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AssociationofantibioticexposurewithresidualcancerburdeninHER2-negativeearlystagebreastcancerNPJBreastCancer.2024Mar26;10(1):24.ショートサマリー:免疫チェックポイント阻害剤使用中の抗生剤使用は様々な癌腫で治療効果にマイナスの影響を及ぼすことが証明されています。この試験では早期乳がん患者でNACにペンブロリズマブを併用する場合
チソツマブベドチンは2021年9月に転移性子宮頸がんの治療薬として早期承認されていますが、今回ESMOで発表されたInnovaTV301試験の結果を受けて2024年1月9日、転移・再発子宮頸癌を対象とする完全承認への変更の申請がFDA(米国医薬品局)に受理されました。2024年5月9日までに審査が完了する見通しです。FDAApprovessBLAforTisotumabVedotininCervicalCancerThesupplementalbiologics
ESMO(ヨーロッパ臨床腫瘍学会)で発表されたKEYNOTE-A18試験の結果を受けてFDA(アメリカ食品医薬品局)が2024年1月12日に、CCRT(放射線同時化学療法)に併用するペンブロリズマブを承認したようです。いよいよ子宮頸がんの初回治療に免疫チェックポイント阻害薬(ICI)が入ってきました。FDAapprovespembrolizumabwithchemoradiotherapyforFIGO2014StageOnJanuary12,2024,theFo
DUO-E試験について先日まとめましたが、LEAP-001試験についてもまとめてみました。ちなみにLEAPは(LEnvatinibAndPembrolizumab)から来てますLEAP-001試験は、進行期Ⅲ・Ⅳ期または初回再発子宮体がんを対象に、TC療法(パクリタキセル+カルボプラチン)に対するLP療法(ペムブロリズマブ+レンバチニブ)の優越性を検証する無作為化、非盲検第Ⅲ相試験です。主要評価項目は、pMMRおよび全集団におけるPFSとOSでした。(下図参照)今回
9月11日は大学病院で治験の為の受診日でした血液検査の結果も問題なくペンブロリズマブの点滴を受けオラパリブの内服を再開しました治療後の火曜日仕事に行ったものの体が思うように動かずダラダラと1日を過ごし夕食の買い物をして帰宅🛍️家に帰りソファーに横になりそのまま動けなくなりました3週間休薬していたせいで副作用が強く出たのかなぁと思いつつ横になっていました熱を測ると38.2℃あー、また熱が出ちゃった副作用かなぁととりあえずカロナールを服用ですが、一向に熱が下がら
日本国内において、悪性胸膜中皮腫に対する放射線の治療には、肺全摘手術後の再発防止や、症状を抑えるための緩和照射が行われています。一方で、悪性胸膜中皮腫の放射線治療についての解説は、手術や薬物治療が主で、放射線治療をメインで行われたものはほとんどありません。今回、MesoTVさんが、米国の悪性胸膜中皮腫の放射線治療の状況について取りあげてくれました。説明されているのは、ニューヨークのメモリアルストーンケタリングがんセンターのAndreasRimner博士です。IMRTや陽子線治療にも触
Saint-ov02プラチナ感受性再発卵巣癌に対して当院で現在行っている治験の一つです。Saint-ov02:プラチナ製剤感受性の再発卵巣癌を対象としたペムブロリズマブ、ベバシズマブ及びプラチナ系化学療法併用投与後に維持療法としてペムブロリズマブ、ベバシズマブ及びオラパリブを併用投与する第Ⅱ相試験。2021年11月01日〜2024年11月30日主要評価項目/Primaryoutcomes:2年無増悪生存率プラチナ系化学療法、ペムブロリズマブ及びベバシズマブを21日を1サイ
こんにちは。血液内科スタッフKです。今回は、LancetHaematologyに発表された、KEYNOTE-185試験の結果をご紹介いたします。Pembrolizumabpluslenalidomideanddexamethasoneforpatientswithtreatment-naivemultiplemyeloma(KEYNOTE-185):arandomised,open-label,phase3trial.UsmaniSZeta
ご訪問ありがとうございます。先の記事で、免疫チェックポイント阻害剤アテゾリズマブ(テセントリク)の国際第3相臨床試験Impassion130の中間解析結果(ASCO米国臨床腫瘍学会学術総会)『6/5ASCO2019アテゾリズマブ(テセントリク)』や、待ちに待った、という心情は、関連過去記事↓2019/3/17投稿(2018/12/21に追記した再掲)『【再掲】12/21テセントリク乳癌(転移性・手術不能局所進行)
ご訪問ありがとうございます。先の記事で、免疫チェックポイント阻害剤アテゾリズマブ(テセントリク)の国際第3相臨床試験Impassion130の中間解析結果(ASCO米国臨床腫瘍学会学術総会)『6/5ASCO2019アテゾリズマブ(テセントリク)』や、待ちに待った、日本での薬事承認『9/20【祝:薬事承認】テセントリクPD-L1陽性手術不能・再発乳癌への適応拡大』の記事を、少々遅れましたが、発信させていただきました。では、キイト
論文No1690PembrolizumabplusChemotherapyinMetastaticNon–Small-CellLungCancerLeenaGandhi,M.D.,Ph.D.,DelvysRodríguez-Abreu,M.D.,ShirishGadgeel,M.B.,B.S.,EmilioEsteban,M.D.,EnriquetaFelip,M.D.,Ph.D.,FláviaDeAngelis,M.D.,Manue
論文No1505PembrolizumabinPatientsWithExtensive-StageSmall-CellLungCancer:ResultsFromthePhaseIbKEYNOTE-028StudyPatrickA.Ott,ElenaElez,SandrineHiret,Dong-WanKim,AnneMorosky,SanatanSaraf,JCO,Volume35,Issue34,December2017
今日、テレビを見ていたらKeytruda(pembrolizumab)という免疫チェックポイント阻害薬のコマーシャルが流れましたウエッブサイトを見ると非小細胞肺癌でPD-L1ポジティブでALKやEGFRなどの遺伝子異常のないAdvancedNSCLCの患者さんは通常の抗がん剤をする前からこの免疫療法を一番最初に受けることができるそうですそうか、もう、そんなところまで進んでいるんですね。。。あれから3年以上が経過しているのでそりゃ、そうですよね。。
抗PD-1抗体で癌患者を治療した際に、神経系の合併症が生じた例が報告されている。合併症の詳しい情報が必要だと考えた米MayoClinicのJustinC.Kao氏らは、抗PD-1抗体治療後に神経系合併症を発症した患者データを抽出して、発生率や、症状の多様性、適用された治療と転帰などをJAMANeurology誌電子版に2017年9月5日に報告した。著者らは、MayoCancerPharmacyDatabaseに記録されていた症例データを調べるコホート研究を実施した。対象とした
論文No1425PembrolizumabinPatientsWithExtensive-StageSmall-CellLungCancer:ResultsFromthePhaseIbKEYNOTE-028StudyPatrickA.Ott,Dana-FarberCancerInstitute,Boston,MA;ElenaElez,Valld’HebronInstituteofOncology,Barcelona,Spai
ご訪問ありがとうございます。HER2タイプの私が、なぜ、現状、対象がトリネガだけの免疫チェックポイント阻害剤を調べているかといいますと、再発転移時にHER2でなく、トリネガの可能性もあるので。それと、適応がトリネガだけなのか、HER2に拡張される可能性もあるのか、よく分かっていないので。現在、免疫チェックポイント阻害剤として実用化され認可されたり、臨床試験されているのは、ざっと、以下かな、と思われます。⬛阻害対象別・抗CTLA-4イピリムマブ(ヤーボイ
ご訪問ありがとうございます。免疫チェックポイント阻害剤は5社が凌ぎを削っているようですが、乳癌の臨床試験が行われていて、承認➡認可の可能性があるのは、ロシュ社のアテゾリズマブと、メルク社のキイトルーダ(Pembrolizumab、旧名:lambrolizumab)でしょうか。※オプジーボの臨床試験は、乳癌では結果が出なかったのかしら?(まだ、最近の動向をフォローできていません、、。2年ほど、すっかり、乳癌を忘れて生きていた、仕事と娘ち
免疫チェックポイント阻害薬による非小細胞肺癌患者への投与に関しその有効性が証明されている抗PD1/PD-L1薬は、現在3つの薬があります。ニボルマブ、ペムブロリズマブ(以上2つは抗PD-1抗体~免疫細胞サイド)、そしてアテゾリズマブ(抗PD-L1抗体~がん細胞サイド)です。免疫チェックポイント阻害薬を非小細胞肺癌の治療薬として使う場面は、ステージ4で、一次治療として使えるのがペムブロリズマブ、二次治療以降で使えるのがニボルマブ、アテゾリズマブ(米国二次治療薬として承認/国内未承認)です。
本日診察日でした。土曜日、単身赴任先より出張で東京の自宅へ。土曜日夜に腹痛とともに悪寒を感じるも放置。夕方さすがに39度を超えたので近所の総合病院へ。インフルエンザの検査をするも、陰性。解熱剤をもらいましたが、ひょっとして癌細胞との最終決戦してるのかもと思うことにして(笑)、薬を飲まずに月曜日朝にようやく平熱へ。インフルエンザの予防接種は二回してブースト入れてます。癌になると嫌なことも想定しなきゃいけないのはなんとも致し方ないですね。造影CTでしたが、アレセンサしっかり効いてます。事実上ほ
大分大学非常勤講師のブログに以下の通りのコメントありました。ドライバー遺伝子変異がない肺癌患者でも、PDL-1抗体を持つ患者には、免疫チェックポイント阻害剤投与による治療が、標準治療のプラチナ併用化学療法より有効であることが証明されてます。(明らかに有効なので治験中止)私の担当医は、理由は忘れたが(^^;、癌細胞側に蓋をするからと言っても副作用は同じですと言われて、オプジーボより有効とは必ずしも言えないと言ってましたが.。私はドライバー変異あり、さらに気管支鏡検査ではPDL-1が認
イリノテカン+アバスチン療法7クール目の6日目、好調です。お腹の調子も、ほぼ大丈夫です。これからどうなるかは分かりませんが・・。さて、昨日UMINにアップされたばかりの、ホットで素敵な治験情報です。まだ、国立がん研究センター東病院のサイトにすら載ってません。mstnさんから教えていただきました。ありがとうございます!<治験情報>◆切除不能・再発結腸・直腸癌患者を対象としたBBI608とPembrolizumabの同時併用療法第Ib/II相臨床試験https://upload.umin