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時々、数十年振りのメンテナンスに出会うことがあります。置いてある環境にもよりますが、それだけの期間、放置されていたピアノは、それなりのトラブルが発生している場合が多いです。それでも、YAMAHAの場合は、傷む箇所はある程度絞られてきますので、対応も慣れています。このピアノの場合、通気性の良い二階のお部屋にあった為、空いている年数の割にはコンディションが良く、虫喰いや黴や錆もなく、経年変化による劣化が著しいパーツのみの交換で使用に差し支えのない状態に戻せました。
レスナー様ご愛用のKAWAIKG3Cです。数年前にハンマーの交換は行っており、今回はいよいよ音の伸びが危うくなってきた弦を全て張り替えることになりました。でも、レッスンにも使うピアノですので、長期間お預かりするわけにもいかず、話し合いの上、現地での作業を選択しました。これは、フレーム、響板等、工房作業が必須の修理は必要ないとの判断でもあります。数日通わせて頂き、無事にレッスンに大きな穴を開けることなく、ピアノをお渡し出来ました。
某中学の体育館にあるピアノのオーバーホールです。公的機関のピアノということもあり、純正ハンマーの使用等、作業内容や使用パーツなどに指定があり、その中での最良を探るという修理です。普段とは違うアプローチでの修理になるので、勉強になることも多く、沢山の刺激も得られます。
販売ピアノの整備です。比較的新しい54号だったので、アクションは大きな部品交換を行う必要はなく、一通りの手入れで済みました。その分、販売価格も抑えることが出来ました。ただ、弦だけは、将来を見据えて交換しておくことにしました。
YJPC地区大会のホール審査がweb審査に変更となりました。昨日25日は楽器店の4階ホールで今日は同じく楽器店併設のピアノラボでそれぞれ撮影しています。明日27日も楽器店の4階ホールで撮影予定です。この3日間でweb審査に提出できるような演奏撮れたら良いのですが。。。それにしても3日間連れ回されるだけの次女は単純に暇だろうなぁ~にほんブログ村
レスナー様より、なるべく早くに購入ご希望のお客様をご紹介頂きました。とは言え、何でも良い訳ではなく、121cm以下の無難なピアノ、出来れば色物、というご指定でした。そして、ピアノのグレードよりも、現状の品質を優先して欲しいとのことです。要は、良いピアノではなく、良い状態のピアノ、ということでしょう。さて、「無難なピアノ」……これは、悩みました。一定水準以上のピアノしか取り扱わない私にとっては、販売するピアノは全て難はないと自信を持っています。いや、誰でも「難」ありの商品は販売しないで
高校生の頃から担当させて頂いているお客様がいます。彼女は、高校卒業後に東京藝大に入学、そして、大学院に進学し、籍を残したままウィーンへ留学、帰国後に再び藝大に戻り、今はピアニストとして東京を拠点に活動しています。その彼女が、留学から戻った時にご購入くださったピアノが、YAMAHAS400Eです。このS400Eは、前身機種のS400Bと共に、おそらく歴代のYAMAHAでの最高傑作と言っても過言でないピアノでしょう。価格もクオリティも、スタンダードのヤマハとスタインウェイの中間に位置するS
大学生の頃からの友人が、家を建てた際にご購入くださいました。設置場所は、二階にあるパイン材のステキなお部屋。小さ目のピアノがご希望でしたが、音楽に造詣の深いご夫婦なので、品質も重要。予算との兼ね合いもあり、全高121cmながら上級機種のWシリーズで、チークのオープンポアの外装と近代的なシャープなフォルムが人気のW103を探すことにしました。しかし、流通の多いピアノなのに、この時に限ってなかなか良い状態のW103に出会えず、他のピアノも検討しようかと思い始めた矢先、W103の後継機種、W1
スタインウェイが設計し、カワイが製造するBOSTON。コスパの良いピアノとして、専門家や愛好家に人気の高いピアノです。そんなボストンピアノの初代の機種、GP178をレスナー様に納品しました。ただでさえ、中古での入手が困難なピアノです。稀に出てきても、ヘビーユーザーが使っていたケースがほとんどで、消耗と疲弊を極めた状態のものが多いのですが、奇跡的にほとんど弾き込まれていない状態の掘出し物が見つかり、大きな修復の必要もないままに納めることが出来ました。
ピーコック(孔雀)デザインのパネル、独特の円柱脚で圧倒的な存在感を主張する名器、シュベスターの57号です。受注生産による手作業でピアノを作り続ける、現存する日本最古の手造りメーカー、シュベスターピアノ。その中でも、57号は、異彩を放つ機種と言えるでしょう。見た目だけでなく、本体のスペックも超一流。レンナー製アクションが搭載され、響板には北海道産のエゾ松が使われています。
開業して初めて販売したスタインウェイです。モデルは最小タイプのS型。とは言え、スタインウェイの場合は大きくても小さくても、製作工程や材質などに大差はなく、このS型もおそろしいぐらいに良く鳴る楽器です。ハンブルグ製、オーバーホール品です。
歴代のYAMAHAUPの中でも、最高傑作との評価も得ているU7、オーバーホールを行ってから納品いたしました。UPとは思えないほど良く響き、暖かみのある豊かな音で空間を包み込んでくれます。
現存する世界最古のピアノメーカーは、イギリスのジョン・ブロードウッドと言われていますが、このイバッハ(IBACH)もほぼ同時期の創業です。おそらく、現存するドイツ最古のピアノメーカーでしょう。機種の詳細は不明ですが、C5より少し小さいぐらいのサイズで、1930年頃のピアノです。オーバーホールを実施し、極上のコンディションで販売しました。良く鳴る上、鍵盤をより長くする工夫も施されており、フルコンに近いタッチ感が得られる希少な個体です。