手術までの一月。痛みは増し思ったよりも苦しい日々が続いた。立ち仕事である以上、長時間経つと大分外へと押し出されるようである。いててえ、と立ち止まると同僚は占めたと言わんばかりにヘルニアについて弄り始める。若輩の身ではあるが、年上だろうがそう言われて黙ってはいられない。寧ろ「何故貴方の様な肥満の方が何もなく僕だけ腸が飛び出すのですか」と問い質したいところである。だが今の僕には反論できるほどの腸壁を持ち合わせていない。脆く薄い腸壁しかない。弱点が露になっている。金も希望ない青年期に何故これ程の仕打ち