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最近の私のマイブームが、歴史上の人物で活躍した男性の若い頃がどんな風だったのかを調べるのが楽しみになってましてこの本、読みました。「男の肖像」著者塩野七生登場していた男性陣はみな歴史に名を残した、過去に大活躍した男たちばかり。器量がいいかとか、そういう問題じゃなく、男としての魅力がどうだったか?の塩野さんの分析。塩野さんの本は、タイトルに引かれて過去に何冊か読んだ事があったのですが、最後まで読めたことがなくて。難しくて途中から内容が入ってこなくて、読むのを止めてしまうのです
今観ている、サブスクでの映画を、本当は歴史の順番に観て、一緒に世界史の本を読み進む。それが理想的なんだけれど、あちこちとつまみ食いをしていて、1900年代を観た次に、1800年代を観たり、紀元前を観たりしています先日観たNetflixの「皇妃エリザベート」。オーストリアの皇帝フランツヨーゼフとエリザベートのその後を知りたくて、本を図書館で借りて読みました。借りてすぐ2/3まで読んで、途中、返却しなくてはならない本を読んだりして、数冊の本を同時進行で読んでいて、やっと完読。エリ
コンサートで使用するマイクなどの音響の確認にHausderIndustrieに。少し早く到着したので、誰もいない会場をパチリ。何度見ても素敵なホールです。ご縁のあるフランツヨーゼフさま。こんな色の軍服着たなぁ。。
【映画パンフレット】エリザベート1878監督マリー・クロイツァーキャストビッキー・クリープス,フロリアン・タイヒトマイスタAmazon(アマゾン)少女マンガ的お姫様ではなくて、初めて生身のお妃様として認識したのはエリザベートな気がします。その美貌で、国民を魅了した彼女の、自由奔放さゆえの息苦しさは伝記でよく語られているところですが…。この作品では皇帝との不穏な感じなど一味も二味も違う演出がなされているようです。皇帝にしても仲良しのルードヴィッヒにしてもいとこどうしな
冒頭から最後まで疲労した顔のエリザベートでした。確かに肖像画に近い風貌なのに美貌の皇妃には全く見えずでも、確かにエリザベート皇后。単なる伝記映画ではなくその時代の世間が求める女性像とその破壊人間としての「エリザベート」が、どストレートに描かれ、史実通りではなく、虚構と現実が入り混じっています。歴史の流れや、エリザベートがどういった経緯でオーストリア皇妃になったのかなどなど、歴史と時代背景・伝記をかじっていなければ分からない部分も多々あります。逆に言えば背景を知
歴史から学ぼう・無関心と言う罪②今回は5回シリーズの第2話。ルドルフの幼い頃には、既に皇帝夫妻の家庭は破綻していました。生まれて直ぐに、ルドルフは義母ゾフィーに取上げられたとゾフィーが悪者扱いされていますが、宮廷では育児は専門の乳母に託されるのが慣例です。そうでなくとも、ゾフィーがハプスブルク家に嫁いだ時、夫も含め継承者は皆、統治能力に欠けており、当時の皇帝に至っては重度の障害があった為、宰相メッテルニヒに宮廷が牛耳っていました。ゾフィーはそれを目の当たりにして、愕然とした
歴史を思い返して思うことは?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしようイラスト見れば分かるか…(飛行機が複葉機だ!)第二次世界大戦だったら、ゼロ戦かなぁ??1914年オーストリアがセルビアに宣戦布告し、第一次世界大戦が開戦。古今東西、、人間はどうして戦う事を止めないんですかね?特に戦争を仕掛ける方にどれほどの正義があるのか…今までの歴史が物語ってるのに…無くなりませんねー(犠牲になるのは一般人が大多数でしょ?兵士だとしても高官って
遡り投稿ですWienerRoyalOrchesterのコンサートに再度行ってまいりました🎶前回はドラッグクィーンの方が出演されたので少し通常とは違うプログラムでしたが、この日はこれぞWienerRoyalOrchester!!というコンサートでした✨本当に素晴らしい。。前にも書いたかと思いますが、アレンジされたタイスの瞑想曲とか大好き💕有難いことに、ご招待いただきこんな前のお席で堪能させていただきました。この日は宣材写真の撮影もあったようなのですが、開演前、休憩中と案内してく
戻っておいで、、シシィで、涙腺決壊そして、わたくしの気持ちも重なったのですが、、、やはり、、、大千秋楽夜のボート
ミュージカルを見て、さらに知りたいと思ったので…とは言っても、難しい歴史書ではちょっと飽きるだろうなぁ、と思い手にしたところ、小説風となっていて、とても読みやすくスラスラと進んだ。個人的に、史実を極端に曲げたものや、架空の人物がでてくるようなドラマチックな演出は抵抗があって、できれば史実に忠実な物語りが好きだ。その点、この本は、適度に小説っぽく物語りを作ってはいるが、史実に正確で、かつ、わかりやすく描かれている。エリザベートと、その周辺の人物、家族関係、ハプスブルク家について理解できるし、
こんにちは本来なら今日は帝劇エリザ千秋楽公演のはずでした。公演中止はとっても悲しく、残念です。大好きな田代万里生くんのフランツ・ヨーゼフを今期は3回観ることができました。それだけでも感謝しなくてはいけませんね。万里生くんの千秋楽公演は昨日のはずでした。今期観た公演のキャストボード。それぞれのレポはこちら↓『「エリザベート」10月14日ソワレ。古川トートの魂に震えました❗』おはようございます昨夜ついに念願かなって今期初、エリザベートを観劇してきました❗この看板を見るだけでも
万里生くん☆から…((o(^∇^)o))嬉しい!!!『エリザベート2022』★明日11月17日(木)から再開のお知らせです!!!(^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆それも!お元気いっぱい!!!明日、起きたらフランツ・ヨーゼフ万里生くん☆昼夜ニ公演です!!!゚+.゚(*^O^*)b゚+.゚◈◈◈<万里生くん☆エリザベート総出演回数300回への道>◈◈◈昼公演は237回目☆夜公演は238回目★.:*:・'°☆そして…*。・+(*^O^*)+・。*開幕より昼公演は48公演目☆夜公演は49公
▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう日本が見事に負けた「第二次世界大戦」と違って「第一次世界大戦」ってのは歴史の中でも中々覚えなかったんですけどね~~タカラヅカで「エリザベート」の日本初演を見てからやたらと勉強しましたよ(笑)考えたら「サラエボ事件」のフェルディナンドは「うたかたの恋」にも出て来てるし「会議は踊る」も同じ時期だし若いシシィが好きになるのも分かるくらいのハンサムさん!背は高いし、足は長
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」フランツ・ヨーゼフ逝く⑦前線にいたカールはすぐさまウィーンに戻る様、帝都から連絡を受け取る。それは宮内大臣モンテヌーヴォ侯からの電報で、皇帝の病が重篤な為、帝位継承者の臨席を薦めるとの内容だった。1916年11月12日、カールを載せた皇室列車はウィーンのシュタットラウ駅に到着した。ホームにはチタが待っていた。カールとチタは待たせてあった車に乗り込むと、車はシェーンブルン宮殿に向けて走り出した。車内には重たい空気が漂って
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」第一次世界大戦へ③-サラエヴォの銃弾①-この男、本当に頑固だ。フランツ・ヨーゼフがもう少し柔軟な男なら、もしかしたらマクシミリアンもルドルフも命を落す事はなかったかもしれない。マクシミリアンとルドルフの死によって皇太子に指名されたフェルディナント。このフェルディナントもフランツ・ヨーゼフにとって目の上のたんこぶだった。フランツ・ヨーゼフはどうもこの甥の事が気に入らない。フランツ・ヨーゼフとフェルディナントは政治政策
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」第一次世界大戦へ②-メキシコ皇帝処刑-「ねぇ、ねぇ、マクシミリアンはYesって言ってくれた?」ナポレオン3世妃ウジェニー皇后もマクシミリアンの皇帝就任を熱望する。マクシミリアンをメキシコ皇帝にする話を持ってきたのは、他でもないウジェニー皇后だった。カトリック国スペイン出身の皇妃は、南米にカトリック君主の国家を再建したくて、ナポレオン3世にマクシミリアンを推していたのだ。「ここに居ても意味ないか…兄貴からは嫌わてるしなぁ。ね
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」第一次世界大戦へ①-実弟メキシコ皇帝となる-フランツ・ヨーゼフは苦渋の決断を迫られていた。「後継者がいない…」愛息ルドルフを失ったフランツ・ヨーゼフが適任とする後継者はいなかった。何故なら、ハプスブルク家は相次いで後継者を亡くしていたからだ。先ず最初に失ったのは皇帝の実弟マクシミリアンだった。フランツ・ヨーゼフには2人の弟がいた。皇帝の任務には不適切と思われた末の弟はさておき、直ぐ下の弟マクシミリアンは明朗闊達で誰からも愛
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」マイヤーリンクの心中事件⑤シシィの希望が通り、ゴンドルクール伯爵はルドルフの教育係かは外された。シシィが選んだ教師はゴンドルクール伯爵とは全く正反対のラトゥール伯爵だった。彼は、思いやり深くルドルフの立場に立って物事を考える人だ。多方面にわたる教養を身に着けており、旧来のハプスブルクの身分制秩序をもはや時代遅れであるとの考えを持つ先進的な人物だった。しかし・・・・死ぬほどの恐ろしさから、突然、真逆とも言える緩やかな環境に措かれても
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」マイヤーリンクの心中事件④ぐぅったり〜〜。ついに、ルドルフは起き上がる事も出来なくなってしまう。このままではルドルフは死んでしまうのではないかと案じた侍従がシシィに皇太子の教育について、どんな酷いことが行われているか細かに報告した。「何ですって!?一体あの人は何を考えているのでしょう!!直ぐに止めさせなくては」シシィはフランツ・ヨーゼフに直談判に行く。「何を大袈裟な。あの子は男の子だ、この位耐えられるだろう?この程度の訓練
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」マイヤーリンクの心中事件②ルドルフもまた、生まれてすぐに母親から引き離され、大公妃ゾフィーの元で育てられた。待望の男の子だ。「ルドルフをハプスブルク家の将来を担う立派な支配者に育てなくては!」そう意気込むゾフィーにとって、シシィは有害な人物にしか見えない。その為、シシィとルドルフは必要最小限の範囲でしか会う事が許されなかった。シシィもこれ迄の経験から、ルドルフの事は国家にくれた子供とみなし、ルドルフの事を顧みる事はなかった。
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」破綻した結婚生活―彷徨える皇妃―⑦晩年になったシシィは、姉妹や一人息子ルドルフと言った相次ぐ身内の不孝が遅いかかる。中でも、シシィにとって最大の衝撃となったのは、従弟のバイエルン王ルードヴィヒ2世の謎の入水自殺だった。ルードヴィッヒはシシィの妹と婚約をした事があるが、ルードヴィッヒが一方的に婚約破棄をした為、それに激怒したシシィは一度ルードヴィッヒと絶交した事があった。しかし、時を経て再び親交を暖める様になると、シシィはルードヴィ
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」破綻した結婚生活―彷徨える皇妃―③しかし、だ!悪事はバレる。必ずバレる。どこから聞いたのか、シシィの耳に皇帝が浮気をしていることがバレてしまう。ツーーーーーーーン(あれ?何時にもまして、なんだか剣があるぞ)「シシィ、あのね、今日さ…」フン!「なっ、何だよぉ。シシィ何怒ってるのさ?」バシーーーーーン!「って!!痛いじゃないか!何、行き成り殴るんだよぉ」「もう、アナタなんて大っ嫌い!こ
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」破綻した結婚生活―彷徨える皇妃―②「ここかぁ」フランツ・ヨーゼフは素直にグリュネ伯爵から教えられた場所に行ってみる。「あら~、フランツ・ヨーゼフちゃん、いらっしゃーい」(フ、フ、フランツ・ヨーゼフちゃんって…)「さぁ、さぁ、お入りになって」どこかの令嬢だろうか。メッチャ美人の女の子が数人、きゃっきゃ、きゃっきゃとフランツ・ヨーゼフの周りに集まってくる。イマイチ状況が読めないフランツ・ヨーゼフ。「何、召し
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」皇妃エリザベート⑪~シシィの孤独~宮廷の感覚とシシィの価値観とは大きくかけ離れいた。ポシーの館にいた時は自分の事は自分でするのが当たり前だったが、ここでは着替え1つ自分でする事は許されなかった。他にもシシィが理解出来なかったのは、靴は一度履いたら処分される事だった。モノを大切に、丁寧に扱う様に育ったシシィには、ほんの数時間しか使っていない新品同様の靴をもう一度履こうとするだけで厳しく叱られる事に訳が分からなかった。まだ十分履けるのに…私
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」皇妃エリザベート⑩結婚式の後、新郎新婦はブレスブルク城で新婚生活を迎えた。しかし・・・そこでも、シシィは惨めな夜を迎える。その居城は古く陰鬱な雰囲気で底冷えした。加えて、翌朝、身支度を整えるにも、洗面所には洗面器が1つあるだけだった。若い花嫁の気持ちが解れる様な、洒落た鏡やブラシの1つも用意されていなかった。もし、花嫁の義母がマリア・テレジアの様に気を回す女性だったら、シシィも少しは息が付けただろう。マリア・テレ
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」皇妃エリザベート⑧~幼過ぎるフィアンセ~ウィーンからは手紙や贈り物が沢山届いたが、同時に大公妃からの叱責や指示書も山の様に届いた。ポシーの館では高価な贈り物の数々が所狭しと並べられたが、嫁ぐ日が近づくにつれシシィから笑顔が少なくなっていった。これから自分が背負う立場がどれ程大きなものなのか、シシィの想像を遥かに超えていた。ゾフィーの要求は容赦なく、シシィの身だしなみにまで事細かに言及された。例えば…シシィは生まれつき歯が弱く
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」皇妃エリザベート⑥~婚約~フランツ・ヨーゼフの目にはシシィが新鮮だった。ヘレネの様なおしとやかで完成された女性は周りに沢山いる。でも、シシィの様に感情を素直に表に出す、野性味に溢れた女性に今まで会った事はなかった。ゾフィーがどんなにシシィとの結婚を諦める様に諭したが、フランツ・ヨーゼフも一歩も引かない。「そう…フランツィー、貴方の気持ちはよぉ〜く分かりました。そこ迄言うなら私にも考えがあります。シシィにはハプスブルクの嫁に
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」皇妃エリザベート④~皇妃は誰に?~一方、フランツ・ヨーゼフはと言うと…「フランツィー、どうかしらヘレネは。気に入った?」「そうだね。ヘレネはエレガントだし素敵な人だね」「そう、良かった。貴方が気に入ったのなら、婚約準備を進めてもいいわね?!」「いいえ、母上。ヘレネは素敵な人だけど、僕が気になるのはシシィだ!あの生き生きとした瞳が忘れられないんだ、母上」「ちょ、ちょっと待ちなさい!何を言っているの?貴方が結婚する
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」皇妃エリザベート③~姉のお見合い~3人は皇室保養地にある用邸の1室に通され、そこで簡単なお茶の会が行われた。「ご親戚のご葬儀の帰りだそうで…。お疲れでしょう」フランツ・ヨーゼフが3人に労いの言葉をかける。「いいえ、それより陛下、本日はお招き頂きまして有難うございます」ヘレネが答える。(うん、うん、出だしは中々だわ)ヘレネのエレガントな振る舞いにルドヴィーカは満足する。大公妃ゾフィーもまずまずの印象だ。皇帝は次に、
ラノベ「双頭の鷲―ハプスブルク家物語―」皇妃エリザベート②~姉のお見合い~このお見合いにはルドヴィーカの並々ならぬ努力があった。ルドヴィーカはバイエルン王家の出身だ。しかし、王家の子女の中で、自分だけがいつも貧乏くじばかり引いていると思っていた。姉達が名のある王家に嫁いで行ったのに、自分が嫁いだのは名門のヴィッテルスバハ家とは言え、その傍系だった。しかも、夫となったマクシリミリアンは変わり者だ。「変わり者」と言えば語弊があるだろう。マックスは、当時としては革新