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宝石ルビーの価値は、その人を魅了する美しさ、人の手によって数が増やせない希少性、何百年経っても変わらないこと。高品質、需要と供給のバランス、伝統や慣習で決まる。ルビーを購入される時には、先ず宝石商に品質について説明を聞いて、その内容で保証書を確認する。よく「鑑別書が付いているから安心」などと聞くが、鑑別書には、品質は書かれていないので注意を。写真は、天然無処理ルビーの内包物インクルージョンで、人でいう指紋のようなもので、プロの宝石商であれば、これくらいの説明は、その場でできる
大切にしてきた宝石を売ったらどのくらいの値段になるか?…と買ったところに持って行ったら…値段が付かなかった。ということが良くある。理由が二つ。一つは、プロの宝石商ではないので、品質が分からない。品質が見分けられない人に値段は分からないから。もう一つは、元々、資産性の無い宝石だったということ。宝石を販売するだけのお店に値段を聞いても難しい...。モリスは、ルビー専門なので、ルビーしか分からないが、ルビーをお持ちの方は、是非とも。天然無処理で美しいミャンマー産ルビーかも知れない
ルビーをルーペや顕微鏡で覗いたら広がるもう一つの世界…インクルージョン(内包物)だが、それを見ずにはルビーは、語れないし、評価はできない。人の指紋の様に同じものが二つとなく、ルビーの個性。インクルージョンによって美しさが増したり、また、入り方によって品質の低下につながったりする。そこもまた、人の個性と似ている部分で、言うならばパッと見ただけの外見に対して、付き合って分かるその人の性格みたいなもの。性格を気にしないで、見た目だけで結婚相手を決めることは無いように、インクル
2つと同じものがない、自然の造形美であるルビーを選ぶときのプロの手順…まずは、天然のルビーだと確認する事。当たり前だが、これを忘れている人は多い。(ルビーは、宝石の中でも最も偽物が多い)実際のルビーで、プロの見分け方は下記の通り。ミャンマーの中北部モゴック鉱山の西側から産出したルビーを例にして実際の手順をご覧いただきたい。1)宝石種類と産地、処理の有無のチェックをする。ミャンマー産のルビーの場合は、二色鏡、カラーフィルターぐらいで充分。色味は産地によって違うので、各産地
買って大切にしてきた宝石を売ったら…どのくらいの価値になるか?モリスは、ルビー専門なので、お持ちのルビーをお見せいただいたら、その場で私たちが、買わせていただきたい値段を提示する。なぜその値段なのか?説明をさせて頂く。…買ったところに持って行ったら…値段が付かないということが、よくあるようだ。これには、理由が二つある。一つは、プロの宝石商ではない質屋さんや販売するだけのお店に値段を聞いても難しい...ということ。品質が見分けられない人に値段は分からないから。もう一つは
宝石の価値は…品質、需要と供給のバランス、伝統や慣習で決まる。ルビーを購入される時には、先ず宝石商に品質について説明を聞いて、その内容で保証書を確認する。よく「鑑別書が付いているから安心」などと聞くが、鑑別書には、品質は書かれていないので注意してほしい。写真は、天然無処理ルビーの内包物インクルージョンで、人でいう指紋のようなもので、プロの宝石商であれば、これが何を表すのか?説明は、その場でできるはず。その特徴と処理の有無などの説明をしてもらえればはじめて、ルビーの品質説明
買って大切にしてきた宝石を売ったらどのくらいの価値になるか?…と買ったところに持って行ったら…値段が付かないということが良くあるようだ。これには、理由が二つある。一つは、プロの宝石商ではない質屋さんや販売するだけのお店に値段を聞いても難しい...ということ。品質が見分けられない人に値段は分からないから。もう一つは、元々、資産性の無い宝石だったということ。宝石を買うときは、プロの宝石商に、宝石の価値について説明して貰い、自分が買う宝石にどんな価値があって、将来、手放す
私たちプロの宝石商は、宝石の品質判定をする時に必ずルーペでルビーのインクルージョン(内包物)を確認するのだが、細かいところまで観たいときは顕微鏡で覗く。直径5㎜にも満たない大きさのルビーでも顕微鏡をのぞいた時に広がる景色は海の中を遊泳しているように感じたり、キツネが遊んでいるようにも見えたり...写真は、夕焼けの景色のようなインクルージョン。以前、画廊でインクルージョンの写真展を開催したことがあるが、ご来場の皆さんは、ルビーの内側
ピジョンブラッドのルビー。ミャンマー産の天然無処理で美しいルビーの中でも品質の特に高いモノをそう呼ぶ。でも最近は、鑑別業者が発行する鑑別書類(分析結果報告書)にピジョンブラッドと書く。それをプロの宝石商じゃない人が「これがピジョンブラッド」と言って販売している。プロは鑑別書類が無くても判断できる。鑑別書類を出してくる時点で自分で価値判断できていない。そうでなくても、1ctでも数百万円が珍しくないピジョンブラッドのルビー...何だかおかしいと思う。*******
この写真を見て、このルビーは加熱処理されている事がわかったら、信頼できる宝石商。このルビーは、600℃で5時間加熱処理したモノ。(結晶の周りがかなり損傷していて、天然無処理で美しいルビーのインクルージョンが好きな私は、痛々しい気持ちになる...)元々の姿は...モリスルビーのホームページこのようなキレイな結晶インクルージョンが入っていた。商業用として見た目が、キレイになっても、それと引き換えに中身が劣化しているようで...私は好きになれない。当然、キレイでも希少性
「資産性のあるルビー…どうやって分かるの?」最近よく質問いただくこと。簡単にお教えしたいところだが、それは無理。そもそも、宝石の定義は…美しく、希少性が高く、経年変化がないもの。そんな簡単に誰でも手に入るモノであったら、資産性は高いはずがない。その上で、敢えて、一言で表現するなら…天然無処理で美しいミャンマー産ルビー。①天然②無処理③美しい④ミャンマー産…のルビー最低、この5つを抑えておけばひと先ずOK。これで見分けられるの
宝石ルビーを探すには、ルビーを見分けられる宝石商を探し、説明を聞くのが近道。「鑑別書がついているから大丈夫」というセールストークには要注意...という話は、昨日したが、今日は「ピジョンブラッド」という呼び方について...下の2つのルビーは、国際的に通用する某宝石研究所の分析結果報告書にピジョンブラッドカラーとコメントされていたもの。色の濃淡は、#6と#5ですが、美しいか?と聞かれると美しくない。クオリティスケールで言えば「C」。そして、左側のルビーには、テーブルの表面
「資産性のあるルビー…どうやって分かるの?」最近よく質問いただくこと。簡単にお教えしたいところだが、それは無理。そもそも、宝石の定義は…美しく、希少性が高く、経年変化がないもの。そんな簡単に誰でも手に入るモノであったら、資産性は高いはずがない。その上で、敢えて、一言で表現するなら…天然無処理で美しいミャンマー産ルビー。①天然②無処理③美しい④ミャンマー産…のルビー最低、この5つを抑えておけばひと先ずOK。
宝石といえば、ややこしいイメージ。よく、価値があるのか?無いのか?特に宝石ルビーは、価値の見分け方が分からず、ややこしい...とご指摘いただくが、それは、同じモノが2つと無い個性なので、当然、値段も一つ一つ違う...定価も無い上に、ダイヤモンドの4Cのような書類もない。だから、宝石品質判定ができなければ、値札が適正であるかどうか?さえ、理解できないのだろう。これは、プロの宝石商が、しっかりと説明出来ていないからだと、反省するばかりだが...さて、宝石には定義があり
ピジョンブラッドのルビー。ミャンマー産の天然無処理で美しいルビーの中でも品質の特に高いモノをそう呼ぶ。でも最近は、鑑別業者が発行する鑑別書類(分析結果報告書)にピジョンブラッドと書く。それをプロの宝石商じゃない人が「これがピジョンブラッド」と言って販売している。プロは鑑別書類が無くても判断できるはず。鑑別書類を出してくる時点で自分で価値判断できていない証拠。そうでなくても、1ctでも3百万円以上が珍しくないピジョンブラッドのルビー...何だかおかしいと思う。
顕微鏡で拡大したルビーの内側に広がる世界、インクルージョンは、人でいう指紋のようなもの。そのルビーのDNAのような存在、産出した原産地を知る手がかりになる個性。価値の高いルビーを探す時には、是非とも、そのインクルージョンについて、ジュエラーに聞いて見て欲しい。そのルビーの表面からパッと見ただけでは分からない、そのルビーの個性をルーペを覗いて、説明して貰い愛用するときの愛着が違う。また…インクルージョンの確認は、処理の有無見分ける場合にも重要な手がかり。皆さまが
飛行機もインターネットも無かった時代。鉱山で、原石を見つけてから、コレクターの手に渡るまでには、今とは違い、遥かに長い時間が、かかっただろう。処理をしているとかどうか…など品質について細かくルビー言わなくても40年ぐらいは分からなかったし、分かったとしても世代も代わったりして買う時の話などおぼえていない。宝石は、値段があって無いようなモノ…などという人もいるが、それは、宝石として価値の低いモノを高く買ってしまったから。しかし、25年ぐらい前から急速に進んだ情報
宝という文字は、ウかんむり「家の中」に玉「ぎょく」があると書く。家の中の玉といえば、日本でも稲作が始まった弥生時代には、勾玉と田んぼを交換していた形跡があるそうで、その田んぼは…食料品が貨幣で買える今の時代だとお金を生む資産に相当するもの。それをはたいてでも手に入れたいものが「宝もの」だった。宝を持つということは、自分の人生を越えて、次の世代を心配する真心であり、誇りをもって生きた人の記憶を残す、伝えるということ。「国宝」でも「子宝」でも、自分自身より大
モリスは、ミャンマー産の天然無処理で美しいルビーが専門。...宝石の中でも最も希少性が高いことで知られるルビー...希少性が高いということは、鉱山で待っていても殆ど採掘されない。当然、安定供給ができない。オーダーを受けていても、いい原石が見つからないと売ることはできない。だから、ルビーを販売するビジネスをする会社は、普通、処理をしたルビーを売るのが当たり前。産地も産出量が極端に少ないミャンマーではなく、供給量が多いアフリカのモノが主流。なぜ、非効率な方を専門に
天然無処理で美しいルビーは、とても希少。そのためによく見られれるのが、生地不足。生地不足とは、ルビーを研磨する際に、なるべく大きく結晶を残そうとした結果、残された不完全性。元々あった原石の肌が残ったり、研磨した際に表面に現れた、その他の宝石に内包される他の結晶など。天然無処理で美しいルビーには、普通に見られる。無処理で美しいルビーと比較して数が多く、また無色透明、綺麗なカットが良いとされるダイアモンドとは、大きく違うところ。むしろ、理由がある不完全性
宝という文字は、ウかんむり「家の中」に玉「ぎょく」があると書く。家の中の玉といえば、日本でも稲作が始まった弥生時代には、勾玉と田んぼを交換していた形跡があるそう。その田んぼは…食料品が貨幣で買える今の時代だとお金を生む資産に相当するもの。それをはたいてでも手に入れたいものが「宝もの」だった。宝を持つということは、自分の人生を越えて、次の世代を心配する真心であり、誇りをもって生きた人の記憶を残す、伝えるということ。「国宝」でも「子宝」でも、自分自身より大切で
お宝ルビーを探すときの注意点。先ずは、ルビーを見分けられるプロの宝石商に相談すること。モリスは、ミャンマー産の天然無処理で美しいルビーしかできないが、専門分野には強い。…ルビーは、宝石の中で最も難易度が高い。その価値の高さから、何百年も前から人工的に合成しようと研究されたり、人為的に処理をして美しさを改良しようとして来たので、合成石の種類も処理の種類も宝石の中で最も多く、インクルージョンの合成もできる様になっている。だから多少鑑別を勉強したぐらいでは歯が立たない
買って大切にしてきた宝石を売ったらどのくらいの価値になるか?…と買ったところに持って行ったら…値段が付かないということが良くあるようだ。これには、理由が二つある。一つは、プロの宝石商ではない質屋さんや販売するだけのお店だったということ。そこで値段を聞いても難しい...ということ。品質が見分けられない人に値段は分からない。もう一つは、元々、資産性の無い宝石だったということ。宝石を買うときは、プロの宝石商に、宝石の価値について説明して貰い、自分が買う宝石にど
ルビーの説明をする時に、鑑別書を用いて品質が高い、低い…という話を聞くが、鑑別書には品質は書いていない。その宝石の鉱物名、宝石名、サイズの情報。原産地や処理の有無についてのコメントを分析結果から推定される範囲で述べている。だから品質保証書ではない。その宝石の値段に直接関係する価値判断には、品質の確認は重要。それでは、鑑別書は何の為にあるのか?特にルビーは、宝石の中で最も高額だったので、昔からガラス等の模造石や、人工的に合成したものがたくさん作られ、市場にニセ
大切にしてきた宝石を売ったらどのくらいの価値になるか?…と買ったところに持って行ったら…値段が付かないということが良くあるようだ。これには、理由が二つある。一つは、プロの宝石商ではない販売するだけのお店に値段を聞いても難しい...ということ。品質が見分けられない人に値段は分からないから。もう一つは、元々、資産性の無い宝石だったということ。宝石を買うときの注意点。お店で、その宝石の価値についてよく説明して貰うこと。自分が買う宝石にどんな価値があって、将来、手
ルビーをルーペや顕微鏡で覗いたら広がるもう一つの世界…インクルージョン(内包物)は、それを見ずにはルビーを語れないと言いたい。だいたいインクルージョンを観ないとルビーの品質判定ができないから。人の指紋の様に同じものが二つとなく、ルビーの個性。インクルージョンによって美しさが増したり、また、入り方によって品質の低下につながったりする。そこもまた、人の個性と似ている部分で、パッと見ただけでは分からない人でいう性格みたいなもの。性格を気にしないで、見た目だけで結婚相
上は、加熱処理する前のルビーのインクルージョン(内包物)。そして下は、600度で5時間加熱処理したインクルージョン。プロの宝石商は、このインクルージョンの熱による変化を見逃さない。この他にも、無数の変化のパターンがある。ダイヤモンドは、一般的に処理をして美しさを改良することがないのだが、ルビー、サファイアやエメラルドは、インクルージョンの確認は必須。
宝という文字は、ウかんむり「家の中」に玉「ぎょく」があると書く。家の中の玉といえば、日本でも稲作が始まった弥生時代には、勾玉と田んぼを交換していた形跡があるそうで、その田んぼは…食料品が貨幣で買える今の時代だとお金を生む資産に相当するもの。それをはたいてでも手に入れたいものが「宝もの」だった。宝を持つということは、自分の人生を越えて、次の世代を心配する真心であり、誇りをもって生きた人の記憶を残す、伝えるということ。「国宝」でも「子宝」でも、自分自身より大切であり、
列強と呼ばれた西洋の軍隊が日本に迫っていた江戸末期から明治維新。西洋の植民地政策により東南アジア、中国と植民地化されていく中で、西洋化していくことが、先進国入りするための手段であり、国を守る方法だったのであろう。富国強兵を合言葉に、特に町で働く男性は、それまで慣れ親しんでいた普段着である着物を脱ぎ、洋服を着始めた。今では、洋服がスタンダードなのは、その時に選んだ国策だったから仕方なかったのだろう...でも、ミャンマーのように今でも民族衣装を普段着として