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2024年3月6日、福岡におりました。お昼に『元祖長浜屋』でラーメンベタナマと替玉ヤワを戴きまして。そのままぶらぶら散歩をして大濠公園を抜けて福岡市美術館に参りました。特にこれと決めて行ったわけではなかったのですが、ちゃんと導かれたようです。カモンレッツゴー美術館。フィリップ・K・ディック『ヴァリス』の表紙絵。日本のシュルレアリズム画家である藤野一友(1928〜80)の「抽象的な籠」と云う作品です。これが福岡市美術館に収蔵されており、展示されておりました。撮影禁止でしたの
映画『アジャストメント』でエリース・セラス役を演じたエミリー・ブラント。ハリウッドスター肉体改造,エミリー・ブラント編Part.4(アジャストメント編)EmilyBluntエミリー・ブラントEmilyOliviaLauraBluntエミリー・オリヴィア・ローラ・ブラント1983年2月23日生まれ。U.K.ロンドン出身。国籍=英国、米国市民権所得(二重国籍ではない)女優エミリー・ブラントのPart.4では、彼女が27歳ぐらいで撮影された
多分ものすごく昔に(おそらくテレビで)一度見たことがあるなあと、途中まで視聴したタイミングでおぼろげながら思い出した。ジョン・ウー監督作品としては結構古いものだが、SF的要素をうまくサスペンスにした良作だと思う。と思ったらこれ原作ディックか(『報酬』)まだメジャーになってない頃(でもない?)のアーロン・エッカートが重要な役回り。あとベン・アフレックとユマ・サーマン。イワナ・ミルセヴィッチ。ペイチェック消された記憶[PrimeVideo]ペイチェック消さ
【タイトル】ペイチェック消された記憶(原題:Paycheck)【概要】2003年のアメリカ/カナダ合作映画上映時間は119分【あらすじ】コンピュータエンジニアのマイケルは依頼された仕事を完了させると、機密保持のためにその仕事に関わった期間の記録を契約通りに消されていた。そして、大企業のジミーから仕事の依頼が舞い込んでくる。ただし、今度の仕事は報酬こそ高額だが期間が数年に及ぶと言われ、マイケルは仕事を引き受けることにするが…。【スタッフ】監督はジョン・ウー音楽はジョン・パウエル
フィリップ・K・ディック「高い城の男」読書会の課題本。再読になります。こうして読み直すと、フィリップ・K・ディックさんの作品は、その物語の時代背景というものが丹念に書かれています。今回は、第二次世界大戦でドイツと日本が勝ったという設定。高い城の男とは、その世界の中で、ドイツと日本が負けたという正史の結果の通りに描いた本を書いた男が、ナチスから命を狙われているために住んでいると言われている場所。
フィリップ・K・ディック「ユービック」フィリップ・K・ディックは映画「ブレード・ランナー」の原作者。フィリップの作品はその原作の「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」と「高い城の男」に引き続いて三作目ですが、面白いです。この「ユービック」は、予知能力者と反予知能力者の対決。詳しく書くとネタばれになってしまうのでこれ以上は言いませんが、どういう結末になるんだろうとワクワクして読みました。そして、この結末は。。。
映画好きな方ならIMAXという仕様で上映されている映画館の事をご存じかと思います。従来よりも巨大なスクリーンに映し出される映像は、一度体験したら忘れられないものとなるでしょう。私が初めて観たIMAXは、新宿にあるタカシマヤタイムズスクエアにあった『高島屋東京IMAXシアター』でした。正確には1990年に開催された国際花と緑の博覧会でも体験しているのですが、こちらは映画と呼べる映像ではありませんのでしたので除外します。高島屋東京IMAXシアターでの映像体験は圧巻でし
古典的名作、100円書斎Love。アンドロイドは電気羊の夢を見るか?フィリップ・K・ディックこの歳になって、ようやく読みました。アンドロイドは電気羊の夢を見るか?。古典的名作と言われているSF小説。世界の終末というのが人々の心に現実として巣喰っていた時代のSF小説。映画のブレードランナーの原作ですが、シッタカはこの映画見ていなかったりする。この本は上の娘の推薦でした。なんか、最初は設定の説明がまったくないものだから、面食らってしまったよ。どんな世界なのか読み進めて主人公たちの行動
『マイノリティ・リポート』MinorityReport,2002,スティーヴン・スピルバーグ長すぎの2時間25分。残念なため息が出てくる。はああ、全く長すぎだろ。スピルバーグって調子に乗りすぎると絶対良くない。これ90分に収めたら大傑作だったと思う。いずれにせよ兎に角キューブリックのこと好きなんだねえ、スピルバーグって。今更ながらだけど実感してしまいます。キューブリックへの敬愛という言葉がピッタリ。今回は特別『時計じかけのオレンジ』に対するリスペクトに溢れる。BGM音楽は基本的にベート
←アガサ・クリスティー著『死との約束』(高橋豊訳ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)「謎に包まれた死海を舞台に、ポアロの慧眼が真実を暴く。(解説東野さやか)」早くも年が改まって五日(金)に。年々時の過ぎ方が早まる気がする。何も出来ないでいる。せめてのつもりで旧稿や創作を昼行燈シリーズとして週に二作か三作ずとアップしている。これだけは続けたい。薪ストーブ。このところ比較的寒さが厳しくないので登場の機会はない。まもなく寒波がやってくる。備えとして、昨日も納屋でせっせと薪…ならぬ柴
フィリップ・K・ディックトータル・リコールハヤカワ文庫映画「トータル・リコール」と映画「マイノリティ・リポート」の原作に当たる短編小説集です。トータル・リコールディック短篇傑作選Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}トータル・リコール(ハヤカワ文庫)[フィリップ・キンドレッド・ディック]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}短編集なので読みやすかったですし、なかなか深いSFも久しぶりで脳
-5-《作品一覧》日本語訳された作品のみ記す。末尾の年は原書の出版年。また1982年以降の作品は、死後に出版された作品であることを示す。(タイトルが複数あるものは括弧内に示した)なお、ディックのSF長編については、早川書房がまず、小説としての出来のいい作品を翻訳。その後、小説としての完成度は低いが、ディック的な魅力がある作品を、ディック死後に訪れた再評価の波にも乗り、サンリオSF文庫が大量に翻訳刊行した。サンリオSF文庫の廃刊後は、半数以上の作品がそのまま創元SF文庫に収録、もしくは新訳刊
-4-《映画化作品》多数のディック作品が映画化されてきた。ディック本人が1974年にジャン=ピエール・ゴランによって映画化されるはずだった『ユービック』の映画用脚本を書いたことがあるが、このときの企画は頓挫した。その後、ディック自らが書いたシナリオが出版された(『ユービック:スクリーンプレイ』)。また、ブライアン・オールディスが『火星のタイムスリップ』の映画化をスタンリー・キューブリックに薦めていた時期があったという。映画の多くはディックの原題をそのまま題名にしていない。これについてかつての
-3-《テーマ》ディック作品は、「現実」というものの脆さと個人のアイデンティティの構築をテーマとすることが多い。何らかの強力な外部の存在によって(例えば『ユービック』)、あるいは巨大な政治的陰謀によって、あるいは単に信頼できない語り手の変化によって、日常の世界が実際には構築された幻影だということに主人公らが徐々に気づき、超現実的なファンタジーへと変貌していくことが多い。こうした「現実が崩壊していく強烈な感覚」は「ディック感覚」と呼ばれている。「彼の作品は全て、単一の客観的現実は存在しない
-2-1980年に出版された短編集『ゴールデン・マン』でディックは「数年前病気になったとき、会ったこともなかったハインラインが何か出来ることはないかと助力を申し出てくれた。彼は電話で元気付けてくれ、どうしているかと気遣ってくれた。ありがたいことに電動タイプライターを買ってやろうと申し出てくれた。彼こそこの世界の数少ない真の紳士だ。彼が作品に書いていることには全く同意できないが、そんなことは問題ではない。あるときIRSに多額の課税をされてそれを払えずにいると、ハインラインがお金を貸してくれた。彼
-1-【フィリップ・K・ディック】PhilipK.Dickフィリップ・キンドレド・ディック(PhilipKindredDick,1928年12月16日-1982年3月2日)は、アメリカのSF作家。本名:フィリップ・キンドレド・ディック(PhilipKindredDick)誕生:1928年12月16日イリノイ州シカゴ死没:1982年3月2日(53歳)カリフォルニア州サンタアナ職業:SF作家国籍:アメリカ合衆国活動期間:1952年-1982年ペンネーム:R
映画「ブレードランナー」と原作小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の決定的な違いは、アンドロイドの考え方だ。ブレードランナーファイナル・カット<4KULTRAHD&ブルーレイセット>(2枚組)[Blu-ray]Amazon(アマゾン)映画では、レプリカント(劇中でのアンドロイドの呼称)を「飛べないスーパーマン」と定義して、人間よりも感情が豊かな、人間よりも上位な存在として描かれている。アンドロイドは電気羊の夢を見るか?Amazon(アマゾン)
フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」映画「ブレードランナー」はその昔観ました。決して未来は明るくないという世界観。日本などの東洋の雑多な街並み。最初に観た時は驚きでもあり、何かを暗示されてくれるものでした。その原作が、この本だということは映画を観た後に知りました。そしてやっとその原作を読みました。面白かったです。映画のストーリーはあまり覚えてませんが、ストーリーの持つテーマ性は原作でよく分かりました。
番組表の3行あらすじでフィリップ・K・ディックの名を見て予約録画しといたヤツ!そしたら主演はロボコップ!♪で脚本にダン・オバノンの名もあってハードルダダ上がってのチェックとなりました。2068年惑星シリウス6Bでは惑星開発企業「NEB」と科学者と労働者たちの「連合」との間で争いが起こっていた。連合では殺戮兵器スクリーマーを実戦投入し着実に成果を上げていたが生物を抹殺する事を目的に作られたスクリーマーは連合側にも脅威となってきていた。しかも彼らは自らを増産し、また改良を加えて勢力を拡大し続けてお
昨日の記事(中高生ふう男子の会話)への補足。A:(『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』を棚に戻しながら)これ感想文に選んだんだけど、全然わかんなかった……。B:俺は遠藤周作にしたよ。『沈黙と(か?)ナントカ』ってやつ。最初その場では、Bが自分で選んだはずの本のタイトルをもう正確には思い出せず、マジに『沈黙とナントカ』と言ったように私には聞こえたのだ。(^^;ブログに書くまではそう思っていた。だが、ボケ老人の私ならともかく、いい若者の記憶力がそこまで弱体化しているとは面妖
東京駅前の丸の内丸善本店を覗いてきた。高校生というよりは中学生っぽいのだろうか、ふたりの男子がハヤカワSF文庫の棚の前で話していた。A:(『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』を棚に戻しながら)これ感想文に選んだんだけど、全然わかんなかった……。B:俺は遠藤周作にしたよ。『沈黙と(か?)ナントカ』ってやつ。ディックも遠藤も天国で苦笑していたことだろう。(^^;アンドロイドは電気羊の夢を見るか?Amazon(アマゾン)沈黙(新潮文庫)Amazon(
監督:スティーヴン・スピルバーグ2002年公開原作:フィリップ・K・ディック『マイノリティ・リポート』(1999年)所要時間:2時間25分本作は、フィリップ・K・ディックによる同名小説をもとに制作された映画です。スティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演という豪華なスタッフ&キャスト。西暦2054年(意外ともうすぐ!)の世界を舞台にしていて、予知能力での犯罪が横行する治安激悪ワルの状態。犯罪予防局という組織があり、トム・クルーズ演じるジョン・アンダートンもそ
最近リリースされる歌・楽曲は、かつて(1980年代など)と比べると、ずいぶんとイントロや間奏が短くなっているのだそうだ。視聴者が、長いイントロや間奏を好まないからだと言う。実際、曲を聴く時に、イントロや間奏をスキップしたり早送りする人は多いようだ。歌が始まるまで、待っている時間が〝無駄〟なので省略したくなるらしい。かつて、1970〜1980年代の曲には、ずいぶんとイントロや間奏が長いものもあったが、その長いイントロが、逆に曲への期待感を徐々に高めていくタメになっていた。間奏のギター・ソロなど
(画像はAmazonの商品ページからお借りしています)宮部みゆきさんが選んだアンソロジータイトルにあるように怖い話ばかり15編に宮部さんの怖い話への思いと各話の短い紹介で構成されています全て海外の作家さんによるものですが私が知っていたのはフィリップ・K・ディック氏だけです私は本来怖がりなのでホラー系の作品を避けているせいかもしれません一番面白いと思ったのはそのディック氏の作品「変種第二号」短編のSFながら最初から最後まで緊張感があって読み応え十
ナチスドイツと大日本帝国が大戦の勝者となった世界の物語。という設定を元にして、易のような東洋思想に導かれる世界を描くことが作者フィリップ・K・ディックの目論見でもあったように思われる。多様な人種が混在交流する時代においてはやはりナチスの思想は相容れない。新たな戦争へと誘われるかのような絶望的な展開はそれを指し示すようでもある。一方、大日本帝国を肯定しているわけではないものの、日本や東洋の美点については好意的にとらえているようにも見える。作者にとっては、東洋の昔ながらの思想は世界にバ
一昨日の新聞に、「村上春樹、6年ぶりの新作長編が発売」という記事が出ていました。4月13日に発売されるそうで、表紙のヴィジュアルの写真も出ていました。その新作のタイトルは『街とその不確かな壁』というものですから、昔書かれた短篇『街と、その不確かな壁』をベースにしているのでしょうか。以前にも、短篇『ねじまき鳥と火曜日の女たち』(短編集『パン屋再襲撃』所収)から、『ねじまき鳥クロニクル』という長編に発展した(内容はかなり違うが)例もありました。短篇『街と、その不確かな壁』はかなり昔の作品で、主人
【日本語字幕付ファイナルカットIMAX版予告編:3分14秒】https://youtu.be/UNILYK8zIfg【イントロダクション:「映画com」よりの引用】SF映画の金字塔「ブレードランナー」(1982)を、初公開から25年を迎えた2007年にリドリー・スコット監督自らが再編集とデジタル修正を施してよみがえらせたファイナルカット版。酸性雨で荒廃した2019年のロサンゼルス。遺伝子工学により人間そっくりな外見を持ち人間以上の身体能力を持つ人造人間「レプリカント」は