シベリウスという人は、音楽では天才なのだろうが、かなり気難しい変った人だったようです。とにかく大酒のみで美食家、街に繰り出しては暴飲暴食を繰り返し、愛妻家ではあっても、家に帰ってこなかったらしい。交響曲第1、2番や交響詩「フィンランディア」は好評で作曲家としては成功をおさめ、シベリウスの周りには、当時のロシアの圧政に対する愛国の人々が議論を求め多く集まり、とにかく酒、酒、酒の毎日。当然、かなりの浪費の数々。数年前に移り住んだ山荘アイノラ(愛妻の名に基づく)ですが、建設費もかなりかかった訳で、つい