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BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)mシムさんはその後もカウンター越しに接客をしながら俺を気に掛けてくれた向こうも俺と歳が近いと感じているのかもしれない例の中年男性は、カウンターではなく奥のソファ席に案内されていた気にはなるものの、とりあえずシムさんとの会話を楽しむことにした「チョンさんはこの後は真っ直ぐ帰られるんですか?」俺が完食したサンドイッチの皿を下げた後、シムさんが戻っ
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)mその日、俺は同期の仲間に頼まれて、普段は滅多に参加しない合コンに来ていた参加予定の男が急に体調不良で来れなくなり、人数合わせでどうしてもと懇願されて仕方なく承諾したものの、やはり来るんじゃなかったと後悔していた自分で言うのもおかしいけれど、十中八九、こういう場で俺は同性に煙たがれるというのも、大抵の女性陣が俺に興味を持ってしまうからで、男性陣からしたら面白くな
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)mいつものベンチに座って買って来たサンドイッチの包装を外すと、カフェオレの容器にストローを挿して、それを一口啜った渇いた喉に、微糖のカフェオレが滲みて行く相変わらず鳩の群れがおこぼれ目当てに僕の足元をウロつき回り、何もないアスファルトの地面を突いているのをぼんやりと眺めながら、何となく腕時計で時間を確認したまだ12時を回って15分を過ぎたところで、ここに到着して
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)mごめんなさい!!!ラストをだいぶん加筆しました(汗)妻からの報告がないまま、宙ぶらりんの状態で、俺は目の前の業務にひたすら集中した今更ながら提出するのを妻は躊躇ってでもいるのか、状況を確認する訳にも行かず、待っているだけというのは精神的に疲れるお互いの気持ちを確認し合った上で出した結論なのだから、もう変わる事はない俺にとって何よりも苦しいのは、チャンミンを待たせてい
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m同僚にユノとの交際を打ち明けてから、ユノを交えた3人で飲む事はなくなった僕やユノから飲もうと提案する事は元々ないけれど、同僚からもそういう誘いは全く来なくなって、ホッとする反面、ちょっと寂しい気もしたそれから1ヵ月程して、正式にユノが自社に戻る事が決定し、社内全体に通達された自由に恋愛ができるメリットをユノは強調していたけれど、正直なところ僕としては、二人の関
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m<TheviewfromChangmin>ユノさんから引き継いだ営業先を回っていると、そこはかとなく感じるユノさんの存在に嬉しい反面、寂しさも感じていたどこへ行ってもユノさんの話題が出ない日はなく、どれだけ人望が厚い人なのかと改めて思い知る事が多いそして、そんな人を好きになってしまったのだから、苦労して当然だと思った外回りから戻ってデスクに着くと、僕はまずユ
納得がいかない現実世界で通常起こり得る筈もない驚きの出来事を切っ掛けに僕はユノと付き合う事になったなのに、恋人同士になってもユノの様子は友人の時からあまり変わらない遊ぶ回数やふたりで過ごす時間は以前よりも増えたし、何となくユノの嫉妬も感じるでも、納得がいかない極端な言い方をすれば、ユノが僕を好き過ぎるがゆえに僕はユノと同じような夢を見たそう、猫になってユノに飼われて溺愛される夢夢の中で猫の姿で散々愛されて、それまで全く意識していなかったユノに恋愛感情を抱いた「なのにどうして…」
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m「なぁ、シム」朝一のメールチェックをしていると、どこかからふらっと戻って来た同僚が声を掛けて来た僕が出勤した時には既にデスクにカバンが置いてあったけれど、本人不在だしパソコンすら立ち上がっていなかったので、どこに行ったのかと気になっていた「やっぱりいたのか、出勤早々どこに行ってたの?」「うん...ちょっとな」何てことない質問のはずな
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m「...元気?」定食屋で料理が運ばれて来るのを待つ間、お絞りで手を拭きながら、隣に座るチャンミンに極力明るい調子で尋ねた席はカウンターしか空いておらず、一番奥まった場所に案内された向かい合って座ると会話に詰まった時に気まずいので、むしろカウンターで助かったと思ったチャンミンは手を拭いたお絞りを丁寧に畳んで脇に置くと、冷たい視線を俺に向けた「元気そう
高校三年生の春クラス替えにあんなにも緊張して手に汗握り、新年度の数日前から文字通り祈るくらいだったのは人生で初めてだったその結果…「ユノ、早く食堂に行こう!」「うん…」「何ぼうっとしてるんだよ春だから?春眠暁を覚えず、って言うもんな」でも急がなきゃ、と俺の腕に触れるチャンミンぼうっとしていると思われたのも恥ずかしいけど、それ以上に頬が緩んでしまうのがバレる方が恥ずかしい表情筋に思い切り力を込めて立ち上がった「今年もユノと同じクラスで良かった新しい友達を作るのは毎回緊張するし
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m<TheviewfromYunho>チャンミンの同僚と駅で別れると、俺は二人きりになったタイミングでそれとなくチャンミンに揺さぶりをかけ、同僚からちょっかいを出されていた事実を引き出した大胆にも俺がいる席でチャンミンにちょっかいを出すのだから、大した神経の持ち主だ向かいのホームの電車が出て行ってすぐ、その電車に乗っていたはずの同僚が再びホームに上がって
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)mその晩、帰宅して夕食を済ませると、風呂に向かう妻を呼び止めた妻は何の用かと訊く事もなく、黙って支度の手を止めてダイニングにやって来ると、俺の向かいに腰を下ろした「この間、君から言われた事について話そうと思うんだけど」「...今月中って言ったんだけど、もう答えが出たの?」俺が黙って頷くと、妻は心の準備でもするように深呼吸をした妻の動揺が伝わって来るよ
これは絶対に現実そうじゃ無きゃ困るこれ以上何かあれば頭が混乱してどうにかなりそう「痛っ、痛いよチャンミン!」「痛くしてるんだってユノもほら、思いっきり叩くか抓ってよ」寝起きのユノの頬をむぎゅっと抓ってから、今度は自分の顔を差し出すようにぐっと近付けた僕の部屋、僕のベッドシングルサイズのベッドは育ち盛りの男ふたりが乗って動くと時々みしっと悲鳴をあげる「チャンミン、ちょっと近い」「はあ?僕を抱き枕にして寝てたやつが言う?」「……ごめん…無意識だったんだ」謝られると調子が狂う
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m何も知らない妻に向かって、俺は精一杯の笑顔を見せた「例の後輩だよ、俺が営業に同行してるって話してた、覚えてる?」「あぁ、そうだったの?せっかくお見舞いに来てくださったのに立ち話なんて失礼だから、中に入っていただいたら?」妻が玄関の外のチャンミンを気に掛けるように覗いて二人の目が合った、ように見えた俺の心境はとてもじゃないが穏やかではいられない
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m外回りから戻ってパソコンに向かっていると、部長に声を掛けられ会議室に連れて行かれた何事かと思ったら、そろそろチャンミンとの同行を解消し、独り立ちさせるようにとの事だった時期的にも2ヶ月経つし、取引先とも随分と馴染んでいるので問題ないという判断だ席に戻ってチャンミンの方を見ると、取引先から貰って来た資料を精査しているのか真剣な表情で書類に目を通していた部長からは、
こんにちはいつもご訪問ありがとうございます今週、「君で溢れている12」を、別館へのご案内という形で投稿します既にご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、当ブログではお話の内容によって・全体公開・アメンバー限定での公開・アメンバー限定かつ別館へのご案内と、3種類に分けております別館へご案内するのは、成人指定要素が非常に濃いお話ですので、不慣れな方は閲覧にご注意くださいまた、別館を閲覧するためにはパスワード入力が必要となり、「君で溢れている
SideY片想い歴、それなり相手は告白なんて出来ない同性の友人ドラマなんかで『今の関係を壊したく無いから好きだと言えない』と出てくるけどまさにそう…いや、対異性の恋愛模様を描くドラマよりも俺の方がもっと切羽詰まっている切羽詰まってはいるけど、深刻で思い詰めるような恋では無かった友人として特別な位置に居られるように努力した結果、自分なりに満足出来るくらい近くに居られる何かあれば頼ってもらえるし、お互いの家に行き来したり親も公認の仲の良い友人になれた告白して砕け散って今の関係を壊す
SideY高校生になって出会った友人同じクラスになった偶然にも家が近かった初めは特別仲の良い相手では無かった周りには性格が全く違うと言われるし、当の本人である俺もチャンミンも異論は無いだけど、話せば話す程、同じ空間に居れば居る程何故か心地好くて彼との時間を楽しみに思うようになった性格、気質、趣味、食の好み、ありとあらゆる事が笑えるくらいに違うなのに、何かあった時に感じる事や思う事は同じ何もかも違っていても、そんな事は相手を信用するにあたっては関係の無い事むしろ違うからこそ一
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m「すぐにコーヒー淹れますから、適当に座っててください」玄関を入ってまだ靴も脱いでいない俺に向かってチャンミンはそう言うと、自分は素早く靴を脱いで上がり、そのまま台所で手を洗って電気ケトルでお湯を沸かし始めた「インスタントでもいいですか?時間がもったいないので」「うん、いいよ」靴を脱いで部屋に上がると、キッチンにチャンミンを残して俺は部屋の奥ま
SideY『オッパの感性は私よりも女子みたい』そう言われた事は忘れられない言葉を無くす俺に、妹は続けて言った『あくまでも感性の話オッパの見た目は男らしいから余計にそう思えるのかもオッパはモテるから、オッパを好きな女子からすれば嬉しいと思うよ』最後の一文については触れずに、そんな兄妹のやり取りがあったのだと話のネタにしていたら、クラスの友人達からも「だから余計にモテるんだろうな」「顔も良いし感性も繊細だなんて女子達からすれば理想でしか無い」と言われたモテないよ、と言ったら謙
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m自宅までの帰り道、頭の中でチャンミンの言葉が何度も繰り返されていた"ユノさんを、もっと近くに感じたいんです"そう言って俺の指に自分の指を絡ませ、甘えるような視線を投げかけてきたチャンミン男にそんな風にされたのは初めてで、俺の中の本能が、殻を突き破ってしまうかと思う程に激しく揺さぶられたどうして俺は、そこでダメだと言って絡まる指を解かなかったのか自分
「チャンミン!!」勢い余って二階の部屋の窓から落ちてしまった猫の姿の今なら、怪我ひとつせず華麗に着地出来るだろうなのに、ユノはと言えば驚きと焦りが混じったような顔で両手を目一杯広げ伸ばして僕を受け止めた後で思えば、ユノの隣には人間のチャンミンが立っていたのに猫に向けて同じ名前を呼ぶなんておかしい人間のチャンミンには、猫に同じ名前を付けた事を秘密にしていたのに自らそれをばらすような結果になるなんて笑えるでも、この時猫になった僕は『嬉しい』と思ったそれはきっと一種の優越感同じチャンミ
夢を見た夢の僕は一匹の猫を飼っていた両手で簡単に抱き上げられる可愛い猫に僕は名前を呼び掛けて…「……夢か…」名前を呼んだら猫が僕の顔を舐めたざりっとした猫の舌の感触がとてもリアルで驚いた「嘘だろ、何で『これ』は醒めないんだよ…」目覚めたのはベッドの上僕のものでは無い、これは友人であるユノのベッド、そしてユノの部屋ぐぐっと伸びをして欠伸をしたのは、そんな余裕があるからじゃあ無くて止められない本能のようなもの何の本能って?多分、猫の「はあ……」夢で、僕は人間だったそれが本来
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)mチャンミンから告白されて、ずっと自分だけが想いを募らせているものだと思っていたから、同じ気持ちなのだと知って嬉しかったでも、何と答えていいものかすぐには言葉が出て来なかったこれが普通の恋ならば、ガッツポーズでもして手放しで喜んだだろうでも現実には、俺は妻帯者なのだ自分の立場を無視して目の前の美しい青年に惹かれ、日々焦がれる想いに戸惑う事はあったものの、そ
ダイニングでチョン家の朝の光景を見た自分が何故こんな姿になってしまったのかは分からないけど、少なくとも僕はユノにだけ見える透明人間…いや、透明猫では無いと分かったユノの家族もユノが溺愛する猫の『チャンミン』を知っているそして、ユノの同級生である僕、シムチャンミンの事も知っている人間の僕と猫が同じ名前で、ユノは僕という友人が居ながらも猫に友人の名前を付けた事も分かった「ユノ、僕を置いて行くのかよ」朝食を終えて自室へと戻ってきたユノの忙しない背中に向かって話し掛けた僕は今まで通り、人間
漫画やゲーム、アニメや映画ロマンチスト過ぎるものは苦手だけど、世界中のヒーローが出てくるような話や現実離れした話には没頭して夢中になるタイプ『現実主義者でフィクションになんて興味無さそう』以前同じクラスの女子に言われた時に、友人のユノが僕より早く『そんな事無いよ、チャンミンは入り込むタイプ』なんて知ったような事を言っていたまあ間違ってはいない、けど…「……夢じゃなきゃ有り得ないよ何で寝たのに醒めてくれないんだよお…」「んん…チャンミン?おはよ」「チャンミンだけど、確かにチャ
流行りの歌を聴いた数年後にはきっと人々の記憶から忘れ去られてしまうであろう、今だけ持て囃されているポップス歌のフレーズは僕にはあまり共感出来ないけど、僕の友人ならば歯の浮くような台詞や甘い歌詞も似合ってしまう気がするその友人は、少年漫画のヒーローのようで少女漫画に登場する女子達理想の『彼氏』そのものだから高校二年生…いや、後少し、次に登校する時には三年生になる、まだ肌寒い春リアリストだと思っていた僕は摩訶不思議な体験をする事になった「ん……」ふっと目が覚めただけど違和感がある違
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m<TheviewfromChangmin>僕は悩んでいたどちらも魅力的だけれど、ここぞという決定打に欠けていたどうせならば唯一無二だと思える方がいいし、その方がこちらのモチベーションもグンと上がるし、選ぶ側だってメリットは大きいと思う.....なんて、採用してもらう立場でそんな事を言ったら面接官にぶん殴られるかもしれないけれど、でも、本当に自分が進みたいのはどっち
友達リスト、から探し出した登録名は『チョンユノヒョン』これはその本人が登録したものでは無い、そもそも不特定多数に自分自身を紹介する時に『ヒョン』と自称するひとなんてそうそう居ないつまりこれは僕が登録した名前「ヨボセヨ、ユノ先輩」『おお、チャンミナ…って、就業中でも無いのに先輩だなんて余所余所しいな畏まってどうした?』「あの、今はスピーカーにしてて…シギョニヒョンに聞こえてます」机を挟んで一、五メートル先優しげな風貌に反してとても鋭いところのあるヒョンはくすくす笑って僕達を…いや
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)mチャンミンが選んだ店は、かなり大人な雰囲気のバーだった普通に居酒屋にでも行くものだと思っていたから、こういう店を知っている事自体が驚きでもあったカウンター席に案内されると、チャンミンはジントニックを、俺はジンジャーエールを頼んだほぼ間接照明だけで構成された店内は全体的に薄暗く、その僅かな光がバーカウンターにずらりと並んだ色とりどりの酒のボトルや、整然と並ん