未知との遭遇(ファイナルカット版)を観た。名作と言えども、公開後40年以上が経過しさすがに時の流れを感じる。テンポも遅いが、こんなに何も起こらない地味な作品がよく世界的大ヒットを記録したなぁと思う。大人になって見直すと、主人公ロイの奥さんは何と良い奥さんか。また劇中何度も実写のヘリと人間のお芝居のタイミングを合わせるカットがあり、当時の映画屋の心意気を感じる。本作の品の高さはひとえに科学者役にトリフォーを口説き落とした事に尽きる。今見てもマザーシップとエイリアンの登場は目が離せなくなるし、全編が