ブログ記事25件
一夜明けてベルリンは引き続き秋晴れ、というよりは晩夏と言うべき天候でした。朝晩は涼しいかと思ってジャケットを持って行きましたが不要でしたね。今日は特に目的がなかったので、24時間チケットを使い倒すべく、散歩に出かけました。ベルリンでは大体いつもMitte地区に滞在します。フィルハーモニーもコンツェルトハウスも徒歩圏なのと、バスか地下鉄を使えば東西南北の観光や買い物にも便利です。先ずは西に進んでKomischeOper。今のベルリンフィルのシェフであるペトレンコがバイエルンシュターツオーパー
2024年4月8日東京文化会館小ホール上野東京・春・音楽祭2024アンサンブル・アンテルコンタンポランⅠClassicsofthe20thCentury曲目クセナキス:ルボン打楽器ソロのためのウェーベルン:9つの楽器のための協奏曲op.24リゲティ:無伴奏ヴィオラ・ソナタ(抜粋)ヴァレーズ:オクタンドル8つの楽器のためのドナトーニ:マルシェハープのための2つの小品カーター:ダブル・トリオホリガー:Klaus-Urファゴット・ソロのた
アンサンブル・アンテルコンタンポランIClassicsofthe20thCenturyを、東京文化会館小ホールにて。アンサンブル・アンテルコンタンポラン指揮:ジョージ・ジャクソンヴィオラ:オディール・オーボワンファゴット:マルソー・ルフェーヴル打楽器:オーレリアン・ジニューハープ:ヴァレリア・カフェルニコフ曲目クセナキス:ルボン打楽器ソロのためのウェーベルン:9つの楽器のための協奏曲op.24リゲティ:無伴奏ヴィオラ・ソナタ(抜粋)ヴァレーズ:オク
ジャケットに描かれた犬の名はパトリシアです。フランク・ザッパ先生の作品にはよく顔を出す禍々しくも可愛らしい犬ですね。描いたのはドナルド・ローラー・ウィルソンという画家です。奇妙なリアリズムが見るものに何ともいえない不安を呼び起こす素晴らしい絵です。パトリシアは、「郵便配達は二度ベルをならす」にそっくりな情景を描いたアルバムの表題曲の中で、その行為の一部始終を目撃するという大変重要な役割を果たしています。残念ながらと申しますか、大変主人公にとっては好都合なことに吠えませんけれども。このア
1月5日が命日・忌日の有名人・著名人1858年91歳没(?)ヨーゼフ・ラデツキーさんオーストリア軍人『ラデツキー行進曲』1919年33歳没(自殺(縊死))松井須磨子さん新劇女優『カチューシャの唄』⇒『松井須磨子(1886年3月8日生~1919年1月5日没、新劇女優、歌手)』1933年満60歳没(血栓症)カルビン・クーリッジさん第30代アメリカ合衆国大統領1947年66歳没(急性肺炎)永野修身さん海軍大臣、連合艦隊司令長官、元帥海軍大将1970年満87歳
今日はマーラーの交響曲第6番を聴きました。演奏はジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団、1967年10月のライヴ録音、だそうです。セルはマーラーの録音はあまり遺してはいません。正式に発売されたのは第4番とこの第6番、未完の第10番だけでした。(最近ライヴの第9番や大地の歌も出ています。そう言えば以前このブログで第6番と第9番をご紹介したことがありました。)『ジョージ・セルマーラー交響曲第9番と第6番磨き抜かれたアンサンブルと熱いロマンチシズム』今日7月30日はジョージ・セルの命
ベルリンで最新のホールで、私もベルリンでは1番大好きかなと思うくらいだけれど、とにかくコロナ以来少し疎遠になっていたピエール・ブレーズ・ホール。友達が急に誘ってくれて行ってきた。ピアノソロリサイタルのソリストはロシア人ピアニストのエリザベス・レオンスカヤ。プログラムはブラームスのピアノソナタを2つもとベルクとヴェーバーン。大きなプログラムを77歳で立派にお弾きになられて感心。アンコールはシェーンベルク6つのピアノ曲と、一番最後にモーツァルトを弾いたのがヘビーなプログラムの最後を軽く輝かせて
毎年5月1日に行われるベルリン・フィルによる「ヨーロッパ・コンサート」のライヴDVD盤。2003年の演奏で、この度の指揮者はピエール・ブーレーズ、得意のラヴェルやバルトークで圧倒的名演を繰り広げるが、マリア・ジョアン・ピレシュをソリストに招いたモーツァルト/ピアノ協奏曲第20番がブーレーズにしては意外な選曲で惹かれる。ポルトガルはリズボンの世界遺産として認定されているジェロニモス修道院でのライヴである。クラウディオ・アバドとベルリン・フィル(BPO)が1991年か
思わず目を疑うようなアルバム―。あの現代作曲家ピエール・ブーレーズが指揮した(おそらくは唯一の)C.P.E.バッハ/協奏曲録音。ジャン=ピエール・ランパルとロベール・ベックスをソリストにフルート協奏曲&チェロ協奏曲を演奏―。オケは明記されていないが、パリ国立歌劇場管弦楽団(現在のパリ・バスティーユ管弦楽団)のメンバーによる演奏と思われる。通奏低音はユゲット・ドレフィスがクラヴサンを担当。ブーレーズが演奏したバロック物で思いつくのはラモーのオペラくらいで、ドイツ・バロ
他のブログから転載の許可を頂いたので下記に記載させて頂きます。<ピエール・ブーレーズ氏(世界の誇る現代音楽作曲界の巨匠)と落合英範氏が交流した時の事について>落合氏が現代音楽作曲家で指揮者の巨匠故ピエール・ブーレーズ氏に初めて会ったのは1990年代の初頭らしい。米国ニューヨークのカーネギーホールで行われた作曲家のためのマスタークラスに選抜された事が始まりらしい。当時落合氏は氏に相当興味を持っていたらしく、その作曲作品やその指揮者としての演奏等について良く知っていたらしい。NY
素晴らしい。無味乾燥等のブーレーズ評のためか、なかなか聴く機会がなかったが、この9番は素晴らしい。聴く機会があってよかったと思う。交響曲第9番ニ長調はグスタフ・マーラー(GustavMahler,1860年7月7日-1911年5月18日)が作曲した交響曲。『大地の歌』を含めると、10番目の交響曲となる。交響曲第10番が未完成のままマーラーが死去したため、この曲が完成された最後の交響曲となった。終楽章は、ブルックナーの交響曲第9番の第3楽章冒頭主題との関連性も指摘されている。
藤倉さんの本の中に、現代音楽についてざっくり語っている箇所があります。「音楽史の最大の悲劇は、第2次世界大戦だ。...(ナチスは)芸術を国威の発揚に使い、その流れのまま、アウシュヴィッツの虐殺につながったわけだ。」(p.266)「それで、第2次世界大戦中に10代20代の青年期を過ごしたシュトックハウゼンやブーレーズなどが、『聴衆を音楽で洗脳しない音楽を作ろう』という前衛運動を始めたといっても過言ではないはずだ。『洗脳する』とは聴く人を無理に感動させるということでもあるので、そこで、
アルバン・ベルクはシェーンベルクに師事しており、十二音技法を使った作品を残した作曲家です。いかにもピエール・ブーレーズの得意分野という感じがいたしますが、実際にブーレーズはベルクの曲を指揮した作品を多く残しています。二人のつながりを示す最も有名な話は、ベルクの代表曲ともいえる歌劇「ルル」をブーレーズが初演したというものです。時代考証が一見間違っているようにみえますけれども、「ルル」の初演はベルク没後45年もたってからのことでした。「ルル」はドイツ表現主義の先駆者として知られる劇作家フラ
世界的なピアニスト内田光子氏と落合英範氏が交流した時の事を記載した記事があったのでアドレスを下記に紹介します。快挙!!日本人ピアニストがショパンコンクール第二位入賞!!おめでとうございます!!-現代音楽作曲家の落合英範氏の経歴を入手いたしました。一日一回クリックお願いいたします。にほんブログ村落合氏側から今回のショパンコンクールについての情報が少し入りましたので記載させていただきます。<快挙!!日本人ピアニストがショパンコンクール第二位入賞!!おめでとうございます!!>まずは、遅
ピエール・ブーレーズ指揮BBC交響楽団によるラヴェル歌曲集です。1972年から1977年にかけて4回にわたって行われた演奏を集めたものになっており、うち1曲はBBCではなくアンサンブル・アンテルコンタンポランが演奏を務めています。歌曲集ですから歌手はそれぞれ一人ずつなのですが、これも4回全部異なります。ソプラノ歌手はヘザー・ハーパー、ジル・ゴメス、ジェシー・ノーマン、バリトンはホセ・ファン・ダムと4人の歌唱が楽しめる仕掛けとなっています。まさに編集盤ですね。最初はラヴェルの初期の代表作
サントリーホールサマーフェスティバル2021ザ・プロデューサー・シリーズアンサンブル・アンテルコンタンポランがひらく~パリ発-「新しい」音楽の先駆者たちの世界~ コンテンポラリー・クラシックスヘルムート・ラッヘンマン:『動き(硬直の前の)』アンサンブルのための(1983/84)ピエール・ブーレーズ:『メモリアル(…爆発的・固定的…オリジネル)』ソロ・フルートと8つの楽器のための(1985)*マーク・アンドレ:『裂け目[リス]1』アンサンブルのための(201
アーノルド・シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」は現代音楽における重要人物の一人シェーンベルクの無調時代の傑作と呼ばれています。彼は12音技法で有名ですが、それは後年のことで、この曲にはその技法は用いられていないということです。無調というところが当時のクラシック界には衝撃を与えたそうですが、そもそも調性とは何なのかが今一つ分かっていない私にはまるで馬の耳に念仏です。それにこれが無調であるとしてそれの何がいけないのかさっぱり分かりません。さらに言えば、この歌曲はドイツ語で歌われているた
現代音楽の作曲家である落合英範氏‐HidenoriOchiai‐について更なる情報を入手致しましたので加筆します-その3!!全ての音楽業界の中でもおそらくは一番才能の高い人たちの集団である、現代のクラシック音楽界である、現代音楽界のすごさは‐それがマニアックな世界‐なので一般には良くは知られていないが、現代音楽界に属する作曲家たちの才能の高さは知る人ぞ知る状態であろう。日本人では武満徹、黛敏郎、芥川也寸志等が知られている。その多くは最近死去しておりその後を継いでいける若い世代はあまり日
ピエール・ブーレーズは生涯に何度もアーノルド・シェーンベルクの名曲「月に憑かれたピエロ」を録音しています。これはそのうちの一つ、1977年にCBSに録音されたバージョンです。この時、ブーレーズは52歳、円熟期といってよいでしょう。この時の布陣は歌手がイヴォンヌ・ミントン、バイオリンがピンカス・ズーカーマン、チェロがリン・ハレル、フルートがミシェル・デボ、クラリネットがアントニー・ペイ、ピアノがダニエル・バレンボイムです。バレンボイムは私も知っていました。総勢6人による演奏です。歌曲です
ってのは、たいていの交響曲に言えることなのですが、まあ例外はいくつかあるわけで、でもマーラーの交響曲第4番といえば、フィナーレこそ静かに終わるのが定番ですが、第1楽章はそこそこ、最終楽章も多少は盛り上がるのが一般的かと・・・しか~し、この演奏は、ちょっと違います。ブーレーズ指揮、クリーブランド管演奏マーラー作曲、交響曲第4番まずびっくりするのが、1楽章が某サイトに「そっけないと感じられるほど」とまで書かれている、テンポもほとんど揺れない、とて
現代音楽の作曲家である落合英範氏‐HidenoriOchiai‐について更なる情報を入手致しましたので加筆します-その2!!全ての音楽業界の中でもおそらくは一番才能の高い人たちの集団である、現代のクラシック音楽界である、現代音楽界のすごさは‐それがマニアックな世界‐なので一般には良くは知られていないが、現代音楽界に属する作曲家たちの才能の高さは知る人ぞ知る状態であろう。日本人では武満徹、黛敏郎、芥川也寸志等が知られている。その多くは最近死去しておりその後を継いでいける若い世代はあまり日
6月19,20日札幌文化芸術劇場ヒタルシューマン:「ピアノ協奏曲イ短調」作品54*ソリスト・アンコールモーツアルト:「ピアノ・ソナタ第5番」K283より第3楽章*19日「ピアノ・ソナタ第14番」K457より第3楽章*20日・・・・・・休憩・・・・・・マーラー:「交響曲第4番」**指揮:川瀬健太郎ピアノ:藤田真央*メゾソプラノ:福原寿美枝**コンサートマスター:田島高宏初・藤田真央さんです。2016年の浜松国際ピアノアカデ
5/23(日)21時からのNHK教育TV「クラシック音楽館」は、「現役N響メンバーが語る心に残るマエストロたち」とのこと。現役N響メンバーが語る心に残るマエストロたち-クラシック音楽館(本編)【出演】NHK交響楽団,指揮者…ウォルフガング・サヴァリッシュ,ヘルベルト・ブロムシュテット,パーヴォ・ヤルヴィ,エフゲーニ・スヴェトラーノフほかワレリー・ゲルギエフ,ピエール・ブーレーズ,晋友会合唱団,【語り】金子奈緒「交響曲第3番ヘ長調作品90から第4楽章」ブラームス:作曲,(管弦楽)NHK
今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。数年前、バーンスタインの「トリスタンとイゾルデ」(演奏会形式)の歴史的映像がBlu-rayとして正規発売された際、喜び勇んで記事を書いた(その記事はこちら)。今回、それ以来の「トリスタン」大物音源の発売である。1967年に大阪のフェスティバルホールで行われた、ブーレーズ&N響によるヴァーグナー「トリスタンとイゾルデ」のバイロイト引越し公演は、伝説的な演奏としてこれまで映像や音源がYouTube等に出回っていた。それが今回、良好な音質の正規音
(1日遅れましたが)ギル・シャハム氏、49歳の誕生日おめでとうございます㊗️🎉🎵ギル・シャハムはイスラエルのヴァイオリニストです🇮🇱。ギル・シャハムのヴァイオリン、ピエール・ブーレーズ指揮、シカゴ交響楽団の演奏で、バルトークのヴァイオリン協奏曲第2番、狂詩曲第1番,第2番を聴いて🎵。録音:1998年デジタル普段は全く聴かないバルトーク。今回はブーレーズとシャハムとシカゴ交響楽団のタッグという事で気になって聴きました。うん!全く分からん😅。狂詩曲ではツィンバロムが入ってあったのにバルト
ためらいがちに始まり、ため息が出るほど美しい旋律に溢れたスクリャービンのピアノ協奏曲は、一度聴いただけで耳から離れないほどの魅力を持った曲だと個人的には思っています。個人的に好きな演奏は、アシュケナージとマゼールとの録音。アシュケナージの音色は、随所で水面がキラキラと光るようなこの曲にふさわしいと思いますし、ロマンティックな部分は濃厚に歌い上げ、軽やかな部分は鮮やかに弾いてのける、技術面も音楽面も過不足のない演奏は、この曲を味わうにはうってつけです。マゼールの伴奏も、ピアノに負けず劣
日経書評2017/10/14予約件数10杉並区図書館蔵書1冊予約件数1世田谷区図書館蔵書0冊千代田区図書館蔵書1冊予約件数2横浜市図書館蔵書1冊予約件数3さいたま市図書館蔵書0冊京都市図書館蔵書0冊大阪市図書館蔵書1冊予約件数3神戸市図書館蔵書1冊予約件数1
個人的に、NHK交響楽団はフランスものと親和性があると思っているので、フランスものを得意としているシャルル・デュトワの指揮でラヴェルの「マ・メール・ロア」全曲を聴くことができるこのコンサートをとても楽しみにしていました。しかし、期待が大きすぎたのか、私にはとても残念なコンサートとなりました。柔らかい音色は良かったと思います。でも、不安定なソロが多かったうえに、速い音符をきちんと吹けていない等、技術的な問題も結構見受けられ、夢幻的な雰囲気に水を差してしまっていました。安定していたのは、ハー
今年1月、90歳で亡くなった作曲家、指揮者のピエール・ブーレーズの名を冠したピエール・ブーレーズザール(ピエール・ブーレーズホール)がベルリンにできるらしい(((o(*゚▽゚*)o)))杮落とし公演は、だれが振るのだろう?もしかして、佐渡裕^_−☆もしかして大野和士♪(´ε`)最先端の科学技術と哲学と思想と。盛りだくさんの贅沢を音楽につめこんで表現してくれた巨匠の芸術を再現するのは誰かしらん?行きたい!聴きたい♪味わいたい🎹#ピエール・ブーレーズ#
飲みネタ~音楽添えです。夜勤と日勤とで、延べ5日間の合宿状態解消=上がり日、ささやかな自分へのご褒美は、池袋西武屋上にて。ビールはすべてベルギーもの、これまた定例のポムケのフリッツと【A】PIZZAのマルゲリータ。ラッピングされたボトルはお持ち帰り用。いくら当方でも、完徹明けで画像の4本全部飲んだら多分救急車でしょう。それにしても、まさかグーテンバンドの大瓶が手に入るとは思わなかった。これだから西武地下のマニアなベルギー・ビール揃えはありがたい。以前に書かせていただいたの