景の書斎や仕事場が興味深いと、少し前から書いてますが、そんな中でも定番なのは、やはり本棚・書棚バックですかね。同じようにブックシェルフを背景にしていても、やはりそれぞれの個性は色濃く反映されます。こんな感じの雑然とした本棚の人を割とよく見掛けます。この方は法学部(ロースクール)の教授をされており、忙しくて本棚をキレイに整頓してるヒマはない、というところでしょうか。こちらのコロンビア大学教授のお部屋は、レンガ風
アキネーターやったことありますか?旦那さんとやってみたら、名前もヒントも出てこないという・・・本人に分からないもの、当てようが無いよ。むしろ私が、旦那さんの好きそうな人を推測していって、これじゃ自分こそがアキネーターみたい・・というわけで、コロナが一応落ち着いてきた今、3か月ぶりに通院のため会いました。「メガネの部品交換したい」「時計の電池無くなった」「歯ブラシ買っておきたい」そして「久しぶりにお茶したい」・・・3か月分の困ったを色々解決しておきました。~5月の
3日目はこちらです。コロナ禍に際して、緊急インタビューがEテレで放送になっていました。歴史学者らしい提言だなぁと感じました。とても明解です。「体験に学ぶな、歴史に学べ」心したいと思います。