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「クラシックはこれを聴け」、今回はベートーヴェンの初期の「ピアノ・ソナタ」。「第1番、第2番、第3番」です。バッハの「平均律クラヴィーア集」が”旧約聖書”とするなら、ベートーヴェンの32曲の「ピアノ・ソナタ」は”新約聖書”と位置付けられる楽曲です。有名なのはタイトル付きの、「第8番”悲愴”」「第14番”月光”」「第23番”熱情”」でしょう。また最後の3つのソナタ、「第30番」「第31番」「第32番」は、晩年のベートーヴェンが会得した束縛から逃れた自由な精神が感じられる神曲とも言える楽
ルプー、亡くなったのか…。Inmemoriamラドゥ・ルプーRaduLupu1945-2022現代を代表するピアニスト、ラドゥ・ルプーが4月17日、スイスのローザ…ebravo.jp中学生の頃、ルプーのブラームス/ピアノ・ソナタ第3番のLPを聴いて曲の虜になったのが懐かしい想い出。実演に接したのは残念ながら1回のみ、1994年11月のN響第1244回定期公演(初日)の前半に於けるウォルフガング・サヴァリッシュとのブラームス/ピアノ協奏曲第1番。あの時は第1楽章のオーケストラの
水戸芸術館はまだ市松模様に左右の座席を空けているのでゆったりと聴くことができる。ツィメルマンが登場する前に場内が真っ暗になり、ピアノにスポットライトが当てられる。最近はあまりこういう照明は見ないが、演奏に集中したいというツィメルマンの意図なのだろう。豊かな銀髪、すこしふっくらとした体形のツィメルマンが登場。すぐに弾き始めた。今日のツィメルマンの演奏全体の印象は「20世紀の巨匠」。大らかで自由で、スケールが大きい。ピアノ全体をよく鳴らす。細かな部分にこだわらず、作品を大づかみに描く。とろけ
マルタ・アルゲリッチに特段の思い入れがあるわけではないにもかかわらず、私のCDコレクションにはアルゲリッチ作品がクラシックにしては多いです。ピアニストでは断然トップです。それは彼女が日本でとても人気が高いことを反映しています。知らぬ間に集まりました。この作品は1967年1月に録音されています。この2年前となる1965年にアルゲリッチはワルシャワで行われたショパン・コンクールで優勝しています。その後、初めてとなるショパン作品集です。商売としてはちょっと遅い気もしないではありませんね。もち
今回は演奏会の感想でなく、別の話題を。リブログ元の記事で取り上げた、第20回ショパンコンクールinAsiaプロフェッショナル部門。好きなピアニスト、古海行子がその大会で優勝したのだが、その際のライヴCDが販売されたので、購入して聴いてみた。全国大会(つまり2次審査)、およびアジア大会(つまり最終審査)での演奏である。曲目は、・全国大会ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調(第1~3楽章は途中まで)・アジア大会ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調(ピアノ五重奏
今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。好きなピアニスト、古海行子がついにCDデビューする旨を下記のリブログ元記事に書いた。そのCDが届いたので、さっそく聴いてみた。1曲目は、シューマンのピアノ・ソナタ第3番。彼女の弾くこの曲の実演を私は聴いたことがあり、大きな感銘を受けた(そのときの記事はこちら)。このときの演奏動画もアップされている(動画はこちら)。CDのセッション録音では、ライヴ録音よりもおとなしくつまらない演奏になってしまうピアニストも多いけれど、彼女のこのCDではそ
今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。好きなピアニスト、チョ・ソンジンの新譜が発売された(AppleMusic/CD)。曲目は、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番、ピアノ・ソナタ第3、12番、および幻想曲K.397である。詳細は以下の通り。繊細にして深遠な音楽を奏でるチョ・ソンジンの感性が煌く!2015年ショパン国際ピアノ・コンクールの覇者、チョ・ソンジン待望のモーツァルト!「私にとって、モーツァルトの音楽は多層的で全てがそこにある」協奏曲はモーツァ
今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。好きなピアニスト、古海行子が来月ついにCDデビューすることが分かった。詳細は以下の通り。古海行子/ピアノYasukoFurumi/piano内に秘めた蒼い熱を瞬時に解き放つ―音符の行間にひそむパッションと狂気を引き出す若き鬼才現在、昭和音楽大学3年生の古海行子は、今年行われた高松国際ピアノコンクールで日本人初優勝を果たし、注目されているピアニスト。過去のコンクールやリサイタルでも度々取り上げているシューマン:ピアノ
今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。読者登録させていただいているブロガーの方の記事で知ったのだが、好きなピアニスト、古海行子のコンサートが本年12月に予定されている。詳細は以下の通り。2018.12.11[火]12:30開演(12:00開場)※HakujuHall1階サロンで聴くコンサートHakujuベーゼンドルファー・サロンコンサート・シリーズランチタイム・コンサート第34回古海行子(ピアノ)~第4回高松国際ピアノコンクール優勝者副賞
「J.ブラームス」【日時】2018年7月18日(水)開演20:00(開場19:30)【会場】カフェ・モンタージュ(京都)【演奏】ピアノ:松本和将【プログラム】ブラームス:創作主題による変奏曲ニ長調op.21-1(1857)ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調op.5(1854)※アンコールブラームス:間奏曲op.118-2(1893)カフェ・モンタージュのコンサートを聴きに行った。松本和将による、ブラ
「W.A.モーツァルト」-デュルニッツ男爵のためのソナタ集全6曲-第1日【日時】2018年6月7日(木)開演20:00(開場19:30)【会場】カフェ・モンタージュ(京都)【演奏】ピアノ:松本和将【プログラム】モーツァルト:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調K.279モーツァルト:ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調K.280モーツァルト:ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K.281カフェ・モンタージュのコンサートを聴きに
今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。先日の第4回高松国際ピアノコンクールで素晴らしい演奏を披露し、見事優勝したピアニスト、古海行子(そのときの記事はこちらなど)。今年の春から夏にかけての彼女のコンサートとしては、以下の2つのものが予定されている。2018年5月9日(水)19時浜離宮朝日ホール音楽ホールシューマン:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.14シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47他共演:尾張拓登(ヴァイオリン)、鈴村大樹(ヴィオラ)、村井智(
非常に楽しみにしていた公演、ハンブルク・バレエ団による椿姫の公演があったので、観に行きました。音楽は全編ショパンです!ハンブルク・バレエ団2018年日本公演椿姫アレクサンドル・デュマ・フィスの小説に基づくジョン・ノイマイヤーによるバレエ(東京文化会館大ホール)プロローグ付全3幕音楽:フレデリック・ショパン振付・演出:ジョン・ノイマイヤー装置・衣装:ユルゲン・ローゼマルグリット・ゴーティエ:アリーナ・コジョカルアルマン・デュヴァル:アレクサンドル・トルーシュ
チョ・ソンジンピアノ・リサイタル【日時】2018年1月21日(日)開演14:00【会場】ザ・シンフォニーホール(大阪)【演奏】ピアノ:チョ・ソンジン【プログラム】ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」op.13ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調op.109ドビュッシー:「映像第1集」水に映る影ラモーを讃えて運動ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調op.58※アンコールシューマン:幻想小
今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。KOBE国際音楽コンクール(記事はこちら)や相愛大学卒業演奏会(記事はこちら)で、ブラームスのピアノ・ソナタ第3番第1楽章の素晴らしい演奏を聴かせてくれた高御堂なみ佳さんのCDが販売されていることを知ったので、購入してみた。第16回ショパン国際ピアノコンクールinASIAの、受賞者記念アルバムのCDである。彼女は、このコンクールの大学生部門でなんと金賞を受賞したようである。曲目は、ショパンのエチュード変イ長調Op.10-10と、同じくショパ
5月31日(火)慌ただしい月末の夜に、しっとりとショパンでも如何。そんな訳で、2015年ショパン国際ピアノコンクール第2位受賞のカナダ人ピアニスト、シャルル・リシャール=アムランのリサイタルを聴く。午後7時開演。会場は、ザ・シンフォニーホール。▶プログラムオール・ショパン・プログラム①ノクターン第17番変ロ長調op.62-1②バラード第3番変イ長調op.47③幻想ポロネーズ変イ長調op.61④序奏とロンド変ホ長調op.16⑤4つのマズルカop.3