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ラオス中西部に位置する古都ルアンパパーンには多くの古刹が今でも残されて、世界遺産のシルエットを見ることができます。よくよく保存されているな、と言う感がありますが仏教由来の物語のレリーフでしょうか、近ずいて目の前で伝統の作品を見ることができることに驚きます。よほど保全に力を入れているのでしょう、南国の過酷な変化にも負けずに維持されています。インドシナ半島の奥地の小さな古都なれど、世界中から訪れる観光客の数が増えているというのも、こんなところに由来があるのかもしれない。皆
人生の迷いや苦しみを全てフッ飛ばす仏教の学びをウンコに例えてみる(笑)私は過去、ずいぶんと長い間、迷って苦しんでいた時期がありました。その時期の話をブログでも書いたことがあります。「鬱病に至るまでの経緯(2話目)」「光の見えない暗黒時代(3話目)」統合失調症とまで診断され、自分の感情のコントロールも出来なくなってしまった時期がありました。少し回復してきてから、心のことを勉強しようと心理学など心のことを色々と学びました。それらの学びは、確かにその時
無上の教えを理解してくれる人を求めて(19話目)悟りを開いたブッダが修行をしていた林を出た時に思い出したのは、共に修行をした5人の仲間でした。【六年に亘る苦行の道(11話目)】ブッダが発見した無上道は、あまりにも世間の常識とかけ離れていた為、一般の人々に説いても理解してもらえないかもしれない…と考えておりました。「共に修行をした、あの5人なら理解してくれるかもしれない!」そこでブッダは5人と共に修行をした林に戻ってみたのですが…。もうそこに5人の姿はあ
最初に出会った師の教え(6話目)前回の続きです。(5話目参照)宮殿を後にしたシッダールタはシャノクと共に河を渡り、深い森に入ります。するとシッダールタは馬から降りて煌びやかな衣を脱ぎ、用意していた乞食僧(こつじきそう)の衣に着替え、髪も全て切り落としました。そして、シャノクにこう告げます。「もうここで大丈夫だ。お前は私の衣と頭髪を持って城に帰り、皆に出家したことを告げてくれないか。」「太子、それならば私も連れて行ってくれませんか?私は太子のお傍にいたい
シッダールタの質問の意味(3話目)前回の続きです。(2話目参照)ここで少し前回のお話の補足をお伝えしておきたいと思います。前回のお話は「四門出遊(しもんしゅつゆう)」という有名な逸話です。逸話ですから史実とは違うのかもしれません。ただ、そのお話で何が伝えたいのか…ということが大切です。シッダールタは四つの門からそれぞれ出て、最初は老いた人を見て、次に病んだ人を見て、その次に死んだ人を見て、最後に求道者を見ます。仏教には「生老病死(しょうろうびょうし)