ブログ記事20件
UXのセンターピン交換も終わり今この瞬間はまだ組み立て作業中。でもこのブログが書き終わる頃は作業場での全ての作業は終わっています。以前も書きましたが激しく腐食したセンターピンはそのまま抜くとピンを支えている両脇のブッシングクロスを傷めます。新しいピンのサイズ選定も複雑になります。最悪なのは腐食部分に押されてクロスが剥がれてしまうことだ。そうなると超面倒です。このまま抜くのは🙅♂️なので僕はまず腐食部分を必ずヤスリでキレイに削ります。今回
お客様からよく受ける質問の一つにお教室や音楽ホールなどのグランドピアノと自分のアップライトピアノがすごく違うんですけど、グランドとアップライトの違いはとどのつまり何ですか?というのがあります。細かいことを言えばいろいろありますがわかりやすい違いを一ついうとまず鍵盤のタッチが違います。これはもう物理的にアクションの構造やピアノ自体の設計が全く異なるため絶対に全く同じようにはなりません。GPのアクション(左)とUPのアクション(右)。過去記事の写真から。
カワイBL-82の納品調整が少し先なので早速次のメンテナンスに入りました。今回のピアノは予告通り再びKAISERです。前回のシックなカイザーとはガラッと変わって今回はオフホワイトの可愛らしいピアノです。関連記事『カイザーの時間』KAISER(カイザー)というブランドのピアノと最近ご縁が続いてます。現在行っているメンテナンスは夏に見積もりを出させていただいたカイザーで、ずっと順番を待…ameblo.jpこちらのピアノはご依頼いただお客様のお孫さんへプレゼントさ
そんなわけで今メンテを行なっているカイザーのアクションはかなり汚れ過ぎているのです。。ホコリや汚れが積もり過ぎてさながら雪面の様ですさらに爪などでギィーってやるとさながら雪面シュプールの様ですゲレンデアクション。。埃や汚れを掃除するOTO工房はさながら除雪機です。バット部分。最低ここまではキレイに除雪したいウィペンジャック最終的にはここまでやりたいダンパーダンパーアクションに積もった埃や
京都市右京区ピアノ教室細川ピアノ教室講師の細川久美です🌹🌹🌹🌹🌹🌹🌹🌹🌹🌹🌹🌹🌹🌹🌹🌹新規生徒さん募集中です体験レッスン随時受付中耳と心を育てる楽しいピアノ教室へようこそ市バス広沢御所の内町から徒歩3分京福車折神社駅より徒歩10分のJR太秦とJR嵯峨嵐山の真ん中にあるピアノ教室ですいつもブログ読んで下さりありがとうございますいつもいいねコメント読者登録ありがとうございます🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼公式LINEでは体験レッスンキ
カワイの納品調整も終わり、現在は久々にヤマハのメンテナンスが始まっています。今回はUXという機種の3型(一番大きい)です。いつもここで書いてることですが、ピアノのアクション(音を出すためのカラクリ)メンテナンスを本格的に行う場合、各パーツをアクションレールという土台から取り外しバラバラにします。慣れるとバラすこと自体はそう難しいことではありません。もっといえば各パーツ(アッセンブリ)は基本ネジで固定してあるだけなので取り外すだけならはっきり言って小学生でも出来ると思います。がし
KAWAIBL-61のメンテナンスが続いてます。現在OTO式オーバーホールという作業を行なっています。というよりいつも僕はだいたいこれ関連の作業を行なっているわけですが..前回も書きましたがアクション(音を鳴らすための機械一式)全てのパーツをバラバラに分解してのクリーニングがメインとなる作業です。通常この業界でアクションのオーバーホールというと、アクションに使われている全ての消耗部品を交換することを指すことが多いです。また弦を全て交換したりといった作業が一緒に行われる
今週から始まっているメンテナンスは1976年製造のKAWAIアップライトピアノです。いわゆるBLシリーズというラインのBLー61という機種です。ヤマハで言うとU3Hとかと同じクラスのもので当時の定番機種です。日本におけるピアノの生産台数のピークは1980年と言われてますので、正にピアノ販売バブルが弾ける数年前のイケイケの時代に作られたピアノと言えましょうか。ちょうど作業場にこれより17年くらい古いカワイのアクションがあるので大きさその他をざっと比べてみました。ちなみにこの古いアクシ
C3のメンテナンスが最終段階を迎えております。アクションのメンテナンスですが、アクション本体に各パーツを組んだら終わり、ではありません。そこから"整調"(せいちょう)と呼ばれている長い作業が待っています。実際には全てのパーツをバラした場合は各パーツを組みながらの整調作業を行なっていきます。この整調というのは簡単にいうと調整のことです。なぜかこの業界では昔からピアノのアクション(音を出すための機械的なカラクリ装置)部分に関する調整のことをそのまま漢字の前後を入れ替えて整調と呼んでいるの
玉川学園前ピアノ教室青木光です。グランドピアノの屋根を開けて生徒さんに中を見てもらうと「うわぁ〜〜〜!!」歓声が上がり、その後…「どうやって音が出ているの?」これ、生徒さん、保護者様から質問されます。本当に、必ずと言っていいほど(^^;)弦をハンマーが叩いていることはすぐに気がつきますがどうやってハンマーが動くのか?中で何が起きているのか??私自身、ヤマハのグランドピアノの鍵盤蓋を取ることはできてもアクション
ピアノという楽器の音を出すためのメカニカル装置は基本3つのアッセンブリで構成されております。アッセンブリというのは一個の部品ではなくて複数の部品が組み合わさった構成ユニットを指す言葉のことです。写真はアップライトのものです。形は違いますが、UPもGPも基本この3つで構成されてます。ハンマーアッセンブリ(左)ダンパーアッセンブリ(中)ウィペンアッセンブリ(右)となります。大体の位置関係はこのようになっていて..↓鍵盤を入れるとこうなりますだぁ
HELLOサムシング!とダイアモンド☆ユカイさんのアメブロ始まり方をマネてみたm(__)mちなみに彼はスタインウェイを愛用しているそうです。今宵はアップライトピアノのアクションとグランドピアノアクションの違い、のお話です。昔はグランドピアノのことを調律師は「平台(ひらだい)」と呼びアップライトピアノのことを「立型(たてがた)」(縦/竪)と呼んでました。今もそう呼んでる同業の方いらっしゃいます。特にご年配の方、あ俺もか..今は普通にGP=グラ
歴史ある舶来品のピアノパーツは実に興味深く、面白いモノです。下の写真は現在メンテナンスを行っている1906年ウィーン製シュヴァイクホーファーというグランドピアノの鍵盤を含めたアクションシステムです。※アクション=音を鳴らすための機械的なカラクリで鍵盤が最初に触れる部分。このアクションシステムはフランスのÉrard(エラール)という、現代のピアノアクションシステムに巨大な貢献をしたピアノメーカーがとっていたものです。まずユニークなのは、鍵盤を叩き弦を打つために跳ね上がったハ
いつもお読みくださりありがとうございます京都滋賀発達障がいピアノふるいちゆきこピアノ教室は障がいをお持ちのお子さんも通っていただける教室です。今日は調律をしてもらいました。ベーゼンドルファーのショールーム,スタジオのあるB-techJapanさんから来ていただきました。http://b-techjapan.com/index.html調律師の方がアクションの状態をみて「素直な弾き方をさ
秋です。。お掃除の秋です。ホコリの話です。ピアノのアクション内部に埃が溜まることはよくあります。ただもし発見しても、ピアノユーザー様ご自身によるハタキやブラシ等で叩くことは絶対に避けてください。という同じような内容の投稿を以前しましたが、最近も何度かお客様からピアノ内部のお掃除についてご質問を受けました。ピアノのアクションはとてもデリケートな部品の集合体です。アクションを叩くと最悪音が鳴らなくなることが十分に考えれます。ピアノはバラすのが難しいので現実的に
とても暑かった5月6月はどうか7月はどうか8月はどうかピアノアクションだってたまにはクールに薄着したいのだアクション全体に浸み入った水分を抜くことがピアノという楽器にはとても大切なのです。カラっとした日向や涼しい日陰にアクション晒しピアノにとって天敵の水を抜くこれがOTO式クール・ビズ!決まった。。今日も僕のブログを読んで
中古のピアノを購入する際、または調律師の方とメンテナンスをご相談する際、アクションを取り外してもらいアクションの裏側をよーく見てみてください。中古購入の際お店でアクションを取り外してもらうことは難しいかもしれません。しかし調律時ならお願いできるはずです。どんなメンテナンスをするかの判断材料の一つになります。この番号が書いてあるピアノアクションは、一度その書かれている部品をバラバラにしているという"証拠"になります。バラした部品を再度組み上げる時に同じ場所に組む必要があるた
ゴォ~~~~~という轟音と共にピアノアクションが滑走路を飛び立つようなそんな光景でした…修理の為お客様宅からピアノアクションを持ち出すと人々から奇異な目で見られることが多々あります理由の一つはこの男(僕)が抱えてるこの物体は一体何だ?ということとその謎の物体をなぜこの男(私)は一生懸命写真に撮っているんだ?ということだと思われます。物体を抱えている理由はわかるのですが物体を一生懸命写真に撮
私はこのピアノアクションとい物体が様々な環境に溶け込んでいる風景ががなぜかとても好きです。お客様のアクションを工房に持ち込む際やお客様宅のお庭や玄関先などでパシャパシャっと写真に撮ったりしてます。先日も書きましたが、大阪では車が無いので基本アクション本体は作業場に持ち込めません。お客様にその事情をご説明するとご近所のお客様などは有難いことに車でわざわざ作業場までアクションを運んでいただいたこともございましたm(__)m大阪工房近く安治川の直ぐ
昨日も投稿させていただきましたがピアノという楽器において車でいうところのエンジン的役割をに担っているのが、アクションと呼ばれている装置です。こちらはグランドピアノのアクションですアクションの機能や部品詳細については過去の記事からどうぞ一般的にはあまり知られていませんがこのアクションという装置はピアノ本体からそっくりそのままごそっと取り出せる仕組みになっております(゜o゜)こちらはアップライトピアノ(タテ型)のアクションです
グランドピアノのアクションは。。めっちゃ重いっす汗汗汗!意外にお感じになるかもしれませんが、グランドのアクションを持ち運びできなくて、調律師になることを泣く泣く諦める方もいると聞いたことがあります。アップライトピアノのアクションと異なり鍵盤部分とアクション部分が一体化(取り外せますが)しているのと、デリケートな部分が多くて持つ時に気を付けなければならないのと、横に長く持ちにくいので余計重く感じます。なので、特にグランドのアクションを別の場所に動かす時はとっても
東京と大阪を行ったり来たりしながらお仕事をさせていただいてると、その時期にピンポイントで調律や修理のご依頼をいただくことが多くなります。年末年始は故郷の東京側にいることになりますので、修理のお仕事は当然短時間で行わないといけないことになり大変なことが多いです。以前年末にご依頼いただいた修理のお仕事は困難を極めました。某大手ネットオークションサイトで落札されたピアノの修理でした。スピネットタイプといって、一番小型のアップライトタイプより更に小型の、とても可愛いくて雰囲気のある魅力
この変な物体な~んだ?赤ちゃんが押すカタカタ車の進化版のよう正解はアップライトピアノ(タテ型のピアノ)のアクションという装置です。お時間ある方は解説をどうぞ..∧_∧(__)ヽノ)ペコ」」ピアノアクションは普段は見えません。車のエンジンみたいなものでボンネットを開けるとそこにエンジンが隠されているようにピアノもボディーのカバーを開けると..(´゚д゚`)その中にもこのアクションというメカニカルな装置が必ず
アップライトピアノ(縦型)アクション主要3パーツピアノの音を鳴らすためのカラクリ装置をアクションといいます。グランドピアノにもアップライトピアノにもあります。※写真はアップライトこのアクションは鍵盤と直接連動していてピアノを弾くと最初に動く部分です。ピアノにとってこのアクションという装置はピアノを動かすという観点からいえば正に内臓ともいえる最も重要な部分です。長い間動かさなかったり湿度の変化や長年の使用によって様々な不具合が出てきます。人間と同