プラダを着た悪魔を観た。再見だが面白い。監督は作劇に実に手慣れていて、それでいて肝心なファッション業界が、見事な重厚さで描かれている。実際のパリロケも実に効果的だ。しかし、本作に限った事では無いがメリル・ストリープの演技の見事さは、どう例えれば良いのだろう。実に嫌味に、しつこく、静かに、むかつくキャラクターを申し分ない出来だ。このアク(個性)がなければ、本作は成功しない。正面切った作劇も良いし、アンハサウェイの善人キャラクターも、あのメリハリした顔立ちを際立たせる。ラスト、アンに気づいたメリルの