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“イイカゲン”とか“テキトウ”という言葉はふつう悪い意味合いが強い。チャランポランで無責任なイメージがどうしても先に思いついてしまうよね。でも私は、水彩画を描く時いつもこの言葉が頭をよぎる。“良い加減”“適当”と書くとその真意は容易に分かっていただけると思う。私は、水彩画というのは端から端まで時間をかけて塗りつぶすような“気まじめな絵”ではないと思ってる。“技術で描く”というより“センスで描く”という感じかな。油絵では白いキャンバ
最近、“見たまま描いてちゃダメでしょ。”ということが多くなってきた。以前は、「まずは見たまま」と言っていたかもしれない。でも、自分で描いていて“見ていること”と“描いていること”の間にかなりの誤差があることを体感するようになって、無責任に言ってはいけないと思うようになってきた。“見ていること”が目から脳に行って何かの化学反応があって、別なものに増殖したり変異したり分裂したりする感覚が日ごとに強くなっている今日この頃。『オレが見ているものはみんなの見ているも
深緑が美しい季節。鮮やかなグリーンを、“鮮度”に注目して描くためのコツ。これは、透明水彩画のついて重要な要素と考えている。実は同じ内容を紅葉の時も書いているので、ご記憶の方の多いだろう。透明水彩絵の具の特性から、深緑(新緑)でも同じことがいえる。塾長の一言『透明水彩画は、薄い色を重ねて濃くする絵ではない』『“色の三要素”は聞いたことあるが、“色の四要素”は知らないなぁ』という人がほとんど・・・というか
第2・第4水曜日は、午前・午後のWデモンストレーションデー。午前の部デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品《午後の部》《StepbyStep》鉛筆下描きは最小限度。ファーストウォッシュで空、遠景、水のベースの色を入れておく。遠近感を意識しながら徐々に暗部・細部を入れ…全体の遠近・明暗・疎密などを調整して完成。“GentleRain”51cm×36cm
筋肉とジーンズ。経年変化が顕著に分かるモノだと30代になって魅力を感じている。20代の時、A.P.Cのデニムを履き潰しては失敗し未だに自分自身で納得のいくエイジングを完成できてない今日この頃。30代になり、身体も昔ほど「何を食べても太らない」という伝説は何処かへ消え今では食べたら、その分しっかり太る体質へ変わった。上の写真のように、裸一貫にジーンズでサマになるなんて夢のまた夢。ちゃんと痩せるまでは、UNIQLOのセルビッチレギュラーフィットジーンズを育てて頑張ろうと志したのは3/
新年から週4の在宅勤務+週末に穿き続けたEternal885(ブーツカット)が4ヶ月経ったのでファーストウォッシュしました。週末穿きの3倍ペースで穿いてるので、1年相当かなと思ってます。洗濯前からの、洗濯後。実物は写真よりも色落ちしてるのですが、写真だと伝わらないですね。。。太ももあたりもぼちぼち色落ちし始めてます。Eternalは倉敷生まれのブランドだったのですが、このGWに生まれ故郷の倉敷に連れていってきました。旅の報告はまた改めて。
毎週第2・第4水曜日は、午前・午後のダブルデモンストレーション・デー午前の部デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品《午後の部》新緑の季節が到来!画塾の前の公園の新緑を素材に、“色の鮮度”を保ちながら描くコツをお話ししながら実演指導を行った。Googleストリートビューで見ると、どうやら冬に撮影したようだ。私が現地で撮った写真。《StepbyStep》“Inthe
リゾルトを穿き始めて早1ヶ月最初3日間くらいは結構キツかった普通に外出してる時は立ったり椅子に座ったりだから平気なんだけど家にいる時は床にあぐらかいたりする事も多いから余計だねでも生地が伸びてきて自分の体にフィットしてくる感覚は想像以上に気持ちいい今まであまり味わった事がない感覚だだからこそ逆に生地がリセットされる事を考えると洗濯したくなくなってくるなましてや乾燥機なんてかけて本当に大丈夫だろうか?まぁ縮んだら縮んだでありのままを愛していくしかないんだけどね穿けなくなるという自
こんにちは、Nori。です😃今日もご訪問ありがとうございます。暖かいを通り越して暑いくらいですね。水彩画教室の宿題が終わり、次はオリジナルのイラストを描きたいなぁと思っていたところ・・・・何と、先生から次の見本の写真が届きました。お礼のお電話をしましたら、「水彩画は描かない時間があると、感覚を忘れてしまうからなるべく続けて。私も毎日描いているよ。」と言って下さいました。そんな風に気を使って頂くと、やらないわけに行きません😅4枚あるうちで一番簡単そうなのを選んでみました。
横浜画塾、毎週水曜日の午後はデモンストレーションデー。今日は、ドブロヴニクに行く途中のバスの中から見えたクレックのビーチをモチーフに、旅行気分で開放感のある“リゾー感”あふれる絵を描いてみよう。Googleストリートビューで見るとこんな所。私がバスから撮った写真。《StepbyStep》鉛筆下描きは最小限度。ファーストウォッシュは空と海。遠景の山と白い家を塗り残して屋根と樹々を入れていく。
先日、久しぶりにジーンズを買いました。リーバイス517(ブーツカット)です。▲リーバイス51720年ぶりにリジットのジーンズを買ったので、「糊落としの儀式」も、実に20年ぶりのことになります…(苦笑)糊落としについて調べてみました。すると、リーバイス公式ホームページで「517」の項目を見てみると「最大で5パーセント縮みます。」と記載されていました。95パーセント縮んでしまった時のサイズをシミュレーション。①W31=78.74㎝78.74㎝×95%=74.80㎝L32=81.
毎週水曜日はデモンストレーションデー。今日は、ヨットハーバーをモチーフに朝の光と凪いだ水面を描いてみよう。イタリア、リビエラのサンタ・マルゲリータ・リグレの朝。静かに停まるクルーザーに朝日が当たる。Googleストリートビューではこんな所。私が現場で撮った写真。赤枠でトリミングしてみた。《Stepbysptep》ファーストウォッシュは明るいところを塗り残しながら、ベースとなる色をいっきに。乾いた時を想定して、多少濃いめに陰を入
横浜画塾の毎月第2・第4水曜日は、午前と午後のWデモンストレーションデー。《午後の部》遠景と近景の2層構造の風景を描いてみよう。ということで、アムステルダムの運河の橋に駐輪されている自転車と遠景の建物を、私が現地で撮った写真を下に描いてみる。Googleストリートビューではこう見える。私が現地で撮った写真。《StepbyStep》鉛筆下描きは最小限度。ファーストウォッシュでそれぞれの下地となる色を敷い
水彩画のモチーフとしてよく描かれる風景にはある傾向があるように思う。それは、“白”が美しく見える風景。例えば、パラソルのある風景、白い壁の街並み、ヨットや漁船…等々。そういう意味で、この季節、“雪景色”は最も水彩画に合っているモチーフの一つと言える。なぜ白が水彩画にとって重要で、白が効いていると水彩画が映えるのだろう。透明水彩は、暗い色の上に明るい色が乗せられないということが基本、これを大前提とすると当然明るいところは塗り残すことになる。
水彩画は、“描けば描くほどよくなる”と思っていまいか?私はそうは思わない。描けば描くほど描き手の欲が積み重なり、色の鮮度は落ち、苦労がにじみ出てしまうから。日本には未完の美という考え方がある。■わが母校創設者岡倉天心「茶の本」出だしの1段落目(TenshinOkakura"Thebookofteaceremony")ItisessentiallyaworshipoftheImperfect,asitisatende
最初は慎重にスタートして徐々に回転数を上げて行く…。これは車のエンジンでも、人間関係でも、楽曲作りでも、映画や小説や漫才でもなんでもだいたい共通していることのように思う。だから、水彩画も、真っ白な紙にいきなり濃い色を塗るというのは控えて、最初は薄い色を慎重に塗る?本当にそれでいいのだろうか?透明水彩絵具は、紙に一回塗った色が一番きれいだということは以前も書いた。そう言う意味で、一回目の色(ファーストウォッシュ)はとても重要。
毎月第2金曜日は、NHK文化センター青山教室のオンライン講座。オンラインではあってもスタジオは青山なので、私は早起きして通勤することになる。いつもより早起きしたら朝焼けが綺麗だった。三文の徳。各駅停車で座れたものの、以前に比べたら込み具合は比較にならない。みんなリモートワークに飽きたのかな?今日は、拙著「水彩風景劇的に変わる7つの方法」より、“光の道”をテーマに、山形椹平の輝く棚田を描いてみよう。現場で描いた時は晴れてはいたもののふ
アルシュ38×28185gファーストウォッシュは明るくて、最後まで残す色を塗ります。水彩は、乾くと必ず薄くなるので、結構濃く塗ります😅神社横の大きな楠木を描きました😊何処へ行っても、大きな木を見ると引き寄せられてしまいます。😊何なんでしょうね😅昨夜から、荒れ模様になりました。どうぞ皆さん、暖かくしてお寝みください😪って、もう寝るんかい❗️(爆)
水彩画らしい表現をしたいのであれば、さまざまある水彩絵具の特徴を知っておく必要がある。さまざまある中の一つ、“濃度”について記しておきたい。透明水彩絵具は、1.水を塗ってから塗ると、当然、薄まる。2.乾くと薄くなる。3.周りに暗い色があると、薄く見える。だから、その乾いた時を想定した上で、今塗る絵の具の濃度を決める必要がある。その濃度は、予想をはるかに上回る濃さの場合が多いので、三段階先を読むためには豊富な経験を裏付けとした自信と勇気が必要だ。
先生を亡くして、迷走中の水彩画ですがやっぱり楽しい🎨ファーストウォッシュ⏩なんか良さそう😌セカンドウォッシュ⏩いい絵ができるかも😊そして中景、近景と進むうちにどんどん自信が消えてゆくのですが😟最後に細部を描き込む時間はだらしない、いい加減な性格を押し引っ込めて丁寧にゆったりした気持ちを引っ張り出す戦いの場勝敗は言わずもがなですが私には必要な時間ですいつもこのブログを見に来てくださりありがとうございます(*^^*)気にして戴けたらクリックお願いします↓人気ブログランキング
今日は第5水曜日なので講習はお休み。アトリエの家賃入金に行ったり、区役所で国民健康保険から厚生年金保険に切り替え手続きしたり・・・、お休みでもやることはたくさんあるなぁ。こういう時は、ちょっと込み入った風景を描こう!ということで、カレル橋を塔から見下ろした風景を、タイムラプス(早送り動画)を撮影しながら描くことにした。が…私の撮った写真。橋の上には観光客が溢れ、対岸には家が密集している。これをどう描かないで表現するか…。縦の構図にすると、右上のプラハ
ニジミ・ボカシを生かした水彩画に憧れて…しっかり輪郭を取り終わってから塗り絵のように順番ににじませたりぼかしたりして塗っていく方を見かけるが…ちょっと違う気がする。私は、ニジミ・ボカシ・グラデーションはファーストウォッシュ(一回目の下地)の時に施しておくものだと思う。そして、一回目の色を最後まで塗り残して、要所要所で活かすのがコツだと思う。私が勝手にまとめた透明水彩の原則(もう何度も書いてきたが、確認のため)1.一度
横浜画塾は、明日16日(月)~21日(土)の全講習を一週間休講中です。昔、“水彩画”というと鉛筆やペンでしっかりスケッチして薄い絵具を重ねてアッサリ仕上げる“淡彩画”をイメージしたものだ。最近は水を多用し、にじみ、ぼかし、グラデーションなどを生かした“雰囲気のある”水彩画が世界的に人気があるようだ。昔の水彩画の延長線上でこれをやろうとしてもうまくいかないだろう。なぜなら、根本的に考え方が違うので。透明水彩画で最初に塗る下地のことを“ファースト
大変!お気に入りのパタキャップが芝刈してたらこんな事になってしまったこれ乾いた時に、汗かいた所が白く変色するやっつやん!慌てて洗濯したメッシュキャップを洗濯するなんて初めていわばファーストウォッシュよちゃんと洗濯タグ付いてるから大丈夫だよね?無事に変色は防げたが、引き換えに少々の型崩れと縮みが発生した?ポリだから縮むはずないと思うんだけど前よりも明らかにキツくなった気がする何やかんやこのキャップとも長い付き合いで愛用の跡としてツバ部分は赤みがかった変色も見えてきたあまりキャ
第2・第4水曜日は、Wデモンストレーションデー。午後の部デモンストレーション作品午後の部は、スペイン・カタルニアのパルスという中世の街並みが美しい村の路地をモチーフに、光あふれる午後のひと時を描いてみよう。私が現地で撮った写真はこれ。路地のあちこちにアーチ(門?)があり、独特な雰囲気がある。GoogleStreetViewではこんな感じ。私の写真の反対側からしか見ることができないようだ。《Step
せっかく透明水彩絵の具を使って描くのだから、絵の具の特徴を知り、特性を生かして描くことが重要だと思う。透明水彩絵具の特徴と効果を十分に引き出すために、たっぷりの絵具と水で、重力、湿度、紙、筆、を駆使して、自然の力に任せて描くということ。言いかえれば、しっかりした色の下地作り(ファーストウォッシュ)が重要で、決して“絵具少なめ、水多め=薄め”では透明水彩絵具らしい効果は期待できないということだと思う。透明水彩絵具は、1.一度暗くなったら明るくできない2.一度濁ったら鮮やかにできない
みなさん、こんにちは!私は3回目の登場になりますっ今日はみなさんもお待ちかね「デニムシリーズ経年変化編」!前回、偽りのセカンドウォッシュと題し自らの大罪を認めました、、、ごちゃごちゃと書くのはヤボかと。とにかく見てください、まずはこちらファーストウォッシュの儀式を終えた後の相棒です!膝シワ感、それから溜まり部分のシワがかなり入っていますね!いやーでもかっこいいですね笑けど分かりますか?この普通さ笑ちょっと話それるんですけど、街中で自分の気分の服装をしている
かれこれ1年半ぶりの名古屋でのワークショップ!新横浜7:00発の新幹線の乗車率は30%くらいかな。座席指定で2人がけの通路側をとって乗り込んだら、空いているはずの窓側にも人が…他はガラガラなのに…座席取るのが同時だったのかなぁ。やむを得ず別の席に避難。対面授業は渋谷ファッション&アート専門学校の公開講座で月一回やっているが、デモはモニターで見るスタイル。画塾でもデモはやるけど定員10名のところ現状8名前後の出席なので間隔をおいて直接見てもらっている。