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国内初、駅のホーム屋根に「ペロブスカイト太陽電池」…JR九州などが実証2025/03/06日刊工業新聞JR九州、日揮ホールディングス子会社の日揮、エネコートテクノロジーズが共同で、JR博多駅にてフィルム型ペロブスカイト太陽電池による発電を実証する。実証期間は10月から約1年間。樹脂シートに装着したペロブスカイト太陽電池を在来線ホームの屋根に設置し、耐久性などを検証する。太陽電池のサイズは465ミリ×360ミリメートルで、5枚を設置。出力合計は50―80ワット程度。軽量で着脱が容易
「PerovskiteEnergyReport」(月刊)は、ペロブスカイト太陽電池の最新情報や業界動向を網羅的に提供する無料のWEBマガジンです。この情報誌は、ペロブスカイト太陽電池技術の進歩を促進し、読者の皆様がその活用に取り組むためのサポートを目的としています。主な内容イベント情報:展示会やセミナーなどの開催情報を掲載しています。講座情報:ペロブスカイト太陽電池に関する講座の情報が得られます。NEWS:企業や自治体からのニュースリリース、経済記事などを要約して紹介し
フィルム型ペロブスカイト太陽電池の風車タワー設置に関する共同実証実験について2025/02/27積水化学目的:風車タワー側面へのフィルム型ペロブスカイト太陽電池の設置可能性を検証する。施工性や表面防汚機能を評価する。ペロブスカイト太陽電池の適用拡大を目指す。実施者:積水化学工業株式会社四電エンジニアリング株式会社頴娃風力発電株式会社場所:頴娃風力発電所(鹿児島県南九州市)期間:2025年2月24日から4年間内容:フィルム型ペロブスカイト太陽電池(約1㎡)を20枚
革新論文37ペロブスカイト薄膜の上下表面構造修飾は、太陽電池などのデバイス性能を向上させるために重要な技術です。ペロブスカイト薄膜の表面構造修飾の重要性ペロブスカイト薄膜は、高い光吸収能力と電荷輸送特性を持つため、次世代の太陽電池材料として注目されています。しかし、薄膜の表面には結晶欠陥や不純物が存在しやすく、これがデバイス性能の低下につながる可能性があります。そのため、表面構造を制御し、高品質な薄膜を作製することが重要です。代表的な表面構造修飾法ジアミンによる表面処理:ペロ
片岡製作所がペロブスカイト太陽電池向けレーザーパターニング装置の量産体制を強化するため、新工場を建設2025/02/21目的:ペロブスカイト太陽電池向けレーザーパターニング装置の量産。発電効率向上に貢献。関連事業の売上高を現状比約10倍の100億円以上へ。新工場について:本社近くに建設。第1期、第2期工事に分けて建設。第1期は2026年春着工、2027年春稼働予定。第2期は2029年完成予定。投資額は69億円。生産能力:現在の年間生産能力4台から、2027年に16台
豊田合成株式会社によるペロブスカイト太陽電池を活用したスマートウェアの実証実験について2025/02/02プレスリリース背景ペロブスカイト太陽電池は、従来の太陽電池に比べ薄型・軽量で柔軟性があり、低コストで高効率な発電が期待されている。豊田合成は、同技術に強みを持つエネコートテクノロジーズに出資し、共同開発を進めてきた。内容ペロブスカイト太陽電池の応用製品として、太陽電池を衣服に搭載したスマートウェアを試作。スマートウェアは、太陽電池で発電した電力で冷暖房や健康管理機能などを活用
INPEXは、千葉県内でのヨウ素増産を検討日刊工業新聞2025/02/06現在のINPEXのヨウ素生産量:年間500-600トン千葉県:埋蔵量が多くポテンシャルが高いが、住宅地が多く地盤沈下防止に注意が必要ヨウ素の需要増加:医療関連などで需要が増加INPEXの戦略:石油資源開発で培った採掘技術を生かし生産拡大を目指す増産に向けた取り組み:採掘適地の調査・探索早期採掘開始に向けた準備日本のヨウ素生産:世界シェアの3割うち8割が千葉県で生産INPEXの優先順位:
革新論文36自己重合型イオン液体の添加による大気下で安定なペロブスカイト太陽電池の作成に関する研究比較的新しい分野であり、まだ確立された技術とは言えません。しかし、近年、自己重合型イオン液体をペロブスカイト太陽電池に添加することで、大気安定性を向上させるための研究が盛んに行われています。自己重合型イオン液体とはイオン液体とは、室温で液体状態である有機塩のことで、高い導電性や熱安定性を持つことから、様々な分野で利用されています。自己重合型イオン液体は、重合可能な官能基を持つイオ
ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた動きのまとめ2025年1月29日ペロブスカイト太陽電池の特性軽量性:従来のシリコン太陽電池の10分の1以下の軽さで、設置場所の制約が少ない。低照度特性:弱い光でも発電可能で、曇りや雨の日でも発電量の低下が少ない。高温特性:高温下での発電効率が高く、日中のような高温環境下でも安定した発電量が見込める。実証実験による検証設置の容易さ:NTTデータでの実証実験では、短時間での設置が可能であることが示された。発電性能:YKKAPの実証実験
次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の普及に、旅行業のエイチ・アイ・エス(HIS)が貢献しようとしている。〇HISはペロブスカイト太陽電池を手がけるポーランドのスタートアップ「サウレ・テクノロジーズ」に2015年に出資し、同社製品について日本やアジアで独占的に販売する権利を持つ。〇東京都豊島区にあるコンビニエンスストア「グリーンローソン」で、サウレ社製のペロブスカイト太陽電池が稼働している。〇HISが2024年12月に始めた実証実験では、約40cm×約40cmのPSCパネル
富士フイルムペロブスカイト太陽電池技術開発内容高効率化富士フイルムは、ペロブスカイト太陽電池の効率化に早くから取り組み、2022年には世界最高水準の29.5%の効率を達成しました。これは、従来のシリコン太陽電池の効率を大きく上回る値です。低コスト化富士フイルムは、ペロブスカイト太陽電池の低コスト化にも取り組んでいます。2022年には、従来のシリコン太陽電池と同等のコストで製造できる技術を開発しました。耐久性向上富士フイルムは、ペロブスカイト太陽電池の耐久性向上にも取り組
社会で活躍するペロブスカイト太陽電池アドバイザーへ!「PerovskiteEnergyReport」(PER)が提供する価値ペロブスカイト太陽電池は、次世代の太陽光発電技術として大きな期待を集めており、その市場は急速に拡大しています。それに伴い、ペロブスカイト太陽電池に関する専門知識を持つ人材の需要も高まっています。ペロブスカイト太陽電池アドバイザーは、まさにそうした社会のニーズに応えるべく、専門的な知識とスキルを有する人材を育成するための資格です。WEBマガジン「Perovs
積水化学万博でペロブスカイト太陽電池、本格稼働へ2025/1/15毎日新聞概要2025年大阪・関西万博会場で、次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」が本格稼働。万博会場西ゲートのバスターミナル屋根に、積水化学工業製のフィルム型ペロブスカイト太陽電池を設置。太陽光で発電し、夜間のLED電灯を点灯。蓄電池も併設し、最大約2週間分の電気を確保。ペロブスカイト太陽電池だけで必要な電力をまかなう設備としては初の運用。ペロブスカイト太陽電池の特徴従来のシリコン太陽電池に比べ、重さが
革新論文35ペロブスカイト太陽電池のホール輸送層最適プロセス自動探索についてペロブスカイト太陽電池は、次世代の太陽電池として期待されていますが、その性能はホール輸送層の材料や成膜プロセスに大きく依存します。最適なホール輸送層を開発するためには、膨大な数の材料とプロセスを検討する必要があり、従来の実験的な手法では時間とコストがかかりすぎるという課題がありました。そこで、近年注目されているのが、機械学習やAIを用いたホール輸送層最適プロセスの自動探索です。この手法では、過去の膨大な
エネコートテクノロジーズ、ペロブスカイト太陽電池で世界最高水準の変換効率達成2025年1月21日エネコートテクノロジーズとトヨタ自動車が共同開発した4端子タンデム型太陽電池セルで、世界最高水準の変換効率30.4%を達成。タンデム型は、ペロブスカイト太陽電池と結晶シリコン太陽電池を積層した構造。ペロブスカイト太陽電池:可視光領域の光エネルギーで発電。結晶シリコン太陽電池:ペロブスカイトが吸収しない赤外領域の光エネルギーで発電。幅広い領域の光エネルギーを利用することで高効率を実現。高効
「PerovskiteEnergyReport」は、ペロブスカイト太陽電池の最新情報や業界動向を網羅的に提供する無料のWEBマガジンです。この情報誌は、ペロブスカイト太陽電池技術の進歩を促進し、読者の皆様がその活用に取り組むためのサポートを目的としています。主な内容イベント情報:展示会やセミナーなどの開催情報を掲載しています。講座情報:ペロブスカイト太陽電池に関する講座の情報が得られます。NEWS:企業や自治体からのニュースリリース、経済記事などを要約して紹介します。
京都大学などによるペロブスカイト太陽電池の研究成果日刊工業新聞2024.12.25スズを含むペロブスカイト半導体の界面構造制御法を開発フェニルアラニンを添加剤として使用高品質なペロブスカイト半導体膜の作製を実現4接合型のペロブスカイトタンデム型太陽電池デバイスを作製4.94Vの高い開放電圧と27.9%の光電変換効率を達成様々な接合型のデバイスで高効率を実現単接合セル:0.91Vの開放電圧と23.9%の光電変換効率2接合セル:2.22Vの開放電圧と29.7%の光電変換効率3接
ペロブスカイト太陽電池付き防音壁の実証実験について積水化学2024年12月18日背景JR東海はCO2排出量実質ゼロを目指し、再生可能エネルギーの活用を推進。積水化学は耐久性のあるフィルム型ペロブスカイト太陽電池の製造技術を保有。両社は、日当たりの良い新幹線沿線の防音壁にペロブスカイト太陽電池を設置し、再生可能エネルギーの利用拡大を図る。試作品の開発防音壁設置型太陽電池には、軽量であること、振動や風圧に耐える構造であることが求められる。薄く軽量で柔軟なフィルム型ペロブスカイト
革新論文344価のスズ不純物を取り除くスカベンジャー法は、高純度なスズ系ペロブスカイト半導体膜を作製するために開発された技術です。スズ系ペロブスカイトは、次世代の太陽電池や発光ダイオードなどの光デバイスへの応用が期待されている材料です。しかし、スズは酸化しやすく、4価のスズ(Sn<sup>4+</sup>)不純物が生成しやすいという課題がありました。このSn<sup>4+</sup>不純物は、半導体膜の性能を低下させる原因となるため、高純度な膜を作製するためには、Sn<sup>4+<